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2021年11月

2021年11月30日 (火)

過疎地域持続的発展計画(案)のパブコメ結果

くもりのち雨

 過疎地域持続的発展計画(案)について11月2日~11月22日の期間でパブリックコメントが実施されました。最終的に意見2件(30項目)が提出され、市の考えとともに本日HPで公開されました。(→こちら私の意見書意見の概要と市の考え方

 30項目のうち、私の意見(質問含む)は23項目です。(①、③、⑧、⑨、⑩、⑪、⑫、⑬、⑭、⑯、⑰、⑱、⑲、⑳、㉑、㉒、㉓、㉔、㉕、㉖、㉗、㉘、㉙)

 文書による質問および回答(確認作業のないやりとり)は難しい。意見に対する市の考え方を見ると、こちらの趣旨がうまく伝わっていないだろうな、という回答もありました。

 送り手(質問者)が意図(趣旨)することを正確に文字化できないこと(伝えきれない、若しくは、誤解による質問)も要因の一つ。一方で、受け手は『文面から意見者の趣旨はこうなんだろう』という前提で回答をする。

 パブリックコメント制度は市民(及び関係者=江田島市内で働く市外居住者等を含む)から貴重な意見を聞く場としては大切な仕組みです。

 『Q & A』の前提条件(質問の趣旨)が嚙み合わないと、回答者(行政)は質問者(意見者)の趣旨と全く違う視点で回答することになります。

 ワークショップ等を開催し、時間をかけて市民との意見交換の場を設定することで、より市民のニーズ(市民の意見)が反映された計画になると思いますが、そこまで時間はかけられないだろう。

 また、市民のニーズを反映しない『計画』は市民にとっては無意味なものであり、『市民満足度』を高めることには繋がりません。極論を言うと、『市政への無関心(誰がやっても同じ)』になりかねない。

 『過疎地域持続的発展計画』はとても重要な計画です。いま、中国新聞が江田島市議選を中心に『選挙』について特集を連載しています。政治に無関心だけでなく、いま自分たちが住む町の『方針や計画』に関心がない市民が増えてないことを願っています。

2021年11月 4日 過疎地域持続的発展計画の策定2021
2021年11月12日 過疎地域持続的発展計画(案)の意見書提出

 個人的には、多くの方に持続的発展計画(案)を知っていただき、意見提出(素朴な疑問でも可)に期待していました。

 尚、このたびのパブリックコメント(意見)に基づいて修正されたところもあり、また、市の考えを知ることも出来ました。

 過疎地域持続的発展計画は議会の議決事項であり、最終案が12月定例会に提出されることが判りました。

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2021年11月29日 (月)

切串地区での新たな動き2021

晴れ

 すでにFacebook(→こちら)ではご案内しましたが、切串地区で空き家を活用して飲食店やテナントが入居する複合施設にリニューアルする計画が進んでいます。

参考記事→2021.11.19 PR TIMES

 江田島市の地域おこし協力隊の空き家活用ディレクターとしても活動する蛇草孝介(はぐさ・こうすけ)さんを中心にUターン者や移住者が集まった民間団体【Enishi】(えにし)がこのプロジェクトを推進しています。

物件情報→こちら
チラシ→こちら

 いま切串地区では小学校の大規模改修を終え、そして旧切串中学校には広成建設(株)が研修センターを建設しています。また、寄付を受けた旧山崎医院の跡地には地域拠点となる(仮称)切串交流プラザ認定こども園きりくし等の複合施設建設を計画しており、子育て環境も良くなっていきます。

2020年 4月28日 R2年第5回全員協議会(その1)~旧切串中学校跡地売却について
2021年 3月 3日 R3年度予算 新規事業 その1

 切串地区と広島市はフェリーで20分の距離にあり、江田島市内では広島市に一番近い地域です。

 フェリーで訪れる広島市民や県内外の観光客にも楽しめる場所になるのではないか。そして地域の皆さんにとっても賑わいのあるまちづくりに欠かせない拠点になると思います。

2020年 8月12日 三高地区と切串地区の可能性

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2021年11月28日 (日)

軍艦利根資料館の閉館2021

晴れ
20211127tone_shiryoukan 11月27日の中国新聞から。旧能美海上ロッジの駐車場付近にある「軍艦利根資料館」が11月25日をもって閉館したという記事。

 まず初めに、【江田島って・・・どんなとこ?】という江田島市域のブログ。凄いです!ここまで地域を調べているページはありません。

 そのブログの軍艦利根資料館の紹介ページで「資料館」の成り立ちを勉強して、中国新聞で報道された事案を考えましょう。

2016(H30).3.6 中町 軍艦利根慰霊碑・資料館 1/2
2016(H30).3.8 中町 軍艦利根慰霊碑・資料館 2/2

20211125tone_museum-twitter 11月25日の同館Twitterで閉館の理由が示されました。(→Twitter)この「つぶやき(tweet)」がマスメディアを動かした、といえます。(参考→Jcast News

 『館内に配架しております書籍を、持ち出されたまま返却されない方がおられ、数日経ちましても戻る形跡がありませんので、令和3年11月25日を持ちまして閉館致しました。』

 このような事態になったこと、とても悲しいことです。

 利根戦没者慰霊碑の保存会が1987年(昭和62)に建設され、有志の方の運営からスタートし、鍵は能美海上ロッジ、シーサイド温泉のうみが管理していたが、施設が閉館となり、地元の方で管理されていたという。

 その後、タイマー付き自動ドアで開閉館されていたが、無人のまま運営していたなかでの出来事でボランティア運営では限界があり、やむなく閉館に至るというもの。

 対策としてどのようなことが出来るのか。性善説からすると、本来はしたくないのですが、防犯カメラを設置することで解決になるのか。

 戦後生まれが大半の時代となった今、その当時のことを知る貴重な施設です。行政、議会がこの問題について考えていただき、地域とともに後世に引き継いていただきたいものである。

 ただ、公式Twitterでは『持ち出された書籍の返却や犯人探しは望んでおらず、返却がありましても再び開館する予定はない』とのこと。ボランティア団体が維持するには限界、ということであり、どう維持管理するか。(こちら

 12月定例会で本件を取り上げる議員がいることに期待したい。

【追記】
 今回の件、11月27日の中国新聞記事は、後追いの感があります。いまは個人がSNS(Twitter, Facebook, Instagram等)で発信することで、従来型メディア(新聞)が後追する事案もあります。また、新聞を購読する人口は、実際に住む人口減少よりも加速度的に減っています。

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2021年11月27日 (土)

船台周辺の清掃2021

晴れ一時雨
20211127fukae_cleaning  朝8時から地元漁協の皆さんと漁船の船底掃除や修理に使う『引き上げ船台』の周辺の掃除をしました。昨年(→こちら)は12月に入ってからの年末掃除でしたが、今年は少し早めになりました。

20211127fukae-sendai-cleaning   昨年に比べると海のゴミは少なかったのは偶々なのか、気になるところです。道路傍の竹を切ったり、溝の掃除も行いました。

 防波堤で釣りをしている人たちが9時過ぎごろから帰宅の途についていましたが、昨夜からの夜釣りだったのでしょう。釣った魚を入れたビニール袋を持っている方もいらっしゃいました。

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安芸高田市長の挑戦~議会の見える化

晴れ

20211126-akitakada_city  11月26日の中国新聞から。2020年(令和2)8月の市長選で市民代表として選出された石丸伸二市長(当時37歳)。

 就任後、議会(こちらも市民代表の議員が構成する市最高議決機関)と様々なやり取りの中でマスコミがクローズアップした事象がありました。

 今回は『広報あきたかた』で令和3年10月号から【市政の動き】として、市長と議会(市議)に関するやり取りも掲載ということが物議を醸しだしている。市長公約の『議会の見える化』の一環ですが、市民はどのように感じているか、今後も注目されるでしょう。

