中町/宇品航路、経常赤字5,397万円(R4.9決算)
晴れのちくもり
指定管理者制度を活用した中町/宇品航路の令和3年(2021)10月から令和4年(2022)9月までの期間を経営年度(令和4年9決算)とするモニタリング評価結果が市HPで公表されました。(➡こちら、当該年度の評価結果)
左は直近5年間の収支状況です。令和4年9月期決算では5397万円の経常赤字ということで5期連続の赤字となりました。
コロナウイルス感染症による乗降客数は若干回復した模様ですが、それ以上に燃料費高騰による影響が大きい。
2022年2月18日 中町/宇品航路、赤字幅1434万円改善(R3.9決算)
中町宇品航路 公設民営(平成27年10月~令和4年10月)
乗降客数と運賃収入の関係
期間 | 乗降客数 | 前年比 | 運賃収入 | 前年比 |
H27.10~H28.9 | 535,604人 | - | 3億4,223万円 | - |
H28.10~H29.9 | 519,044人 | ▲3.1% | 3億2,839万円 | ▲4.0% |
H29.10~H30.9 | 512,261人 | ▲1.3% | 3億2,403万円 | ▲1.3% |
H30.10~R 1.9 | 486,606人 | ▲5.0% | 3億1,106万円 | ▲4.0% |
R 1.10~R 2.9 | 383,519人 | ▲21.2% | 2億4,886万円 | ▲20.0% |
R 2.10~R 3.9 | 334,099人 | ▲12.8% | 2億2,419万円 | ▲9.9% |
R 3.10~R 4.9 | 345,185人 | 1.0% | 2億3,654万円 | 5.5% |
指定管理者が管理する期間(契約期間)において、江田島市の考え方としては、燃料高騰や新型コロナウイルス感染症などの影響による経営環境の変化においては特段の支援はしない。
しかしながら、国からの財源支援があればその限りではありません。
令和4年度(2022)、江田島市では燃料単価の上昇率(R3.4→R4.4月)を基に算定した燃料高騰相当分(試算値)の1/2の額を原油価格高騰対策緊急支援金として海上交通・陸上交通の事業者に交付しています。
2023年 1月 5日 R4年度第3回江田島市公共交通協議について
【追記】新型コロナウイルス
2月12日、広島県が発表した県内の新規感染者数は332人(523減)でした。
県内3大都市では広島市が135人(147減)、福山市は62人(106減)、呉市は16人(36減)。
※2月11日(土・祝)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
| 固定リンク
「交通問題(船・バスなど)」カテゴリの記事
- 高速船シースピカ、G7広島サミットで活躍(2023.05.25)
- いよいよ新造船『瀬戸ブルー』就航(2023.05.02)
- R4年度第4回江田島市公共交通協議会について(2023.04.05)
- R3年度指定管理者モニタリング評価シートを公表(2023.02.16)
- 中町/宇品航路、経常赤字5,397万円(R4.9決算)(2023.02.12)
コメント