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2021年9月

2021年9月30日 (木)

R3年市議選に思う(その4)

晴れ一時くもり

 今回は街頭演説やインターネット、SNS等を活用した選挙運動についてまとめてみます。

 かつて選挙カーで名前を連呼するスタイルがほとんどを占めていました。私自身、初めて出馬した平成15年(2003)の大柿町議選では、軽トラックの選挙カーの荷台に乗って町域をぐるくる回るものでした。

※軽トラックは町村首町、町村議会の選挙のみ可能だったと記憶しています。(→参考ブログ

 もちろん、選挙運動用ビラ選挙公報も制度的になく、SNSもなかった時代であり、掲示板に貼られているポスターや選挙運動用通常葉書(いわゆる選挙ハガキで枚数制限があります)に公約をほんの少し記す程度のものが大半でした。また、インターネットでの選挙活動に関する情報もほとんどなく、いまのように選挙活動のHOW TO本もありせん。

 その後、選挙を重ねるごとに、連呼だけでは意味がないと感じ、市民の皆さんに市政への取り組みや熱意をお伝えするため、街頭演説で政策・公約・取り組みについて訴えさせていただくようになりました。その後、他の候補者も少しずつ街頭演説をするようになってきました。(2013.10.1街頭演説→その①その②(他候補含む)

 このたびの選挙では、SNS上や沿道で候補者が街頭演説をしている光景を見ることが多くなりました。今回、選挙に出るため相談に来られた複数の新人候補に、自身の経験をもとに街頭演説の大切さをお伝えし、自分が取り組む政策を整理(3~5分)して数多くの場所で街頭演説をすることをお勧めしました。

 そのなかで1日20~30カ所の演説をする候補者もいらっしゃり、素晴らしいことだと思います。(5日間で125カ所)

 名前の連呼では、市民の皆さんには何をしたいのか全く見えません。ベテラン現職では往々にして連呼型が多いように感じます。

 自分の住んでいない地域の皆さんには事前の後援会リーフレット、選挙期間のポスターや選挙活動用ビラ、選挙公報等で『顔と名前や公約』を知っていただけますが、熱意や情熱を測ることはできません。特に、新人候補の場合はなおさらです。

 一方、インターネットやSNSでの選挙活動ですが、これは平成25年(2013)4月19日、インターネット選挙運動解禁に係る公職選挙法の一部を改正する法律(議員立法)が成立たことで選挙のやり方が変わりました。

 私は法改正後の平成25年市議選からブログSNSで活動内容の情報発信、また、平成29年(2017)市議選ではブログやSNSの記事配信だけでなく街頭演説の動画も配信しました。

 このたび現職・新人の多くの候補者がSNSで選挙活動の情報発信をしたり、SNSやYoutubeで動画を配信する陣営も見受けられます。

左から届出番号順(敬称略)

3
7
8
9
14
17
21
長坂みつこ 宮下なるみ かどます正裕 といもと語 おかの数正 みの英俊 皆川まなみ

 働き世代や学生で朝から夕方まで島内にいない有権者にとって、候補者の『声』を聴くことや『政見』を知ることができる街頭演説の動画は判断材料の一つになるのではないでしょうか。このたびの選挙戦は江田島市における『新らしい選挙スタイルのめばえ』とも言えます。

 ただし、まだまだネット環境やSNS等に馴染まない有権者も多く、空中戦ではなく、地上戦がメインになりそうです。そういった観点から、現在のことろ、街頭演説が有権者の皆様に自身の考えや政策について伝える最も効果的な選挙活動といえます。

【参考】私の過去選挙におけるブログ

【平成21年】2009年926日 真価が問われるとき ※ネットは禁止
【平成25年】20139月  H25年市議選、告示
【平成28年】2016年11月 6日 12年ぶりの市長選、スタート
【平成29年】2017年9月24日 H29市議選、告示

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2021年9月29日 (水)

R3年市議選に思う(その3)