広報あきたかた【市政の動き】
令和310月号
令和311月号
令和3年12月号

 これまでの【市政の動き】では、市長が問題あると思う議員の行動に対し、実名で掲載していること。また、市長と正副議長定例協議で、議長・副議長が毎回欠席していることも気になります。

 H28121nigendaihyousei 市長と議会との関係を理解することが大切です。左の図の通り、市長の提案したことについて、最終的に市民への責任を持つのは「議会」ということになります。 

2020年 81130代の市長2人誕生
2020年10月24日 安芸高田市議会の出来事~市長のTwitter
2021年 120市民による市政チェック@安芸高田市
2021年 123市長と議会の対立@安芸高田市
2021年 6 3副市長選任案を再び否決@安芸高田市
2021年 622副市長選任案、再議へ@安芸高田市
2021年 626教育委員の定数条例問題@安芸高田市
2021年 812安芸高田市政、一年を振り返る(その1)
2021年 813安芸高田市政、一年を振り返る(その2)
2021年 814安芸高田市政、一年を振り返る(その3)

 かつて、2001年(平成13)7月、20年前の30歳の時に東京から帰ってきた自分と重なるような感覚に陥りました。個人的には、石丸市長の主張も部分的には正しいように感じました。

 東京では当たり前のこと(正しいこと=世界標準)を理解しない「地方」がおかしいのでは?という感覚は少し間違っているようにも思えてならない。

 「東京が世界標準であり、これが正しいもの」という「思考回路」もどうか。こんな状況だったとしたら、地方に住む故郷の皆さんには「響かない」。

 なぜなら、「東京」と「地方」の時間的・空間的な「ギャップ(断層)」、また、都会では既に消え失せた「人(地域)のネットワーク(温かみ)」があるからだと思います。

 いま、そう言えるのは、島に帰って20年間、さまざまな経験をさせていただいたからなのだろう。

 かつて、東京に住んでいた時代、帰省する際に降り立つ広島空港(若しくは広島駅)から、「時間」は緩やかに流れる感覚を不思議に思いました。しかし、今では、東京についた瞬間、人の多さと高層ビル層に圧倒されるばかり。

 同じ日本国という「国」でありながら、やっぱり「オカシイ」ということもあるのは事実であり、どう落しどころ(妥協点)を定めるか、それが、「政治」なのだろう。

 「政治」というのは、ある意味、「妥協点」をどう設定するかに尽きる。民主主義というのは多数決。様々なご意見がありながら最大公約数の意見を実現することに努力する。さりとて、「少数意見」を無視することは「政治」ではないと思います。

 人口減少が加速度的に進む江田島市。将来的に単独市として成り立たないことも想定しつつ、しかしながら、広島湾の中心に位置する自然豊かな恵み多き宝の島であることには変わりなく、ますます「島磨き」をすることで付加価値を高める、これが重要なんだと思います。

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2021年11月26日 (金)

世界最大級の洋上風力建設船、呉で建造

晴れ
20211124blue-wind_jmusep 左は11月24日にJMU(ジャパンマリンユナイテッド㈱)呉事業所から呉湾に現れた世界最大級のSEP船です。

 発注者である清水建設㈱のHP(→こちら)によると、約500億円を投じた超大型洋上風車の建設に対応できる世界最大級の搭載能力及びクレーン能力を備えた高効率の自行式SEP船(Self-Elevating Platform:自己昇降式作業船)です。

 完成は2022年(令和4)10月の予定で、再生可能エネルギー分野での競争力を高めるという。

20211125jmu_blue-wind 11月25日の中国新聞にも掲載されていました。いま脱炭素社会の実現に向けてカーボンニュートラル(→環境省)や洋上風力発電などのクリーンエネルギー(→参考)へとシフトしており、開発コストの低減に向けてこのたびの自力で航行する専用船の活躍の場が広がっていくでしょう。

2012831shanhai 左は2012年8月末に訪れた上海市から洋山深水港(コンテナターミナル)に向かう途中の洋上にある風力発電用の風車です。(→過去記事)9年前、中国で当たり前の風景として風車があることに驚いたことを記憶しています。

 一方で洋上風力発電の建設における環境への影響を懸念する動きもあります。今後、どのような改善がなされるのか注視する必要があります。(→2021.9.17朝日新聞

追記:2021.11.26 フェリーからの風景→こちら

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2021年11月25日 (木)

スマートシティとSDGs~地方創生

晴れ

 地方創生とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした国の政策です。

 2014年(平成26)9月3日からスタートした地方創生のゴール地点は「人口減少を克服」し、「地域経済を活性化」すること。そのための取り組みの指針が総合戦略及び人口ビジョン。

2021年1124地方創生と江田島市総合戦略・人口ビジョン策定の経緯

 かつての賑わいを取り戻す、一方、『創生』は“はじめて生み出すこと。また、最初に生まれること。”という意味であり、「地方自治体が、従前と違う初めてのことを実施していく。あるいは、他自治体と違う初めてのことに取り組んでいく」ことになります。

 つまり、自治体の政策にイノベーションを創出する活動です。その一つが、以前取り上げたDXデジタル・トランスフォーメーション)による地方創生。

『ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる。』

2021年1021DX~デジタル・トランスフォーメーション

 もう一つ、デジタル技術の活用による地方創生として『スマートシティ』が挙げられます。どのようなことが考えられるか。

 スマートシティの定義ですが、国土交通省では、「都市が抱える諸問題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画・整備・管理・運営)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」としています。

※内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省が連携してスマートシティ・ガイドブックを作成→こちら

 2015年(平成27)9月に国連サミットで採択されたSDGs持続可能な開発目標)は持続可能で多様性のある社会の実現を目指すもので、地域における持続可能なまちづくりや活性化にもつながる理念となっています。(→外務省HP

2019年1213SDGs(持続可能な開発目標)の取組について

 江田島市においてもSDGsの理念に則り、住民、事業者、行政職員など、地域内外の様々な関係者(ステークホルダー)が自分の立場・領域を超えて、ともに幸せな地域の未来を描き、その実現に向け、みんなで協働して取り組むことが求められます。 

 持続可能な島に向けて、DX、スマートシティ、SDGsの取組をどう施策に展開していくか、また、過疎地域持続的発展計画をどう活用していくかとても重要です。

(参考)→尾道市のスマートシティ実証実験

2021年11 4過疎地域持続的発展計画の策定2021
2021年1112過疎地域持続的発展計画(案)の意見書提出

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2021年11月24日 (水)

地方創生と江田島市総合戦略・人口ビジョン策定の経緯

晴れ時々くもり

 地方創生とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策。

 これは2014年(平成26)9月3日の第2次安倍改造内閣発足後、閣議決定により設置された『まち・ひと・しごと創生本部』が中心となって、『まち・ひと・しごと創生法』の施行に伴い、同年12月2日からは同法に基づく法定の本部として司令塔機能を担っています。

 江田島市においても国の方針に基づいて、2015年(平成25)に住民代表および産業、行政、大学、金融、労働等の各界の代表者で構成する『江田島市まち・ひと・しご創生有識者会議』を組織し、市の最上位計画である第2次総合計画をベースに総合戦略・人口ビジョン(第1期 期間:平成27~平成31/令和1)を策定しました。(→こちら

2015年 1月 9日 地方創生をどう取り組むか
2015年 1月20日 来年度中に江田島市の人口ビジョンと総合戦略を
2015年 3月12日 H27年2月定例会(第3日)~地方創生への取組について
2015年 7月17日 江田島市総合戦略の策定、いよいよ動き出す
2015年 7月23日 第1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議
2016年 4月 8日 地方創生参与、就任

