R5年度当初予算概要~暮らしの基盤整備③
晴れ
3/17(金)市HPで令和5年度当初予算が公開されました。(➡こちら)
一般会計予算は前年度比▲8億7000万円(▲5.5%)の150億8000万円となっています。
江田島市における重要課題である人口減少傾向の改善を図るため、「しごとの創出」「人のつながり・縁づくり」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」を重点テーマにしています。
投資的事業としては、インフラ施設の維持管理などの暮らしの基盤整備や協働のまちづくりの拠点となる施設整備があります。
第2次江田島市総合計画に掲げる「協働と交流で創りだす『恵み多き島』えたじま」を実現するための施策を盛り込んだ予算との説明がなされています。
『くらしの基盤整備』について新規4件、拡充4件の8事業のうち4回にわたって紹介する3回目です。
【新規】最終処分場施設整備事業(974万5千円)
現在使用している最終処分場(➡参考)での埋立可能年数が少なくなっていることから、新たな最終処分場を整備する必要があります。
2020年8月 4日 R2年8月文教厚生常任委員会
候補地や整備方針を様でた最終処分場整備基本計画(H26年度策定)、最終処分場施設整備概略設計(H27年度策定)の見直しを行う。
【今後の予定】
R5年度(2023) | 最終処分場施設整備基本計画・概略設計の見直し(用地選定を含む) |
R6年度~7年度(2024~25) | 用地測量,用地取得 |
R8年度(2026) | 建設同意,循環型社会形成推進地域計画策定 |
R9年度~10年度(2027~28) | 測量・地質調査,土壌汚染調査,最終処分場基本設計・整備計画策定 |
R11年度(2029) | 生活環境影響調査,最終処分場実施設計 |
R12年度(2030)~ | 最終処分場建設(2~3年間) |
【拡充】畳・スプリングマットレス再資源化業務委託【環境センター】(296万3千円)
リサイクル推進を図るため、粗大ごみのなかで、破砕や手解体に時間がかかる畳やスプリングマットレスの処理を民間事業者に委託して、粗大ごみ処理の効率化と再資源化を進める。
種 類 | 再資源化の内容 |
畳 | 破砕後、紙・木質4割、廃プラ6割に混錬し、加圧加熱することで固形燃料として再資源化 |
スプリングマットレス | 製鋼用電気炉へ直接投入し、高温溶融処理により再資源化(金属は鉄鋼原料、布類やウレタン等は熱源として再資源化)➡参考 |
鉄鋼をつくるには、鉄鉱石や石炭から製造する高炉とスクラップを溶かして製造する電炉があります。(➡高炉と電炉)
高炉ではCO2を莫大排出(➡こちら)するため、近年の環境問題を受けたカーボンニュートラル推進の流れを背景として、高炉メーカーも電炉へシフトする動きがあります。(➡こちら)
経済産業省資料➡鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた国内外の動向等について(R4.9.12)
電炉による超高温完全溶解処理を利用した資源リサイクル事業に取り組んでいる事業者があり、今後はこういった動きが促進されるものと思います。(➡参考)
【追記】新型コロナウイルス
3月29日、広島県が発表した県内の新規感染者数は309人(前日比81減)でした。
県内3大都市では広島市が124人(25減)、福山市は61人(2減)、呉市は18人(10減)。
一方、江田島市は2人(1減)➡HP、県公表資料)でした。
※3月28日(火)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
※3月13日から、マスク着用は個人の判断が基本になりました。(参考➡厚労省HP、NHK)
一人ひとりが、引き続き、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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