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2022年6月13日 (月)

刑法改正案の成立~侮辱罪の厳罰化など

くもり

 第208回通常国会に提出されている刑法改正案が、本日、参議院本会議で可決され成立しました。(➡法務省HP

 (参考)参議院HP➡議案情報

 主なポイントとしては以下の通りです。

(1)インターネット上の誹謗中傷対策などを強化するため、「侮辱罪」を厳罰化

 現在は拘留と科料しかない侮辱罪の法定刑に、1年以下の懲役と禁錮、30万円以下の罰金を追加する。

 これは2020年(令和2)に女子プロレスラーが交流サイト(SNS)で中傷され自死したのを機に、見直しの議論が拡大したことを受けての法改正。

 ただ、国会では憲法が保障する表現の自由(第21条)との兼ね合いをどうするかという問題もありました。

 衆議院では、採決前の法案修正で、施行3年後に「表現の自由を不当に制約していないかを外部有識者を交えて検証し、結果に基づいて必要な措置を講じる」という付則が追加されています。(➡衆議院の修正案議案情報

 尚、衆議院で修正されたものについての参議院での取り扱いについては参議院HPをご覧ください。(参議院HP➡法律ができるまで

現行の刑法(※侮辱と名誉棄損の違い➡参考

(侮辱)
231条 事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する

(名誉棄損)
第230条 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
2 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。

(2)懲役刑と禁錮刑が廃止され「拘禁刑」を新たに創設

「懲らしめる刑罰」から「更生」に軸足を移すのが目的で、法改正により、受刑者の特性に応じて、刑務作業や教育プログラムなどが実施できるようにするというもの。(参考➡読売新聞

【追記】新型コロナウイルス

 6月13日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は272人(前日比117減)で今年1月6日(マスコミ発表)以来の200人台になりました。県内3大都市では広島市156人(62減)、福山市は32人(20減)、呉市は20人(6減)。

 一方、江田島市は5日ぶりに0人(1減→市HP県公表資料 )でした。
※6月12日(日)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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