 第1期総合戦略の期間の1年延長後(→こちら)、江田島市では第2期(令和3年度~令和6年度)の総合戦略および人口ビジョンを策定しました。(→こちら

 江田島市の人口は約22,000人で,戦後(1947年 昭和22年)から一貫して減少しており,特に若い年代の人口割合が少なく,令和27年(2045年)には10,774人に減少するとの推計も示されています。

 この人口減少に対して,第1期人口ビジョン・総合戦略(平成27年度~令和2年度)で取り組んできた課題を踏まえ、新たに第2期人口ビジョン・総合戦略(令和3年度~令和6年度)を取りまとめています。

2019年 5月22日 第2次総合戦略をどう描くか
2019年 9月29日 第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2019年12月 2日 第2回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2020年12月 3日 令和2年度第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2021年 2月13日 第2期人口ビジョン・総合戦略(案)のパブリックコメント募集

 『2025年問題

 これは2025年(令和7)までに『団塊の世代』(1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)生まれ)が75歳以上の後期高齢者となるタイミングの前後で引き起こされる様々な問題の総称。

 国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎えることになります。

 少子化も進んでおり、生産年齢人口も減少し、企業にとっても人材確保が厳しい状況になっています。新たなデジタル技術を活用して、これからの社会をどう支えていくか、また、持続可能な経済活動を実現するか。

 江田島市も合併前から『人口減少・少子高齢化』は最大の課題となっております。行政・企業・市民が『持続可能な島づくり』を一緒に取り組んでいうことが大切です。

2021年1021DX~デジタル・トランスフォーメーション

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2021年11月23日 (火)

R3年度第1回日本語ボランティア養成講座

晴れ時々くもり 

 午後から鹿川交流プラザで開催された第1回えたじま日本語クラブ2021ボランティア養成講座に参加しました。市職員の方も含め13人の参加でした。

 まず初めに、江田島市国際交流協会主催のえたじま日本語クラブ(→こちら)についてこれまでの活動の説明がありました。

(参考)えたじま日本語クラブHP

202111foreign-citizen  令和3年1月1日現在の外国人市民の国籍別割合では①ベトナム、②フィリピン、③中国、④インドネシアの4か国で91.2%を占めます。

 また4町別でみると、沖美町における外国人市民の割合が多いということがわかります。(令和3年1月1日現在)

  江田島市 江田島町 能美町 沖美町 大柿町
総人口 22,356 7,961 4,914 2,954 6,527
日本人 21,630 7,757 4,760 2,709 6,404
外国人    726   204   154   245   123
比 率  3.25%  2.56%  3.13%  8.29%  1.88%

 その後、現在開催している4会場(三高、高田、鹿川、宮ノ原)の担当コーディネーターが発表されました。会場ごとの参加者や活動内容もそれぞれです。そして「やさしい日本語」についての説明がありました。

 人口における外国人市民の割合は、広島県内では東広島市に次いで多い江田島市です。市の産業の担い手として活躍する外国人市民ですが、地域の担い手として日本人市民と一緒に『まちづくり』をしていただけることに期待しています。

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2021年11月22日 (月)

江田島産カキのPR冊子発行2021

雨のちくもり

 久しぶりに本格的な雨が降った一日でした。これから冷え込む日々が続くということで風邪などひかないよう体調管理に注意しましょう。

 江田島市水産物等販売協議会(水販協)が江田島産カキの消費拡大のためのPR冊子を昨年度に引き続き作成したという情報が市HPに掲載されていました。(→こちら

 PR冊子「バリウマ!!食べてみんさい 江田島産かき」にはカキを使った料理のレシピ、若手生産者へのインタビューやカキの加工商品の紹介記事が掲載されています。

 またカキ養殖の豆知識やPR動画(QRコード付き)の情報もあり、多くの皆さんに生産者やカキのことを知ってもらおうと工夫が凝らしてあります。

 いよいよカキのシーズンに入りました。県内外の皆さんに江田島産カキを知ってもらい、美味しく食べていただければと思います。

(参考)水販協ではYoutubeチャンネル(→こちら)を開設し、生産者の声も動画配信しています。

PR動画「かきぴー!!」
県立大柿高等学校の生徒とOBが「江田島産かき」をPRする動画を作成しました。 

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2021年11月21日 (日)

江田島青少年交流の家オープンデイ2021

晴れのちくもり

20211121etajma-craft 本日は国立江田島青少年交流の家オープンデー2021。市内外からお子様連れが約400人、江田島にお越しいただき、楽しい一日を過ごしていただきました。

20211121olive-key-holder  研修プログラム「江田島クラフト」を提供する(一社)広島湾地域資源ネットワーク(通称、広島ベイネットHP)の「オリーブ・キーホルダー」担当でお手伝い。

20211121oyster_candle 20211121table-mat  その他のメニューは「牡蠣殻キャンドル」、福山デニムの「ランチョンマット」、紙布などを使った「思い出木箱」(左下写真)。

20211121omoide_kibako  子ども達はユニークな感性で江田島の思い出となる作品を作り、お父さん・お母さんも子どもの頃に戻ったように作品作りを楽しんでいました。

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2021年11月20日 (土)

第6期初議会の初議会、録画中継

晴れ

 朝夕は冷え込む日々が続きますが小春日和(こはるびより)の一日でした。

※小春日和とは、晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天。

 さて、市HP(市議会)に11月1日から任期がスタートした第6期市議会の初議会の録画中継がアップされました。(→こちら

 尚、一般会計補正予算(案)第5号において、歳入歳出320477千円を追加し、総額14694305千円。

令和 3年第4回臨時会(11月 9日 議案審議)
再生(0:07:17) 仮議席の指定
再生(0:14:32) 選挙第1号 議長の選挙
再生(0:01:04) 議席の指定
再生(0:00:28) 会議録署名議員の指名
再生(0:00:22) 会期の決定
再生(0:13:53) 選挙第2号 副議長の選挙
再生(0:02:01) 常任委員の選任について
再生(0:01:25) 議会運営委員の選任について
再生(0:01:45) 選挙第3号 広島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
再生(0:04:23) 発議第5号 議会広報特別委員会設置に関する決議(案)の提出について
再生(0:02:41) 同意第2号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
再生(0:09:17) 議案第73号 令和3年度江田島市一般会計補正予算(第5号)
再生(0:02:43) 閉会中の継続調査及び審査の申出の承認について

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2021年11月19日 (金)

ブルーカーボンを活用した排出権取引2021

晴れ
20211118-carbon-neutral 11月18日の中国新聞から。中電技術コンサルタントが海草や海藻が二酸化炭素(CO2)を吸収する「ブルーカーボン」(国土交通省HP→こちら)を活用した排出権取引の提案に力を入れているという記事です。

 アマモやワカメなど光合成する海の植物のCO2吸収分と企業の排出分を相殺する仕組みについて、すでに自治体から調査事業を受託しており、今後、中国地方での導入を後押しするというもの。(→中国新聞ニュース

 11月13日に参加した広島湾さとうみフェスタ2021(→こちら)でもこの排出権取引についてお話がありました。

 国土交通省HP→脱炭素社会の実現に向けたブルーカーボン・オフセット制度の試行について

 江田島市はまさに四方を海に囲まれた島であり、地域漁協が行政とタイアップして「藻場づくり」を推進しています。

 現在のところ、住友商事、東京ガス、セブン-イレブン・ジャパンの3社がクレジット(排出権)を購入する実験段階ですが、藻場造成コストが高く、至極当たり前に売り買いできる段階ではありません。(→2021.3.24日経BP

