つくり育てる漁業2021~海の豊かさを守ろう
晴れ
江田島市内の11漁協では、オニオコゼ、ヒラメ、クルマエビ等を毎年放流しています。また、行政の支援を受けながら藻場の育成、漁礁づくり、シェルナース(→こちら)などを設置して産卵場所や稚魚が育成しやすい環境づくりもしています。まさにSDGs目標14【海の豊かさを守ろう】(→こちら)です。
平成30年度 | 令和1年度 | 令和2年度 | |
オニオコゼ | 43,100 | 49,000 | 49,000 |
ヒラメ | 109,000 | 109,000 | 111,000 |
クルマエビ | 110,000 | 110,000 | 110,000 |
ガザミ | 20,000 | 20,000 | 2,000 |
ナマコ | 2,625 | 2,550 | 2,550 |
アワビ | - | 1,500 | 1,500 |
キジハタ(県) | 5,000 | 5,000 | 5,000 |
キジハタ(漁振) | - | 6,000 | 10,000 |
*キジハタ(アコウ)については、県と漁業振興協議会の2ルートある。(農林水産課)
※江田島市はクロダイ(チヌ)の漁獲高が広島県で1位。かつては稚魚の放流をしていました。(→参考資料)
左は10月26日の中国新聞から。江田島市や市内の漁協などで構成する江田島市漁業振興協議会の取り組みに関する記事です。
上記に示したさまざまな放流事業のうち、高級魚アコウ(キジハタ)に焦点を当て、アコウの特産化を目指し、稚魚の放流を本格化させているというもの。
2013年(平成25)から始めたアコウの稚魚放流ですが、先進地の尾道市を参考に稚魚の隠れ場や餌場となる放流用ユニット(漁礁、シェルナース)を海底に設置し、徐々に効果が出ているそうです。
昨年、地域の漁業組合で聞いたところ、放流時5~6cmであったものが、2年目で15cmに成長していることが分かったそうです。
広島湾の中心に位置し、広島・呉という都市部に近い、美しい瀬戸内海に囲まれた『恵み多き、宝の島』を磨いていきましょう。
(追記)
江田島市では水産振興についての取組について第2期水産振興ビジョンを平成29年(2017)に策定しております。
市HP(→こちら)では本日現在、公開について確認されておりませんが、ビジョン(案)はネット上で確認できます。おおよその変更点はないと思われます。(→第2期水産振興ビジョン(案)、浜の活力再生プラン)
水産振興活動ビジョン活動計画(平成22年(2010)7月策定)
2016年6月27日 第2次水産振興ビジョン策定に向けて
2017年2月20日 第2期水産振興ビジョン(案)の意見募集 (→意見募集案内)
2017年5月17日 「第2期江田島市水産振興ビジョン(案)」に対するパブコメ (→パブコメ結果)
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コメント
インスタで江田島ハッシュタグを調べるとやれエギングだのアジングだのイカやアジの写真が見つかります。週末のオリーブファクトリーの堤防や早瀬大橋の回りの賑わいは島の釣り人だけなんでしょうか。真偽不明ですが最近江田島でサザエ密漁発見ツイートもありました。放流が江田島に真っ当なリターンがあるなら良いですが、島に何の見返りも無く島外者の乱獲に繋がらぬよう祈ります。
投稿: 江田島七郎 | 2021年10月27日 (水) 01:20