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2023年2月13日 (月)

安芸高田市観光協会、解散へ

 本日の中国新聞ニュース(➡こちら)によると、(一社)安芸高田市観光協会(➡HP)が3月末で解散する見通しということです。

 2月8日に開催された理事会で理事長を除く出席者8人のうち7人が解散案に同意した。理由としては、安芸高田市からの2023年度(令和5)補助金が2022年度(令和4)1350万円の半額になる方針を受け、職員体制等を維持することが困難との判断による。

 最終的な決定は社員総会での議決が必要になりますが、2/3以上の承認を経た場合、解散することになります。

(一社)安芸高田市観光協会の定款(➡こちら
(法人の構成員)
第7条 当法人の会員は、次の2種とし、正会員をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以下「一般法人法」という。)上の社員とする。
⑴ 正会員  当法人の目的に賛同して入会した個人又は団体
⑵ 賛助会員 当法人の事業を賛助するために入会した個人又は団体

 一般的に、観光推進の核となる観光協会が消滅するのはマイナスですが、このたびの理事会の決定に対して観光協会の会員(一社の場合、社員)はどう受け止めているのだろうか。今後の安芸高田市の観光戦略がどうなるのか注視したい。

2022年 7 7市民モニター制度で議会アンケート@安芸高田市

 参考までに、江田島市観光協会(➡HP)は令和3年度(2019)に一般社団法人化しており、市からの補助金は任意団体のころより下に示す通り、平成28年度(2016)以降は年間約2000万円前後で推移しています。

2021年 4月 3日 江田島市観光協会、一般社団法人へ

江田島市観光協会への補助金推移(決算書ベース)

H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 R 1年度 R 2年度 R 3年度
774万円 2330万円 2000万円 2000万円 2000万円 1852万円 1726万円

 また、補助金とは別に、事務所としても利用している『ふるさと交流館』の指定管理料(参考:令和2年度 303万9千円)の収入があります。

 ただ、令和3年2月に策定された江田島市行財政経営計画(➡こちらでは補助制度の見直しとして以下のことが掲げられており、将来的に補助金や指定管理料の減額も視野にあると推察。

補助制度の見直し(行財政経営計画P33から抜粋)

■補助金の交付手続や実績に基づく交付額の確定など,適切な制度運用が行われているか点検し,必要な見直しを行います。

■補助事業開始時からの状況変化及び目的の達成等により,事業継続の必要性が低下している場合は廃止するなど,抜本的な見直しを行います。

■3年ごとに,当初予算編成時に見直しを行うことをルール化します。

2020年12月30日 R2年12月定例会 観光振興について(質疑応答)
2022年 7月27日 観光協会、事務局長不在をどう考える

【追記】新型コロナウイルス

 2月13日、広島県が発表した県内の新規感染者数は281人(51減)でした。

 県内3大都市では広島市が87人(48減)、福山市は65人(3増)、呉市は7人(9減)。

 一方、江田島市は昨年10月23日以来113日ぶりの0人(1減➡HP県公表資料)でした。
※2月12日(日)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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