くもり時々晴れ

 いよいよ7日間の選挙戦も折り返し点の4日目。中盤に差し掛かり、各候補者(+陣営スタッフ)も疲れが出てくるころですが、悔いの残らない活動、大切なことです。

恵み多き、宝の島、えたじま』の未来を託す市民代表を選ぶ大切な選挙です。候補者の皆さんの街頭演説に耳を傾け、大切な一票を託しましょう。

 このたびの市議選、SNSで知ったのですが、選挙カーを以下の理由で利用しない候補者もいます。

 『選挙カー等の費用の規定額は市の税金で賄われており、少しでも税金を使うことなく、選挙戦を戦っていこうと考えた結果、自転車で沿道を走る。』

 選挙カーが無いと出来ないことも多いなかで、敢えて挑戦されることに驚きました。12年前の平成21年(2009)市議選においても同様に選挙カーを使わない候補者がいらっしゃったことを思い出します。

 さて、選挙における公費負担制度ですが、資産の多少にかかわらず立候補や選挙運動の機会を保てるようにするため、国や地方公共団体が立候補者の選挙運動費用の一部を公費で負担するという考え方に基づいた制度です。

 江田島市の条例で定めるものとしては、一定の金額を限度として、選挙運動用自動車の使用選挙運動用ポスターの作成選挙運動用ビラの作成を公費(無料)で行うことができます。(→市HP

 費用は、候補者に支払われるのではなく、あらかじめ候補者と契約した業者等を候補者が選挙管理委員会に届出し、当該契約業者等が市へ請求する仕組み。

 ただし、供託物没収点に達する得票数を得られないと公費負担は受けられません。また、法務局に供託している供託金(市議選は30万円)は江田島市に帰属します。(公職選挙法第92条、第93条

 供託金の没収について、自治体でいろいろと説明されていますが、立候補者が乱立することを防ぐための制度(→取手市)とか当選を争う意思のない人が売名などの理由で無責任に立候補することを防ぐための制度(→延岡市)など。

 一方、法定得票数というものもあり、選挙で当選するためには一定数以上の得票数が必要となります。かつて平成15年の大柿町議会議員選挙(最後の町議選)において定数14人に対し、14番目の方が法定得票数に達せず当選しなかった事例があります。(当選13、欠員1)

  計 算 式 前回(H29)選挙
供託物没収点 有効投票総数÷議員定数(16人)÷10  77.066票
法定得票数 有効投票総数÷議員定数(16人)÷4 192.666票

 公職選挙法の制度としては、郵便局で選挙運動用通常葉書の交付を無料で受けることができ、又は、郵便局で「選挙用」の表示を受けた選挙運動用通常葉書(私製)を無料で差し出すことができます。市議選の場合、候補者あたり2,000枚まで。

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自民党総裁に岸田氏

くもり時々晴れ

 本日午後、自由民主党の総裁選が行われ、岸田文雄元政調会長が決戦投票で第27代総裁に選出されました。(参考→NHK

 10月5日召集の臨時国会で、菅義偉首相の後継となる第100代首相に指名される予定です。岸田氏が首相に就任すれば、広島県からは4人目になります。

広島県出身の歴代首相(参考:首相官邸HP→歴代内閣

第21代 加藤友三郎 大正11年(1922) 6月12日~大正12年(1923) 8月24日
第58代 池田勇人 昭和35年(1960) 7月18日~昭和35年(1960)12月 8日
第59代 昭和35年(1960)12月 8日~昭和38年(1963)12月 8日
第60代 昭和38年(1963)12月 8日~昭和39年(1964)11月 9日
第78代 宮澤喜一 平成 3年(1991)11月 5日~平成 5年(1993) 8月 9日

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2021年9月28日 (火)

R3年市議選に思う(その2)

くもり

  令和3年江田島市議会議員選挙から『公費』で2つの紙媒体が利用できるようになりました。一つは選挙運動用ビラ、もう一つは選挙公報(市HPでデータとして閲覧することも可)です。

【1】選挙運動用ビラ
 江田島市では平成28年(2017)の市長選挙で初めて導入され、平成31年3月1日施行の法改正(→参考)により地方議会議員の選挙運動用ビラが解禁され、それに基づいて条例を制定しまいた。