 しかしながら、【2050年カーボンニュートラルの実現】(→環境省)に向けてこれから国を挙げて取り組む方向性となるのではないだろうか。江田島市周辺の海域を『海の森』にすることで新たな収入源(行政、漁協、民間企業)になることに期待したい。

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2021年11月18日 (木)

バイオ燃料の可能性

晴れ

20211113biofuel 11月13日の中国新聞から。ミドミムシ(微細藻類)と使用済み食用油から作られたバイオディーゼルオイルを船舶燃料として使用する社会実験に関する記事です。

 呉市出身の出雲充氏が社長を勤める(株)ユーグレナ(→HP)と独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT→HP)がバイオ燃料利用促進に向けた包括連携の第1弾。(→JRTTプレスリリース

2016年519くれ創生塾第8回例会

20211113seaspica_bio  11月12日に広島港を発着する瀬戸内海汽船の観光高速船「シースピカ」を実験船にして、従来の軽油に10%のバイオ燃料を混ぜて航行した。エンジン出力を25~100%の4段階(25,50,75,100)で20分ずつ走らせて、燃費やエンジンへの影響を調べる。

2020年821観光型高速クルーザー「シースピカ」就航

 現時点では製造コストが高い(1リットル当たり1万円)ため、今すぐの実用化は難しいが、今後の成り行きでは世界のCO2削減の高まりから需要は見込まれると思います。

 2023年9月末に完全休止する日本製鉄の跡地利用は今のところ決まっていないようです(→参考)。素人考えですが、将来的にバイオ燃料工場になると面白いと思います。

カーボンニュートラル(→環境省HP)とは・・・
 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。「排出を全体としてゼロ」にすることは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」 から、植林、森林管理などによる「吸収量」 を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
 今回のバイオ燃料の原料であるミドリムシが光合成でCO2を吸収するため、燃焼してCO2が出ても差し引きがゼロとみなされる。

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2021年11月17日 (水)

市、航路事業者へ継続支援金

晴れ
20211117support-money-for-operator 11月17日、市HP(→こちら)によると、令和3年11月1日現在において、江田島市を発着点とする定期航路を運航する事業者に対し、令和3年度予算のなかで運航継続に必要な支援をすることになりました。

 支援金の額は1航路300万円(1回限り)の交付で対象期間は令和3年度(令和3年4月~令和4年3月)とし、運航経費が対象となります。

 すでに国・県などの当該航路の運航経費に係る支援制度の適用を受ける航路を除くとあるので三高航路は対象外。(表→三高航路への支援

 このたびの運航継続支援金は11月9日の臨時会(第6期議会の初議会)で可決された補正予算により執行されます。11月1日の全員協議会で議会へ説明された内容について知りたいところ。(航路の経営状況や令和3年度の乗降客数など)

 6月定例会で海上交通について一般質問しました。(→過去記事)人口減少で乗降客が減少する厳しい状況にある中、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、航路運営において環境が悪化しています。

 さらに追い打ちをかけるように、原油高騰による燃料費も経営を圧迫しています。(→観光業界への影響トラック協会の国要望

 江田島市民にとって生命線(通勤・通学・通院など)ともいえる海上交通(生活航路)をどう守っていくか悩ましい状況は続きます。

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2021年11月16日 (火)

秋の行楽シーズン、江田島荘賑わう2021

晴れのちくもり

 新型コロナが収束し、全国的な緊急事態宣言も9月30日解除され、また、広島県独自の集中対策が10月14日に終了して1か月が過ぎました。秋の行楽シーズンに入り、県下でも旅行客が増え始めている様相を見聞きします。

 昨日のローカルTV局では、今年7月にオープンした江田島荘の様子が放映されました。(TSS→期間限定視聴

 コロナ禍のなかオープンしたことで、一時はどうなるのかと一市民として心配していましたが、県外から車でお越しの宿泊客で週末を中心に満室状態が続いているという嬉しいニュースです。

 県外顧客が江田島荘を知ったきっかけはSNS(インスタグラム→こちら)だそうで、こちらで見つけて、泊まってみたいと思って予約した声がありました。江田島荘の情報発信が効果を発揮しています。

 「おもてなし」の工夫も取り上げられていました。地域事業所(住民)とのコラボレーション企画として、ホテル前の駐車場広場を活用して毎週土日の午前中に開かれる「えたじま〜けっと」。

 いまの季節ならではの「江田島産オリーブ新漬け」、雑貨など江田島市ならではの特産品が売られていました。そして宿泊客と地域事業者(住民)とのコミュニケーションは魅力の一つではないでしょうか。

 6月の内覧会で支配人との会話のなかで、市民に施設を開放するオープンディー等をしてみたらどうでしょうと提案しました。その時、市とも相談して、駐車場広場でマーケットを検討しているとのお話を聞いていました。こちらが実現したということになります。

2021年621江田島に麒麟がくる

 カブトガニも生息する長瀬海岸。(→2012新聞記事2019新聞記事)市から委託を受けた(公社)江田島市シルバー人材センターの定期的な海浜清掃(→実績)とボランティアによるビーチクリーン。

(参考)コスモアースコンシャス アクト クリーンキャンペーン@長瀬海岸
2011年11月 3日 盛りだくさんな文化の日2011
2018年11月 3日 秋の江田島市を満喫~海岸掃除、みかん狩り、芋掘り
2019年 6月22日 盛りだくさんなイベント 2019.6.22

 長瀬海岸周辺だけでなく、もう少し範囲を広げて中町地区の旧道沿い(かつての公民館があった場所)辺りから長瀬海岸にかけての賑わいの創出が図れないだろうか。旧能美海上ロッジの駐車場や”のうみ海の駅”などの利活用もひとつです。

 津島織物製造津田酒造体験民宿NORA、能美市民センター別館(IT企業)、Shirasuya e's等々の店舗などの連携による新たな交流観光を生み出すことが出来るのではないか。

(参考)R2年第8回全員協議会
 令和29月定例会(→こちら)において、新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、能美市民センター別館4階部分をオフィスに拡張して、更なる企業誘致を進める方針として令和2年度一般会計予算の9月補正として52879千円を計上しました。

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2021年11月15日 (月)

公立大と公務員試験の合格、おめでとう!

晴れ

 一時は統廃合の対象となっていた大柿高校ですが、令和3年度は10年ぶりに生徒数が100人を超えました。

(参考)過去記事
2018年8月16日 大柿高校、平成31年度生徒募集へ
2019年 3月21日 H31年度、大柿高校80人を上回る模様
2021年 4月 7日 令和3年度大柿高校入学式、10年ぶりに100人台

 そして、うれしいニュースです。

 今年度、1名が公立大学(鳥取環境大学経営学部)に見事、合格されました。また、小中学校事務を希望して公務員試験を受験した生徒も合格したそうです。(→大柿高校Facebook

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2021年11月14日 (日)

R3年11月1日の江田島市人口

晴れ

 江田島市の令和3年11月1日現在の人口は前月比9人減の2万1886人(うち外国市民625人、2.86%)。

 日本人市民は前月比11人の減(社会増9人、自然減20人)外国人市民は前月比2増(転入15人、転出13人)でした。(市HP住民基本台帳→エクセルPDF

 外国人市民の比率は今年8月には2019年(令和1)10月以来3%を割り、11月も2.86%になっています。

 新型コロナウイルス感染症の影響による入国制限があることも理由の一つ。少しずつ緩和される方向のようですが、カキ養殖業の繁忙期に入り、人手不足の解消には時間がかかりそうです。

2021.11.1 人口 前月比 65歳以上人口 高齢化率
日本人 21,261 ▲11 9,794 45.99%
外国人    625    2    17  2.72%
全 体 21,886 ▲ 9 9,777 44.75%

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2021年11月13日 (土)

