DX~デジタル・トランスフォーメーション
くもり
10月19日、Bit’s 呉アカデミア 第3回公開セミナーに参加しました。
元・政府CIO補佐官、市谷聡啓さんを講師に招いての『元・政府CIO補佐官に聴く~ 地域企業のためのDX』と題した講演のあと、県職員(総務局統括官(DX戦略))、呉市の企業経営者(2社)を交えてのパネルディスカッションという2部構成でした。
いまDX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉がメディアで盛んに取り上げられています。しかし、DXとは何だろう、また、なぜDXかということを学ばなければなりません。(→経済産業省HP、参考HP)
DX(デジタル・トランスフォーメーションとは、2004年 ウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が提唱した概念 『ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる。』 |
広島県では令和2年度(2020)に期間終了した『ひろしま未来チャレンジビジョン』のあと、新たな広島県づくりを推進する10年計画(期間:2021年~2030年)として、『安心・誇り・挑戦 ひろしまビジョン』(→こちら)を策定しました。
すべでの施策を貫く3つの視点の一つに、『経済成長と人口減少社会の課題解決を目指す「DXの推進」』が掲げられています。これに先立って、2020年(令和2)11月に広島県DX推進コミュニティー(→こちら)を立ち上げ、DXの浸透を図っています。
「広島県を構成するあらゆる主体(企業、教育機関、研究機関、金融機関、県民、行政)が、デジタル技術を活用して、絶えず、それぞれの目指す姿の実現に向けて新たな価値を生み出し続けている状態。」 |
広島県が推進するDXは左のような3つの段階を示しており、どの段階からでも取り組むことができると提案しています。
デジタル技術(AI、IoT、5G等の登場)により、データの取得や分析が格段に行いやすくなったことで、想像を超える変化を起こせる可能性があるといわれています。
『2025年問題』
これは2025年(令和7)までに『団塊の世代』(1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)生まれ)が75歳以上の後期高齢者となるタイミングの前後で引き起こされる様々な問題の総称。
国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎えることになります。
少子化も進んでおり、生産年齢人口も減少し、企業にとっても人材確保が厳しい状況になっています。新たなデジタル技術を活用して、これからの社会をどう支えていくか、また、持続可能な経済活動を実現するか。
江田島市も合併前から『人口減少・少子高齢化』は最大の課題となっております。行政・企業・市民が『持続可能な島づくり』を一緒に取り組んでいくことが大切です。
(参考)2016年(H28)中国新聞の特集
江田島市の課題(上)-海上交通
江田島市の課題(中)-財政改革
江田島市の課題(下)-交流人口
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