R7年市議選に思う(その2)
晴れ
江田島市となって現在の議会は第6期となり、このたび選出された16人の議員で構成する議会が第7期になります。
第6期議会では、議会改革推進特別委員会が各種団体代表者への『議員定数と報酬』についてのアンケートを実施し、議員定数・報酬について議論されました。(➡新聞記事)
議会改革推進特別委員会では反対多数により「議員定数・報酬」は現状維持の方針を出しました。これに対し、一部議員から議員定数削減の条例案が提出されましたが否決され、このたびの市議選も定数16のままになっています。
2024年12月19日 令和6年 江田島市議会の定数・報酬問題
2025年 2月 3日 議会改革推進特委、議員定数は現状維持
2025年 2月19日 議員定数削減案(2減)は否決される
人口減少は進んでおり、市内各種団体代表者(自治会連合会、女性会連合会、市商工会など)の多数が定数見直しを求めている状況下、新たな第7期議会も発足後、速やかに議会改革に関する特別委員会を設置し、議論を展開することが期待されます。
単なる削減ではなく、議員が不断の研鑽を積むことで議会の行政チェック機能を向上させることも重要です。議会基本条例を踏まえ、市民との対話、公聴会・参考人制度を活用しながら議会で議論していかなければなりません。
(参考)第5期議会では市議選の1年前に結論を出しています。
2020年9月11日 議員削減の定数条例改正、全会一致で可決
(参考)江田島市の議員定数と人口・議員一人当たりの市民
下表は江田島市が誕生してからの定数と人口及び議員一人当たりの市民の数をあらわしたものです。議員一人当たりの市民が最も多かったのは平成25年11月1日からスタートした第4期議会の1420人。
仮に、議員一人当たり市民1400人で計算すると、令和7年9月現在では議員定数13.79であり、定数は14ということになります。(参考:安芸高田市➡議員定数の削減を通した「正義」の検証)
| 議会 | 任期 | 定数 | 人口 | 議員一人当たりの市民 |
| 第1期 | H16.11.1~H17.10.31 | 54 | 30,980 | 573.7 |
| 第2期 | H17.11.1~H21.10.31 | 26 | 30,571 | 1,175.8 |
| 第3期 | H21.11.1~H25.10.31 | 20 | 27,897 | 1,394.9 |
| 第4期 | H25.11.1~H29.10.31 | 18 | 25,566 | 1,420.3 |
| 第5期 | H29.11.1~R 3.10.31 | 18 | 23,464 | 1,303.6 |
| 第6期 | R 3.11.1~R 7.10.31 | 16 | 21,261 | 1,328.8 |
| 第7期 | R 7.11.1~R11.10.31 | 16 | 19,305 | 1,206.6 |
※人口は任期開始時の日本人市民。第7期議会は令和7年9月1日現在。
※第1期は4町合併による在任特例により、旧町会議員が1年間だけ市議会議員でした。
| 参考過去ブログ 2021年 9月27日 R3年市議選に思う(その1) 2021年 9月28日 R3年市議選に思う(その2) 2021年 9月29日 R3年市議選に思う(その3) 2021年 9月30日 R3年市議選に思う(その4) 2021年10月 1日 R3年市議選に思う(その5) 2021年10月 2日 R3年市議選 いよいよ明日、投開票 2021年10月 4日 R3市議選を振り返って(その1) 2021年10月 5日 R3市議選を振り返って(その2) |
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