晴れのちくもり一時雨
市HPに旧能美海上ロッジ跡地の有効活用について本日(10/24)からサウンディング型市場調査をすることが掲載されました(➡こちら)。
※旧能美海上ロッジは現在解体工事中で、2023年(令和5)3月に解体工事が完了する予定。
2020年12月5日 能美海上ロッジの解体について
サウンディング型市場調査とは(参考➡神戸市HP)
行政と事業者との意見交換等を通じて、公共用地の利活用等の事業に対する様々なアイデアや意見を把握する調査のこと。
事業検討の早い段階でのサウンディング型市場調査の実施により、市場性の把握やアイデアの収集、今後、事業者公募を行う際の公募条件の事前整理が可能となるなどのメリットがあります。
さらに、事業検討の段階で、広く対外的に情報提供することにより、当該事業への事業者の関心を高めるメリットもあります。
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市としては、旧能美海上ロッジ跡地について、第2次総合計画の土地利用構想により、周辺施設(江田島荘、長瀬海岸、中町港)と連携して、江田島市の魅力づくりと交流人口の拡大につながる地域(エリア)となるよう利用方針を決定しています。
尚、事業方式は市有地の賃借による民設民営(施設)を想定しており、今回の調査の参加者は、調査対象区域の活用主体となり得る法人又は法人のグループとしています。
実施要項から抜粋(➡こちら)
(3) 利活用方針の前提条件
ア 第2次江田島市総合計画土地利用構想での位置づけに沿った利活用とします。 (該当地域の位置づけ) ・ 海と島の観光・交流ゾーン ・ 江田島市の魅力づくりと交流人口の拡大につながる観光・交流ゾーン
イ 具体的な利活用については,市が直接投資した施設運営は行わず,公募により事業実施者を選定する。
ウ 事業用地は市有地の貸付(事業の性質により有償・無償とする)とします。
(4) 調査に期待する事項
ア 江田島市が期待する事項
民間事業者による自由な提案を募集することで,利活用の可能性を幅広く検討するきっかけになり,また「対話」することにより,イメージが深まり,そこからまたアイデアやノウハウをえることを期待しています。
イ 民間事業者において想定される効果
自らのアイデアやノウハウ等の創意工夫を,公募条件等に反映でき,公募等の正式な応募の際に,内容を十分に理解した上での提案ができます。
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いま、中町地区の活性化が進んでいます。2017年(平成29)に島の病院おおたにが開業し、2021年(令和3)には江田島荘、体験民宿NORA、そして今年はクラフトビールの製造工場が完成しました。
2017年 2月19日 島の病院 おおたに
2021年 6月 2日 江田島荘、7月にオープン
2021年10月11日 No.44 Project@体験民宿NORA
2022年 7月26日 江田島クラフトビール、今秋にも発売
これまで旧能美海上ロッジ跡地の利用について様々な方と意見交換する場がありました。そのなかで面白いと思える施設案としては、『渚の交番』。
これは(公財)日本財団が取り組んでいる『渚の交番プロジェクト』によるもので、2021年(令和3)9月28日現在、全国11カ所に拠点を設置し、自治体の協力のもと、観光協会やNPO法人、社団などが運営しています。
※渚の交番建設には日本財団からの助成金があります。(参考➡静岡県・磐田/袋井)
私見として、(提案者がいればですが)旧能美海上ロッジ跡地に渚の交番の設置を検討してはどうかと考えます。長瀬海岸ではカヌーやSUP等のマリンレジャー、海水浴やマテガイ掘りが盛んです。
ざっくりとした私案概要ですが、渚の交番にはカフェエテリアを設け、『海の安全』と『浜辺の生き物と環境』をキーワードに運営する。『足湯コーナー』も設けるなどして、江田島荘と補完しあう施設になることに期待できるのではないだろうか。
2021年10月 8日 カブトガニ@長瀬海岸2021
そしてコミュニティーFMの機能を併設することもよいのではないだろうか。行政と防災ラジオとしての連携協約を結び、災害時には防災行政無線の補完的機能、平時には『江田島の地域情報』を定時放送するというものです。
2021年12月 6日 江田島市でコミュニティFM開設を考える2021
何はともあれ、跡地の有効活用で江田島市域の活性化に繋がるプランを提案する企業が多く参加してくださることを願っています。
コミュニティ放送 超短波(FM)放送による地域の話題や行政、観光、交通等の地域に密着した きめ細かな情報等を提供し、地域の活性化等に寄与することを目的とした地域密着型メディアとして 平成4年(1992)に制度化。
放送エリアが地域(市町村単位)に限定されるため、地域の商業、行政情報や独自の地元情報に特化し、地域活性化に役立つ放送を目指すことが大切。
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【追記】新型コロナウイルス
10月24日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は589人(前日比351減)でした。
県内3大都市では広島市が234人(101減)、福山市は150人(92減)、呉市は21人(33減)。
※広島市、福山市、呉市は9/27公開分から国の全数把握の簡略化に伴って集計方法が変わることなどから午前ではなく、午後に数値を発表することになりました。(➡NHK)
一方、江田島市は10月20日発表以来の0人(2減➡HP、県公表資料)でした。
※10月23日(日)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
※政府分科会は7月11日に「感染拡大の第7波に入った」という認識を示しました。(参考➡NHK)増加の要因としては、オミクロン株の新系統「BA・5」への置き換わりや、ワクチン接種からの時間経過が挙げられています。
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