カテゴリー「環境問題」の記事

2023年5月30日 (火)

ごみ分別アプリ「さんあ~る」配信開始@呉市

雨時々くもり

 呉市の新たな試みとして、ゴミの収集日や分別方法をスマホ等で確認できる無料アプリを今日(5/30)から配信しました。(➡呉市HP

 品目名から分別の種類や出し方の注意点を調べることができるほか、収集日を知らせるアラーム機能があります。現在は日本語だけだが、令和6年度(2023)中に英語やポルトガル語、中国語、ベトナム語に対応する予定という。

 アプリの名前は「さんあ~る」(➡こちら)。民間事業者が開発したアプリでこれまでに全国の自治体も利用しています。広島県内では安芸高田市(➡HP)、北広島町(➡HP)がすでに導入しています。

 家庭ゴミは捨ててしまえばただの廃棄物ですが、分別してリサイクルすれば貴重な資源になります。手軽に使えるアプリで、家庭ごみの分別やリサイクルの促進を図ることがねらいです。

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2023年5月28日 (日)

2023年5月ビーチクリーン活動@長瀬海岸

くもり

 午前中は(一社)広島湾地域資源ネットワーク通称:広島ベイネット)が月一活動している『せとうち海援隊』としてのビーチクリーンに参加しました。

 江田島カヌークラブ の皆さん、Facebookで活動に賛同して駆けつけていただいた市内外の皆さん、昨年のビーチクリーンから時々参加してくださる㈱ヤマサキの皆さん(➡参考)と広島ベイネットのメンバーで総勢16名が約1時間の活動で16袋(30リットル/袋)を回収しました。

※カヌークラブの皆さんの回収したゴミについてはカウントしていません。

 活動後は冷やしたオリーブ茶を堪能しながら会話を楽しみました。これも活動では重要なコミュニケーションになります。

 長瀬海岸ではSUPやカヌー体験を楽しんでいる皆さんもいらっしゃいました。

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2023年5月 4日 (木)

令和5年度一般廃棄物処理実施計画の公表

晴れ時々くもり

 令和5年度(2023)の一般廃棄物処理実施計画が市HPで公表されました。(➡こちら

 実施計画は平成26年(2014)2月に策定された江田島市一般処理廃棄物基本計画(➡こちら)に基づいて毎年策定されます。

 基本計画は平成26年度(2014)を初年度とし、16年後の令和12年度(2030)を最終目標年度としています。

 毎年度の実施計画では、計画処理区域内の一般廃棄物の排出量の見込みを算出し、収集運搬計画や中間処理計画などを策定します。

 ごみ処理については、循環型社会の構築のため、行政は市民や事業者と協力しながら取り組むとともに、ごみ削減に向けてどうあるべきか一緒に考えていく必要があります。

【追記】新型コロナウイルス

 5月4日、広島県が発表した県内の新規感染者数は166人(前日比257減)でした。5月8日から「5類感染症」(➡参考)になりますが、GW後の状況を注視する必要があります。

 県内3大都市では広島市が66人(138減)、福山市は31人(16減)、呉市は6人(8減)。

 一方、江田島市は0人(4減➡HP)でした。
※5月3日(水)の結果です。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年4月23日 (日)

2023年4月ビーチクリーン活動@長瀬海岸

晴れ時々くもり

 午前中は(一社)広島湾地域資源ネットワーク通称:広島ベイネット)が月一活動している『せとうち海援隊』としてのビーチクリーンに参加しました。令和5年度(2013)の活動スタートです。

 江田島カヌークラブ のみなさん、Facebookで活動に賛同して駆けつけていただいた市内外の皆さんと広島ベイネットのメンバーで総勢12名が約1時間のビーチクリーンをして14袋(30リットル/袋)を回収しました。

 この前は中国のタバコのパッケージが落ちていましたが、今回はハングル文字のラッピング(おそらく飲料水のものだと思います)が流れ着いていました。(➡写真

 日本海から流れ着いたのではなく、広島湾を航行する外国船から誤って落ちたものだと思います。

 浜辺にはハマヒルガオがきれいな花を咲かせていました。(➡写真花図鑑

 今日は長瀬海岸を定期的に清掃するママさんグループが広島市や廿日市市など江田島市近郊地域からお子様連れてこられていました。ビーチクリーン後はカヌー体験をされるということでした。

