カテゴリー「広域連携・観光」の記事

2024年9月 6日 (金)

「やがて海になる」クランクアップ

晴れ

 江田島市出身の映画監督、沖正人さんのことについてはこれまで何度か記事に挙げています。

2012年11月29日 頑張る若者に勇気をもらう
2019年11月14日 いつか江田島で映画ロケを
2021年 5月 3日 コロナ禍での映画館を応援する若手監督
2023年12月 9日 『やがて海になる』

 監督が手掛ける江田島市をロケ地とする映画「やがて海になる」の撮影も8月にはスタートしています。

 8月中旬、市役所前にある藤三あたりで監督他スタッフの皆さんを見かけました。9月に入ってからもウミノス(沖美町)で撮影が行われたようです。

 呉市在住の方からも呉市内の海でロケしていましたよ、という声も聞きました。

【追記】
 沖正人監督のFace book情報によると、本日無事にクランクアップ(撮影完了)したそうです。これから編集作業などがあると思いますが、素晴らしい作品に仕上がることに期待します。

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2024年3月10日 (日)

第1回深江漁港祭り2024

晴れ

 気持ちよく晴れた一日でした。深江漁港では、深江漁協と「かなわ水産」(➡こちら)、そして地域の若者やキッチンカーが出店して第1回深江漁港祭りが開催されました。

20240310_095639 10時スタートにも関わらず、1時間前には200名近い島内外のお客様が列をなしていました。近年、江田島市のカキ祭りが中止になっている中、かなわ水産さんの提案により素晴らしいイベントができたことに感謝です。

 最終的には500名を超えたと思われるご来場者の皆様にも感謝です。ネット情報(➡こちら)を見て、遠くは山口県からお越しになったお客様もいらっしゃいました。

 年配の方(深江地区出身者)からは、「本当に素晴らしい祭りをしてくれてありがとう」という言葉を頂戴しました。

 今回は初めての企画ということで、お客様が来るだろうかと不安でしたが、これほどまでに盛り上がるとは思いませんでした。来年も深江漁港祭りをしようという機運が高まっています。

 広島湾の中心にある江田島市は広島県の漁獲高ナンバーワンです。江田島市には11の漁協あり、ひとつでもふたつでもその地域での漁港祭りが開催され、地域活性化に繋がることを願っています。

2020年1120江田島市の漁業生産2020

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2024年3月 6日 (水)

日鉄呉地区跡地の活用に進展

くもり

 日本製鉄の瀬戸内製鉄所呉地区((旧・日新製鋼)の閉鎖後の跡地利用について、一昨日、防衛相が多機能的な複合防衛拠点として整備を検討していることが判りました。

 現在、製鉄所の施設解体が進む中、広大な跡地(約130ha)の活用策にめどが立たない状況が続いていた中で、呉の姿を変える可能性のある案が浮上しました。

 これまで地元経済を支えた製鉄所の跡地活用の行方は、広島県や呉市の将来を左右します。例えば、工業用水です。

 製鉄業では毎日多量の工業用水を必要としますが、消費者である鉄鋼メーカーの撤退で需要が減ることになり、供給側(広島県・呉市)の収益が悪化します。(赤字に転落)

➡ 2022年420日本製鉄の呉撤退による影響~工業用水道事業 2022
➡ WEBページ 日鉄日新・呉製鉄所 

 日本製鉄は撤退するにあたり、製鉄所の完全閉鎖である昨年(令和5=2023年)9月末までに活用方針を示すとしていましたが具体案は示せませんでした。

 これに危機感を覚えた広島県と呉市が製鉄所跡地を産業用地として活用する調査を令和6年4月以降に実施する方針を決め、県と市が1000万円ずつ拠出し、公募型プロポーザルを募集したのが3月1日でした。(➡広島県HP 公募型プロポーザルの広島県公示PDF

 つまり、防衛省と日本製鉄が水面下で交渉していたということになります。県が公募するプロポーザルは今後どのように取り扱われるのか気になるところです。そのまま公募するのか、それとも、取り下げるのか。

