カテゴリー「防災・災害」の記事

2025年2月11日 (火)

ごみ処理施設に1000年に一度の災害対策

晴れ

 江田島市の可燃ごみ処理は呉市に委託していることは、いま現在(令和7年2月)に江田島市にお住いのみなさんはご存じだと思います。(➡こちら

中国新聞記事転写

ごみ処理大型施設を新設へ 呉市、虹村工業団地で30年度稼働

(最終更新: 2022/1/8

 呉市は、ごみを処理する大型施設を同市広多賀谷の虹村工業団地に建設し、2030年度に稼働させる方針を固めた。26年度に着工する。一般的なごみ処理施設の耐用年数は25年程度といわれ、同団地で運営しているクリーンセンターくれは稼働から18年が経過した。新設で老朽化に対応する。
 省エネルギー性能が高い最新設備を導入する。ごみ焼却による二酸化炭素の排出量を抑え、発生した熱を生かして高効率の発電を目指す。同センターの処理能力は1日当たり380トン。新施設は人口減に伴うごみ量の減少で同280〜290トンを見込む。詳細な設計は今後詰める。
 建設場所は同センターに隣接した旧焼却工場の跡地。まだ建物が残っており、市は23年度に解体を始めて25年度末に終える。同センターは29年度末に廃止し、芸予環境衛生センター(豊町)は23年度末に稼働を停止する予定。市有で唯一の焼却施設となる。
 市は同センターの延命化と新設した場合、それぞれ10年間にかかる費用を試算した。延命化は改良費など315億円で、国の補助を受け市の負担は262億円と見積もった。一方で新設は448億円かかるが、管理運営費が抑えられて国の補助が増額するため、市負担は215億円とはじいた。費用負担が少ない新設を決めた。
 市環境施設課は「新設は稼働の安定性や防災性能などの向上も期待できる。脱炭素社会を実現する観点からも進めたい」としている。(東谷和平)

 呉市の落札者決定基準(➡市HP10ページ目こちら)を見ると違和感のある表現がありました。1000年に一度起こり得る高潮浸水想定とあるが、民間企業に『1000年に一度起りえる高潮が○○メートル、そのための対策』というアイデアを募集しているのだろうか。

 というか、1000年に一度というのは、どういうものなのか知りたい。

災害に強い施設

災害発生時(風水害、地震等)に廃棄物を迅速かつ円滑に処理できる施設

・災害発生時(津波、高潮、洪水、地震)における事業継続、早期復旧に対する取り組み及び考え方
※津波、高潮(30年に一度起こり得る高潮浸水想定)による浸水対策について提案すること。

※高潮(1000年に一度起こり得る高潮浸水想定)による浸水対策として、長期の施設停止につながる重要機器等の配置の工夫と水没機器の復旧に向けた補修対応について提案すること。

・災害発生時の廃棄物の受入れ及び処理に対する取り組み、災害発生時の施設運営に関する考え方及び工夫

※施設での受入れ対応、災害廃棄物を迅速かつ円滑に処理するために必要な、分別・受入計画作成への協力内容について提案すること。
※災害ごみのごみ質の変化(カロリー増等)への対応方法等について提案すること。
・災害時の運転計画

 このたびの建替え費用は約600億円といわれています。江田島市も応分の負担をする予定であると思います。これまでの可燃ごみ処理施設の維持管理費として負担割合は1/10だったと思いますが、国の補助金があるとしても江田島市の負担額はどの程度なのか気になるところです。

Screenshot-20250219-at-102500-r0608__61p  議会だより(R6年8月号)をみると産業厚生常任委員会の記事に江田島市の負担割合が記載されていました。当時の情報では江田島市の負担は25億6000万円とあります。長坂議員の後援会Facebookでは30億から40億とありました。(➡こちら

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2025年1月20日 (月)

津久茂の山火事、4日目で鎮火

晴れ

 江田島市消防本部の防災メールによると、江田島町津久茂 海上自衛隊長浜射撃場付近で発生した林野火災は約30haを焼損し、1月20日15時00分、鎮火したということです。

 今後、海上自衛隊は機雷の除去を想定した爆破訓練中に、火が山林に燃え移った可能性があるとして、事故調査委員会を立ち上げ、山火事と訓練の関連を調べるとのことです。

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2025年1月19日 (日)

津久茂の山火事、3日目で鎮圧

晴れ

 発生から3日目を迎えた山火事も19日13:40、消防本部から鎮圧したと発表(メール)されました。

 ひとまず鎮圧したことに安堵し、20日からの残火処理が無事終わり、【鎮火宣言】になることを願っています。

参考:消防用語
【鎮圧】
 消火活動により火災の勢いを弱くした状態
【残火処理】
 鎮圧した火災の残り火を消す再燃防止活動
【鎮火】
 火災が消火され、消防隊による消火活動が必要となくなった状態

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2025年1月17日 (金)