 恵み多き宝の島、えたじまで楽しいひと時を過ごしていただけることに感謝です。人が人を呼び込む、こんな循環になって交流人口増加に繋がることを願っています。

【追記】新型コロナウイルス

 4月23日、広島県が発表した県内の新規感染者数は225人(前日比131減)でした。

 県内3大都市では広島市が118人(53減)、福山市は20人(18減)、呉市は14人(6減)。

 一方、江田島市は1人(1減➡HP県公表資料)でした。
※4月22日(土)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月29日 (水)

R5年度当初予算概要~暮らしの基盤整備③

晴れ

 3/17(金)市HPで令和5年度当初予算が公開されました。(➡こちら

 一般会計予算は前年度比▲8億7000万円(▲5.5%)の150億8000万円となっています。

 江田島市における重要課題である人口減少傾向の改善を図るため、「しごとの創出」「人のつながり・縁づくり」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」を重点テーマにしています。

 投資的事業としては、インフラ施設の維持管理などの暮らしの基盤整備や協働のまちづくりの拠点となる施設整備があります。

 第2次江田島市総合計画に掲げる「協働と交流で創りだす『恵み多き島』えたじま」を実現するための施策を盛り込んだ予算との説明がなされています。

 くらしの基盤整備について新規4件、拡充4件の8事業のうち4回にわたって紹介する3回目です。

【新規】最終処分場施設整備事業(974万5千円)

2023-kurashinokiban5  現在使用している最終処分場(➡参考)での埋立可能年数が少なくなっていることから、新たな最終処分場を整備する必要があります。

2020年8 4R28月文教厚生常任委員会

 候補地や整備方針を様でた最終処分場整備基本計画(H26年度策定)、最終処分場施設整備概略設計(H27年度策定)の見直しを行う。

【今後の予定】

R5年度(2023) 最終処分場施設整備基本計画・概略設計の見直し(用地選定を含む)
R6年度~7年度(2024~25) 用地測量,用地取得
R8年度(2026) 建設同意,循環型社会形成推進地域計画策定
R9年度~10年度(2027~28) 測量・地質調査,土壌汚染調査,最終処分場基本設計・整備計画策定
R11年度(2029) 生活環境影響調査,最終処分場実施設計
R12年度(2030)~ 最終処分場建設(2~3年間)

【拡充】畳・スプリングマットレス再資源化業務委託【環境センター】(296万3千円)

2023-kurashinokiban6  リサイクル推進を図るため、粗大ごみのなかで、破砕や手解体に時間がかかる畳やスプリングマットレスの処理を民間事業者に委託して、粗大ごみ処理の効率化と再資源化を進める。

種  類 再資源化の内容
破砕後、紙・木質4割、廃プラ6割に混錬し、加圧加熱することで固形燃料として再資源化
スプリングマットレス 製鋼用電気炉へ直接投入し、高温溶融処理により再資源化(金属は鉄鋼原料、布類やウレタン等は熱源として再資源化)➡参考

 鉄鋼をつくるには、鉄鉱石や石炭から製造する高炉とスクラップを溶かして製造する電炉があります。(➡高炉と電炉

 高炉ではCO2を莫大排出(➡こちら)するため、近年の環境問題を受けたカーボンニュートラル推進の流れを背景として、高炉メーカーも電炉へシフトする動きがあります。(➡こちら

経済産業省資料➡鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた国内外の動向等について(R4.9.12)

 電炉による超高温完全溶解処理を利用した資源リサイクル事業に取り組んでいる事業者があり、今後はこういった動きが促進されるものと思います。(➡参考

【追記】新型コロナウイルス

 3月29日、広島県が発表した県内の新規感染者数は309人(前日比81減)でした。

 県内3大都市では広島市が124人(25減)、福山市は61人(2減)、呉市は18人(10減)。

 一方、江田島市は2人(1減)➡HP県公表資料)でした。
※3月28日(火)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月26日 (日)

ビーチクリーン&海ごみ観察@長瀬海岸2023

雨時々くもり

 午前は、『えたじま ものがたり博覧会2023』のイベントの一つ、ビーチクリーン&海ごみ観察の主催者(広島ベイネット)スタッフとして参加しました。今回は江田島荘さん、地域おこし協力隊員とのコラボ企画です。(➡こちら

