中町/宇品航路船舶建造委託業務に係る公募型プロポーザル事業者選定結果
晴れ 7月に公募型プロポーザルを実施した市所有船スーパー千鳥に替わる新造船の建造委託事業者(瀬戸内クラフト㈱)に決まりました。船価は当初見込みの約4億5千万円に限りなく近い4億4999万9千円(税込み)。
当初予定では9月下旬には造船所が決定する予定と説明がありましたが、市HPでの公開は12月1日になりました。(→市HP、新造船イメージ)進水予定は2023年(令和5)2月であり、就航はおそらく4月でしょう。
2021年7月 7日 中町/宇品航路船舶建造委託業務に係る公募型プロポーザル
左はイメージ図。プロポーザル選定については、11月30日の全員協議会で執行部から議会に具体的な説明があったものと推察します。
プロポーザル審査結果(→結果、審査員名簿)を見ると2社の評価は588と587の僅差であり、甲乙つけがたいものであったことが判ります。
過去ブログから抜粋 (→2021年5月28日 R3年第4回全員協議会と議会運営員会) 船価(建造費)概算は約4億5千万円程度であり、財源は過疎債(過疎対策事業債→参考)、公営企業債、公共施設整備基金(市の貯金で令和元年度末の残高は2億9,988万円)の活用を検討していくことの説明がありました。 現段階での財源構成は以下の通り。
尚、過疎債は、後年度、元利償還金の70%は普通交付税の基準財政需要額と算入されるため、4億5千万円の建造費及び過疎債発行額を勘案すると1億4千万円の『国の補助(交付税措置)』とみれば、実質、3億1千万円(プラス金利)ということになります。 【主な質疑】 Q. 公設民営になった経緯と指定管理料なし、という現状を説明し、総務省に確認しては。 Q. 建造まで地公総研にアドバイスを頂けるとあったが、アドバイザリー料は発生するか。 (参考) (参考)2021年5月29日 市有船、ニュー千鳥の更新(新造船建造計画) |
左は12月1日の中国新聞から。常石(福山市沼隈町)と尾道市を結ぶ定期航路に新造旅客船『ニューびんご』が就航する記事です。(→進水式)
福山市を拠点とする常石造船グループのツネイシクラフト&ファシリティーズ(尾道市)が建造しました。
おそらく、このたびの江田島市の公募型プロポーザルに応募した次点は同社であると思います。
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