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2024年10月

2024年10月31日 (木)

R6年度 第1回江田島市交流定住促進協議会

くもり

 2004年(平成16)11月1日に江田島町、能美町、沖美町、大柿町の4町が合併して誕生した江田島市も明日から21年目がスタートします。

 合併前の旧4町時代から人口減少問題が最重要課題の一つであり、市になってからは2007年(平成19)より定住促進政策(のちに交流定住促進策)を具体的に取り組んでいます。

 この課題に取り組んでいるのが2007年(平成19)に発足した江田島市交流定住促進協議会(任意団体、事務局:企画振興課、代表は現在、江田島市企画部長(➡参考))です。市の定住促進事業を推進する核となる団体といえます。

2023年126江田島市交流定住促進協議会について

 10月27日に令和6年度第1回の会議が開催されたことが市HPに公開にされました。(➡こちら)ただし、協議会の構成員が集まって審議したのではなく、事前に配布した議案について書面審議ということで開催日は議案についての賛否通知の締め切り日ということになります。

 少し気になる点としては以下のことです。

(1) 開催時期
 会議内容は令和5年度決算についての承認1件であり、議案提出日が令和6年9月25日(➡こちら)となっています。決算に対する監査報告が令和6年4月22日付(➡こちら)なので承認時期が遅いと思います。

 尚、令和5年度第2回会議で決算見込みについて可決されております。(➡こちら会議要点録)この点も少し違和感を覚えます。

(2) 書面審議
 コロナ禍などでは書面審議も理解できるのですが、令和5年度第1回(決算・予算の審議➡こちら)に続いて会議を開くことなく書面審議となっています。

 江田島市の補助金(令和5年度は683万4千円(➡こちら))で運営されている以上、協議会の構成員でしっかり審議されることが重要であると思います。

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2024年10月30日 (水)

まもなく市制施行20周年(その2)

晴れ

 平成16年(2004111日、江能4町(江田島町・能美町・沖美町・大柿町)が合併し、新制・江田島市となって20年が経とうとしています。

2024年 710まもなく市制施行20周年(その1)

 今回は衆議院議員の小選挙区を視点に振り返ってみます。

 1017日(日)に50回衆議院議員選挙が実施されました。このたびは江田島市域全体が小選挙区で1つとなる初めての選挙。

 衆議院議員選挙の小選挙区ですが、平成6年(1994)年3月4日、公職選挙法が改正され、衆議院議員選挙に小選挙区比例代表並立制が導入されました。(➡参考

 合併以前から江田島町が旧5区、能美町・沖美町・大柿町が旧2区と別れていました。合併後もこの状態は続き、小選挙区の違いが2選挙区間の市民の『見えない壁』として立ちはだかり、市民意識の一体感が実感できなかったのではないかと思います。

【参考】江田島市域の小選挙区の変遷(平成6年3月~令和4年12月)
■江田島町は中選挙区時代は旧第2区。安芸郡であったこと及び呉市との関係性から第5区
■能美町、沖美町、大柿町は中選挙区時代は旧第1区。佐伯郡であったこと及び広島市との関係性から第2区

 令和4年(20221228日、「一票の格差是正」のため改正公職選挙法(➡こちら)が施行されたことにより江田島市の全域がひとつの小選挙区になりました。(新4区:呉市、竹原市、東広島市、江田島市、熊野町、大崎上島町)

 これにより合併時から取り組んできた「1市4制度の解消」(衆議院議員選挙は1市2制度)が漸く実現できたのではないでしょうか。いよいよ11月1日から江田島市となって21年目がスタートします。

 次の10年に向けて行政・議会・市民が一緒になって「島みがき」をすることで市民益(市民の利益)に繋がることを願っています。

【参考】自治体内で衆議院議員の複数選挙区があるメリット・デメリット

①選挙事務の負担(デメリット)
 他の選挙(参議院議員、知事、県議、市長、市議)では1カ所で開票作業できるが、衆院選では選挙区別に行わなければならない。開票作業を担う人材もその分増える。

②自治体の一体感(デメリット)
 衆院選ではどの候補を支持するのか議論しても、選挙区が違えばかみ合わない。

③陳情(メリット)
 地元選出の衆院議員への相談や陳情先が複数だと煩雑、という一部経済界の声もある。ただ、一方で複数の国会議員がいると心強いという向きもある。

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2024年10月29日 (火)

第50回衆議院議員選挙

くもりのち雨

 岸田文雄総裁の任期満了に伴う自由民主党総裁選挙(令和6年9月27日)において第28代総裁に選出された石破茂氏が10月1日、国会の衆議院及び参議院の本会議で行われた内閣総理大臣指名選挙で首班指名を受け、第102代内閣総理大臣に就任しました。

