晴れ時々くもり
令和3年(2021)10月3日の市議選(→中国新聞)で定数2減(18→16)となって令和3年11月1日 から第6期議会(➡議員名簿PDF)がスタートしました。
定数が減ったことにより、常任委員会の数も3から2に減り、委員会あたりの所管事務の範囲も当然広がりました。
常任委員会の守備範囲が広がったということは、委員会の所管事務調査項目も多くなります。各委員会は、これまで以上、開催する回数を増やさなければ『議会としての行政チェック機能』が低下することになりかねません。
また、特別委員会について。第6期議会は議会広報特別委員会の1つしかありません。かつては公共交通問題を調査する委員会もありましたが、いまの議会はありません。
これから益々、少子高齢化・人口減少社会となる江田島市。地域交通は様々な課題を抱えており、一つ一つ解決していかなければなりません。
先日書いたように特別委員会がない以上、常任委員会で議論することが求められます。そうなった場合、必然的に開催機会を増やさないと議論する場がありません。また、議会としての意思を示すことが出来ません。
2022年 1月22日 地域公共交通計画の策定について その2
特別委員会 特定の事件を審査又は調査するため必要がある場合に限り設け、議会の議決により付議された事件を審査する。 |
一方、第5期議会で定数削減を取り纏め、条例化しましたが、第6期議会においても議会活性化のための特別委員会を設置してもよいのではないかと考えます。
いま県内の議会で定数・報酬を審議する地方議会があります。江田島市議会としても『定数16』について、任期終了1年前(令和6年10月末)までに市民の意見も聞きながら議論し、議会として結論を出すべきであると考えます。
2022年 1月15日 二つの議会@大竹市と安芸高田市 2022
2022年 1月21日 議員定数と報酬~三次市議会・呉市議会2022
【第6期議会の常任委員会】
名 称 |
総務文教常任委員会 |
産業厚生常任委員会 |
定 員 |
8人 |
8人 |
所 管 |
総務部,企画部,危機管理監,会計課,議会事務局,監査委員,選挙管理委員会,公平委員会,固定資産評価審査委員会,消防及び教育委員会の所管に関する事務並びに他の委員会に属さない事務 |
産業部,土木建築部,企業局,農業委員会,市民生活部,福祉保健部及び福祉事務所の所管に関する事務 |
※赤太字は、第5期議会(令和3年10月末までの任期)では、文教厚生常任委員会の所管事務でした。
議会運営委員会で、議員定数削減と併せて常任委員会の数を3から2に統廃合することを決定し、これまでの文教厚生常任委員会の所管を分割することとしました。(➡こちら)
【教育委員会】所管事務を総務常任委に移管して【総務文教常任委員会】、【市民生活部・福祉保健部及び福祉事務所】所管事務を産業建設常任委に移管して【産業厚生常任委員会】としました。
【これまで設置されている特別委員会】
第3期 (H21.11-H25.10) |
第4期 (H25.11-H28.10) |
第5期 (H29.11-R3.10) |
第6期(現在) (R3.10-R7.11) |
議会広報 交通問題調査 議会改革 |
議会広報 交通問題調査 庁舎建設等検討 |
議会広報 交通問題調査 消防庁舎整備 議会改革推進 |
議会広報 |
尚、当初予算や決算認定について審査する予算審査特別委員会、決算審査特別委員会は、毎年度、どの期の議会においても設置されます。
新人議員の活動あれこれ
昨年10月の選挙で新たに当選された皆さんも、11月1日に議員に就任されて3か月が経とうとしています。
いよいよ2月には一般会計ベースで約150億円の来年度予算案が上程される定例会が始まります。
※そのまえに2月初旬に臨時会が開催される予定。(→1/20中国新聞)
新人議員として、就任後、【議員活動・議会活動】をSNS等で積極的に報告されている議員がいらっしゃるのでご紹介。
日々の活動を情報発信することはとても大切なことだと思います。毎日顔を合わせる会社や学校と違って、市民からアプローチしない限り、なかなか議員活動は見えてきません。
【誰がなっても同じという有権者の声】(➡記事、中国新聞デジタル)を覆すには、市民が見る見ないは別にして、日々の活動を常に情報発信することが大切なのではないだろうか。
SNSをしているその他の新人議員
宮下成美議員、筧本語議員は積極的にSNSを活用しています。
新人議員5人のうち、残る3議員も議員になる前からSNSで情報発信しているようですが、選挙前後以外の発信は少ないようです。
美濃英俊議員(後援会、選挙前、選挙期間①、選挙期間②、投票日翌日)
古居俊彦議員(政治活動・議員活動の発信は一切ない)
平本美幸議員(選挙前、選挙期間、投票日、選挙後)
【追記】新型コロナウイルス
1月26日、マスコミが報道する広島県内の新規感染者数は1252人(前日比150増)で9日連続1000人を超えました(→NHK)県内3大都市では広島市580人、福山市163人(過去最多)、呉市136人。
一方、江田島市では10人(→市HP、県公表資料)の感染者が確認されました。
※1月26日(水)に陽性が確認された数です。
人口比でみると、江田島市の10人規模は、広島市で544人、福山市で212人、呉市で98人に相当し、依然として江田島市の感染者比率は高い。
市内小中学校も児童生徒やご家族の感染等による臨時休校で【オンライン授業】を展開しているようです(→宮下議員FB)。
国の補助金(新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金➡こちら)によって整備したGIGAスクール対応の小中学生一人一台タブレットが有効活用されています。(江田島市のDX事例のひとつ)
2020年 7月30日 R2年8月補正予算案 新型コロナウイルス感染症関連事業(教育委員会ほか)
令和4年度予算編成方針(➡抜粋)において、各分野における共通の視点として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が掲げられました。(➡過去記事)
江田島市が提供する行政サービスにおいて、『デジタル化された機能をどう有効活用するか』。この点を2月定例会の予算審議で議会が行政と議論することが求められます。『市民益』をどう拡大していくか、第6期議会が試されます。
広島県の全域を範囲とする「まん延防止等重点措置」は2月20日まで延長することが決まりました。
一日も早い、コロナ収束を願うばかりですが、一人ひとりが、引き続き、マスクの着用、手洗い、手指消毒や『3密回避』など、基本的な感染防止対策をすることが大切です。
最近のコメント