広島湾さとうみフェスタ2021~広島湾で始めよう、SDGs

晴れ

Hiroshima-satoumi_festa2021  午後から広島市で開催された広島湾さとうみフェスタ2021(→イベントHP)に出席しました。2年前の2019年(令和1)から始まったこのフェスタも今回で3回目。

2019年11月 4日 広島湾さとうみフェスタ2019

256800085_733080504241799_32678097433266  本日は主催者の広島湾さとうみネットワーク(→HP)の企画運営委員として参画する(一社)広島湾地域資源ネットワーク通称:広島ベイネットHP)の一員として、江田島市を中心とした活動について、リレートーク及びパネルディスカッションのパネリストとして話させていただきました。(→説明資料PDF、→Youtube2時間10分45秒あたりから

247973930_6423404501066861_8720386011609  参加したパネリストで面白いなと思ったのが、竹の駅あきたかた(→Facebookひろしま・里山500)が取り組む竹製品。いま、世界中で問題となっている海洋プラスチックごみ。

 瀬戸内海、特に広島湾海域ではカキの養殖資材として使われるプラスチックパイプが海岸漂着ゴミとして課題となっています。(→2018.6.26中国新聞

247404084_6423403871066924_3561292077641  竹の駅あきたかたでは、プラスチックパイプに替えて、かつて利用されていた竹パイプを復活させようと、近いうちに廿日市市の漁業協同組合と実証実験に取り組むそうです。

254960391_6423407441066567_4149101274949 247895879_6423406791066632_8566125377234  左は展示パネルコーナーの呉工業高等専門学校の学生さんがカキ養殖資材のプラスチックパイプ(海岸漂着ゴミ)で製作した『第2音戸大橋』です。呉市音戸町大浦崎海岸で拾ったプラスチックパイプ9216個を使用しての力作です。

 このたびのフェスタに参加したことで、環境問題に関するさまざまな動きを知ることで勉強になりました。

 カーボンニュートラル(→こちら)、そしてブルーカーボン(→こちら)など、これからもSDGs持続可能な開発目標)の理念に基づいた活動をしていきたいと思います。

2019年1213SDGs(持続可能な開発目標)の取組について

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2021年11月12日 (金)

過疎地域持続的発展計画(案)の意見書提出

 今年度策定する過疎地域持続的発展計画(案)について意見書を提出しました。(→こちら

2021年11 4過疎地域持続的発展計画の策定2021

 「計画」は今年(令和3年)4月1日に施行された新たな過疎法、『過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法』に基づいて江田島市が策定するものです。

 過疎計画は、過疎地域における持続可能な地域社会の形成及び地域資源等を活用した地域活力の更なる向上が実現するよう今後の方針を定めるものです。

 江田島市は、法により全域が過疎地域として指定されており、過疎計画は持続可能なまちづくりの指針となるものです。 また、過疎対策事業債発行などの財政支援措置を活用するためには、過疎計画に当該事業が記載されている必要があります。

【国からの財政支援措置のある市債】

  起債充当率 交付税措置(国負担割合)
過疎対策事業債 100% 70%
辺地対策事業債 100% 80%
合併特例債(一般単独事業債) 95% 70%
災害復旧事業債 90~100% 47~95%
臨時財政対策債   100%

※起債充当率 
 建設事業等の事業費の財源について、国庫補助金などの特定財源を除いた地方負担額のうち、地方債で充当してもよい(借金してもよい)とする比率をいいます。
 単独事業の場合は、予定された事業費のうち起債で賄ってよいとする比率をいいます。
 毎年、総務省が策定する起債許可方針によって各事業債ごとに示されます。(参考→平成31年度地方債充当率

※交付税措置
 元利償還金の一定割合を普通交付税の基準財政需要額に算入することができる。つまり、後年度、地方交付税として地方自治体に交付されるということです。上の表にあるパーセンテージ(%)は国が元利償還金を負担してくれる割合です。

過疎対策事業債
 過疎地域自立促進特別措置法(平成12年法律第15号)第6条に規定する過疎地域自立促進市町村計画に基づいて実施する公共施設や情報通信基盤等整備する事業を対象とする地方債である。 償還期間は据置期間を含み12年以内。

辺地対策事業債
 辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律(昭和37年4月25日法律第88号)に基づき、辺地とその他の地域との間における住民の生活文化水準の著しい格差の是正を図ることを目的として行われる公共施設の整備や情報通信基盤整備等に対して充当される。 償還期間は据置期間を含み10年以内である。

過疎対策事業債と辺地対策事業債の分かりやすい資料(→こちら

合併特例債
 東日本大震災等のこともあり、2度の延長(→1回目2回目)があって、令和6(2024)年度内に事業完了するものが対象となります。
 ある建物を建設する場合、建設費用の95%の額を借金することができ、また、元利償還の70%を後年度、地方交付税措置(国が負担)するという地方自治体にとって有利な借金です。

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第6期議会の人事決まる

晴れ時々くもり

20211110-local-assembly-personnel  11月9日に開催された改選後初の臨時議会(初議会)において正副議長選で議会の代表が決まり、また、常任委員会及び議会運営委員会が構成されました。

 このたびから定数減(18人→16人)により、これまでの3常任委員会(総務、文教厚生、産業建設)が2常任委員会(総務文教、産業厚生)になりました。

 常任委員会と議会運営委員会のメンバーも決まり、いよいよ第6期議会が始動しました。(追記11/15:委員会委員名簿

(参考)
2017年11月 8日 第5期議会スタート~恵み多き宝の島
2020年10月28日 正副議長の任期を考える

 尚、正副議長選の投票結果は以下の通りです。

議長選(敬称略) 副議長選(敬称略)
吉野信康(4期) 12
酒永光志(3期) 2
岡野数正(2期) 1
無効        1

酒永光志(3期) 12
山本一也(6期)  1
浜西金満(6期)  1
上松英邦(3期)  1
岡野数正(2期)  1

 臨時会に上程された令和3年度(2021)一般会計補正予算案について中継を視聴する限り質疑はありませんでした。(追記11/16→録画中継)中国新聞の「市長往来」によると臨時会後、14時05分に全員協議会が開催されていますが、執行部からどのような案件の説明があったのか気になるところ。

 尚、新聞記事の市長の動静によると、議会選出の監査員には浜西金満議員が就任しました。

(追記)
 長坂議員のFacebook情報では、11月中に臨時議会を改めて開催し、人事院勧告に従って、議員、正副市長、職員の期末手当を引き下げる議案が上程される予定です。

※Facebookで初議会の様子をアップしているみなさん。
岡野議員長坂議員筧本議員宮下議員

【参考】
 全員協議会は行政から議会へのある意味、「根回し」的な案件もあります。基本的に会議は公開(傍聴可能)が原則です。それ故、私は市民の皆様に全員協議会で何が説明され、議員がどのような質問をしたのか可能な限りの情報発信をしてきました。

※令和3年(2021)第5期議会の全員協議会
2021年 210R3年第1回全員協議会
2021年 218R3年第2回全員協議会
2021年 311R3年第3回全員協議会
2021年 528R3年第4回全員協議会と議会運営員会
2021年 811R3年第5回全員協議会

 行政は市民代表の議員に説明したら、市民への説明責任を果たしたとも言えます。第6期議会の議員の皆さんには、全員協議会で何を説明されたか、また、議員がどのような質疑をしたか、情報発信をしていただければと思います。

全員協議会
 地方自治法第100条第12項の規定により、会議規則によって定めることにより、「議会の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場」です。

※法第100条第12
 議会は、会議規則の定めるところにより、議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場を設けることができる。

 全国町村議会議長会が編纂している「議員必携」には、全員協議会が開催される具体的な例として次の3点を挙げています。

(1)議会独自の協議又は意見調整
 議会自体の行事や運営・活動について協議したり、意見調整をするため。(町村長等は出席を要しない)