 新聞報道によると、防衛省などは跡地に想定する機能に以下の3点を掲げ、海上自衛隊呉基地や陸上自衛隊海田市駐屯地に近い立地も背景にあると説明しています。

①民間誘致を含む防衛装備品の維持や整備、製造
②防災拠点と部隊の活動基盤
③岸壁を備えた港湾

 国(防衛省)が一括購入して整備することで、跡地利用の再生はスピード感を増すと思いますが、その中身について周辺地域で様々な議論がマスコミ報道されるのではないだろうか。

 私見として、呉市の活性化のため、製鉄所跡地の再利用(案)が国主導で出てきたこと、また、その場所に働く人の居住地として江田島市も一候補になるのではないか(人口増)という期待はあります。

 ただ、防衛省が構想する「多機能的な複合防衛拠点」の中身が江田島市民においても納得できないのであれば反対するしかないのかもしれません。

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2024年2月28日 (水)

【告知】深江漁港まつり2024

晴れのちくもり

 コロナ禍で売り先(ホテル・飲食店)が厳しい状況下、漁業者は耐え忍ぶ環境にありました。

 コロナ明けにおいても江田島市の主要水産物であるカキの生育が芳しくなく、江田島市カキまつりも中止になりました。(➡参考

2024310-fukae-fishermans-festival  このような状況下、深江漁業協同組合(以下、深江漁協)の組合員であるかなわ水産さん(➡HP)が地域を盛り上げたい、ということで【深江漁港まつり】を提案していただき、漁業者の賛同を得て開催されることになりました。

 深江漁協としては初めてのイベント開催であり、今回をトライアル(実証実験)として捉え、来年以降、継続的な事業とするか検討することになっています。(➡広島ニュース 食べタインジャー

 地元で採れる水産物を地元で消費する(地産地消=地域における自給自足)ことができれば素晴らしいと思います。

【深江漁港まつり】
日時:令和6(2024)年3月10日(日)10時から(売り切り次第終了)
場所:深江漁港 (➡地図

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2023年5月25日 (木)

高速船シースピカ、G7広島サミットで活躍

晴れ

 サミット第1日目(5/19)、G7サミットに集う各国首脳が宮島を訪問したことはご存じと思います。(➡NHK

 サミット会場のグランドプリンスホテル広島から宮島までの移動手段は海上交通でした。(バイデン米大統領はヘリコプター)

 首脳を宮島まで運んだのがシースピカでした。(➡こちら)この船は瀬戸内海汽船とJR西日本が瀬戸内海クルーズの旅を企画立案するツールとなっています。(➡JRTTプレス発表

2020年 821観光型高速クルーザー「シースピカ」就航

 シースピカは江田島・小用港を泊地にしていることもあり、市民のみなさんにも馴染みのある船なのではないだろうか。

 新型コロナ明けとなった令和5年(2023)5月、これから国内外問わず、人の流れが動いてきます。この3年間、江田島市においても観光産業(宿泊施設、飲食業、特産品など)が芽生えています。

 恵み多き宝の島、えたじまに多くのみなさんがご来島いただき、楽しい思い出を作っていただくことを願っています。

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2023年5月24日 (水)

ドイツからの来客@江田島荘

晴れ

 G7広島サミットで来日したドイツ関係者が江田島荘を訪問し、ドイツ郷土料理をイメージした江田島産イノシシを食材にした料理や江田島ビール(➡参考)を堪能したというニュースがありました。(視聴期間限定➡TSS、FNN(2024.2.26現在視聴可能)➡こちら

 新型コロナ禍で観光業の厳しい期間が続いていましたが、5月8日から感染症法ではインフルエンザなどと同じ5類に移行したことによりこれから旅行客も増えてきます。

 また3月には江田島市が観光ヘリコプター運行会社と航空機(ヘリ)を活用した産業振興と災害応急対策に関する協定を結んだことによりインバウド(外国人旅行客)誘致にも拍車がかかると思われます。

2023年 3月21日 江田島市、観光ヘリ会社と協定

 恵み多き宝の島、えたじまに多くの皆さんにご来島いただき、楽しい思い出を作って欲しいと願っています。

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2023年5月18日 (木)

JRローカル線での気づき

くもりのち雨

 G7広島サミット(5/19~5/21)の開催により、今日から一部道路等の交通規制が始まりました。

 東南アジア系出身(英語が話せる)の外国人を広島駅まで送る機会があり、本来なら車で行くのですが交通規制のためJRを利用しました。

 久しぶりに乗車した呉線(➡参考)ですが、車内アナウンスで各駅を出発した段階で『Next stop is “Kawaraishi”.』など次の駅についての説明があったことに新鮮さを感じました。

