市民モニター制度で議会アンケート@安芸高田市
くもり時々晴れ
今日の中国新聞から。市長と議会の対立が続く安芸高田市が実施した『市議の評価』についての記事です。
『市民モニター制度』(参考➡過去の調査結果)を使って、『市議会に対する市民の評価の見える化』を目的として、市議16人それぞれについて説明責任を果たしているかなどの評価アンケートをしたという。
安芸高田市市民モニター制度の目的(➡市HPから抜粋) 安芸高田市が取り組む施策に対する評価や要望をお聞かせいただき、市民のニーズを把握し、市が今後行っていく施策に活かすことを目的に、令和3年度から取り組んでいます。 |
議会基本条例に基づく設問をモニター(約100人)に尋ねたとするが、個人的見解として、市が議会に関するアンケートを『市民モニター制度』を利用して実施するのは制度趣旨から外れていると思います。
議会に対するアンケートは、議会自体が実施するのが正常なやり方であり、議会が市長についてのアンケートをしたら市長はどう思うだろう。石丸伸二市長が誕生したとき、30代の首長誕生に期待したものですが、市長と議会の対立は市民置き去りの残念な状況というほかありません。
市長と議会の対立として思い出すのが、2009年(平成21)の鹿児島県阿久根市。当時の市長がブログで「市議会不人気アンケート」として市議15人全員の実名を挙げ、「最も辞めてもらいたい議員は?」との質問を設けてネット投票を呼びかけたことがあります。
当時はブログ市長として注目を集めましたが、その地域に住む市民にとってはこの先、自分たちのまちがどうなるのか不安だったのではないでしょうか。
2009年 1月15日 ある市長のはなし
2009年 2月 9日 ある市長のはなし(その2)
2009年 2月26日 ある市長のはなし(その3)
Wikipedia情報(➡こちら)を見ると様々な出来事があったことを知ることができます。元市長は現在、市議会議員として活動されています。(➡阿久根市議会HP)
安芸高田市政に関する過去ブログ 2020年 8月11日 30代の市長2人誕生 2020年10月24日 安芸高田市議会の出来事~市長のTwitter 2021年 1月20日 市民による市政チェック@安芸高田市 2021年 1月23日 市長と議会の対立@安芸高田市 2021年 6月 3日 副市長選任案を再び否決@安芸高田市 2021年 6月22日 副市長選任案、再議へ@安芸高田市 2021年 6月26日 教育委員の定数条例問題@安芸高田市 2021年 8月12日 安芸高田市政、一年を振り返る(その1) 2021年 8月13日 安芸高田市政、一年を振り返る(その2) 2021年 8月14日 安芸高田市政、一年を振り返る(その3) 2021年11月27日 安芸高田市長の挑戦~議会の見える化 2022年 5月26日 安芸高田市長、議員定数半減を提案予定 2022年 6月11日 リテラシーという言葉に注目 2022 |
【追記】新型コロナウイルス
7月7日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は640人(前日比23減)。県内3大都市では広島市311人(11減)、福山市は114人(18増)、呉市は52(32減)。
一方、江田島市は4人(1増➡市HP、県公表資料 )でした。
※7月6日(水)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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