 10月9日、石破内閣は臨時閣議で衆議院解散を決定し、衆議院本会議で日本国憲法第7条により衆議院を解散する旨の解散詔書を読み上げ、解散されました。

 これを受けて10月15日公示、10月27日に投開票が決定しました。令和4年(2022)に成立した改正公職選挙法に基づき、小選挙区の10増10減で実施された初めての総選挙でした。

【参考】衆議院選挙 小選挙区の1010
 20216272020年国勢調査による衆院小選挙区について
 20211020衆議院小選挙区について2021
 2022617衆院小選挙区の改定案について

 選挙の結果は以下の通りであり、与党(自民党・公明党)は215議席と改選前より大きく議席を失い過半数(233議席)を割りました。

政党 小選挙区 比例代表(復活) 合計 公示前 増減
自由民主党 132 59(47) 191 256 ▲65
立憲民主党 104 44(43) 148  98  50
日本維新の会  23 15(15)  38  43   ▲5
公明党   4 20(-)  24  32   ▲8
日本共産党   1  7( 1)   8  10   ▲2
国民民主党  11 17(16)  28   7  21
れいわ新選組   0  9( 7)   9   3   6
社会民主党   1  0( 0)   1   1  ±0
参政党   0  3( 1)   3   1   2
みんなでつくる党   0  0( 0)   0   0  ±0
日本保守党   1  2(-)   3   0   3
無所属(与党系)   6 -(-)   6   7  ▲1
無所属(野党系)   6 -(-)   6   7  ▲1
合計 289 176(130) 465 465 0

 今後、11月11日に召集予定の特別国会で首班指名(内閣総理大臣を選ぶ)が行われます。内閣総理大臣の指名では、投票の過半数を得た議員が指名された者となりますが、過半数を得た議員がないときは、上位2名による決選投票で決定することになります。(➡憲法衆議院規則参議院規則

 そのため与党(自民党・公明党)や野党(特に比較第2党の立憲民主党)は決選投票をにらんで様々な話し合いが行われているところです。特別国会までマスメディアではさまざまなニュースが発信されるでしょう。石破首相が再指名されるのか、それとも新たな人が指名されるのか、世界中が注目しています。

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2024年10月27日 (日)

2024年10月ビーチクリーン活動@長瀬海岸

くもり

 10月最終日曜日。(一社)広島湾地域資源ネットワーク(通称:広島ベイネット)が月一活動している『せとうち海援隊』としてのビーチクリーン活動です。

 メンバー4人、FB賛同市民1人が参加。(合計5人)

 長瀬海岸では時を同じくして、(一社)フウドがコーディネーター役で、広島修道大学ひろしま協創中学校・高等学校のみなさん(先生含む)が海洋漂着ゴミについて学んでいました。

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2024年10月22日 (火)

江田島荘、世界に認められる

 昨日(10/21)のテレビ新広島ニュースで、江田島荘がホテル業界の『アカデミー賞』と称されるワールドラグジュアリーホテルアワード(World Luxury Hotel Awards)2024で中国地方の施設としては史上初の受賞を果たし、しかも3部門で受賞したそうです。(➡TSS江田島荘HP

【受賞3部門】
① Luxury Small Hotel 部門 【アジア大陸最高位】
② Luxury All-Inclusive Hotel 部門【アジア大陸最高位】
③ Luxury Hot Spring Hotel 部門 【世界最高位】

 江田島荘が開業したのは3年前の令和3年(2021)7月であり、まだ新型コロナ禍の真っただ中でした。

2021年6月 2日 江田島荘、7月にオープン
2021年7月 1日 2021年後半スタート、観光振興に拍車かかる
2022年7月21日 江田島荘、オープンから1年

 コロナ禍ではありましたが江田島荘の情報発信を駆使するなど企業努力により県内外からの宿泊客を確保し、また、昨年5月のG7サミットではドイツ関係者が宿泊しました。(➡参考

 いまコロナ禍も収束し、また、円安によるインバウンド増加という環境下、国内外を問わず、一度は宿泊してみたいホテルになっているのではないだろうか。

 このたびのホテル版アカデミー賞受賞より、ますます追い風が吹き、また、江田島市の観光産業に勢いがつくことを願っています。

 尚、江田島市は建設及び周辺整備で支援した経緯があり、このことについて様々なご意見がありますが、私たち市民の宿泊施設として応援していきましょう。(➡こちら

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2024年10月21日 (月)

