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2021年11月27日 (土)

安芸高田市長の挑戦~議会の見える化

晴れ

20211126-akitakada_city  11月26日の中国新聞から。2020年(令和2)8月の市長選で市民代表として選出された石丸伸二市長(当時37歳)。

 就任後、議会(こちらも市民代表の議員が構成する市最高議決機関)と様々なやり取りの中でマスコミがクローズアップした事象がありました。

 今回は『広報あきたかた』で令和3年10月号から【市政の動き】として、市長と議会(市議)に関するやり取りも掲載ということが物議を醸しだしている。市長公約の『議会の見える化』の一環ですが、市民はどのように感じているか、今後も注目されるでしょう。

広報あきたかた【市政の動き】
令和310月号
令和311月号
令和3年12月号

 これまでの【市政の動き】では、市長が問題あると思う議員の行動に対し、実名で掲載していること。また、市長と正副議長定例協議で、議長・副議長が毎回欠席していることも気になります。

 H28121nigendaihyousei 市長と議会との関係を理解することが大切です。左の図の通り、市長の提案したことについて、最終的に市民への責任を持つのは「議会」ということになります。 

2020年 81130代の市長2人誕生
2020年10月24日 安芸高田市議会の出来事~市長のTwitter
2021年 120市民による市政チェック@安芸高田市
2021年 123市長と議会の対立@安芸高田市
2021年 6 3副市長選任案を再び否決@安芸高田市
2021年 622副市長選任案、再議へ@安芸高田市
2021年 626教育委員の定数条例問題@安芸高田市
2021年 812安芸高田市政、一年を振り返る(その1)
2021年 813安芸高田市政、一年を振り返る(その2)
2021年 814安芸高田市政、一年を振り返る(その3)

 かつて、2001年(平成13)7月、20年前の30歳の時に東京から帰ってきた自分と重なるような感覚に陥りました。個人的には、石丸市長の主張も部分的には正しいように感じました。

 東京では当たり前のこと(正しいこと=世界標準)を理解しない「地方」がおかしいのでは?という感覚は少し間違っているようにも思えてならない。

 「東京が世界標準であり、これが正しいもの」という「思考回路」もどうか。こんな状況だったとしたら、地方に住む故郷の皆さんには「響かない」。

 なぜなら、「東京」と「地方」の時間的・空間的な「ギャップ(断層)」、また、都会では既に消え失せた「人(地域)のネットワーク(温かみ)」があるからだと思います。

 いま、そう言えるのは、島に帰って20年間、さまざまな経験をさせていただいたからなのだろう。

 かつて、東京に住んでいた時代、帰省する際に降り立つ広島空港(若しくは広島駅)から、「時間」は緩やかに流れる感覚を不思議に思いました。しかし、今では、東京についた瞬間、人の多さと高層ビル層に圧倒されるばかり。

 同じ日本国という「国」でありながら、やっぱり「オカシイ」ということもあるのは事実であり、どう落しどころ(妥協点)を定めるか、それが、「政治」なのだろう。

 「政治」というのは、ある意味、「妥協点」をどう設定するかに尽きる。民主主義というのは多数決。様々なご意見がありながら最大公約数の意見を実現することに努力する。さりとて、「少数意見」を無視することは「政治」ではないと思います。

 人口減少が加速度的に進む江田島市。将来的に単独市として成り立たないことも想定しつつ、しかしながら、広島湾の中心に位置する自然豊かな恵み多き宝の島であることには変わりなく、ますます「島磨き」をすることで付加価値を高める、これが重要なんだと思います。

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