 ビーチクリーンでは、お申込みいただいた市内外のみなさん32人、スタッフ、そして飛び入り参加や月一回のビーチクリーン活動に参加していただいている市民、体験民宿を利用する関東の大学生さんも含め約50人が参加しました。

 江田島荘に移動して、お茶とお菓子を楽しみながらのワークショップです。

Etajima_mokei-2023  広島湾の模型とスライドを見ながら、海ごみがどのようにして発生し、長瀬海岸にたどり着くのかなど、みなさんで意見を出し合いました。

(公財)日本自然保護協会(→HP)のご協力を得て、ごみがどうやって海に流れ出るかをまとめたイラスト(陸編・海編)を活用させていただきました。(➡参考

 参加したみなさま、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。恵み多き、宝の島、えたじまを一緒に磨いていきましょう。

【参考:えたじま ものがたり博覧会2022】
2022年 227ビーチクリーン&海ごみ観察@長瀬海岸2022
2022年 313ビーチクリーン&海ごみ観察@長瀬海岸2022(その2


【追記】新型コロナウイルス

 3月26日、広島県が発表した県内の新規感染者数は227人(前日比109減)でした。

 県内3大都市では広島市が82人(44減)、福山市は56人(15減)、呉市は12人(4増)。

 一方、江田島市は2人(2減)➡HP県公表資料)でした。
※3月25日(土)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

 

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2023年3月22日 (水)

R5年度当初予算概要~子育てしやすい環境づくり①

くもりのち晴れ

 3/17(金)市HPで令和5年度当初予算が公開されました。(➡こちら

 一般会計予算は前年度比▲8億7000万円(▲5.5%)の150億8000万円となっています。

 江田島市における重要課題である人口減少傾向の改善を図るため、「しごとの創出」「人のつながり・縁づくり」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」を重点テーマにしています。

 投資的事業としては、インフラ施設の維持管理などの暮らしの基盤整備や協働のまちづくりの拠点となる施設整備があります。

 江田島市総合計画に掲げる「協働と交流で創りだす『恵み多き島』えたじま」を実現するための施策を盛り込んだ予算との説明がなされています。

 子育てしやすい環境づくりでは新規3・拡充3の6事業が盛り込まれており、3回に分けて紹介します。

【新規】小学校就学前の子どもを対象とした多様な集団活動利用支援事業(120万円)

2023kosodate1  江田島市で子育てしたいという保護者が公立保育施設以外の多様な集団活動事業を実施する事業者を利用するときの利用料の一部を給付するというもの。

 江田島市内には『どろんこ園(➡TSSオンディマンド)』という元保育士が運営する民間保育施設が大柿町大原に昨年オープンしています。

【新規】里海学習コーディネーターによる新たな「里海学習」カリキュラムの構築(228万2千円)

2023kosodate2_20230321154601  江田島市域の資源である「海」を知ることで、郷土愛を育むとともに江田島市独自の教育の魅力化に取り組むためのカリキュラム作りを実施します。

 さとうみ科学館(大柿自然環境体験学習交流館➡HP)の機能強化によってリニューアル(建替え等)の早期実現に繋がることを願っています。

『さとうみ科学館リニューアル』の検討経緯など
NPO法人による模擬議会2018年 2月13日【まとめ】摸擬議会 in 江田島2018
2018年 3月 9日 めざせ、牡蠣ミュージアム@さとうみ科学館
2019年12月 5日 R1年12月文教厚生常任委員会(市教委の施設説明)
2020年 1 9R21月文教厚生常任委員会(さとうみ科学館視察)
2020年 2月 5日 R2年2月文教厚生常任委員会(視察のまとめ)
2020年 330R2年第4回全員協議会(当初計画案)
2022年 5月19日 さとうみ科学館、開館20周年特別展
2023年 2月24日 さとうみ科学館、開館20周年特別展(その2)

【追記】新型コロナウイルス

 3月22日、広島県が発表した県内の新規感染者数は109人(前日比283減)でした。

 県内3大都市では広島市が34人(93減)、福山市は26人(67減)、呉市は0人(16減)。

 一方、江田島市は1人(2減)➡HP県公表資料)でした。
※3月21日(火・祝)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月15日 (水)

