呉市議会の議員定数問題
晴れ
江田島市議会は2月定例会で、議員発議による議員定数削減案(14)を否決し、現状維持(16)としています。(➡こちら)
お隣の呉市では令和元年(2019年)から『議員定数』について議会が議論しています。(➡呉市HP)
呉市議会の定員は32ですが、次回(令和8年=2026年)の市議選から定数を2減の30とする議論を進める過程で市民アンケート(案➡こちら)を実施しました。
アンケートの説明資料(➡こちら)として添付されている識者(大学教授)のコメント(➡こちら)は的を得ているものであり、有権者が『地方議会を信頼しない』原因を現わしているものだろう。
3 政治的観点からの議員定数 ダメ議員が存在することから、少数精鋭の議員にするために議員定数を削減するという意見がある。また、①精鋭(有能)であることと、選挙に強いことは異なり、少数になっても精鋭になるかは分からず、多様性や代表機能が犠牲となってしまうとの意見がある。 ②住民の意見を反映することは重要であるが、「根拠なき削減論」におされ、選挙での支持を得るために、議員定数削減を支持する議員も考えられる。また、議会等費用は無駄との要望が繰り返されて、デフレスパイラル的に議会機能が低下するとの考えがある。 行政職員削減の模範として、議員定数も削減すべきとする議論があるが、そもそも職員と議員の存在理由は異なり、行政職員は、非正規職員や外注により代替できるが、議員はそれができず、両者を同列に扱うことはできない。また、AIの活用が図られて、政治への活用についての提案もあり、決定はAIが行えば、議会での討議は不要(AI民主主義)との 意見もある。 |
上記の①・②について補足します。
①選挙に勝つこと=得票数を得ること。候補者に議員としての資質がなくても組織票(自治会、宗教、同窓会、特定団体など)若しくは人気で当選する。このような議員(候補者)は、全てではないが、往々にして組織のためだけに活動し、自治体全体の利益(市民益)のためには動かない傾向がある。
②市民が求める『議員定数削減を推進』している姿を見せて、次の選挙で『議会改革推進派』として当選を目指す議員。(単に当選を目的を考えているとすれば、市民にとっては害悪のなにものでもない。議員報酬で生活したいだけの候補と言える。)真に市民益を考えている議員(候補者)もいらっしゃいます。
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