 市議選では今回から利用できるようになりました。こちらは候補者側が作成します。

作成上限枚数(A) 単価の限度額(B) 限度額(A)X(B)
4,000枚 7円51銭 30,040円

※公費を超える部分は候補者負担となります。

 配布方法は次の4つに限られており、選挙管理委員会に届け出た際に交付される証紙(→イメージを貼らなければなりません。

選挙運動用ビラの頒布方法
 (1)新聞折込み
 (2)候補者の選挙事務所内
 (3)個人演説会の会場内
 (4)街頭演説の場所

 尚、本日(9/28)の朝刊に3候補者の選挙ビラが折込みされていました。

(参考)2020年3月26日 2020福山市議選~選挙ビラ

【2】選挙公報
 選挙公報は、令和3年2月定例会で条例が制定され、このたびの市議選から発行されます。こちらは選挙管理委員会が候補者からデータを受けて発行します。(→R3年2月定例会1日目

 江田島市HPに昨日(9/27)から選挙公報のデータがアップされています。(→市HP

※選挙公報の取り扱い注意があります。ルールに反しないようにしてください。

選挙公報の取扱いに関する注意(市HPから引用)

 市ホームページに掲載された選挙公報の取り扱いについて、以下のような場合には、公職選挙法第142条(文書図画の頒布)、142条の4(電子メールを利用する方法による文書図画の頒布)または146条(文書図画の頒布または掲示につき禁止を免れる行為の制限)に違反する恐れがありますのでご注意ください。

〇市ホームページに掲載された選挙公報をプリントアウトして不特定多数の者に頒布すること。

〇候補者以外の者が、このホームページに掲載された選挙公報のデータを添付した電子メールを送信すること。また、特定の候補者の選挙公報のみを抜粋した電子メールを送信すること。

 選挙公報は、選挙期日の前日までに、新聞折込みのほか、投票所や市役所その他公共施設(市民センターや交流プラザなど)へ備え置く等の方法で配布されます。

 選挙公報の入手が困難な場合には、郵送で個別に送るそうですので、希望する方は選挙管理委員会事務局(☎0823-43-1111)までお問合せください。

 新聞折込予定日:10月1日(金)朝刊

令和3年2月定例会

議案第13号 江田島市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例案について
 選挙人が候補者の政見等を知る機会を拡充するため、公職選挙法第172条の2に基づいた選挙公報の発行に基づいて条例を整備。
 今秋(令和3年)の市議会議員選挙が初めて適用される選挙の予定。

 「議員発議」での条例化を目指し、議会改革推進特別委員会で議論すべき事項として提案し、取り上げることになりましたが、残念ながら議論することもなく、委員会を閉じました。その後、市側から条例案が提案され可決。

2019年 4 4統一地方選挙2019~選挙公報

2020年 816選挙公報の導入@三原市

◆補足的な説明記事

(1)市の選挙における選挙公報の発行について(→R3年第1回全員協議会

 選挙に立候補した候補者の政見(政治を行う上での意見)等を選挙人に周知するため、その情報を記載した公報を公費で発行。令和3年4月1日以降の市議選、市長選に適用される条例と秋に予定される市議選分の予算を令和3年2月定例会で上程し、可決された。

 尚、選挙公報の発行を制度化していなかったのは広島県内14市のうち江田島市のみであった。議会改革推進特別委員会で議員発議を含めて検討をすることになっていましたが、具体的な議論もなく特別委員会は廃止されました。(→2019.5.17第2回議会改革推進特別委員会

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2021年9月27日 (月)

R3年市議選に思う(その1)

くもり一時晴れ

2021927-etajima-city-council-election  9月27日の中国新聞から。昨日告示された江田島市議会議員選挙には定数16人に対して21人が候補しました。

 21候補者の内訳としては、現職12、元職1、新人8。地域別では、江田島町5、能美町2、沖美町2、大柿町12。このたびの市議選では女性候補者が過去最高の4人(現職1、新人3)いらっしゃいます。

