プラスチック資源循環促進法
晴れ
プラスチック資源循環促進法とは、2021年(令和3)6月に国会で可決され、2022年(令和4)4月1日に施行されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(参考➡環境省HP)の略称です。
この法律の目的は、プラスチックの資源循環を促進し、プラスチックごみを減らすことで持続可能な社会を実現することであり、同法が原則とするのは、3R+Renewableの促進。
3R | Reduce(リデュース) |
製造のために消費する資源を減らす |
Reuse(リユース) | 使用済み製品を繰り返し使用する | |
Recycle(リサイクル) | 廃棄された製品を原材料等として利用する | |
Renewable (リニューアブル) |
製造に使用される資源を再生が容易なものに置き換え、廃棄を前提としないものづくりをすること |
石油などの地下資源に対し、プラスチックごみは『地上資源』とも呼ばれているそうで、この地上資源を有効利用して新しいビジネス、経済価値を生み出す循環経済への移行においてリサイクルはとても重要な役割を担います。
リサイクルで分かりやすい事例として、清涼飲料水等のペットボトルが挙げられます。
日本のペットボトル回収率は2020年度(令和2)で96.7%、リサイクル率は88.5%と海外に比べて非常に高い。回収されない約3%のペットボトルは可燃不燃ごみに混入してしまっており、回収に向けての啓発は必要です。
(参考)
PETボトルリサイクル推進協議会➡2020年度回収率、2020年度リサイクル率
(一社)全国清涼飲料連合会
ただし、実際にペットボトルに戻る『ボトル to ボトル』の水平リサイクル率は約16%に留まっており、ボトル以外の製品になって最終的には焼却されてしまうそうです。(➡参考)
質の高い使用済みペットボトルを集めることも重要で、自治体や企業(メーカーや流通など)との連携による分別回収の仕組み、そして住民・行政・事業者が一体となって進めることも大切です。
【追記】新型コロナウイルス
11月18日、広島県内の新規感染者数は2454人(前日比266減)でした。
県内3大都市では広島市が1025人(164減)、福山市は454人(32増)、呉市は129人(1減)。
一方、江田島市は28人(9減➡HP、県公表資料)で10代未満と10代を合わせて12人。11月の新規感染者数は211人となりました。
※11月17日(木)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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