« R7年市議選に思う(その2) | トップページ | R7年市議選に思う(その4) »

2025年10月 2日 (木)

R7年市議選に思う(その3)

晴れのちくもり

 9/28(日)から始まった江田島市議会議員一般選挙。市HPで候補者一覧(➡こちら)や選挙公報(➡こちら)が公開されています。

 有権者が知りたいことは、少子高齢化が進んで久しい江田島市の将来を候補者がどう考えているか、また、議員になったらどういった活動をしていくか。(現職の方は4年間の活動実績)

 市内小中学校の教育は設置者である江田島市が責任を持って運営(管理・運営は市教委)します。県立大柿高校は設置者が広島県であるものの、江田島市唯一の県立高校であり、高等教育機関として大切な地域資源であり、島の将来に不可欠な要素です。

 平成26年(2014)に県教委が示した小規模校に対する指針(全校生徒が2年連続80未満になった場合の対応)から統廃合の危機にあった県立大柿高校ですが、学校・生徒・PTAの努力と行政・地域の支援により、令和1年に再編対象校を脱しました。

2019年 5月10日 大柿高校、再編議論から脱出
 
R7-keieikeikaku  令和6(2024)年度に統廃合基準が緩和されましたが、現在の大柿高校は来年以降、更なる少子化により再編対象になりかねない懸念があります。(参考➡令和7年度学校経営計画

 地域活性化、定住移住対策などの観点から、いまこそ行政・議会は、もう一度、江田島市唯一の県立大柿高校の存続に向けて注力する必要があります。

  平成26年度~
(参考➡県教委資料
令和6年度~
(参考➡県教委資料
条件(基準) 2年連続して在籍 80 人未満の学校(収容定員120人の3分の2未満) 2年連続して「新入学生徒数が入学定員の2分の120人)未満又は全校生徒数が収容定員の2分の1(60人)未満」となった学校

条件をクリアできないとき

①近隣の県立高等学校のキャンパス校

②地元中学校と緊密な連携による一体的な学校運営(中・高の教員が相互に兼務,6年の一貫した教育課程,合同行事,合同部活動等)を行い,活力ある教育活動を展開する「中高学園構想(仮称)」

③統廃合(市町立学校としての存続を含む)

①近隣の県立高等学校のキャンパス校

②特定の中学校と緊密な連携による一体的な学校運営を行う「中高学園構想」への移行

③統廃合(市町立学校としての存続を含む)

 県立高校への支援には、地域の皆さんの理解も必要ですが、行政(江田島市)を動かすには大きな力が必要です。それが議会の役割だと思います。私の持論である、「議員が変われば、議会が変わる。議会が変われば、市政(まち)も変わる」。(参考➡市議会の権限

 議員一人ひとり、江田島市の活性化を思って活動していますが個人では限界もあります。市の活性化の原動力として大柿高校が必要であることを認識し、そのために江田島市としてどんな施策を展開すればよいか議会内で議論し、議会の意見として行政に提言する(予算化する)。

 議員一人の力では難しいことも議会がまとまれば行政を動かすことはできます。

2015年 7月 7日 大崎海星高校に学ぶ
2017年 6月 9日 教育の島をめざす大崎上島町に続こう 

 ■県立大柿高校に関連する記事一覧

参考過去ブログ
2021年 927R3年市議選に思う(その1)
2021年 928R3年市議選に思う(その2)
2021年 929R3年市議選に思う(その3)
2021年 930R3年市議選に思う(その4)
2021年10 1R3年市議選に思う(その5)
2021年10 2R3年市議選 いよいよ明日、投開票
2021年104 R3市議選を振り返って(その1)
2021年10 5R3市議選を振り返って(その2)

|

« R7年市議選に思う(その2) | トップページ | R7年市議選に思う(その4) »

江田島市議会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« R7年市議選に思う(その2) | トップページ | R7年市議選に思う(その4) »