江田島市市制施行20周年記念映像

くもり一時雨

 江田島市では今年11月1日に市制20周年を迎えるにあたって記念映像を作成し、このたび市HPで公開されました。(➡こちら

 映像は2種類あり、江田島市が誕生して20年の軌跡である①歴史編、そしてこれからの②未来編があります。

【歴史編】


【未来編】

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2024年10月18日 (金)

副市長の退任

晴れ

20241018-dote_deputy-mayor  江田島市HPに副市長が令和6年(2024)10月21日(月)をもって退任する記事が公開されました。(➡こちら

※土手三生副市長の任期
1期目:平成27年(2015)4月1日~平成31年(2019) 3月31日(4年間)
2期目:平成31年(2019)4月1日~令和 5年(2023) 3月31日(4年間)
3期目:令和 5年(2023)4月1日~令和 6年(2024)10月21日(約1年7か月)

 退職願の提出は令和6年10月8日(火)となっています。このたび12月4日の任期満了をもって市長が退任されるので副市長は新・市長が就任されてから選任(議会議決事項)されるということになるだろう。

 尚、副市長不在の間、市長の職務を代理する職員は規則(※)で総務部長と定められています。
 ※江田島市長の職務を代理する職員の順序を定める規則

地方自治法
【副知事及び副市長村長の選任】
第百六十二条 副知事及び副市町村長は、普通地方公共団体の長が議会の同意を得てこれを選任する。
【副知事及び副市長村長の退職】
第百六十五条
①普通地方公共団体の長の職務を代理する副知事又は副市町村長は、退職しようとするときは、その退職しようとする日前二十日までに、当該普通地方公共団体の議会の議長に申し出なければならない。ただし、議会の承認を得たときは、その期日前に退職することができる。
②前項に規定する場合を除くほか、副知事又は副市町村長は、その退職しようとする日前二十日までに、当該普通地方公共団体の長に申し出なければならない。ただし、当該普通地方公共団体の長の承認を得たときは、その期日前に退職することができる

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2024年10月17日 (木)

首長・議会の選挙統一

晴れ

 10月15日、三重県の伊賀市議会は議員選挙と市長選を統一(同日選挙)することで投票率向上、事務の効率化及び選挙費用削減(選管試算で3200万円減)に繋がるとして、任期5か月を残して全会一致で自主解散をしたという報を知りました。(➡伊賀タウン情報市HP

 平成16年(2004)11月1日に1市3町2村が合併して伊賀市が誕生。旧市町村の全議員を伊賀市議会議員として引き続き在任とする特例を適用し、議員の任期が5か月延長されたため、市長選と市議選が異なっていた。

 江田島市の場合はどうかということですが、伊賀市と同じく平成16年11月1日に4町が合併して誕生しました。

 合併協議会で合併特例法の在任特例を1年間適用することが確認され(➡こちら)、町議が合併して1年間は市議に在任することになりました。(合併当時は53人の市議)

 そのため市長選と議員選挙は1年の時間差を生じることになり、いまも続いています。今年11月には合併して20年を迎えますが、江田島市でもそろそろ選挙統一を考える時期に来ているのかもしれません。

 今年11月に市長選があるため、伊賀市のように統一する議論は、早くても来年(令和7=2025)秋に執行される市議会選挙で選ばれた新・議会(第7期)がスタートしてからということになります。

 江田島市議会ではこれまで議会としての歳費削減策として議員定数の減を実施してきましたが、選挙統一についても市民の声を聴きながら検討していただければと思います。 

2020年9月11日 議員削減の定数条例改正、全会一致で可決

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2024年10月15日 (火)

R6年10月1日の江田島市人口

くもり

 令和6年10月1日現在の江田島市人口が市HPで公開されています。(➡こちら

 広島県内でも高い外国人比率の江田島市ですが、令和6年10月1日現在の外国人市民は909人(前月比27人増)で、比率4.39%です。カキ養殖などの水産業、造船・解体業に従事されています。

 一方、日本人市民は前月比12人減。社会増9人、自然減21人(出生8人、死亡29人)となっています。

【江田島市】

2024.10.1 人口 前月比 65歳以上人口 高齢化率
日本人 19,800 ▲12 9,351 47.23%
外国人    909  27    14 1.54%
全 体 20,709  15 9,365 45.22%

【4町別】

2024.10.1 江田島町 能美町 沖美町 大柿町
日本人 7,036 4,469 2,483 5,812
外国人  229  247  312  121
全体 7,265 4,716 2,795 5,933
外国人比率 3.15% 5.24% 11.16% 2.04%

