カテゴリー「防災・災害」の記事

2024年1月19日 (金)

令和6年陀峯山森林火災の検証を市議に提案

くもり

Screenshot-20240119-at-213529-facebook  昨日のブログ(➡こちら)に令和6年陀峯山森林火災の消火活動コスト(国県市問わずの税金支出)を市民に公開してはどうかと書きまいした。

 昨年末、野焼きで亡くなられた方もいらっしゃいます。また、このたびの森林火災では消防職員(江田島、呉、東広島)、市職員、消防団、陸上自衛隊、広島市や広島県、岡山県の消防ヘリとそれに携わった職員、海上自衛隊第1術科学校の協力など消火コストは多大であると思います。

 自然発火でないかぎり、人間の行為が介在しているわけで、仮に出火原因が人的要素にあるならば、二度とこのようなことがない仕組みづくりが必要です。

 そのためには安易な行動によって様々な影響がある、という事例として市民の皆様に知っていただくことが大切です。このたびの森林火災の検証がうやむやにならないことを祈るばかり。

 岡野数正市議のFacebookで林野火災のことについて言及された投稿記事(➡こちら)があったので、コメント欄に提案したところ、市に要望していただけるとご回答いただきました。

 是非とも実現していただけることを信じています。

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2024年1月17日 (水)

令和6年陀峯山森林火災、鎮火(5日目)検証が重要

晴れ

 昨日、4日目にして鎮圧した陀峯山森林火災ですが、本日無事鎮火したという報を得て安堵しています。

2024117extinguishing-fire  鎮火活動には自衛隊第一術科学校も参加していただいたそうです。同校の活動は、「江田島市との覚書」による支援活動であり、災害派遣ではないとのこと。

 平成30年豪雨災害において、当時の学校長が宮ノ原地区の土砂災害などに協力していただき、その後に【覚書】を交わされたのだと推察します。

 さて、1月13日(土)に発生した火災ですが、現在も未だ出火原因は調査中であり、焼損面積約242.6ha、焼損物は山林の樹木等となっています。被害総額ということでは、山林の樹木等を換算するのだと思いますが、国・県・市が負担した消火活動のコストを公にする必要があると考えます。(PDF➡1/17(水)17時現在の市HP

 このたびは自然発火なのか人的原因(焚火や野焼きなど)か未だ判明していませんが、ひとたび森林火災が発生したときの経費は公開すべきです。

 令和5年度決算書には市負担のコストを計上すると思いますが、【広報えたじま】に国・県・市が使った消火活動費用を是非とも掲載してほしい。覚書による協力者である第1術科学校のコストも含めることも大切です。

 大規模な森林火災が発生したときに江田島市財政においてどのような影響があるか、野焼き・焚火をする際のリスクについて市民の皆様に知っていただく機会にしていただければと思います。

 昨年末には野焼きに巻き込まれて亡くなられた方(大柿町)もいらっしゃいます。是非とも【広報えたじま】で市民の皆様への注意喚起をお願いしたい。

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2024年1月16日 (火)

令和6年陀峯山森林火災、鎮圧(4日目)

晴れ

 1月13日(土)午前10時23分に発生した陀峯山の林野火災も4日目。

 お昼過ぎにマスコミ各社は本日(1/16)日没までに鎮圧を目指すという消防本部のコメントを流しました。(➡中国新聞

 江田島市消防本部警防課が17:56に発信した防災情報メールの文面は以下の通りです。

1月13日10時23分覚知 大柿町陀峯山で発生した林野火災について
1月16日17時30分火勢鎮圧しました。今後、鎮火に向けて残火処理を実施します。

 ひとまず鎮圧したことに安堵し、残火処理が無事終わり、【鎮火宣言】になることを願っています。

参考:消防用語
【鎮圧】
 消火活動により火災の勢いを弱くした状態
【残火処理】
 鎮圧した火災の残り火を消す再燃防止活動
【鎮火】
 火災が消火され、消防隊による消火活動が必要となくなった状態

 経験として、合併前の大柿町で沖野島(深江地区)の林野火災のことを思い出します。消防団員として消火活動をして鎮圧(鎮火?)のあと撤収しました。

 数時間後、火の手が上がって地元消防団員として再び消火活動をした経験があります。林野火災の場合、落ち葉などが堆積しており、表面上は鎮火したと思っても火が下層で燻っていると強風などが吹いて再び燃え上がることがあります。

