ひろしまの森づくり県民税の期間延長について
雨
1月22日の中国新聞から。広島県が平成19年度(2007)に導入した『ひろしまの森づくり県民税』について、3度目の課税期限延長をするという記事。
※導入した平成19年度に平成23年度までの5年間の時限立法として条例制定。(第1期)その後、平成24年度~平成28年度の5年間(第2期)、平成29年度~令和3年度の5年間(第3期)と2度の延長をしています。
『ひろしまの森づくり県民税』(以下、県森林税)は、個人の場合、県民税の納税者1人につき年500円を徴収。左の通り、法人も納税することになっています。
【税収の使い道】(→県HP)➡ひろしまの森づくり事業
森林の持つ公益的機能を持続的に発揮させ,県民の誰もが心身ともに豊かな暮らしを享受できる森林環境の実現に向け,次の考え方を基に取組を実施します。
区 分 | 内 容 |
整備の必要性が高い森林の再生 | 森林の荒廃が進み,県民生活に影響が大きくなると想定される箇所を集中実施~人工林対策,里山林対策,森林病害虫被害対策 |
森林資源の利用促進 | 木材の需要拡大に向けた取組を行い,林業経営を後押し~住宅分野での県産材の利用拡大 |
新たな森の守り手の育成 | 森林を活用しながら森林整備を行う者を新たに育成し,手入れ不足森林を解消~小規模林業経営や地域住民・森林保全活動団体の育成 |
県民理解の促進 | 取組に対する県民理解の促進~普及啓発,森林・林業体験への支援など |
広島県はこのたび、3度目の期限延長を盛り込んだ条例改正案を2月15日開会予定の県議会定例会に提出する方針です。
直近の2017(H29)~2021(R3)年度の第3期(5か年)では、約140万人の県民と約7万の法人が納税しており、2021(R3)年度の税収は約9億円(見込み)。
一方、国は2024(R6)年度から『森林環境税』(➡林野庁HP)を導入し、全額を都道府県と市町村に配分する方針。(参考:令和2年2月定例会 江田島市森林環境譲与税基金条例)
広島県民にとって、県森林税と国の森林環境税と『二重負担』になるが、県担当課(森林保全課)は、国と県の税金の使い道を分けると説明。
県条例改正について、1月25日まで、広島県はHPや窓口(森林保全課)で意見を広く意見を求めています。(県HP→こちら)
【参考】江田島市の『ひろしまの森づくり事業』 左は令和2年度の主要施策に関する報告書から。県森林税は市町に補助金として交付されますが、江田島市も毎年500万円前後の補助金を受けて市域の里山林整備や里山保全活用支援事業を行っています。
2010年11月30日 江田島市ひろしまの森づくり事業
江田島町 | 古鷹山周辺、 クマン岳周辺、子供の国周辺、古鷹山遊歩道周辺、ハタカミ周辺、 仏ノ塔周辺 |
能美町 | 野登呂山、真道山、高田周辺 |
沖美町 | 砲台山、個人のスギの人工林の間伐 |
大柿町 | 陀峯山、深江周辺、個人のヒノキの人工林の間伐 |
【追記】新型コロナウイルス
1月23日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は1476人でした。(→NHK)
県内3大都市では広島市888人、福山市133人、呉市118人が確認されています。
一方、江田島市では13人(→市HP、県公表資料)で、100歳代の感染者も確認されました。
1月に入ってから23日間(本日の発表数値13人は22日に陽性確認された人数)で確認された感染者数は163人となりました。
令和2年(2020)4月に初めて感染者が確認されてから昨年(令和3=2021)12月末までの累計が85人であったことを考えると、如何にオミクロン株の感染力が強いかということがわかります。
一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
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