令和3年度の事務事業総点検について
晴れ時々くもり
4月29日から3月28日に開催された令和3年度江田島市行財政改改革審議会(➡市HP)についてブログで書いています。
2022年 4月29日 R3年度江田島市行財政改革審議会について(その1)
2022年 4月30日 R3年度江田島市行財政改革審議会について(その2)
今回は行財政改改革審議会の資料で気になるポイント、『事務事業総点検の進捗状況』について書きます。(➡資料)
行財政経営計画策定時、令和3年度の1年で事務事業総点検を行うことにしていたが、令和3年度から3年間(令和5年度まで)で全事業を点検することに修正しています。
令和3年2月定例会で『行財政経営計画及び次期総合計画について』一般質問したときには、事務事業総点検の対象事業は約230事業ということでした。(→録画配信)
総点検する事務事業が230であれば、令和3年度の31事業では、全体の進捗率(達成率)は13.5%。
つまり、行財政経営計画の一番重要なポイントが、まだ出来ていない、ということを行政(市)が認めたことになります。
令和3年度は31事業で総点検(➡一覧表)を実施し、そのうち7事業について令和4年度に向けて具体的な見直しが行われたとあります。
気になるところとして、『ア 総合計画をはじめ各種計画に、目指す姿や成果指標が明確に定めれられていない』という課題が出ていること。
総合計画は江田島市の最上位計画(➡第2次総合計画)であり、その実現のため、各種計画を策定し、毎年予算編成して事業実施していると、これまで説明がなされているが、総合計画自体を否定しているようにも感じた。
また、さらに気になることは、『ウ 職員に対して、総点検の意義や目標について、浸透させることが出来なかった』という点である。何のために行財政経営計画を策定し、実行しなければならないかということを職員が理解できないということであり、とても残念に思います。
このたびの計画を推進していくうえで、『職員の負担感及びやらされ感が大きくなった』とあり、このような状況で、行財政経営計画が実行できるのか不安を覚える。
『イ 現状分析、現状把握も十分にできておらず、成果指標が設定できない』という課題もあり、外部人材(行政運営、会計などの専門家や大学の教授等含む)で組織する第3者機関で外部評価していただいた方が良いのではないかとも思いました。第3次行財政改革における反省点が生かされていない。
このたびの審議会には、議会代表として2常任委員会副委員長が委員として出席しています。(➡審議会委員名簿)
2021年(令和3)7月の文教厚生常任委員会、執行部(市役所)から、事前に「行財政経営計画の策定理由と重要ポイント」の説明を受けているベテラン議員でもあり、ご活躍に期待したい。(➡ 文教厚生常任委員会(R3.7.8)~行財政経営計画)
行財政経営計画は、次なる10年のために足腰を鍛える大切なもの。行政のチェック機関としての議会(➡図式)としても、行財政経営計画の推進についてしっかり議論していただければと思っています。
【追記】新型コロナウイルス
5月1日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は645人(前日比224減)。県内3大都市では広島市333(33減)、福山市は114人(9減)、呉市は38人(±0)。
一方、江田島市は2人(2増→市HP、県公表資料 )でした。
※4月30日(土)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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