特集『安芸高田市議会の今』を読んで
晴れ
昨年(令和2=2020)8月9日に執行された安芸高田市長選(→こちら)で当選した石丸信二氏が市長となって議会との対立が続いています。
対立したなかで昨年(令和2)11月に任期満了による市議選で新しい議会となりましたが、市長と議会の対話もままならないなかでマスメディアが特集を組んでいます。
2021年11月27日 安芸高田市長の挑戦~議会の見える化
12月に入って中国新聞が『安芸高田市議会の今 - 改選から1年』と題して(上)、(下)の2回特集を組みました。
左は12月2日の中国新聞から。昨年11月の改選前の議会で、市長が本会議中の『議員の居眠り』(→こちら)をTwitterで発信し、それに絡んで別の議員から『恫喝された』(→こちら)とまたもTwitterで『公(おおやけ)』にした市長の『つぶやき』に対して議会が反発。
誌面からは、改選後も市長とギクシャクしている議会との関係に市民も困り果てている状況です。
左は12月3日の中国新聞から。市長と議会の対立は市民にとっても不幸なことです。
市長与党(2元代表制において、本来、与党も野党もない)が多数を占める議会でも『市民不在』の市政運営に陥る場合は最悪の状況になります。市政において『市民全体の利益』を実現するために『是々非々』で臨む議会の在り方が大切です。
そのためには議会が『市民の声』を聴く場(議会報告会等)で受けた意見・提言を実現可能な政策になりえるか所管委員会で検討し、若しくは議会における政策討論で練っていくことが大切です。
江田島市議会は、平成16年11月1日の合併時、旧町議53人が1年間市議(在任特例)となって以降、これまで議員数を削減し、今年10月3日執行の市議選で16人になりました。
議員数が約70%減(37人減)により、一議員の守備範囲は広がり、一人一人の役割は重くなっています。毎年500人前後の人口減少である江田島市です。
今年11月1日(外国人市民を含め2万1886人)からの第6期議会の任期4年間で人口は2万人を割る見込みであり、持続可能な島であるためにどうすればよいか、議会としての意思を示すことが求められます。(市民は期待しています)
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