(2)本会議の審議に伴う協議又は意見調整
 本会議の審議の過程で、必要に応じて、議会を休憩して話し合いをする場合、議員相互の意見を調整する場合、執行機関と議会側の意見を調整を図る場合、その両方を合わせた場合。

(3)町村長による事前説明および意見の聴取
 町村長の依頼を受けて、議長が招集するものの、目的は、町村長が、議会に提案予定の案件についての事前説明を行う場合もあれば、行財政運営上の重要問題、企業誘致や開発行政に関連した対外折衝関連事項等について意見を求める場合もある。

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2021年11月11日 (木)

瀬戸田シトラスパークにグランピング施設

晴れのちくもり一時雨

2021119glamping_setoda 11月9日の中国新聞から。旧・豊田郡瀬戸田町(2006年(平成18)1月に尾道市へ編入)時代に第三セクター(広島県、瀬戸田町、内海造船)の㈱シトラスパークが1998年(平成10)3月に日本初の柑橘類のテーマパーク運営会社として開設された瀬戸田シトラスパーク

 当初見込みの甘さから経営難に陥り、2003年(平成15)に㈱シトラスパークは経営に行き詰まり解散。2004年(平成16)から瀬戸田町運営の無料施設となりました。

 2015年(平成27)から休園中であった瀬戸田シトラスパークですが、新聞によると、尾道市の公募により、㈱マリモホールディングスなど3社でつくる事業体がグランピング施設やレモン畑などを来春から夏にかけて順次開設することになったという。

 瀬戸田(生口島)において、今年(2021)8月にグランピング施設をオープンした企業(→こちら)もあります。

 しまなみ海道などサイクリストにも人気のある地域であり、また、最近脚光を浴びている国産レモンの一大生産地として、アフター・コロナの観光需要をターゲットに仕掛けています。

 このたびシトラスパークの運営に手を挙げた事業体に注目しましょう。2年前、岸根開発を手掛けようとしていた企業であること。ビジネスは「タイミング」が大切です。

(参考)→岸根開発に関する記事

  瀬戸田シトラスパーク 岸根開発(→全協資料
代表企業 ㈱マリモホールディングス ㈱瀬戸内ブランドコーポレーション
参加企業 ひろぎんエリアデザイン㈱
㈱瀬戸内ブランドコーポレーション
Challenge Outdoor
マリモ
Wondertrunk & Co

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2021年11月10日 (水)

新たなる発見~幼生カキのえさ

晴れ
2021119oyster 11月9日の中国新聞から。国立研究開発法人水産研究・教育機構廿日市庁舎(→HP)がこれまで謎に包まれていた幼生カキのエサを突き止めたという記事が掲載されていました。

(参考)2021.9.20NHK WEB→謎だったマガキ幼生の餌 極小の新種プランクトンと判明

 これまでカキの採苗不良の年があり、広島県では原因を探れば年ごとの好不調のメカニズムを解明することができるとして調査研究をしています。(参考→2014不調の年2015年好調の年

2016年 9月 3日 牡蠣、幼生採取のメカニズムを探れ
2018年 1月23日 広島県、牡蠣採苗の安定化にむけて

 また、2018年(H30)12月から江田島湾で東京大学とシャープなどが人工知能(AI = Artificial Intelligence)を活用した牡蠣養殖の効率化に関する実証実験を行っています。採苗の最適化だけでなく、養殖作業の効率化・省人化など漁業者にとって魅力ある効果や今後の栽培漁業の方向性に寄与することをめざす。

(参考)東京大学HP→ひろしまサンドボックス スマートかき養殖IoTプラットフォーム事業

2019年 2月 6日 江田島湾で牡蠣養殖のAI実証実験
2019年 9月21日 江田島湾で牡蠣養殖のAI実証実験 その2

 このたび幼生カキのエサがなんであるかを発見することで、一段と効率的な採苗に繋がり、養殖技術への応用が期待されます。

〔参考ブログ〕
「広島かき天然採苗の現状について」講演概要-その1
「広島かき天然採苗の現状について」講演概要-その2
「広島かき天然採苗の現状について」講演概要-その3(最終回)

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2021年11月 9日 (火)

第7次地域おこし協力隊の募集

くもりのち晴れ

7th-chiiki_okoshi_1 7th-chiiki_okoshi_2  平成28年度(2016)4月に初めて地域おこし協力隊員が着任(→こちら)してより早くも5年7か月が経ちました。今回は2分野で各1名ずつ募集する記事が市HPで掲載されました。(→市HP

 まず、国際交流支援員ですが、令和元年度(2019)に初めての職種として1人が着任(→こちら)。地域おこし協力隊は任期3年(最長)であり、今年度で任期3年が終わることもあり、後任の支援員を募集するもの。

 また、このたびは新たな職種として、『えたじま里海ナビゲーター』を募集することになります。職務内容からすると、さとうみ科学館(正式名称:大柿自然環境体験学習交流館→HP)での活動になると思われます。

 さとうみ科学館は、平成28年度(2016)からリニューアル構想を掲げ、これまで建設財源について様々な検討をしています。今後、情報発信・広報戦略で活路を見出すということになりそうです。

 私見として、『里海の豊かさ』の対角線上にある『海ごみ削減プロジェクト』(→江田島市環境基本計画)も本市にとって重要な課題であり、担当部署(地域支援課環境係)と連携しながら取り組んで欲しいと思います。

【さとうみ科学館のリニューアル】
2019年12月 5日 R1年12月文教厚生常任委員会(市教委の施設説明)
2020年 1 9R21月文教厚生常任委員会(さとうみ科学館視察)
2020年 2月 5日 R2年2月文教厚生常任委員会(視察のまとめ)
2020年 330R2年第4回全員協議会

【海ごみに関すること】
2021年 1月 8日 海洋ごみ削減への動き~瀬戸内オーシャンズX
2021年1029海洋プラスチックごみへの取組2021~広島県

国際交流支援員 1人】 えたじま里海ナビゲーター 1人】
●地域域団体と外国人市民の交流の場の創出
●外国人市民と日本人市民との交流促進
●外国人市民とのコミュニケーション,生活サポート など
●PR動画等の作成により里海の豊かさ等の情報発信・広報戦略
●里海を活用した教育等に関わる人材のリスト化・組織化
●里海を親しむための新たな魅力ある事業の創出・実施 など

(参考:地域おこし協力隊)
2014年10月24日 地域おこし協力隊の活用
2014年12月 9日 H26年12月定例会 一般質問要約
2015年 9月   H27年9月定例会 一般質問
2015年1126いよいよ地域おこし協力隊募集へ
2016年 4 4地域おこし協力隊、活動スタート
2016年 5月14日 地域おこし協力隊特集(上)
2016年 5月15日 地域おこし協力隊特集(中)
2016年 5月16日 地域おこし協力隊特集(下)
2016年12172次地域おこし協力隊募集
2017年 515地域おこし協力隊募集~ 観光仕掛人
2017年12153次地域おこし協力隊募集
2018年1217国際交流支援員、第4次地域おこし協力隊として募集
2019年 3月23日 江田島市地域おこし協力隊第1期生卒業式
2019年 3月29日 地域おこし協力隊 卒業記念SUPで江田島一周
2019年 4月 3日 地域おこし協力隊、国際交流支援員が着任
2019年11月21日 第5次地域おこし協力隊を募集
2020年11月26日 第6次地域おこし協力隊を募集

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2021年11月 8日 (月)

IT関連企業の進出の裏側では2021

くもりのち雨

 2021年、江田島市にIT関連企業2社(バレットグループ社ジーンリーフ社)が進出したこと、江田島に移住してエタジマ・アルバスポーツを設立し、eスポーツチームを運営する若者についてはすでにブログで書いています。