 大柿町が最多で激戦区とされており、(旧)小学校区では大原5、柿浦3、大君3となっています。一方、江田島町の切串地区も3と同一小学校区で複数が立候補しています。

 市議選は地域代表を選ぶものではありませんが、はやり、地域のことをよく知っていて、日ごろから「顔の見える候補者」が支持を得やすいこともあり、複数立候補されている地域では大変厳しい選挙戦になると予想されます。

※()内は女性

  江田島町 能美町 沖美町 大柿町 合計
現 職 4 0 1 7(1) 12(1)
元 職 0 0 0 1 1
新 人 1 2 1(1) 4(2) 8(3)
合 計 5 2 2(1) 12(3) 21(4)

 これまでマスコミ等では、地方議員のなり手不足という課題がクローズアップされていました。江田島市においても前回選挙は定数18人に対し、19人の立候補で、事前の新聞報道では、無投票になるのではないか、との見方もありました。(→参考記事

 このたびの市議選では定数をはるかに超える立候補者がいらっしゃるということ、30歳代から50歳代の働き世代が多く挑戦していること、また、女性候補者も複数いらっしゃり、市議選を通して「島の活性化」について考えるとても良い機会だと思います。

※()内は女性

30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代
1 4(2) 6(1) 5(1) 4 1
4.7% 19.0% 28.5% 23.8% 19.0% 4.7%

 『恵み多き、宝の島、えたじま』の未来を託す市民代表を選ぶ大切な選挙です。候補者の皆さんの街頭演説に耳を傾け、大切な一票を託しましょう。

【参考】議員のなり手不足
2018年12 8地方議員、なり手不足深刻化2018
2020年 3月 9日 2019市民アンケート~なり手不足

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2021年9月26日 (日)

R3市議選、告示

晴れ

 本日告示の江田島市議会議員選挙。定数16に対して21候補者が届出をし、7日間の選挙戦がスタートしました。

 昨日の新聞報道(→こちら)では、現職12、元職1、新人8。女性候補者が4人(現職1、新人3)。江田島市HPに候補者(届け出順)が公開されました。(→こちら

 『恵み多き、宝の島、えたじま』の未来を託す市民代表を選ぶ大切な選挙です。候補者の皆さんの街頭演説に耳を傾け、大切な一票を託しましょう。

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2021年9月25日 (土)

未来への挑戦2021

晴れ
2021925etajima_election  9月25日の中国新聞から。明日告示の市議選に関する記事です。
 当初予想されていた立候補者予定者は20人でしたが、中国新聞情報では21人ということです。大柿町から新たに女性が立候補するという情報があります。これで女性候補予定者は現職1、新人3の4人で過去最多となります。

 大柿町から12人。激戦になると思いますが、それだけ、この島を何とかしたいという土地柄なのだと思います。

 『恵み多き、宝の島、えたじま』。市民代表となる議員選挙が明日からスタートします。

 4年間で約2000万円の報酬を投じるだけの『仕事』をしていただける市民代表を選ぶ大切な審判。そして、一般会計ベースで、年間約150億円の『使い道』をしっかりチェックできる人、そんな視点で応援することが大切です。

 『この人だ!』、と思える人を応援できることは素晴らしいことです。挑戦される方々が、多くの市民の皆様に、自分の思いをしっかりお伝えし、共感を得て、新しいステージに立たれることに期待しています。

 明日からの選挙戦。候補者の『街頭演説』に耳を傾けることをお勧めします。

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2021年9月24日 (金)

文書質問を提出~2021年9月

晴れ一時くもり

 朝の冷え込みも少しずつですが、秋深まるという状況になってきました。

 9月20日に【文書質問のすすめ】(→こちら)を掲載しました。9月定例会が終了し、10月3日改選を迎えるにあたって事実上の議会活動は終了しました。任期迄の間、議員活動として、市政について文書質問を作成・提出する予定です。

 尚、本日現在まで以下のことについて文書質問書を提出しています。(1~3については9月定例会で一般質問する予定であったものです。)

質 問 事 項 質 問 要 旨(概要)