津久茂で山火事発生

くもり

 午前9時40分ごろ、江田島町の津久茂で山林火災が発生しました。

 出火原因は調査中ですが、海上自衛隊の長浜射撃場で隊員が、機雷の除去をする想定で少量の爆薬を用いて爆破をする訓練をしていたところ、山林に火が燃え移った可能性があるということです。(➡こちら

 夕方のマスコミ報道(➡こちら)によると、江田島市は山火事の延焼を受け、自主避難を受け入れるために宮ノ原交流プラザに避難所を開設しました。

 また、現場の山に近い特別養護老人ホームの約150人が、市内の別の施設に避難しているということです。

 昨年1月には大柿町の陀峯山で山火事があり、鎮火まで5日を要しました。(➡参考①参考②参考③

 現在のところ、けが人は発生しておりませんが、早期の鎮火を祈ります。

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阪神・淡路大震災 あれから30年

くもり

 30年前(平成7年=1995年)の今日、5:46に阪神・淡路大震災が発生しました。当時、1月14日~16日の3連休を利用して島に帰省していた私は地震前日16日夜、新幹線で東京へ帰りました。

 帰京の翌朝6時前、滋賀県在住の友人から『体験したこともない大きな揺れ(地震)』があったと電話がありましたが、東京では震度3レベルはよくあることなので大したことないよと友人に話して再度寝ました。

 7時に起床して、いつも通り電車で会社に出勤したあと、徐々に明らかになる災害の甚大さに驚いたことを記憶しております。(最終的な犠牲者6434人)

 あれから30年経ちました。震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 阪神・淡路大震災後に発生した記憶に残る地震としては、平成16年(2004年)10月23日の中越地震、平成23年(2011)3月11日の東日本大震災、平成28年(2016)4月14日の熊本地震、平成30年(2018年)9月6日の北海道胆振東部地震、令和6年(2024)1月1日の能登半島地震があります。

 このたび気象庁HP(→こちら)で調べてみると、『地震大国、ニッポン』と(いう言葉を)知っていながら、阪神・淡路大震災以降も大なり小なり毎年のごとく地震が発生している現実を改めて再認識しました。

 直近の地震に関する情報としては、1月15日に政府の地震調査委員会が南海トラフ巨大地震の今後30年以内に起こる発生確率を「70から80%」から「80%」に引き上げたと発表しました。

 過去事例を参考に地震に対する備えをしていくことが大切だと思いました。

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2024年1月19日 (金)

令和6年陀峯山森林火災の検証を市議に提案

くもり

Screenshot-20240119-at-213529-facebook  昨日のブログ(➡こちら)に令和6年陀峯山森林火災の消火活動コスト(国県市問わずの税金支出)を市民に公開してはどうかと書きまいした。

 昨年末、野焼きで亡くなられた方もいらっしゃいます。また、このたびの森林火災では消防職員(江田島、呉、東広島)、市職員、消防団、陸上自衛隊、広島市や広島県、岡山県の消防ヘリとそれに携わった職員、海上自衛隊第1術科学校の協力など消火コストは多大であると思います。

 自然発火でないかぎり、人間の行為が介在しているわけで、仮に出火原因が人的要素にあるならば、二度とこのようなことがない仕組みづくりが必要です。

 そのためには安易な行動によって様々な影響がある、という事例として市民の皆様に知っていただくことが大切です。このたびの森林火災の検証がうやむやにならないことを祈るばかり。

 岡野数正市議のFacebookで林野火災のことについて言及された投稿記事(➡こちら)があったので、コメント欄に提案したところ、市に要望していただけるとご回答いただきました。

 是非とも実現していただけることを信じています。

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2024年1月17日 (水)

令和6年陀峯山森林火災、鎮火(5日目)検証が重要

晴れ

 昨日、4日目にして鎮圧した陀峯山森林火災ですが、本日無事鎮火したという報を得て安堵しています。

2024117extinguishing-fire  鎮火活動には自衛隊第一術科学校も参加していただいたそうです。同校の活動は、「江田島市との覚書」による支援活動であり、災害派遣ではないとのこと。

 平成30年豪雨災害において、当時の学校長が宮ノ原地区の土砂災害などに協力していただき、その後に【覚書】を交わされたのだと推察します。

 さて、1月13日(土)に発生した火災ですが、現在も未だ出火原因は調査中であり、焼損面積約242.6ha、焼損物は山林の樹木等となっています。被害総額ということでは、山林の樹木等を換算するのだと思いますが、国・県・市が負担した消火活動のコストを公にする必要があると考えます。(PDF➡1/17(水)17時現在の市HP

 このたびは自然発火なのか人的原因(焚火や野焼きなど)か未だ判明していませんが、ひとたび森林火災が発生したときの経費は公開すべきです。

 令和5年度決算書には市負担のコストを計上すると思いますが、【広報えたじま】に国・県・市が使った消火活動費用を是非とも掲載してほしい。覚書による協力者である第1術科学校のコストも含めることも大切です。

 大規模な森林火災が発生したときに江田島市財政においてどのような影響があるか、野焼き・焚火をする際のリスクについて市民の皆様に知っていただく機会にしていただければと思います。