 このたびの焼失面積は約242haという広大なエリアであり、残火処理には時間がかかるものと思います。気が遠くなる作業となりますが、市民の安心・安全のため、消防関係者の皆様の活躍を祈っています。

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2024年1月15日 (月)

令和6年陀峯山森林火災(3日目)

晴れ

 1月13日(土)午前10時23分覚知の陀峯山で発生した林野火災。防災行政無線で大君分団、大古分団、大君分団への出動要請がありました。

2024113-rcc  1月13日のマスメディア情報では、対岸の倉橋島を通行する人からの通報とありました。(➡こちら)自然発火なのか、焚火が原因なのか、いまだ、分かりません。(公表・公開されていません)

※江田島市消防本部は最終的に火災原因を究明し、再発防止策を含めて公表することが求められます。

 その後、延焼が拡大して、発生3日目の本日も鎮火のめどが立っていない状況です。市HPでは本日(1/15)【大柿町林野火災に伴う市災害警戒本部の設置について】(➡こちら)というページを公開しました。

2024115-dabou

 左は本日(1/15)午前10時現在の林野火災における焼損面積で概算 242.6ha(=2.426㎢)は江田島市の2.41%ということになります。いまだ鎮火できない状況ですが、幸いにも人命等の被害がないこと及び家屋への類焼がないことが唯一の救いです。

 消防活動に従事する皆さんには感謝し、怪我のないこと、そして一日も早い鎮火を祈るばかりです。週間天気予報では木曜日から下り坂の天気のようです。少しでも鎮火に繋がればと思います。

 私の記憶の中での最大の林野火災は、46年前の昭和53年(1978)6月に江田島町の古鷹山で発生したもので3日間燃えたことがあります。防衛省HP(➡こちら)でその状況の一端を知ることが出来ます。

 参考までに、Youtuberが火災2日目(1/14)の状況をアップしてます。

 ※1日目(1/13)の動画➡こちら
 

 尚、Facebookでは陀峯山山頂も一時、火があがっていたことが分かります。

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2023年5月29日 (月)

2023梅雨入りと江田島市防災Web

くもりのち雨

 気象庁は29日午前11時、「九州北部と四国、中国地方、近畿、東海が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。(➡NHK

 中国地方は平年(6月6日)より8日、去年(確定値6月11日➡参考)より13日早い梅雨入りです。

 これから梅雨や台風などによる川が増水しやすい出水期(➡参考)に入ります。現在、台風2号が沖縄地方に近づいており(➡NHK)、また、今週は梅雨前線による大雨が心配されます。

 江田島市防災Webというページ(➡こちら)で防災に関する情報を発信するとともに市内5カ所に設置しているカメラで川(木下川、長谷川、高下川、八幡川)の状況を知ることが出来ます。

 尚、5月に梅雨入りしても早く明けるわけではなく、その分期間が長くなる傾向にあるそうです。

 2000年代の中国地方における5月に梅雨入りした年の梅雨明けは以下の通りです。今後、大雨には注意し、避難経路なども確認することが大切です。

  梅雨入り 梅雨明け
2008年(平成20) 5月28日ごろ 7月 6日ごろ
2011年(平成23) 5月21日ごろ 7月 8日ごろ
2013年(平成25) 5月27日ごろ 7月 8日ごろ
2021年(令和 3) 5月12日ごろ 7月13日ごろ

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2023年5月26日 (金)

119番通報における映像通報@江田島市消防

くもりのち晴れ

 市HPで119番通報時の補完機能として映像通報(ライブ通報)の運用をすることについて公開されています。(➡こちら

 従来の119番通報だけでは現場(火事や交通事故)の状況や傷病者の様態を十分に伝えることができない場合があります。通報内容から司令員が必要と判断した際に、通報者の同意を得たうえで利用を案内することになっています。

 スマートフォン(以下、スマホ)等で映像を送受信することで通報を受けた消防本部も状況を把握し、的確な応急手当の方法を通報者に伝えることができます。(通信料は通報者負担)