1.災害発生時及び復旧時の情報発信について

 8月11日に江田島市はテレビ新広島と「災害に係る情報発信等に関する協定」を締結したが、災害発生時及び復旧時の情報発信についてどう対応するか。(→参考
 また、防災行政無線、インターネット、メール等が利用できない状況を想定した臨時災害放送局について検討できないか。

2.将来の陸路確保について

 昭和4810月に開通してより48年が経過する早瀬大橋だが、将来的な陸路確保について、早瀬大橋に替わる架橋構想をどう考えているか。(→参考
 また、広島湾架橋構想及び津久茂架橋(→江能倉橋島地域半島振興計画抜粋)についての取組状況を問う。
3.三高中学校の統合について  平成216月の学校統合検討委員会第2次答申では、能美中学校舎の建て替えを機に統合するとされ、平成259月に能美中学校舎が完成して8年が経過している。これまで地元協議を重ねているが、今後の方向性はどうか。(→参考
 また、耐震化の方針を変更して今日までに至るがこの状況をどう考えるか。
4.住民自治組織について
質問事項の一部は以下の通り。(令和2年2月定例会の一般質問での再確認含む。→議会だより録画配信

①住民自治組織としての自治会とまちづくり協議会の位置づけ。

②令和元年11月の全体の自治会加入率76%。現在の31自治会ごとの加入率。

③行財政経営計画では、各種補助金の見直しが挙げられており、自治会及びまちづくり協議会に対する補助金についての対応。(参考→補助金に関する過去ブログ

④(仮称)協働によるまちづくり基本条例の制定について。

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2021年9月23日 (木)

2021年秋分の日に思う

晴れ時々くもり

 2021年(令和3)の秋分の日。「昼と夜の長さが等しくなる日」と言われており、その年によって9月22日であったり、9月23日になることがあります。

2016922summit_etajima  左は2016年(H28)の9月22日の出来事から。Facebookを利用していると、『〇〇年前の今日』にアップした記事を教えてくれます。

 5年前に企画したワークショップですが懐かしく思うとともに、近いうちに『恵み多き、宝の島、えたじま』の未来を市民全体で考える機会があればと願っています。四角囲み記事は、当時のブログを抜粋(要約)。

交流と定住サミット in 江田島市@中町公民館】(→当時のブログ記事

 江田島市内外から約60人の方々がご参加くださいました。

①江田島市に住み続けている人
②Uターン者
③Iターン者
④市外に住んでいる人

のグループでディスカッション。

 それぞれのグループで江田島市について、いろいろな視点(いいとこ・課題・自分の関わり方・参加の理由など)、意見を抽出し、カテゴリーごとにまとめました。

 その後、反時計回りして、他のグループがどんな意見を出したかを確認というワークショップ。Iターン者、Uターン者、地元、外部の方々が、江田島市をどう見ているか、皆さんそれぞれが驚いていました。

 どのグループも活発な意見交換で、約1時間はあっという間に過ぎました。江田島市内外の老若男女が一堂に集まり、「未来の江田島市への挑戦」に向けたアイデアが出てきました。

 この週末、間もなく、9月26日告示の江田島市議会議員一般選挙がスタートします。20年後、30年後の『恵み多き、宝の島、えたじま』をどう描きたいか、市民の皆様に『自分の言葉』で語り掛けることが大切です。

【追記】
 このたび多くの新人(7人の予定)が挑戦されます。支援する方も初めてのことで大変だと思います。選挙に関わる当事者(本人、家族、支援者)ならではの悩みもあるでしょう。また、有権者である市民の皆様も誰に託したいか、決めかねているのではないでしょうか。

 一つ言えることとしては、

 4年間で約2000万円の報酬を投じるだけの『仕事』をしていただける市民代表を選ぶ大切な審判。そして、一般会計ベースで、年間約150億円の『使い道』をしっかりチェックできる人、そんな視点で応援することが大切です。
 『この人だ!』、と思える人を応援できることは素晴らしいことです。挑戦される方々が、多くの市民の皆様に、自分の思いをしっかりお伝えし、共感を得て、新しいステージに立たれることに期待しています。

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2021年9月22日 (水)