 昨年末には野焼きに巻き込まれて亡くなられた方(大柿町)もいらっしゃいます。是非とも【広報えたじま】で市民の皆様への注意喚起をお願いしたい。

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2024年1月16日 (火)

令和6年陀峯山森林火災、鎮圧(4日目)

晴れ

 1月13日(土)午前10時23分に発生した陀峯山の林野火災も4日目。

 お昼過ぎにマスコミ各社は本日(1/16)日没までに鎮圧を目指すという消防本部のコメントを流しました。(➡中国新聞

 江田島市消防本部警防課が17:56に発信した防災情報メールの文面は以下の通りです。

1月13日10時23分覚知 大柿町陀峯山で発生した林野火災について
1月16日17時30分火勢鎮圧しました。今後、鎮火に向けて残火処理を実施します。

 ひとまず鎮圧したことに安堵し、残火処理が無事終わり、【鎮火宣言】になることを願っています。

参考:消防用語
【鎮圧】
 消火活動により火災の勢いを弱くした状態
【残火処理】
 鎮圧した火災の残り火を消す再燃防止活動
【鎮火】
 火災が消火され、消防隊による消火活動が必要となくなった状態

 経験として、合併前の大柿町で沖野島(深江地区)の林野火災のことを思い出します。消防団員として消火活動をして鎮圧(鎮火?)のあと撤収しました。

 数時間後、火の手が上がって地元消防団員として再び消火活動をした経験があります。林野火災の場合、落ち葉などが堆積しており、表面上は鎮火したと思っても火が下層で燻っていると強風などが吹いて再び燃え上がることがあります。

 このたびの焼失面積は約242haという広大なエリアであり、残火処理には時間がかかるものと思います。気が遠くなる作業となりますが、市民の安心・安全のため、消防関係者の皆様の活躍を祈っています。

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2024年1月15日 (月)

令和6年陀峯山森林火災(3日目)

晴れ

 1月13日(土)午前10時23分覚知の陀峯山で発生した林野火災。防災行政無線で大君分団、大古分団、大君分団への出動要請がありました。

2024113-rcc  1月13日のマスメディア情報では、対岸の倉橋島を通行する人からの通報とありました。(➡こちら)自然発火なのか、焚火が原因なのか、いまだ、分かりません。(公表・公開されていません)

※江田島市消防本部は最終的に火災原因を究明し、再発防止策を含めて公表することが求められます。

 その後、延焼が拡大して、発生3日目の本日も鎮火のめどが立っていない状況です。市HPでは本日(1/15)【大柿町林野火災に伴う市災害警戒本部の設置について】(➡こちら)というページを公開しました。

2024115-dabou

 左は本日(1/15)午前10時現在の林野火災における焼損面積で概算 242.6ha(=2.426㎢)は江田島市の2.41%ということになります。いまだ鎮火できない状況ですが、幸いにも人命等の被害がないこと及び家屋への類焼がないことが唯一の救いです。

 消防活動に従事する皆さんには感謝し、怪我のないこと、そして一日も早い鎮火を祈るばかりです。週間天気予報では木曜日から下り坂の天気のようです。少しでも鎮火に繋がればと思います。

 私の記憶の中での最大の林野火災は、46年前の昭和53年(1978)6月に江田島町の古鷹山で発生したもので3日間燃えたことがあります。防衛省HP(➡こちら)でその状況の一端を知ることが出来ます。

 参考までに、Youtuberが火災2日目(1/14)の状況をアップしてます。

 ※1日目(1/13)の動画➡こちら
 

 尚、Facebookでは陀峯山山頂も一時、火があがっていたことが分かります。

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2023年5月29日 (月)

2023梅雨入りと江田島市防災Web

くもりのち雨

 気象庁は29日午前11時、「九州北部と四国、中国地方、近畿、東海が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。(➡NHK

 中国地方は平年(6月6日)より8日、去年(確定値6月11日➡参考)より13日早い梅雨入りです。

 これから梅雨や台風などによる川が増水しやすい出水期(➡参考)に入ります。現在、台風2号が沖縄地方に近づいており(➡NHK)、また、今週は梅雨前線による大雨が心配されます。

 江田島市防災Webというページ(➡こちら)で防災に関する情報を発信するとともに市内5カ所に設置しているカメラで川(木下川、長谷川、高下川、八幡川)の状況を知ることが出来ます。

 尚、5月に梅雨入りしても早く明けるわけではなく、その分期間が長くなる傾向にあるそうです。

 2000年代の中国地方における5月に梅雨入りした年の梅雨明けは以下の通りです。今後、大雨には注意し、避難経路なども確認することが大切です。

  梅雨入り 梅雨明け
2008年(平成20) 5月28日ごろ 7月 6日ごろ
2011年(平成23) 5月21日ごろ 7月 8日ごろ
2013年(平成25) 5月27日ごろ 7月 8日ごろ
2021年(令和 3) 5月12日ごろ 7月13日ごろ

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