令和5年度予算編成方針が公表される
くもりのち晴れ
10月27日付で市HPに令和5年度(2023)予算編成方針が公開されました。(➡市HP)予算編成における施策の方向・基本方針を示すもので、この方針に沿って令和5年度予算案の編成を進めていくことになります。(➡編成方針PDF)
令和5年度の施策は、令和6年度(2024)に期限を迎える第2次総合計画の「目指すべき姿」の実現のため、これまでの取組を振り返えり、新たな総合計画(第3次)策定への基礎づくりに向け、『しごと』『子育て』『健康』『人のつながりと縁』の施策の柱を重点項目として、事業を推進しつつ、それを支えるくらしの基盤整備に取り組んでいくとしています。
また、ロシアのウクライナ侵攻や日本を取り巻く様々な状況により影響が広がっている原油価格・物価高騰や、新型コロナウイルス感染症への対応も図っていくことが示されています。
令和3年度(2021)から取り組んでいる行財政経営計画における事務事業総点検によって各事業がどのように評価され、予算編成に反映するのか知りたいところであり、予算議会となる令和5年2月定例会でこの視点をもとに審議してほしいものです。
2022年 4月29日 R3年度江田島市行財政改革審議会について(その1)
2022年 4月30日 R3年度江田島市行財政改革審議会について(その2)
2022年 5月 1日 令和3年度の事務事業総点検について
【施策の方向性】 |
■市行財政経営計画に基づく財政健全化への取組 ア 歳入の確保 イ 経常的経費の見直し ■重点項目の推進 ア しごとの創出 イ 人のつながり・縁づくり ウ 子育てしやすい環境づくり エ 健康寿命の延伸 ■各種取組を支える共通の視点による取組 ア DXの推進 イ 暮らしの基盤整備 ■原油高、物価高への対応 ア 生活者支援 イ 事業者支援 ■新型コロナウイルス感染症への対応 ■広島サミット関連事業 |
【基本方針】 |
■歳入規模に準じた予算編成 ➡新たな視点や工夫による歳入の確保、歳出の削減に取り組む。また、各事業において、国や県その他民間団体との連携など、利用可能な交付金や補助金などの情報収集に努め、積極的に活用。 ■成果を意識した事業の見直しによる予算編成 ➡令和3年度から取り組んでいる事務事業総合点検を踏まえ、事業実施による成果を意識した事業の組み立てによる予算編成に取り組む。 ■新規・拡充事業への取組 ➡令和5年度の施策の方向性及びこれまでの取組の成果を踏まえ、効果的かつ効率的な事業を構築し、実施する。 ※財源は、既存の事業内容や規模の見直し、又は縮小や廃止などにより削減した額の範囲内で整理。 ここで事務事業総点検での事業評価が生かされているかどうかがポイントです。 |
予算及び決算に関する情報公開ですが、平成25(2013)年の決算審査特別委員会の文教厚生常任分科会で要望してから決算書類及び予算書類を図書館及び公民館で閲覧することが可能になりました。(→2013.11.26予算書及び決算書の閲覧)
その後、一歩ずつ前進しています。平成30(2018)年度予算から市HPで予算編成方針を公開しています。
平成30年度予算編成方針
平成31年度予算編成方針
令和 2年度予算編成方針
令和 3年度予算編成方針
令和 4年度予算編成方針
平成29(2017)年度予算から議会へ説明する予算案の概要(資料)も2月定例会で議決されたあとに公開するようになりました。より分かりやすいものに毎年工夫されています。
下の○○年度予算案の概要をクリックすると市HPが出ます。その最下段あたりに予算書と併せて配布される補助資料としての概要が掲載されてます。(参考:令和4年度予算案の概要PDF→フルサイズ、要約版)
また、令和2(2020)年度からは一般会計・特別会計予算書及び予算事項別明細書、水道事業や水道事業の予算書もHPでPDFファイルとして公開されるようになりました。
平成29年度当初予算案の概要
平成30年度当初予算案の概要
平成31年度当初予算案の概要
令和 2年度当初予算案の概要
令和 3年度当初予算案の概要
令和 4年度当初予算案の概要
一方、決算に関することですが、昨年も同様のことを書きましたが、決算書や監査報告も公開すべきと考えます。
決算書では数値だけで分りにくい(参考→呉市の決算書)ので、『主要施策の成果に関する報告書』(参考→H30年度【まちづくり推進事業】)も公開することで市民のみなさんにも税金がどのように使われているのかより理解しやすいのではないだろうか。
市民のみなさんが報告書を見て、疑問に思うこと、または、こうしたら良くなるのでは、と意見交換できる場があれば素晴らしいことだと思います。
行財政改革もこのような延長線上にあるのではないでしょうか。毎年150~160億円の一般会計の使い途と施策の効果について、議会だけでなく、市民のみなさんと一緒に考えることが大切です。
【追記】新型コロナウイルス
10月27日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は1244人(前日比144減)でした。
県内3大都市では広島市が503人(49減)、福山市は245人(29減)、呉市は89人(16減)。
※広島市、福山市、呉市は9/27公開分から国の全数把握の簡略化に伴って集計方法が変わることなどから午前ではなく、午後に数値を発表することになりました。(➡NHK)
一方、江田島市は2人(±0➡HP、県公表資料)でした。
※10月26日(水)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
※政府分科会は7月11日に「感染拡大の第7波に入った」という認識を示しました。(参考➡NHK)増加の要因としては、オミクロン株の新系統「BA・5」への置き換わりや、ワクチン接種からの時間経過が挙げられています。
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