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2023年4月20日 (木)

R4年度第1回まち・ひと・しごと創生有識者会議~漁業編

晴れ

 令和5年3月23日に開催された令和4年度第1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議(➡市HP)において、第2期人口ビジョン・総合戦略の進捗管理について意見が交わされています。

 前回は農業分野についての状況を紹介しました。(➡こちら)今回は漁業分野についてです。

 座長から漁業に関する取組について市漁業振興協議会の委員から江田島市の漁業者の状況の意見を求めており、要約すると以下の通りです。(一部は漁協関係者からのヒアリング)

カキ養殖について  江田島市の海域も水温が少し高くなっており、今年(令和4年末~5年初)カキ生産には大きな被害を受けている。(参考➡カキの育成と海水温

 市場の相場はシーズン当初から最低の値段が続いている。(収入減)

 コロナ禍による入国制限で技能実習生が入国できないため作業人員が足らず、出荷量も少ない悪循環となった。
放流事業について  ヒラメ、オニオコゼ、カサゴ、ガザミ、ヨシエビなど各漁協が振興基金などの助成を受けながら定期的に放流事業を実施しているが、効果が表れていない。(個体数が増えない)

 原因として、増加するカワウによる食害が挙げられる。(➡過去ブログ

担い手不足について  漁業後継者が育たない。
 魚が獲れない、魚価が安い、燃料高騰等による収益悪化など漁業をする環境が厳しい。

 放流事業については、「作り育てる漁業」を目標に継続的に実施しており、少し古い資料ですが、実績は以下の通りです。

2021年1026つくり育てる漁業2021~海の豊かさを守ろう

  平成30年度 令和1年度 令和2年度
オニオコゼ  43,100  49,000  49,000
ヒラメ 109,000 109,000 111,000
クルマエビ 110,000 110,000 110,000
ガザミ  20,000  20,000   2,000
ナマコ   2,625   2,550   2,550
アワビ -   1,500   1,500
キジハタ(県)   5,000   5,000   5,000
キジハタ(漁振) -   6,000  10,000

 現状として個体数が増えていないという委員からの説明がありましたが、産卵場所や稚魚の育成場所としての築磯・藻場造成にも力を入れています。(※キジハタの放流➡新聞記事

2022年4月23日 藻場造成について 2022 

【追記】新型コロナウイルス

 4月20日、広島県が発表した県内の新規感染者数は294人(前日比27減)でした。

 県内3大都市では広島市が138人(14減)、福山市は50人(4減)、呉市は12人(5減)。

 一方、江田島市は1人(2減➡HP県公表資料)でした。
※4月19日(水)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HPNHK

 一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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