可燃ごみ指定袋の動き@竹原市2021

雨のち晴れ
2021921takehara_trash-bags  9月21日の中国新聞から。竹原市が新たなゴミ処理施設「広島中央エコパーク」(東広島市、竹原市、大崎上島町でつくる広島中央環境衛生組合が運営)の稼働に合わせて10月1日から家庭ごみ指定袋を値上げするという記事です。

 竹原市の燃やせるゴミの指定袋1枚当たりの値段は以下の通り。

燃やせる物 10ℓ 20ℓ 40ℓ
令和3年9月末まで 4円 7円 10円
令和3年10月から 10円 20円 40円
値上げ割合 2.5倍 2.85倍 4倍

【参考】
2019年10月10日 竹原市の財政健全化計画への取組み
2020年 1月18日 竹原市長のインタビュー記事2020

2021126hatsukaichi_gomi  広島県内の自治体における直近の動きでは、廿日市市が令和2年度から可燃ごみの指定ごみ袋を刷新し、販売価格に1ℓ当たり1円の手数料を加えて有料化をスタートさせ、可燃ごみの減少効果が現れました。

 20212-etajima_trash-bags 江田島市の動きとしては、私が令和3年2月定例会で「可燃ごみの有料化」について一般質問しました。(→録画中継

市長答弁
 可燃ごみは、有料指定袋で回収しており、受益者負担の原則により実費徴収しています。平成17年(2005)3月にごみ袋の購入費を販売収入で賄えるよう設定しましたが、その後、販売価格は変更しておらず、平成25年度(2013)以降は赤字となり、江田島市の持ち出しが増加しています。

 令和2年度から令和6年度までの5か年で”行政運営”から”行政経営”の視点で『行財政経営計画』(→参考)を進めていくには市民の皆様の協力が必須です。(5年間の財源不足は30億7,200万円

(億円) R2 R3 R4 R5 R6 合計
歳入合計 142.17 130.28 128.66 124.81 123.13 649.05
歳出合計 152.14 136.88 133.17 129.54 128.04 679.77
収  支 ▲9.97 ▲6.60 ▲4.51 ▲4.73 ▲4.91 ▲30.72

 『ごみの減量化』だけでなく、指定袋を県内市町並みに値上げすることも検討するべきではないか。

【参考】2021年2月14日 可燃ごみ指定袋を考える

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2021年9月21日 (火)

報酬停止条例について2021

晴れ時々くもり

2021920gikaikaikaku_chouki_kesseki  9月20日の中国新聞から。地方議員が逮捕、起訴されて拘留された期間の報酬と期末手当を停止する条例について県内地方議会の条例制定状況についての記事です。

 長期欠席議員の報酬については、病気等の理由で議員活動ができない状況においても、これまでメディアを通じて世論で話題になったことがありました。

【参考】2016年東洋経済オンライン→長期病欠市議の報酬問題は、なぜ起きたのか

 江田島市議会では、『長期欠席議員の議員報酬及び期末手当の減額について』、第3期議会(平成21年11月1日~平成25年10月末)の議会改革特別委員会で継続(→報告書8ページ)となり、第4期議会(平成25年11月1日~平成29年10月末)でさらに議論がなされ、報酬のカット率まで取りまとめていました。

 平成29年11月1日から任期の第5期議会(令和3年10月末までの任期)においても、一時、長期入院された議員もおり、引き続き条例案について取り組む事項として上がっていましたが、議会運営委員会や議会改革推進特別委員会において具体的な審議がなされず、任期を終えようとしています。

【参考】
 平成30年(2018)12月時点のたたき台となる江田島市議会の議員報酬等の特例に関する条例(案)(→こちら)には刑事事件により逮捕・拘留など身体を拘束される処分がなされた期間の議員報酬の支給停止等の規定もあります。

 第5期議会の任期中に条例制定まで至らなかったことについて。

 任期の前半2年間、議会運営委員長として、議会事務局と協議を重ね、条例案の審議スケジュールを計画していましたが(→H30.1.16議運)、平成31年2月定例会で議会改革推進特別委員会が設置され、こちらで審議することになりました。(→R1年5月議運第3回議会改革推進特委

