江田島市鳥獣被害防止計画(第6期)案の意見募集
くもりのち晴れ
法律に基づいて策定する鳥獣被害防止計画の第6期(案)について意見募集(パブリックコメント)が市HPに案内されました。(➡市HP)
このたびの第6期は令和5年度(2023)~令和7年度(2025)の3年間の計画となります。
意見募集期間: 令和5年1月16日(月)から令和5年2月3日(金)まで
この計画は「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律(平成19年法律第134号、通称:鳥獣被害防止特措法➡参考)」に基づいて3年を計画期間として、平成20年度(2008)から計画を策定し、有害鳥獣対策を実施しています。
第1期計画(平成20年度~22年度=2008~2010➡こちら)によると、江田島市域でイノシシによる農作物被害の発生は合併前の平成12年度(2000)からと記載されています。つまり、それ以前はイノシシ被害がなかった(イノシシがいなかった)ということです。
これまでの計画では、イノシシ、アナグマ、カラス、カワウを有害鳥獣に指定しておりましたが、このたびの第6期(案)では、新たに『シカ』を指定することが明記されています。
被害実態はないが、隣接市町で農作物被害が拡大しており、江田島市においても目撃情報があり、今後の被害発生が懸念されるということです。
農作物被害の7割を占めるイノシシについてですが、記録にある平成14年度(2002)から第1期計画策定段階までの捕獲数は以下の通り。
イノシシ捕獲数
H14年度 | H15年度 | H16年度 | H17年度 | H18年度 | H19年度 |
59 | 90 | 152 | 134 | 277 | 372 |
過去ブログに掲載しましたが、決算の補足説明書である『主要施策の成果と課題に関する報告書』等をもとに平成18年度からのイノシシの捕獲数をまとめると以下の通りです。
下表にない平成14年度から平成17年度の捕獲数は過去の『議会だより』が参考になります。(➡こちら)
年度 | H18年度 | H19年度 | H20年度 | H21年度 | H22年度 | H23年度 | H24年度 | H25年度 |
捕獲数 | 277 | 241 | 716 | 632 | 1058 | 882 | 768 | 815 |
年度 | H26年度 | H27年度 | H28年度 | H29年度 | H30年度 | R1年度 | R2年度 | R3年度 |
捕獲数 | 1105 | 845 | 843 | 905 | 825 | 871 | 1064 | 1158 |
左は令和3年度のイノシシ捕獲場所集計です。江田島市域に被害が出始めたときは、大柿町や沖美町など限定的な被害エリアでしたが、その後、全域に広がり、当初はイノシシ被害がなかった江田島町がいまでは一番多い地域になっていることが分かります。
農林水産省HPをみると、全国各地で取り組んでいる鳥獣被害対策の事例を取りまとめており、何らかのヒントになりはしないだろうか。(➡こちら)
【追記】新型コロナウイルス
1月18日、広島県内の新規感染者数は3334人(前日比1124減)でした。
県内3大都市では広島市が1376人(465減)、福山市は649人(302減)、呉市は250人(38減)。
一方、江田島市は12人(17減➡HP、県公表資料)でした。
※1月17日(火)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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