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2022年4月25日 (月)

ITアイランド構想@姫島村

くもり時々晴れ

 大分県の国東半島の北に位置する人口約1800人の姫島村(➡HP)について面白い記事(➡こちら)を見つけました。

 2018年(平成30)に『ITアイランド構想』(➡こちら)を打ち出し、IT企業(Ruby開発HP)のサテライトオフィスを誘致。この企業が4年後の2022年2月には本社を東京から移転したという。

 いまではRuby開発の年商は、島の主要産業である車エビの養殖に匹敵する5億4000万円という。社員もこの4年間で姫島オフィスの社員を1人から7人に増やしており、今後さらに5人増員する予定ということです。

 このような動きと似たようなことが江田島市においても起こっていると言えます。まずは、平成26年(2014)に全地域で光回線が利用可能になったことが大きなポイントです。

【参考:江田島市の光回線整備について】
2012年10月24日 情報通信基盤整備事業のアンケート
2013年 2月 5日 平成25年第1回全員協議会 その1
2013年 6月   広報えたじまH25年6月号
2014年 2月13日 いよいよ光回線スタートへ

 自然豊かであること、広島湾の中心に位置し、広島市や呉市に近いという立地は都会に住む人にとって魅力的である。

 県が進めるサテライトオフィス誘致に江田島市も参画する(➡こちら)ことで昨年にはIT企業2社がオフィスを開設しました。これは、新型コロナウイルス感染症による『新しい生活様式』の流れも要因の一つ。

2020年1125バレット社、サテライトオフィスは20211月末開設
2021年 5月27日 江田島市、新たなIT系企業を誘致へ

 IT業界というのは、人と人のつながり(ネットワーク)が密であり、人が人を呼ぶ、ということを聞いたことがあります。

 いま江田島市がサテライトオフィス誘致を進めているのは能美市民センター別館を中心としたものですが、今後、手狭になる可能性があります。(➡令和4年度予算資料ブログ記事

 江田島市の未利用財産ですが、耐震化されていた旧秋月小学校が現存していれば可能性はあったと思いますが、既に民間企業に売却され解体となってしまいました。(➡こちら

 次なる一手はどうか、と思いを巡らせてみると、公共施設ではありませんが、沖野島はどうだろうか。

20150608_205258  かつて、NTT(旧電電公社)の保養施設(マリントーク瀬戸内)があり、夏には広島からの臨時高速船も運航され、全国的なビーチバレーボール大会もありました。

 その後、ホリスアイランドと名前を変えてエステ・リゾート施設になりましたが、2008年(平成20)11月末に閉鎖されました。

 江田島市にとって貴重な観光・宿泊施設のひとつでしたが、新たに施設を取得した企業が宿泊施設を検討しましたが(2015年頃)、そのままの状態が続いています。(写真は2015年6月)

 インターネット上で、在りし日の施設を見ることが出来ます。(➡参考①参考②)この施設の利活用策として『沖野島ITアイランド構想』というのもありではないか。

 かつては真珠養殖で『パールアイランド』と言われていた島(➡参考)ですが、IT関連企業の拠点及び人材養成施設などに生まれ変わる、そんな夢が実現したら面白い。

【追記】新型コロナウイルス

 4月25日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は556人(前日比441減)。県内3大都市では広島市275人(272減)、福山市は140人(109減)、呉市は22人(16減)。

 一方、江田島市は4/18以来の0人(1減→市HP県公表資料 )でした。
 ※4月24日(日)の結果です。県公表資料は広島・福山・呉を除く県管轄市町。

 一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。

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