(参考)
2021年 5月27日 江田島市、新たなIT系企業を誘致へ
2021年10月27日 新たなウェーブ、江田島市に『eスポーツ』チーム

 11月4日付の配信ですが、ネットニュースで面白い記事を読んだのでご紹介します。

 IT関連企業2社が進出した理由というのが掲載されています。広島市に近い立地条件、そして美しい自然の魅力にひかれたことは勿論ですが、それだけではない大きな要素があることが判りました。

 それは、市職員や移住定住サポートをしているフウド(→HP)の積極的なアプローチとオモテナシ。

 IT関連企業では業界内では人的ネットワークがあると聞きます。江田島市内全域で光回線が利用され、また、広島湾の中心に浮かぶ『恵み多き、宝のしま』。

 人が人を呼び込む好循環につながって、いつか、「教育とITの島」として脚光を浴びることを期待しています。

Jタウンネット(2011.11.4配信)
なんで「わざわざ」江田島に? IT企業×瀬戸内海に浮かぶ島...東京の若者たちが、移住を決めた理由とは

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2021年11月 7日 (日)

第6期議会、いよいよ初議会

晴れ
R3119rinjikai 10月の改選により11月1日から新議員の任期がスタートしました。11月9日(火)には第6期議会の初議会が開催予定です。まずは議会の人事について決めることになります。(→HP

 議会の代表である議長そして副議長の選挙のあと、常任委員会と議会運営委員会の委員や正副委員長を誰にするかなどを話し合います。

 市HPの議事日程では、特別委員会として『議会だより』を編集する議会広報特別委員会の設置があります。

【追記】新しい議会運営委員会が決まったあと、新たに特別委員会を設置するかの検討がなされると思います。(例)交通問題調査特別委員会

(参考)長崎市HP→初議会って?

 人事が決まった後、最初の議案が令和3年度江田島市一般会計補正予算(第5号)となっています。

 すでに11月1日に開催された全員協議会で執行部から概略の説明は受けていると思いますが、どのような質疑がなされるのか注目です。初議会の様子は議会中継やその後の録画中継で視聴することが出来るのでご興味のある方は一度HPにアクセスしてみてください。(→議会中継

(参考)2017年11月8日 第5期議会の初議会→こちら

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R3年度第7回日本語クラブ

晴れ

 気持ちよく晴れた暖かい朝を迎えました。
 午前中は高田交流プラザの日本語クラブにボランティアで参加しました。フィリピン10(大人3、中学生2、小学生2,未就学児3)、日本7の参加者。

 参加した外国籍の皆さんは、自分たちの目標ごとに日本人スタッフと一緒に学びます。

2021117-no7-nihongo-club 2021125_2nd_international_human-festa  12月5日に開催される第2回国際ヒューマンフェスタ(→チラシ)で日本語スピーチで発表する皆さん(大人と小学生)は発表の練習です。
 今日は日本語クラブで発表の予行演習もしました。当日、素晴らしい発表になることに期待しています。

(参考)2019年12 81回国際ヒューマンフェスタ

 久しぶりに参加した大人は苦手な「ひらがな」の練習です。とてもきれいに書いていました。

 12月5日のJLPT(→こちら)日本語能力試験N3にチャレンジする中学1年生は過去問に挑戦しました。

 私は前回に続いて中学生3年生を担当しました。今日は社会の高校入試過去問にチャレンジです。歴史では、8世紀から19世紀の日本の貨幣制度、地理ではアフリカ大陸の問題など私も久しぶりに勉強になりました。

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2021年11月 6日 (土)

恵比須神社例大祭 2021

晴れのちくもり

2021116ebisu_shrine  今日は海に関係する一日でした。午前中は地元漁協の『恵比須神社例大祭』に出席しました。

 昨年に続いて新型コロナウイルス感染症による飲食店等の休業や宴会等の自粛などにより漁業者にとって厳しい一年でした。魚価の回復を願いつつ、今年一年の無事故無災害に感謝です。

 その後、長瀬海岸へ。月一回のビーチクリーン活動。午前中は満潮でしたが、浜に打ち寄せられた細かくなった発泡スチロールの回収をしました。

 お昼は江田島市で唯一ミシュランガイドに掲載されたという『にしむら庵』(→江田島市観光協会HP)でザルそばを堪能しました。

2013年11月16日 えびす神社
2014年11月22日 えびす講
2016年11月26日 恵比須神社とオリーブ太木挿し
2018年11月11日 柿高祭2018~輪~
2019年11月 9日 えびす講と柿高祭&柿高フェスタ2019
2020年11月14日 恵比須神社例大祭2020

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2021年11月 5日 (金)

旧柿浦小学校のオリーブ収穫2021

晴れ
20211030kakiura_olive 10月30日の中国新聞から。大古小学校の3年生と6年生が旧・柿浦小学校の校庭にあるオリーブの収穫体験をしたという記事です。

 もともと柿浦小学校の児童が毎年収穫をしていましたが、平成31年(2019)3月に学校が閉校となり、大古小学校に統合したことによって収穫行事が引き継がれたものです。

 江田島市が耕作放棄地対策としてオリーブ振興に舵を切った理由の一つに柿浦小学校の校庭に樹齢60年を超えるオリーブの木があったことが挙げられます。

 2011年からスタートしたオリーブ振興です。一歩、一歩前に進んでいます。

(参考)
2011年 5月31日 中国新聞記事(PDF)
2020年10月 8日 大古小学校、オリーブ収穫引き継ぐ

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2021年11月 4日 (木)

過疎地域持続的発展計画の策定2021

晴れ時々くもり一時雨

 今年(令和3年)4月1日に施行された新たな過疎法、『過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法』に基づいて、江田島市は新たに『過疎地域持続的発展計画』(期間:令和3年度~令和7年度の5年間)を策定することになります。

 この計画は、基本的に市の最上位計画である10年間を期間とした「第2次総合計画」(→こちら)を前提として策定されます。

(参考)2020年9 6新たな過疎法について

※余談になりますが、令和7年度からの10年計画となる第3次総合計画策定は、『持続可能な、恵み多き、宝のしま~えたじま』をどう描くかということがとても重要になります。

 話を戻します。11月2日、過疎地域持続的発展計画(案)についてパブリックコメントを実施(期間:11/2~11/22)することが市HP(→こちら)で公開されました。

 尚、「過疎地域持続的発展計画」は議会の議決が必要です。市から議案として提出されたとしても、この時点で、本会議で議会側から修正することはありません。(可決・否決の議決のみ)

 江田島市は過疎地域持続的発展計画に基づいて、過疎対策事業債(過疎債)を財源とした事業を実施していきます。この計画に基づいたものでないと、江田島市にとって有利な借金(過疎債)をすることが出来ない、ということはとても重要なことです。

 財政的に厳しい(市税ではとても運営できない)江田島市において『有利な借金』(国からの補助付き)は市政運営の拠り所です。

 議員の皆さんには先日(11/1)の全員協議会で計画案が配布されました。第2次総合計画と計画案を照らし合わせ、そして選挙戦で市民に公約したことを勘案しながら、計画案について意見(質問)があれば、パブコメを利用することも大切です。

 前回(5年前の平成28年)、議員でしたが、最終的な計画案に仕上がる前に、一市民として意見を提出させていただきました。(→こちら

※過疎債
 充当率(借金に充てる率)が100%(頭金がいらない)であり、その元利償還金の70%は普通交付税の基準財政需要額に算入(国からの支援)されることになります。つまり1億円の事業で実際に市が負担するのは3000万円。7000万円と金利は国が後年度、地方交付税として補填します。

過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法(→こちら

(過疎地域持続的発展市町村計画)
第八条 過疎地域の市町村は、持続的発展方針に基づき、当該市町村の議会の議決を経て過疎地域持続的発展市町村計画(以下単に「市町村計画」という。)を定めることができる。

 過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に関係する県と国の動きは以下の通りです。

【広島県の動き】
 新法により、「過疎地域持続的発展方針」(→こちら)と過疎地域の市町に協力して講じようとする措置の計画、「過疎地域持続的発展県計画」(→こちら)を策定しています。(→県HP県の参考資料

【国の過疎対策について】
 新法は、過疎対策の理念を『過疎地域の持続的発展』(持続可能な社会の形成及び地域資源等を活かした地域活力の向上)に改め、法律の名称を変更し、過疎地域の公益的機能や過疎対策の理念を明確にするため、前文が定められました。

 これに伴い、第1条(目的)にも『自立促進』から『持続的発展』が付け加えられ、「過疎対策の目標」にも新たな事柄が付け加えられました。

(参考)
総務省HP→過疎対策について
徳島県HP→過疎法とは何ですか?