 以前はなかったような気がしますがいつから導入したのだろう。新型コロウイルスで一時、“インバウンド”(➡参考)が下火になっていましたが、今後、増加していくと思います。

 海外渡航経験のある人ならわかると思いますが、自分の理解できる『言語』で発信される地域情報に安堵することもあります。

 3%を超える外国人市民が生活する江田島市(➡R5.5.1人口)も『外国人市民への応報発信』を行政として考えなければならない時期に来ています。

 行政だけでなく市の意思決定機関(議決機関)である議会(➡参考)が『有権者』ではない『外国人市民の生存権(➡参考)』についてどう認識しているか気になるところ。

2018年 7月27日 災害時における情報発信~やさしい日本語編
2021年12月 6日 江田島市でコミュニティFM開設を考える2021
2022年10月24日 旧能美海上ロッジ跡地活用~サウンディング型市場調査

 12時半ごろに広島駅に到着しましたが、駅構内ではサミットの警備として香川県警の警察官がパトロールをしていました。

 夕刻にはアメリカ合衆国のバイデン大統領が広島に到着し、岸田総理と会談しました。(➡NHK①NHK②テレ朝)現職米大統領として広島市を訪問したのはオバマ大統領以来7年ぶりになります。(➡外務省HP

2016年 6 1江田島産の花も演出

 いよいよ明日からサミットが始まります。実りのあるサミットになることを願っています。

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2023年4月25日 (火)

えたじま飲食店マップ 2023

 市HPに『えたじま飲食店マップ』が掲載されました。(➡市HP)新型コロナウイルスにより一時は厳しい環境にあった江田島市内の飲食店業界ですが、少しずつ収まりつつあります。

 5月8日には感染症法上の分類が2類相当から5類に移り、季節性インフルエンザと同じ扱いになり、アフターコロナへと向かいます。(参考➡NHK

 この3年間で市内の飲食店が増え、また、江田島市内も活気が出てきているように肌で感じます。

 このたびの飲食店マップは市民だけでなく観光客の皆さんにも喜ばれるのではないかと思います。より多くの人が『恵み多き宝の島、えたじま』を訪れていただける、また、何度も行ってみたい島になることを願っています。

(追記)
 将来的にはデジタル版に発展するといいですね。参考までに平成29年度えたじま向上委員会(➡成果発表)で江田島市内の公園マップサイトを開設した市民グループもいます。(➡えたじまパークス!

 ※職員の方が個人的にデジタル版飲食店マップを公開しているサイト(➡こちら

【追記】新型コロナウイルス

 4月25日、広島県が発表した県内の新規感染者数は463人(前日比359増)でした。

 県内3大都市では広島市が218人(166増)、福山市は52人(43増)、呉市は39(33増)。

 一方、江田島市は2人(1増➡HP県公表資料)でした。
※4月24日(月)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年4月24日 (月)

ひろしまFF、2023年は6月開催

くもり

 5月(3~5日)のイベント、ひろしまフラワーフェスティバル。コロナ禍により2020年は初めて中止(➡こちら)となり、2021~2022年はパレードをしない従来と異なる実施でした。(➡20212022

 
 今年は広島市でG7サミットが5月19~21日に開催されることから、従来の5月開催から6月(10~11日の2日間)開催になります。(➡公式HP

 『花の総合パレード』が4年ぶりに復活するそうです。サミット後の広島で平和の花の祭典が無事開催されることを願っています。

 今年も江田島産の花がフェスティバルで彩りを演出することでしょう。(参考➡中国新聞2015

【追記】新型コロナウイルス

 4月24日、広島県が発表した県内の新規感染者数は104人(前日比121減)でした。

 県内3大都市では広島市が52人(66減)、福山市は9人(11減)、呉市は6人(8減)。

 一方、江田島市は1人(±0➡HP県公表資料)でした。
※4月23日(日)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年4月21日 (金)

R4年度第1回まち・ひと・しごと創生有識者会議~移住・定住編

くもり時々晴れ

 令和5年3月23日に開催された令和4年度第1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議(➡市HP)において、第2期人口ビジョン・総合戦略(➡こちら)の進捗管理について意見が交わされています。

