R4年度当初予算(案)概要、公開される(その2)
晴れ
朝から黄砂が舞い、風も強い一日でした。昨日に続いて、令和4年度予算案のうち、新規事業を2件ご紹介です。
※令和4年度当初予算案の概要➡こちら
6次産業化対策事業 輸出促進施設等整備支援事業補助金(2億8265万6千円)
すでにブログでもご案内していますが、オーシャンポイント㈱が旧秋月小学校跡地を購入し、カキの加工品工場を建設します。
2021年 2月11日 旧秋月小学校跡地に水産加工会社の進出決定
この度は輸出も視野に工場を整備するため、国の補助金(2億8265万6千円)を活用し、施設や機器の整備に要する経費を支援します。
誤解がないようにしないといけないのは、江田島市のお金を補助金交付するのではなく、国の補助金交付の窓口として、江田島市が交付するということです。
かつて、オリーブ農園造成で2億6千万円を事業費として予算計上したとき、国・県・市がそれぞれ補助金を拠出することを市民の皆様に説明できず、誤解を招いたことがあります。
最終的に、市としては広報えたじまに拠出金額を明示することにしました。このたびも2億8千万円という『数字』だけ独り歩きしないよう、行政も議会も市民にしっかりと説明することが大切だと思います。
2012年 8月28日 踏み込んだ説明を~オリーブ振興策
2012年11月28日 平成24年第6回全員協議会(その1)
2013年(平成25)広報えたじま2月号
基盤整備促進事業~沖美レモン栽培(550万円)
数年前から沖美町で一定規模の農地を確保したら、レモン栽培をしたいという企業について地元の方から聞いていました。
いよいよ令和4年度から沖美町沖地区で、農地集約を実施し、レモン園地の整備を目指すことが決定したようです。利用者がないのに国の補助金を活用することはあり得ません。議会の予算委員会で、執行部が委員会へ説明しているのか気になるところ。
年 度 | 事業主体 | 内 容 |
R4年度 | 市 | 農地の所有者から遊休農地を集積し、農地中間管理機構(農地バンク)へ貸し付ける。 |
R5年度~ | 県 | 国の補助事業により、農地造成に着手する。 ※市は負担金が必要 |
R6年度~ | 農業法人 | 農地バンクから農地を借り受けて、レモンを定植する。 |
農地中間管理機構が借り受ける土地において、農地所有者の費用負担によらず、広島県が基盤整備を実施するというもの。近年、国産レモン需要が右肩上がりで、大手飲料会社も大崎上島町に農場兼サテライトオフィスも開設するほど、ニーズがあります。
2019年11月18日 大崎上島町に大手企業、サテライトオフィス
いま、江田島市はIT系企業の進出、だけでなく1次産業及び6次産業の大きな『波』が押し寄せています。この『波』に乗って、広島湾の中心に位置する、『恵み多き宝の島、えたじま』を市民、行政、企業が一緒に磨いていく先に、素晴らしい未来が見えてくるのではないでしょうか。
【参考】未利用財産を柱とした企業誘致実例 旧高田保育園→ゴールズ(ひまわりくらぶ江田島) 旧切串中学校→広成建設 旧秋月小学校→オーシャンポイント 旧大君保育園→歩歩 旧大君小学校→江田島オリーブファクトリー 能美市民センター→バレットグループ 能美海上ロッジ・シーサイド温泉のうみ→江田島荘 旧沖美就業改善センター→フウド 秋月地区の空き家→ジーンリーフ |
【追記】新型コロナウイルス
3月5日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は614人(前日比86減)。県内3大都市では広島市322人(32減)、福山市105人(2増)、呉市28人(15減)。
一方、江田島市では5人(3増、→市HP、県公表資料 )でした。
※3月4日(金)の結果です。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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