 スマホによる送信方法は、通報時に教えていただけるということです。事故や熱中症など1分1秒を争う傷病もあります。

 因みに呉市消防局も令和3年(2021)6月1日から同様のシステムを導入しており、病気・事故・火災などの現場状況を通報者にスマートフォンで映像を撮影してもらうことで、指令室でより詳しく現場状況を把握する運用をしています。

 消防指令員が通報者の電話番号宛にショートメッセージ(SMS)を送信し、メッセージを受信した通報者は、メッセージを開きURLをタップしてウェブブラウザから映像通報システムを起動するという流れを説明しています。(➡呉市HP

 一足先に導入している呉市消防局の現状を視察するのも良いかもしれません。

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2023年5月16日 (火)

江田島市消防本部、公式インスタグラム開設

晴れ

 消防本部が5月から公式インスタグラムを開設して情報発信することが市HP(➡こちらインスタグラム)で公表しました。

※「インスタグラム(Instagram)」とは、全世界で月間10億人以上が利用している、圧倒的な人気を誇るSNS。(➡参考

SNSとは(総務省HP
 ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのこと。代表的なものとしては以下の通りです。(➡参考
 Facebook(フェイスブック)
 Twitter(ツイッター)
 Instagram(インスタグラム)
 YouTube(ユーチューブ)
 LINE(ライン)

 公式インスタグラム開設のねらいは、火災予防や予防救急をはじめ、市民が普段見ることのできない日常業務、訓練の様子などを写真や動画等をアップし、消防行政をより身近に感じてもらうということです。

 江田島市としては危機管理課が防災Twitterや災害情報メールで実際の災害情報を案内していますが、このたびのインスタグラムでは日ごろの活動を広報するという役割のようです。

2014年11月28日 いよいよ防災ツイッター
2018年 8月23日 防災に関する情報発信

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2023年3月30日 (木)

R5年度当初予算概要~暮らしの基盤整備④

晴れ時々くもり

 3/17(金)市HPで令和5年度当初予算が公開されました。(➡こちら

 一般会計予算は前年度比▲8億7000万円(▲5.5%)の150億8000万円となっています。

 江田島市における重要課題である人口減少傾向の改善を図るため、「しごとの創出」「人のつながり・縁づくり」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」を重点テーマにしています。

 投資的事業としては、インフラ施設の維持管理などの暮らしの基盤整備や協働のまちづくりの拠点となる施設整備があります。

 第2次江田島市総合計画に掲げる「協働と交流で創りだす『恵み多き島』えたじま」を実現するための施策を盛り込んだ予算との説明がなされています。

  くらしの基盤整備について新規4件、拡充4件の8事業のうち4回にわたって紹介し、今回は最終回です。

【新規】防災情報システム再構築事業(2100万円)

2023-kurashinokiban7  防災行政無線の無線機器が保守期限をも変えることに伴う更新、既存情報伝達システムの統合やデジタル化・省力化のために防災行政システムを再構築する。

2011年 520デジタル防災行政無線、一部運用開始へ

 現行の情報伝達システムは防災行政無線、メール、SNSFAX等があり、個別に作業を行っているため、一元化することで効率的な運用を図ります。

【今後の予定】

内 容 (1)防災行政無線等の近代化
(2)各種システムの集約(一元化)
(3)災害倍作本部のデジタル化
実施スケジュール 令和5年度  設計
令和6年度~7年度 工事

【新規】大規模集会施設のあり方検討事業(1336万5千円)

2023-kurashinokiban8  講演会や各種イベントで利用されている大規模集会施設の老朽化が進んでいます。財政が厳しいなか、今後の修繕や維持管理費の増大が見込まれるため、施設の劣化状況を調査し、長寿命化など『施設のあり方』を検討する。

(参考)江田島市公共施設等総合管理計画➡こちら
令和4年度(2022) 環境施設の長寿命化計画策定➡ブログ予算資料

対象施設 建設年度 経過年数
江田島市民センター 昭和54年度(1979) 44年
農村環境改善センター
(わくわくセンター)
平成 4年度(1992) 27年
沖美ふれあいセンター 平成 5年度(1993) 28年
江田島市スポーツセンター 平成 6年度(1994) 29年

