えたじま日本語クラブ
1.地域日本語教育スタートアッププログラム
江田島市では、文化庁の地域日本語教育スタートアッププログラムを平成28年(2016)度から平成30年(2018)度の3ヵ年行ないました。
これは「生活者としての外国人」を対象とした日本語教室が開設されていない地域(空白地域)となっている地方公共団体に対し、地域日本語教育の専門家を派遣することにより日本語教室の設置に向けた支援を実施し、これにより日本語学習環境が整備され、日本語教育の推進が図られることを目的とした事業です。
2年目の平成29年度から外国人市民と日本人市民の交流の場である、『えたじま日本語クラブ』がスタートし、平成31(令和元年、2019)度から江田島市国際交流協会が主催することになりました。
【文化庁の地域日本語教育スタートアッププログラム】
令和元年
令和元年度空白地域解消推進協議会(→こちら)
地域日本語教育スタートアッププログラム」活用・終了報告
2.えたじま日本語クラブができるまで
江田島市には多くの外国人市民(令和1年6月1日時点:736人)在住しており、外国人市民比率は3.19%で広島県内でも1、2を争う高さです。
半数以上を牡蠣養殖などの水産業や造船・解体業などの重要な担い手である技能実習生が占めるなど、江田島市の産業になくてはならない存在となっています。
さらに平成25年(2013)3月14日に起きた外国人実習生による痛ましい事件(➡Wikipedia)を受けて、外国人が安心、安全に充実した生活が送れることは江田島市全体にとっても大変重要なことだと捉え、食文化、スポーツなどの交流事業が始まりました。
同時に平成26年(2014)に、一部市民による「えたじま国際交流ボランティア」(現:江田島市国際友好ボランティア)が設立され、外国人と日本人が共に楽しみながら学び合う市民活動も始まり、行政と共に活動の輪を広めていきました。
その活動がきっかけとなり、平成28年(2016)、文化庁の「地域日本語教育スタートアッププログラム」に応募、採択され、平成29年度(2017)に江田島市に暮らす外国人市民の寄り処となる「日本語クラブ」が立ち上がりました。
尚、平成30年(2018)12月に市長を会長とした江田島市国際交流協会が設立され(→2018.12.18)、令和元年(2019)度から「日本語クラブ」は国際交流協会が主催者になっています。
(参考)えたじま日本語クラブ: ①ホームページ、②Facebook
3. 多文化共生に関する過去ブログなど
2015年11月29日 多文化共生推進ワークショップin中国
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