呉市、2050年ゼロカーボンシティ宣言

晴れ

 呉市は令和5年(2023)3月8日、『第3次呉市環境基本計画』を策定し、呉市長が2050年の温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指す『2050年ゼロカーボンシティ』を宣言しました。(➡市HP計画のあいさつ部分

ゼロカーボンシティとは

 環境省では「2050年に二酸化炭素(温室効果ガス)排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した自治体」をゼロカーボンシティとしています。

実質ゼロとは

 二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」(※)から,植林,森林管理などによる「吸収量」(※)を差し引いて,合計を実質的にゼロにすることを意味しています。

 ※ここでの温室効果ガスの「排出量」「吸収量」とは,いずれも人為的なものを指します。

 江田島市では令和4年(20223月に第2次江田島市環境基本計画を策定しています。(➡こちら)地球温暖化対策・低炭素社会については下記のことが記されています。

 平成23年(2011年)3月に「江田島市環境基本条例」を制定し,環境の保全に関する基本理念や市,市民,事業者の役割,環境に関する基本的な施策を明らかにしました。

 また,令和3年(2021年)に「江田島市第3次地球温暖化対策実行計画(市役所の取組)」を策定(➡こちら)し,平成26年度(2014年度)に対して令和12年度(2030年度)までに39.8%の二酸化炭素排出量の削減を目指し,市の業務改善を進めています。

 令和5年(2023228日時点での『2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ』を表明している自治体は871自治体(45都道府県、510市、21特別区、252町、43村)となっています。(参考➡環境省HP2023228日時点

 広島県では令和3年(2021318日に「みんなで挑戦 未来につながる 2050ひろしまネット・ゼロカーボン宣言」をしており(➡HP)、江田島市も宣言地域といってもよいかもしれません。

※県内の宣言自治体➡広島県広島市福山市三原市尾道市東広島市廿日市市北広島町大崎上島町の9自治体が表明しています。(自治体をクリックするとHP等に移動)

 江田島市においては上述のとおり第2次江田島市環境基本計画を策定していますが、2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」に向けて行政・市民・議会で意見を交わすことも大切です。

2022年9142050年ゼロカーボンシティーの動き

【追記】新型コロナウイルス

 3月15日、広島県が発表した県内の新規感染者数は259人(前日比147減)でした。

 県内3大都市では広島市が110人(56減)、福山市は35人(33減)、呉市は10人(9減)。

 一方、江田島市は2人(±0)➡HP県公表資料)でした。
※3月14日(火)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(➡参考

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月12日 (日)

庭の芝生化計画 2023

晴れのちくもり、夜から雨

 庭先でウグイスの声を聞くようになりました。朝から庭の周辺で作業です。

 昨年から始また芝生化計画もいよいよ最終段階に入りました。沼(元田んぼ)と庭の境界付近にティフトン苗を植えました。(➡FB

 毎年、何度となく草刈り作業をしていますが、芝生が成長すると草が生える面積も減るので楽になると願っています。

2022年 7 1庭の芝生化計画 2022
2022年 710芝生も順調に成長
2022年 7月22日 芝生植付け3週間後
2022年 9月 3日 庭の芝生化計画 2022(その2)

【追記】新型コロナウイルス

 3月12日、広島県が発表した県内の新規感染者数は229人(前日比32減)でした。

 県内3大都市では広島市が96人(±0)、福山市は58人(12増)、呉市は7人(5減)。

 一方、江田島市は1人(±0)➡HP県公表資料)でした。
※3月11日(土)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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2023年3月 1日 (水)

旧能美海上ロッジ跡地活用~サウンディング型市場調査結果

晴れ時々くもりのち雨

 昨秋から実施していた旧能美海上ロッジ跡地活用に関するサウンディング型市場調査結果が市HPで公開されました。(➡こちら

 調査に参加した事業者は3者で、対話の実施を令和4年10月24日~12月23日に、関係団体ヒアリングを令和5年1月9日から2月17日の期間で実施しています。

サウンディング型市場調査とは(参考➡神戸市HP

 行政と事業者との意見交換等を通じて、公共用地の利活用等の事業に対する様々なアイデアや意見を把握する調査のこと。

 事業検討の早い段階でのサウンディング型市場調査の実施により、市場性の把握やアイデアの収集、今後、事業者公募を行う際の公募条件の事前整理が可能となるなどのメリットがあります。