 新法と旧法の目的は以下の通り。(参考→新法と旧法の比較

(旧法)
過疎地域自立促進特別措置法

(新法)
過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法
(目的)
第一条 この法律は、人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域について、総合的かつ計画的な対策を実施するために必要な特別措置を講ずることにより、これらの地域の自立促進を図り、もって住民福祉の向上、雇用の増大、地域格差の是正及び美しく風格ある国土の形成に寄与することを目的とする。
(目的)
第一条 この法律は、人口の著しい減少等に伴って地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域について、総合的かつ計画的な対策を実施するために必要な特別措置を講ずることにより、これらの地域の持続的発展を支援し、もって人材の確保及び育成、雇用機会の拡充、住民福祉の向上、地域格差の是正並びに美しく風格ある国土の形成に寄与することを目的とする。
 【注】新法では、過疎対策の目標として以下のことが追加として掲げられています。
・人材の確保・育成
・情報通信産業の振興
・情報通信技術の活用(参考→ひろしま県民だより令和2年春号
・子育て環境の確保
・再生可能エネルギーの利用推進

【江田島市の市債について】
 2007年3月に旧法の地方財政再建促進特別措置法に基づく財政再建団体に移行した北海道夕張市。『夕張問題』がフォーカスされたことで、その当時、いつかは江田島市もそうなるのではないか、と多くの市民の皆様から問われたことがあります。

 国からの支援がある市債(借金→過疎債、合併特例債など)もあることから、市民の皆さんには江田島市は大丈夫と説明してきましたが、実質の借金額を市がこれまで説明してきませんでした。

 遅ればせながらですが、昨年(令和2,2020)に文書質問で明らかにしました。(参考:夕張問題の10年後の論文→こちら

 令和元年度(2019)決算時点で、江田島市の借金247億7000万円のうち、国の支援(後年度、交付税措置として地方交付税が交付される)を引くと、実質的に負担するのは80億7500万円でした。(→文書質問・回答

※交付税措置
市債の元利償還金の一定割合を普通交付税の基準財政需要額に算入することができる。つまり、後年度、地方交付税として地方自治体に交付される。

(参考過去ブログ)
2020年 5月 4日 市債をわかりやすく説明するには
2020年 716市債について(文書質問)

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2021年11月 3日 (水)

文化の日2021

晴れのちくもり

 朝は実家で「報恩講」のお勤め。この時期、島の各地では住職が「報恩講」で檀家を回ります。

※報恩講
 浄土真宗の宗祖、親鸞聖人のご恩に報いる集まり。親鸞聖人が亡くなられた11月を中心に開催されます。

 実家からの帰りに親戚からミカンやたくさんの野菜を頂きました。感謝。

 その足で”わくわくセンター”(江田島市農村環境改善センター)へ。第17回江田島市美術展が今日から開幕し、会場の外ではミニコンサート。バイオリンとエレクトーンの演奏を楽しみました。(Facebook→11秒の動画

 そしてお昼は“島の駅 豆ケ島”で「オリーブ釜揚げうどん」。とても暖かいお昼時で、たくさんのサイクリストが秋の江田島を楽しんでいました。

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2021年11月 2日 (火)

江能選果場、廃止へ2021

晴れ
20211030-orange_etajima 10月30日にの中国新聞から。かつてミカン栽培が盛んだった能美島・江田島(江田島市)。いつか、そうなるだとう、と思いつつ、いよいよとなると寂しい。

 今後の跡地利活用をJA呉がどう考えるか、そして江田島市がどう考えるか、注目しましょう。

 私自身も小学生の低学年のとき、父方の祖父が植えたミカン山で収穫を手伝ったことや大きさ(L、M、S)で仕分ける作業も、当時あった納屋でしたことを記憶しています。

 母方の祖母もミカン栽培をしていました。彼女の形見として頂いた趣味の俳句(短冊)をいつも見ています。『島に住み、野良一途に、みかん山

 後継者不足によってミカン山が耕作放棄地になっている現実をどうするか。江田島市の課題の一つといえます。

 一方、新たに大規模なレモン栽培を江田島市内で検討する民間企業もあると聞いています。トレンドにあったビジネスが成功する。

 また、民間企業から江田島市に寄付していただいた大柿町大君にある旧紡績工場(5万3,122㎡)をどう活用するか、行政・市民・議会が『持続可能な恵み多き、宝の島』の実現のため、しっかり議論することが大切です。

2021年6 6ユウホウ跡地、民間企業から寄付

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2021年11月 1日 (月)

第49回衆議院議員総選挙

晴れ一時くもり

 今日から11月がスタートしました。令和3年(2021)も残すところあと2か月。

 昨日投開票された第49回衆議院議員総選挙。全国紙の事前予測では、①自民が過半数確保(朝日)、②自民が過半数へ攻防(産経)、③自民の単独過半数は微妙(読売)と見解にばらつきがある不思議な現象でした。

(参考)
高校生新聞(2021.10.29)→衆院選2021 各党の獲得議席予想は? 報道機関の予測にばらつき
選挙コンサルタントの検証(2021.11.1)→こちら

 フタを開けると議席数は減らしたものの自民党が261(公示前276)、公明32(同29)自公与党で293と絶対安定多数(261)を大きく超えたものでした。

 対する野党、立憲民主党は小選挙区で競り勝つ数は多かったものの比例では獲得票数が伸び悩み、結果として議席数を減らす結果(110→96)となりました。これに対して第3極といわれる「日本維新の会」が躍進(11→41)しました。

※与党(自公)で絶対安定多数を確保するものの、衆議院で法律案が可決後、参議院で否決されたあとの衆議院での再議決で再び可決するための2/3(310)以上には届きませんでいた。(参考→衆議院HP

(参考)
2017総選挙→NHK朝日新聞デジタル
2021総選挙→NHK朝日新聞デジタル

 一方、閣僚経験者などの大物やベテラン議員が与野党を問わず落選するという波乱もあり、「政権交代」というよりも「世代交代」を求める有権者という論調のマスメディアもありました。(→J CASTニュース

 このたびの総選挙では立候補者によるSNSでの情報発信、いわゆる「空中戦」も一般化したことが判ります。また市議選に続いて、総選挙においても選挙期間中、有権者による「私は○○さんを応援します。」、「△△党を支持します。」というSNS上での応援もありました。

(参考)平成25年(2013)4月19日、インターネット選挙運動解禁に係る公職選挙法の一部を改正する法律(議員立法)が成立。(→総務省HP

 新型コロナ第5波は収束しつつありますが、まだまだ予断が許されない状況です。与野党が医療や経済も含めたコロナ対策について効果的な手立てを検討し、実現してほしい。

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