【追記】
 今年5月19日~21日の期間、広島市で開催されるG7広島サミット。平和公園では「おもてなし」として、木枠で作った「G7 HIROSHIMA」の11文字。

 黄や紫のパンジーの苗約1400株を詰めており、江田島市の農園さんが生産した花。4月下旬には花を入れ替え、サミット閉幕後の5月下旬まで飾るそうです。(➡Youtube) 

【追記】新型コロナウイルス

 3月30日、広島県が発表した県内の新規感染者数は113人(前日比114減)でした。

 県内3大都市では広島市が134人(10減)、福山市は42人(19減)、呉市は19人(1増)。

 一方、江田島市は2人(±0)➡HP県公表資料)でした。
※3月29日(水)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月21日 (火)

江田島市、観光ヘリ会社と協定

くもりのち雨

 昨日(3/20)のTSSニュースで、江田島市が観光ヘリコプター運行会社と航空機(ヘリ)を活用した産業振興と災害応急対策に関する協定を結んだことが紹介されました。(視聴期間限定➡TSSYahoo

2023321sightseeing-helicopter  左は3/21日経新聞の記事。ヘリ運行会社のSpace Aviation株式会社(スペースアビエーション、本社京都市➡HP)は北海道から沖縄まで全国各地で観光用ヘリを運航している実績があります。

 今後、広島空港と江田島市内の簡易ヘリポートをつないで富裕層向けのサービスを展開することになります。

 簡易ヘリポートというと「??」と思われる市民の皆さんもいらっしゃると思います。江田島市では平成25年(2013)5月からスタートした広島県のドクターヘリ運用(➡新聞記事)に合わせ、平成26年度(2014➡予算資料)から簡易ヘリポートを整備して現在9ヵ所あります。(➡市HP資料

2013年11月19日 半年でドクターヘリ、18件
2014年 228H26予算委(総務分科会)
2014年 615一斉清掃とドクターヘリ

 新型コロナウィルス感染症が拡がるまえには、日本ではインバウンド(訪日旅行➡参考)をどう取り込んでいくかが全国自治体の観光振興における課題でした。

 平成31年(2019年)1月9日には米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が読者に勧める旅行先「2019年に行くべき52カ所」の7位に「瀬戸内の島々」が選出され(➡参考)、宮島や原爆ドームという世界遺産の近くにある自然豊かな江田島市もインバウンド政策に取り組むチャンスでした。

2019年1018来秋、瀬戸内観光クルーズ(広島~三原)就航へ

 コロナ禍という観光には厳しい期間はありましたが、その期間に江田島市内では新たな宿泊施設が整備され、afterコロナに入った今年5月にはG7広島サミット(➡首相官邸HP)が開催され、世界的に広島エリアが注目されるという機会を得ました。

2021年 7 12021年後半スタート、観光振興に拍車かかる
2022年 721江田島荘、オープンから1
2022年1216サンシャイングランピング江田島がオープン
2023年 2 7グランピング施設「ビュッカ」オープン

 このタイミングだからこそ、観光ヘリ会社が江田島市に注目し、事業展開を図ったのではないかと思います。江田島市の簡易ヘリポートはもともとドクターヘリ用であり、今回の協定では災害時の物資輸送のために観光ヘリも活用したい考えという。

【追記】新型コロナウイルス

 3月21日、広島県が発表した県内の新規感染者数は392人(前日比303増)でした。

 県内3大都市では広島市が127人(109増)、福山市は93人(67増)、呉市は16人(14増)。

 一方、江田島市は3人(3増)➡HP県公表資料)でした。
※3月20日(月)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月 1日 (水)

旧能美海上ロッジ跡地活用~サウンディング型市場調査結果

晴れ時々くもりのち雨

 昨秋から実施していた旧能美海上ロッジ跡地活用に関するサウンディング型市場調査結果が市HPで公開されました。(➡こちら

 調査に参加した事業者は3者で、対話の実施を令和4年10月24日~12月23日に、関係団体ヒアリングを令和5年1月9日から2月17日の期間で実施しています。

サウンディング型市場調査とは(参考➡神戸市HP

 行政と事業者との意見交換等を通じて、公共用地の利活用等の事業に対する様々なアイデアや意見を把握する調査のこと。

 事業検討の早い段階でのサウンディング型市場調査の実施により、市場性の把握やアイデアの収集、今後、事業者公募を行う際の公募条件の事前整理が可能となるなどのメリットがあります。