 農業分野(➡こちら)、漁業分野(➡こちら)と紹介してきましたが、今回は移住・定住についてです。

 座長から移住・定住に関する状況や課題について市交流定住促進協議会の委員から今の状況に関して意見を求めました。委員からは傾向・要因、課題や今後の方向性などについて説明がありました。

 以下は要点録から整理したものですが、実際の文章と若干字句を変えていることをご了承ください。(➡要点録

移住希望者の傾向と要因 (1)移住希望者の年代

 30代~60代が多く、30代~40代が1/3、50代~60代が半分を占める。 

(2)移住希望者の居住地

 県内居住者が3/4を占め、県外が1/4でそのうち関東圏からの相談者が1割(全体の2.5%)。

 実感として、地域活動や商売を江田島市でしてみたいという人が増えている。例えば「空き家をリノベーションしてカフェをやりたい 」、「 サウナをやってみたい 」など江田島市だから何かできそうだと思って相談に来る方が増えている。

 コロナ禍でリモートワークをする人が増えており、リモートワークの環境が整った会社が増え、自宅でフルリモートによる仕事ができるので江田島市に移住したという方も増加。

 ホテル等の施設や企業移転が進んでおり、新たに就職する人や移転と共に移住した方等も一定数増加している。

 ポイントとして、「人が人を呼ぶ」ということ。地域での活動やリモートワークしながら島暮らしをしている人の影響は大きく、彼らの生活スタイルに魅力を感じて移住を考える人たちも数珠つなぎ定期に増えている印象を得る。

 メディアにも紹介されやすいため、それを見たから来る(江田島に興味を持つ)という動きもある。

 2年前に開設された『江田島市移住・定住ポータルサイト hodohodo 』(➡こちら)も移住相談者には好評で分かりやすいデザインと他の瀬戸内海のエリアに比べて好印象を受けるという声もいただく。

課題と対策について (1)住居について

 移住希望者が急増する一方、紹介できる「空き家」が不足している。『江田島市空き家バンク』(➡こちら)を紹介しているが、希望者のニーズ(例えば、海が見える)にあう物件が多数あるわけではない。

 最近は空き地を買って家を建てる人が増え、別荘地にリゾートマンションのようなものが建設され入居者も増えているという情報もある。

 住まいの供給力を高めるというのは空き家不足等の課題と関連するが空き家の掘り起こしを継続しながら空き地の情報が紹介できる 『空き地バンク』も一案。

(2)雇用の受け皿不足と会社の勤務について

 働き世代(子育て世代)にとって、住居とともに仕事が必要。江田島市内で希望する職場を探すことが難しいと以前から言われている。

 近年、ホテルなどの新しい施設やIT企業のサテライトオフィス設置等が新たな雇用の受け皿になっていることは解消の機運になっている。

今後の方向性について  さらなる定住・移住促進に向けてこれまでの施策を継続しつつ、全国の地域とある程度差別化を図る必要がある。

 ターゲットとして『子育て世代』は言うに及ばす、『白秋世代』(50~75歳)。人生100年時代のなか 第2のキャリアをどう形成していくか社会問題になっている。

 広島県は全国で転出者割合ワースト1位(➡参考)であり、県内からの移住も喜ばしいが、もっと県外からも人が呼べるようになればと考える。

 また、移住希望者向けにツアーを企画し、希望者との交流や空き家案内など移住に必要な情報を現地でご提供する。

 コロナ禍の中でリモートワーカー向けに江田島市での暮らしをどうやってPRできるかというのが大事なポイントの一つ。

 これまで1次産業(農業・漁業)、そして今回の定住・移住について紹介していますが、江田島市の総合戦略(➡こちら)について有識者会議で議論されていることは江田島市の将来像をどう描くかに繋がります。

 議員も有識者会議を傍聴したり、要点録・資料を参考に常任委員会や政策討論会(➡議会基本条例第11条要綱)などで議論し、行政に提言できる施策を論じていただければと思います。

2013年411議会基本条例案第11条について

【追記】新型コロナウイルス

 4月21日、広島県が発表した県内の新規感染者数は298人(前日比4増)でした。

 県内3大都市では広島市が144人(6増)、福山市は41人(9減)、呉市は22人(10増)。

 一方、江田島市は3人(2増➡HP県公表資料)でした。
※4月20日(木)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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