晴れ
中国新聞朝刊に江田島市議会が実施した各種団体代表者への『議員定数と報酬』についてのアンケート結果に関する記事が掲載されていました。
自治会連合会・女性会連合会・商工会など22団体の38人に配布し、25人から回答があった。望ましい議員定数については以下の通りです。
望ましい議員定数 |
回答者数 |
割合 |
16人(現状維持) |
6人 |
24% |
15人(1減) |
4人 |
16% |
14人(2減) |
13人 |
52% |
その他 |
2人 |
8% |
記事には定数減の理由として2つ書かれていました。
①人口減少で仕方がない
江田島市の議員数は16人。人口は令和6年11月1日現在で2万746人(日本人1万9,785人、外国人961人)です。一方で、竹原市は議員定数14人で人口は2万2617人(令和6年11月末の外国人を含む人)。
②市議会議員の活動が見えない
自治会連合会や女性会連合会などの地域活動をしている団体の代表者が言っていることに着目しなければなりません。
個々の議員が各種団体の地域行事や会合に出席しているのか、又は、日ごろ地域活動をしている各種団体とコミュニケーションを取っているのか、といった疑問がわきます。市政について様々な意見交換をしていれば、「市議の活動が見えない」という意見は出てこないのではないだろうか。
紙媒体やネット上で積極的に政治活動についての情報発信をしているのかどうか、といった疑問も出てきます。
議会としては、少なくとも年に1回、議会報告会(市民懇談会)を実施することになっています。今年度の報告書(➡参考)は掲載されていませんが開催方法や意見交換がどうであったのか気になるところです。
【追記】令和6年度市民懇談会の報告書は12月20日に市HPで公開されました。(➡こちら)
2024年11月17日 令和6年度 議会による市民懇談会
令和3年秋の改選で発足した現議会(第6期)で設置された議会改革推進特別委員会は『議員定数と報酬』についての取り纏めを早急に結論を出す必要がある。
本来なら改選1年前の今年8月末までには定数・報酬について、特別委員会が報告書をまとめ、現議会の結論を出すべきであった。(議員定数・報酬が変更となれば9月定例会での条例改正)
令和3年秋に執行された現議会の市議選定数は前回より2減の16人(報酬は現状維持)でしたが、前議会が条例改正を議決したのは1年前の令和2年9月定例会でした。(改選の1年前には議会としての結論を出していた)
2020年9月11日 議員削減の定数条例改正、全会一致で可決
市議会は「定数・報酬」について『検討しているだけ』で単なるパフォーマンスと市民に思われないことが大切です。『時間切れ』となって『現状維持』という報告で終わることがないよう期待しています。
【参考】議会改革推進特別委員会 岡野教正委員長のFacebook
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