2021年大晦日~1年の振り返り@市議選
くもりのち晴れ
時折、小雪が舞う寒い一日でした。
今年も残すところあと12時間になりました。2021年は4年に1度の江田島市議選が執行され、第6期議会が11月1日からスタートしました。(私は自身に対する司法判断を受けて、このたび出馬いたしませんでした。→こちら)
このたびは現職12、元職1、新人8の21人が立候補されました。地域別では、江田島町5、能美町2、沖美町2、大柿町12で女性候補者が過去最多の4人(現職1、新人3)でした。
当初の予測通り、立候補者が最多の大柿町が激戦で(旧)小学校区では大原5、柿浦3、大君3、また、江田島町では切串地区で3名が立候補されました。
結果として、大柿4、江田島(切串地区)1が落選。そのうち現職(1期目)3名が落選するという波乱もありました。様々な要因はあるのでしょうが、2期目の挑戦というのはハードルが高いのかもしれません。
振り返ってみると、新人候補を中心としたインターネット等による選挙活動、また、選挙カーを利用しない新人候補、街頭演説を160回以上かつ個人演説会を開催した新人候補と、これまでにない動きがありました。
しかし、残念ながら投票率は過去最低の66.92%と前回に続き70%を割り込む結果となりました。投票率が伸びない理由が何であるのか検証してみる必要があります。
一方、市議選後に有権者が市選挙管理委員会に当選無効の異議が提出されました。(→こちら)
当選者1名が7月末まで宮城県気仙沼市で生活しており、「立候補する自治体に3ヶ月以上の居住実態」がなく立候補の要件を満たさないとする内容です。
市選管は、「当選人が江田島市及び神奈川県から気仙沼市に派遣され、5年4か月間気仙沼市役所に勤務していたという事実から、必然的に起居、寝食、入浴などといった日常生活を派遣宿舎において送っていたとはいえ、当該期間は派遣宿舎に生活の本拠があるとみるのが自然である」と前段で判断しました。
「しかしながら、本件については、従来の判例において住所認定上考慮された特別な諸事実がみられることから、当該諸事実を個別具体に検討」し、最終的に、当選人が約5年4か月の間派遣宿舎で生活していたとしても、派遣期間中においても現住所地(江田島市内)に客観的な生活の本拠たる実体を具備していたものとし、令和3年7月から同年10月3日までの間に引き続き3か月以上江田島市に住所を有していたと判断するのが妥当」との結論に至り、異議申出を棄却しました。(→市HP、決定書)
異議申出をした有権者は市選管の決定を不服として、県選挙管理委員会に審査を申し立てています。今後、県選管がどのような判断をするのか気になるところです。
| 固定リンク
「江田島市議会」カテゴリの記事
- 新副市長が決まる(2025.03.05)
- 呉市議会の議員定数問題(2025.02.22)
- 議員定数削減案(2減)は否決される(2025.02.19)
- 議会改革推進特委、議員定数は現状維持(2025.02.03)
- 議会改革、進んでいます(2025.01.29)
コメント