 しかしながら、議会改革推進特別委員会は議会基本条例の検証と定数問題(18から16へ)を審議した後、議運から移譲された5項目をそのまま議会運営委員会に差し戻しました。(→報告書6ページ

議会運営委員会に差し戻された5項目

ア 長期欠席議員の議員報酬及び期末手当の減額について

イ 江田島市議会議員政治倫理条例の一部改正について

ウ 委員会について(委員会付託含む)

エ 市議会議員選挙における選挙公報について

オ 正副議長選挙の立候補制導入について

 議会運営員会は差し戻された5項目を審議することなく、現在に至っていることについて、一議員として大変申し訳なく思っております。

 第5期議会の4年間で議員定数削減(18から2減の16)及び報酬額は維持としたことは市民の皆様に評価を頂いていると思います。その他、議会基本条例の検証、タブレットの活用、情報公開についての議論はされましたが全体としては残念です。

 尚、市議会議員選挙における選挙公報については、執行部からの提案により、次回市議選から公費負担で発行することになりました。

【参考】
2020年8月30日 議会改革推進特別委員会の報告書について
議会改革推進特別委員会のブログ記事一覧

 すでに条例案のたたき台はあります。11月1日からの第6期議会で、この条例案について改めて審議し、条例化に向けて議会活動することが課題として残されています。

 条例化においては議会のコンセンサスが必要であり、新・議会の議長が『議会改革の推進』に向けてリーダーシップを発揮し、積み残された課題について取り組んでいただくことを切に願っています。

(1)市の選挙における選挙公報の発行について(→R3年第1回全員協議会

 選挙に立候補した候補者の政見(政治を行う上での意見)等を選挙人に周知するため、その情報を記載した公報を公費で発行。令和3年4月1日以降の市議選、市長選に適用される条例と秋に予定される市議選分の予算を令和3年2月定例会で上程し、可決された。

 尚、選挙公報の発行を制度化していなかったのは広島県内14市のうち江田島市のみであった。議会改革推進特別委員会で議員発議を含めて検討をすることになっていましたが、具体的な議論もなく特別委員会は廃止されました。(→2019.5.17第2回議会改革推進特別委員会

2019年 4月 4日 統一地方選挙2019~選挙公報
2020年 8月16日 選挙公報の導入@三原市

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2021年9月20日 (月)

文書質問のすすめ

晴れ時々くもり

 3連休の最終日は草刈りを中心とした一日でした。
 9月14日に任期最後の定例会が閉会しました。現職議員のうち市議選に挑戦する方は10月3日投開票(告示日9月26日)に向け後援会活動等に集中しているのではないでしょうか。

 このたび不出馬の私としては、10月末の任期までしっかり議員活動をしたいと思い、文書質問に取り組んでいます。また、10月13日には議会広報特別委員会に出席し、9月定例会に係る編集作業(令和4年2月1日発行の議会だより)を行う予定です。

 文書質問は平成26年(2014)4月1日に施行された議会基本条例第7条第4項を根拠に執行部に対して質問をすることが出来るものです。

 議会基本条例制定は議会改革の一環として、第3期議会(平成21年11月1日~平成25年10月末)の議会改革特別委員会が中心となり平成25年9月議会で条例化することが出来ました。(→議会基本条例制定までの経緯

 条例が制定されるまで、議員が正式に執行部へ市政全般に対して質問をすることができるのは年4回の定例会での一般質問でしか機会がなかったものを、会期中又は閉会中に関わらず、文書にて質問をすることを可能にする画期的なものです。(→文書質問に関する基準

 平成29年(2017)11月1日からの任期であった第5期議会の新人議員(5人)に、文書質問の重要性を何度となくお伝えしておりましたが、角増正裕議員が1回のみ(→こちら)利用したにすぎませんでした。

 今年11月1日からの第6期議会で新たに議員になられる方も、市政に政策提言する過程の中で文書質問制度を有効に活用していただくことを願っています。

【参考】
江田島市議会 過去の文書質問一覧
胡子雅信の過去の文書質問一覧

江田島市議会基本条例
(議員と市長等執行機関の関係)

