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2022年7月14日 (木)

江田島市、レモン栽培参入企業と包括連携協定を締結

雨一時くもり

 江田島市の本年度、新規事業のひとつである基盤整備促進事業(➡予算資料)は、農業振興策として沖美町沖地区の小規模農地を集約(所有者から借受け)し、県が事業主体となって国の補助金でレモン園地の整備をします。

 園地整備後、農業法人が農地中間管理機構(農地バンク➡こちら)から農地を借り受けて営農を始めることになります。

※農地の貸し手が農地中間管理機構に貸し出し、農業の担い手(集落法人・農業参入企業・認定農業者・新規就農者など)が農地中間管理機構から借りる仕組み。農地中間管理機構が橋渡し役になります。貸し手(及び相続予定者)にとっても安心な仕組みであり、借り手にとっても一定の規模の農地を借りることができます。

2022年3月 5日 R4年度当初予算(案)概要、公開される(その2)

2022714-suzunari_lemon  左は7/14の中国新聞から。江田島市が農地集積の取組みとして進める「レモン栽培における企業誘致」において、参入を予定している静岡県に本社を置く(株)鈴生(すずなり➡HP)と江田島市が農業振興等について包括連携協定を締結しました。(➡市HP

HPより抜粋
 今回の協定締結により、農業及び関連産業の振興、農地の集約によるレモンの生産・産地拡大、6次産業化推進に関することなどの農業振興について、相互に連携・協力し、地域の活性化を図ります。

 記事によると、江田島市は沖美町沖地区の農地約6.7haの集積(地権者が複数いる私有地)に着手し、2023年度(令和5)~2026年度(令和8)にかけて3工区に分けて農場整備をする計画(基盤整備促進事業)で事業費は約1億5,000万円。

 (株)鈴生は、農地中間管理機構を通して農地を借り受け、第1工区(約2.4ha)が完成する2025年(令和7)3月からレモンを栽培する予定です。全ての農地が完成したのち、2034年(令和16)にはレモン180トンの収穫を見込んでいます。

 尚、令和3年度(2021)第4回農業委員会議事録(➡こちら)によると、(株)鈴生の意向としては農地バンクから借り受ける期間は25年間という。

2022年712農業に期待~レモンとトマト

事 業 費 財   源
国・県の補助金 江田島市負担分(1割)
1億5,000万円 1億3,500万円 1,500万円

 因みに、()鈴生のグループ会社、「(株)モスファームすずなり」は、安芸高田市の羽佐竹大規模団地でレタスを生産(➡広島県HP)しており、ブランド化を進めています。(➡こちら)この流れが江田島レモンでも起こることに期待したい。

  これまで農業振興策(耕作放棄地対策を含む)として、オリーブの島構想を立ち上げ、当初計画どおりにはいってませんが、年々、植栽本数や収穫高も伸び、また、認知度も上がっています。これからが楽しみな産業です。

2022年713江田島オリーブ、国内外の評価高まる

 国産レモン生産で日本一を誇る広島県(➡県HP)であり、需要が伸びているなかで、江田島市の耕作放棄地対策として、また、江田島レモンのブランド化及び6次産業化による販路拡大・収益拡大と雇用創出による地域活性化に期待したいところです。

2019年1118大崎上島町に大手企業、サテライトオフィス

【追記】新型コロナウイルス

 7月14日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は1271人(前日比19増)で2日連続の1200人台となり、県内3大都市では広島市644人(24増)、福山市は197人(19減)、呉市は108人(5増)。

 一方、江田島市は10人(7増➡市HP県公表資料 )で、3月29日(確認)以来の二桁となりました。
※7月13日(水)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

 政府分科会は711日に「感染拡大の第7波に入った」という認識を示しました。(参考➡NHK)増加の要因としては、オミクロン株の新系統「BA5」への置き換わりや、ワクチン接種からの時間経過が挙げられています。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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