 今年(令和6)11月1日には江田島市が誕生して21年目がスタートします。4町(江田島町、能美町、沖美町、大柿町)によって減少率は異なりますが、市全体では合併当初よりこの20年間で人口は33.20%減少しています。

 持続可能なまちであるために、次の10年をどう乗り切っていくか。人口減少問題や外国人市民との協同のまちづくりをどう描いていくか試されます。

【参考】合併当初との人口比較

  合併当初(H16.12.1) 令和6年10月1日現在 減少数 減少率
江田島市 30,980 20,709 ▲10,271 33.15%
江田島町 11,854  7,265 ▲ 4,589 38.71%
能美町  6,175  4,716 ▲ 1,459 23.63%
沖美町  3,990  2,795 ▲ 1,195 29.95%
大柿町  8,961  5,933 ▲ 3,028 33.79%

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2024年10月13日 (日)

金木犀の香るころ 2024

晴れ

20241012-kinmokusei 一昨日から我が家の金木犀が満開です。日々、江田島~呉を行き来するドライブで窓を開けると金木犀の香りを感じます。

 初夏(5月)には柑橘系の花の香り、そして、秋には金木犀、匂いで季節を感じることができる自然豊かな江田島市に住んでいることに感謝。

 『恵み多き島、えたじま』、いつまでも島民に優しい故郷であることを願っています。

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2024年10月10日 (木)

土手副市長、市長選立候補表明

晴れ

 昨日(10/9)、土手三生副市長(71)が、任期満了に伴う江田島市長選(11月10日告示、11月17日投開票)に無所属で立候補することを正式に呉市役所(記者クラブ)で表明されました。

 9月20日に立候補表明された熊谷公夫氏(65)も呉市役所での表明でした。

 江田島市内にあるマスメディアは中国新聞のみ。それゆえ、多くのマスコミが常駐する呉市役所での会見を要請されたのでしょうが、江田島市長選立候補予定者は江田島市役所内で会見してほしかったです。

 TSSテレビニュースによると、土手副市長が立候補表明で語った言葉は、「江田島市の自然、伝統文化、人のぬくもり、それを後世に引き継いでいくことが、今、私に課せられた使命だと強く感じている」でした。

 

 土手副市長は近畿大学(工学部)卒業後、旧江田島町役場に入庁し、平成16年(2004)11月1日に合併した後、総務部長などを経て、平成27年(2015)4月から副市長を務め、現在、副市長の3期目(1期4年)。

【追記1】
2024年9月 4日 市長、3期目不出馬へ
2024年9月 6日 市長、3期目不出馬正式表明
2024年9月18日 市長選のゆくえ
2024年9月20日 熊谷氏、市長選立候補表明

 市長選に2名が立候補表明しましたが、市議会のメンバーはどう行動するのだろうか。

2021年10月 4日 R3市議選を振り返って(その1)
2021年10月 5日 R3市議選を振り返って(その2)

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2024年10月 6日 (日)

R6年度第12回日本語クラブ

晴れのちくもり

 午前中は高田交流プラザの日本語クラブでした。フィリピン6(高校生1、中学生1、小学生2)、日本8が参加しました。

 みなさん、ボランティアと一緒にそれぞれの宿題をし、また、宿題を終えた子どもはボランティアと一緒にカルタを利用して「しりとり」をしていました。

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2024年10月 4日 (金)

並木家の人々@江田島 1993

晴れ

 今年11月に市長選挙があります。 合併して20年、次の10年をどうするか、どうしたいか。

 昔の話になりますが、江田島を舞台・ロケ地にしたドラマ(➡並木家の人々)がありました。

 当時、東京で大学生活をしていました。田舎の話と思っていましたが、もう一度、このドラマを見て、江田島の素晴らしさを体感したいと思っています。

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2024年10月 2日 (水)

石破政権発足

くもりのち雨

 10月1日に臨時国会が召集され、石破茂自民党総裁が首班指名を受け組閣し、石破政権が誕生しました。

 石破首相は就任会見で、岸田文雄前首相の経済政策を引き継ぐことを表明するとともに、在日米軍の法的地位を定めた日米地位協定の改定に言及しました。(➡基本方針

 また、所信表明、各党の代表質問および党首討論後の10月9日に衆議院を解散し10月27日に総選挙という政治日程も打ち出しました。

 前政権からの旧統一教会問題、裏金問題(政治資金パーティーをめぐる政治資金収支報告書への過少または不記載)などもあり、国民がどのように審判を下すのかが注目されます。

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