全国公立高の外国人枠 2023
雨のち晴れ時々くもり
日経新聞朝刊に高校の外国人受け入れ枠の導入についての記事が掲載されていました。2023年(令和5)の入試で全国の公立高校の73%が特別枠を設けていないことが調査で分かったというもの。
外国籍の子弟は日本の中学校卒業後に10%が進学しておらず、全中学生の10倍の水準であるという。
外国出身の生徒向けに定員枠や特別選抜を設けていても、対象を『来日3年以内』に限る地域が多く、中学入学前に来日した子どもはこぼれ落ちる(対象外)ことになります。
高校入試レベルの日本語取得には5年ほどかかるといわれており、『ことばの壁』により進学の機会を逸するという。
広島県では令和2年(2020)春に実施した公立高等学校入学者選抜入試から外国籍を有する人の特別枠が設けられました。
2019年11月25日 公立高校、令和2年度入試に帰国生徒等の特別制度
2019年12月18日 公立高校入試、外国籍生徒に特別枠
日本の中学校卒業若しくは卒業見込みで来日後6年以内の生徒(➡新聞記事)に限り、入学定員外で各高等学校2人以内という枠組みであり、全国的には先進地域ということになります。
江田島市唯一の高校である県立大柿高等学校においても1学年2人の特別枠があり、現在、フィリピン国籍の高校生が多数在籍しています。
高校に入学したとしても、一般的に日本語能力の向上は必至であり、入学後のケアも大切になります。また、「出口」である進学若しくは就職の支援も欠かせず、行政(教育委員会含む)・学校・地域・企業のネットワークづくりがポイントであると思います。
【追記】新型コロナウイルス
1月7日、広島県内の新規感染者数は3日連続8000人を超え、8071人(前日比14減)でした。
県内3大都市では広島市が3615人(82減)、福山市は1414人(28減)、呉市は614人(53増)。
一方、江田島市は51人(6増➡HP、県公表資料)でした。
※1月6日(金)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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