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2024年10月30日 (水)

まもなく市制施行20周年(その2)

晴れ

 平成16年(2004111日、江能4町(江田島町・能美町・沖美町・大柿町)が合併し、新制・江田島市となって20年が経とうとしています。

2024年 710まもなく市制施行20周年(その1)

 今回は衆議院議員の小選挙区を視点に振り返ってみます。

 1017日(日)に50回衆議院議員選挙が実施されました。このたびは江田島市域全体が小選挙区で1つとなる初めての選挙。

 衆議院議員選挙の小選挙区ですが、平成6年(1994)年3月4日、公職選挙法が改正され、衆議院議員選挙に小選挙区比例代表並立制が導入されました。(➡参考

 合併以前から江田島町が旧5区、能美町・沖美町・大柿町が旧2区と別れていました。合併後もこの状態は続き、小選挙区の違いが2選挙区間の市民の『見えない壁』として立ちはだかり、市民意識の一体感が実感できなかったのではないかと思います。

【参考】江田島市域の小選挙区の変遷(平成6年3月~令和4年12月)
■江田島町は中選挙区時代は旧第2区。安芸郡であったこと及び呉市との関係性から第5区
■能美町、沖美町、大柿町は中選挙区時代は旧第1区。佐伯郡であったこと及び広島市との関係性から第2区

 令和4年(20221228日、「一票の格差是正」のため改正公職選挙法(➡こちら)が施行されたことにより江田島市の全域がひとつの小選挙区になりました。(新4区:呉市、竹原市、東広島市、江田島市、熊野町、大崎上島町)

 これにより合併時から取り組んできた「1市4制度の解消」(衆議院議員選挙は1市2制度)が漸く実現できたのではないでしょうか。いよいよ11月1日から江田島市となって21年目がスタートします。

 次の10年に向けて行政・議会・市民が一緒になって「島みがき」をすることで市民益(市民の利益)に繋がることを願っています。

【参考】自治体内で衆議院議員の複数選挙区があるメリット・デメリット

①選挙事務の負担(デメリット)
 他の選挙(参議院議員、知事、県議、市長、市議)では1カ所で開票作業できるが、衆院選では選挙区別に行わなければならない。開票作業を担う人材もその分増える。

②自治体の一体感(デメリット)
 衆院選ではどの候補を支持するのか議論しても、選挙区が違えばかみ合わない。

③陳情(メリット)
 地元選出の衆院議員への相談や陳情先が複数だと煩雑、という一部経済界の声もある。ただ、一方で複数の国会議員がいると心強いという向きもある。

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