 さらに、事業検討の段階で、広く対外的に情報提供することにより、当該事業への事業者の関心を高めるメリットもあります。

 市が公開した調査結果(➡PDF)を抜粋すると以下の通りです。

(1)調査実施における背景・目的

 長年多くの市民や利用者に親しまれてきた旧能美海上ロッジは、建物の老朽化によりその役割を終えたため、その後の建物について、新たな活用を含め検討を重ねた結果、建物を解体撤去することが決定しました。

 建物解体撤去後の跡地については、周辺施設(海岸、宿泊施設、桟橋など)と連携して、江田島市の魅力づくりと交流人口の拡大につながる地域(エリア)となるよう利用方針を決定し、民間の力を活用した整備を行うため、サウンディング型市場調査により、様々な利活用策の提案を募集しました。

※1月下旬の段階で旧能美海上ロッジの建物は全て取り除かれている状況でした。(➡参考

(2)主な提案・意見(概要)

土地の活用 ●多くの人が江田島の海を通じて成長するための教育研修拠点を設ける。
●中心に公園スペース,その周辺にはカフェスペースを設置し,眺望を楽しむスペース。観光案内機能や海鮮系の物販施設,港やマリーナの管理窓口やシャワールーム,サイクリングの休憩場所を設ける。
●キッチンカーなどが有効。簡単なステージを設置してコンサートも。平日は広場として開放し,土日にイベントなどを実施して集客するといった利活用が現実的である。
●ストーリーが感じられるモニュメントを設置する。
●地元でしか採れない魚を食べられる場所を設ける。
●交流拠点として今の流行ではグランピング施設であるが,全国でやっているので的を絞った仕掛けが必要となる。
土地特性・周辺環境 ●全国のSUP関係者から長瀬のビーチは日本一だと評価されている。
●中町地区一体での整備が有効である。場所は非常によい。
●狭い土地を武器にできる施策を考えるべきである。
周辺施設との連携 ●長瀬海岸から見える位置に海上イルミネーション設置する。
●旧能美海上ロッジ付近の桟橋を活用し,江田島市を船で一周する。
方向性検討・決定手法 ●ステークホルダーを集め,時間をかけて検討会議を開いてもいい。また,大学教授などの有識者に意見を聴くことも必要ではないか。
●民設民営の道の駅は正直採算を取るのが難しい。市のサポートは絶対必要であり,駐車場やトイレなどの収益にならない部分は市で負担することが多い。
●事業者に要件を付けすぎると採算がとれず,自由にやらせすぎると市の思う方向性に行かない場合がある。
その他 ●全国的に体験型観光の流れ。お金を出して学ぶ。
●人を引き付ける眺望など,何かがあればメジャーな事業者の出店もあり得る。
●道の駅は国交省に登録をしなければいけない。規模的な要件はないが,NEXCOなどが定める休憩施設の要件を満たさなければならない。手狭な感じにも見えるが,駐車場の大きさは車の交通量によるものであるため,全国では車2台分の駐車スペースの道の駅もある。

 上記の(2)主な提案・意見(概要)を見るに、どんな事業者が参加して、各社がどんな具体案を持っているのか気になるところ。

 今回のサウンディング調査を受けて、市としては意見を参考にしながら旧能美海上ロッジ跡地の活用に向けた公募を実施するための条件を検討するということですが、事業者も興味を示す具体的な絵をどう描くか期待したい。

 尚、跡地利用についての個人的な意見は、江田島市がサウンディング型市場調査をすることを市がHPで公開したときにブログ掲載していますのでご興味のある方はご覧ください。(➡こちら

【追記】新型コロナウイルス

 3月1日、広島県が発表した県内の新規感染者数は367人(152減)でした。

 県内3大都市では広島市が144人(36減)、福山市は61人(28減)、呉市は21人(36減)。

 一方、江田島市は2人(2増➡HP県公表資料)でした。
※2月28日(月)の結果です。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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