 さらに、事業検討の段階で、広く対外的に情報提供することにより、当該事業への事業者の関心を高めるメリットもあります。

 市が公開した調査結果(➡PDF)を抜粋すると以下の通りです。

(1)調査実施における背景・目的

 長年多くの市民や利用者に親しまれてきた旧能美海上ロッジは、建物の老朽化によりその役割を終えたため、その後の建物について、新たな活用を含め検討を重ねた結果、建物を解体撤去することが決定しました。

 建物解体撤去後の跡地については、周辺施設(海岸、宿泊施設、桟橋など)と連携して、江田島市の魅力づくりと交流人口の拡大につながる地域(エリア)となるよう利用方針を決定し、民間の力を活用した整備を行うため、サウンディング型市場調査により、様々な利活用策の提案を募集しました。

※1月下旬の段階で旧能美海上ロッジの建物は全て取り除かれている状況でした。(➡参考

(2)主な提案・意見(概要)

土地の活用 ●多くの人が江田島の海を通じて成長するための教育研修拠点を設ける。
●中心に公園スペース,その周辺にはカフェスペースを設置し,眺望を楽しむスペース。観光案内機能や海鮮系の物販施設,港やマリーナの管理窓口やシャワールーム,サイクリングの休憩場所を設ける。
●キッチンカーなどが有効。簡単なステージを設置してコンサートも。平日は広場として開放し,土日にイベントなどを実施して集客するといった利活用が現実的である。
●ストーリーが感じられるモニュメントを設置する。
●地元でしか採れない魚を食べられる場所を設ける。
●交流拠点として今の流行ではグランピング施設であるが,全国でやっているので的を絞った仕掛けが必要となる。
土地特性・周辺環境 ●全国のSUP関係者から長瀬のビーチは日本一だと評価されている。
●中町地区一体での整備が有効である。場所は非常によい。
●狭い土地を武器にできる施策を考えるべきである。
周辺施設との連携 ●長瀬海岸から見える位置に海上イルミネーション設置する。
●旧能美海上ロッジ付近の桟橋を活用し,江田島市を船で一周する。
方向性検討・決定手法 ●ステークホルダーを集め,時間をかけて検討会議を開いてもいい。また,大学教授などの有識者に意見を聴くことも必要ではないか。
●民設民営の道の駅は正直採算を取るのが難しい。市のサポートは絶対必要であり,駐車場やトイレなどの収益にならない部分は市で負担することが多い。
●事業者に要件を付けすぎると採算がとれず,自由にやらせすぎると市の思う方向性に行かない場合がある。
その他 ●全国的に体験型観光の流れ。お金を出して学ぶ。
●人を引き付ける眺望など,何かがあればメジャーな事業者の出店もあり得る。
●道の駅は国交省に登録をしなければいけない。規模的な要件はないが,NEXCOなどが定める休憩施設の要件を満たさなければならない。手狭な感じにも見えるが,駐車場の大きさは車の交通量によるものであるため,全国では車2台分の駐車スペースの道の駅もある。

 上記の(2)主な提案・意見(概要)を見るに、どんな事業者が参加して、各社がどんな具体案を持っているのか気になるところ。

 今回のサウンディング調査を受けて、市としては意見を参考にしながら旧能美海上ロッジ跡地の活用に向けた公募を実施するための条件を検討するということですが、事業者も興味を示す具体的な絵をどう描くか期待したい。

 尚、跡地利用についての個人的な意見は、江田島市がサウンディング型市場調査をすることを市がHPで公開したときにブログ掲載していますのでご興味のある方はご覧ください。(➡こちら

【追記】新型コロナウイルス

 3月1日、広島県が発表した県内の新規感染者数は367人(152減)でした。

 県内3大都市では広島市が144人(36減)、福山市は61人(28減)、呉市は21人(36減)。

 一方、江田島市は2人(2増➡HP県公表資料)でした。
※2月28日(月)の結果です。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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