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2022年5月18日 (水)

デジタル・ディバイドの解消について

晴れ

 インターネットの普及にともない、パソコンに加えてスマートフォン・タブレットといったIT機器(デジタル・デバイス)に加え、情報媒体としてネットニュースやSNS (Facebook、twitter、Instagramなど)の利用が当たり前の社会になっています。

 一方で、デジタル・デバイスを活用できず、デジタル化の流れに取り残されている情報弱者(➡参考)も生まれています。 デジタル化が拡大し、情報を適切に入手できる人と、入手できない人の格差が広がり、「デジタル・ディバイド」が問題視されるようになりました。

デジタル・ディバイド(Digital divide 
インターネットやコンピューターを使える人と使えない人との間に生じる格差のこと、つまり「情報格差」のこと。
デジタル・デバイドと表記することもあります。

デジタル・デバイス(Digital device)
パソコン、タブレット、スマートフォンや、それらと接続して使う装置の総称。

 江田島市では行政情報を「広報えたじま」や市ホームページ(以下、市HP)で公開しています。

 「紙媒体」である広報は各世帯に戸別配布されるため、市民の皆さんは限られた紙面(字数制限や締め切りなど)のなかで市政情報を得ることができます。

 一方、イネターネット環境(光回線など➡こちら)が整ったことで、市HPでは様々な情報(字数制限や締め切りがない)を公開し、また、重たいデータ(ファイルや動画など)も見ることができるようになりました。

 総合計画などの各種計画、協議会の議事録、議会情報など、市政に関するありとあらゆる情報がインターネット上で見ることができます。また、紙媒体と違って即時性が求められる情報も市HPで簡単に入手することができます。

 まず、デジタル・デバイスを持っていないと、情報ソースにアクセスできないということでデジタル・ディバイド(情報格差)が生じることになります。経済的に持つことができない世帯もあり、課題が残ります。

 一方で、デジタル・デバイスを持っていたとしても、その使い方がわからないと情報を得ることができません。これからデジタル社会がさらに進化した場合、情報格差が広がる懸念があり、行政がデジタル機器の操作教室を開催するなどして対応することも検討が必要です。

※総務省資料➡①利用者向けデジタル活用支援について
       ②デジタル活用支援 令和3年度事業実施計画

 また、公共施設等に防災の観点からもWi-Fiを整備してネット環境を拡充していく必要があると考えます。(総務省:公衆無線LAN整備支援事業こちら概要図

 江田島市では一部の港(三高、中町、小用、切串)・観光施設(ふるさとう交流館)や広島市や呉市を結ぶ船舶でフリーWi-Fi (➡HIROSHIMA FREE Wi-Fi)を利用することが可能です。

【参考】
2015年 1月19日 Wi-Fiステーション整備に関する国の動向
2016年12月28日 Wi-Fiステーション整備について
2021年 2月 1日 江田島市発着の船舶、WiFiサービスがスタート
2021年 331公共施設のWiFi整備@福山市

 尚、小中学校などの教育関連でいうと令和3年(2021)4月からのGIGAスクール開始により市内小中学校は校内無線LANが完備されました。(参考➡令和2年8月補正予算案

【追記】新型コロナウイルス

 5月18日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は3日ぶりの1000人越えで1303(前日比334増)。県内3大都市では広島市661人(249増)、福山市は224人(80増)、呉市は130人(21増)。

 一方、江田島市は3人(3減→市HP県公表資料 )でした。
 ※5月17日(火)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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