7条 議会審議における議員と市長等執行機関及びその補助職員(以下「市長等」という。)との関係は,次に掲げるところにより,緊張関係の保持に努めなければならない。

(4) 議員は,会期中又は閉会中にかかわらず,議長を経由して市長等に対し文書質問を行うことができる。この場合において,市長等に文書により回答を求めるものとする。

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放課後等デイサービス@江田島市

晴れ時々くもり

2021919shougaiji_tsusho_support  左は令和2年度決算についての主要施策の成果に関する報告書から抜粋したものです。

 児童福祉法の趣旨に基づいて、日常生活における基本的な動作の指導及び手段生活への適応訓練等に伴い、障害のある児童の健やかな成長を促すための【公】による支援事業です。

 放課後等デイサービスは、2012年(平成24)4月に児童福祉法に位置づけられた福祉サービスのうちの一つです。(→参考HP

 具体的には、6歳~18歳までの障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。(放課後児童クラブの性質も持ち合わせている。参考:放課後児童クラブ→江田島市教育委員会HP

 いま江田島市内で放課後等デイサービスを提供する事業所は3つあります。

事業所 運営会社 参  考
歩歩江田島 ㈱歩歩 2012年10月に開所。(→こちら
(参考)2012年10月7日 旧・大君保育園の利活用~福祉施設として~
アーチ江田島 ㈱歩歩 大柿町大君にある施設。(→こちら
おひさま ㈱太陽 2012年9月設立に会社設立。(→こちら

 江田島市が給付費を支給する障害児通所サービスのうち、令和2年度における放課後等デイサービスの延べ利用人数は816人(実数68人)であり、事業費は令和2年度決算で6,767万5,556万円です。

 障害児の自立支援及び保護者等の負担軽減につながるために、江田島市もサービス提供事業所と課題・情報の共有に努めています。

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2021年9月19日 (日)

中町小学校、NIE教育最優秀奨励賞2021

晴れ
2021917nakamachi_elementary-school 9月17日の中国新聞から。江田島市中町小学校が広島県NIE推進協議会から『NIE教育最優秀奨励賞』に選ばれたという記事です。

 NIE(エヌ・アイ・イー)とは、Newspaper in Educationの略で、学校などで新聞を教材として活用する活動です。元々は、1930年代にアメリカで始まったものであり、日本では1985年、静岡で開かれた新聞大会で提唱されて今に至るといわれています。(→参考

 現在はインターネット社会のなかで様々な情報が氾濫しています。メディア・リテラシーという言葉があります。正しい情報が何なのか、取捨選択することはとても大切なことです。

【過去ブログ】
2009年5月27日 メディア・リテラシー
2011年1月 8日 メディアとどう付き合うか

 完全とは言いませんが、新聞情報は各社が情報を競い合いながら、また、精度を高めて(裏を取る)発信する情報であり、信頼性の高いメディアと言われています。

 新聞を通して、学校や家庭での学習に活用することで、地域や社会の中で課題を見つけ、解決のために行動する力を育むことはとても大切なこと。

 私たち江田島市民にとって、このたびの中町小学校の最優秀奨励賞の受賞はとてもうれしいニュースとなりました。これからも活動を通じて、江田島市の素晴らしさや課題を見つけて情報発信して頂ければと思います。

(追伸)
今年の秋のお彼岸は9月20日から9月26日。彼岸前ですが仏壇にお参り。

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2021年9月17日 (金)

令和2年度決算追加資料~オリーブ栽培者の収入

くもりのち雨

 台風14号ですが、本日(9/17)夜から影響が出てきそうです。

2021914-r2-olive 左は令和2年度決算審査特別委員会(産業建設分科会)におけるオリーブ栽培者の収入に関する資料から。昨年度(令和2年)と一昨年度(令和1)を比較したものです。(→資料

 江田島市が事業ベースで『オリーブの島構想』をスタートしたのは2011年度(平成23)からで、今年は11年目に入ります。

 江田島産オリーブの6次産業化においては、江田島オリーブファクトリーの貢献には感謝しています。

 市が策定したオリーブ振興計画(→こちら)の目標に少しでも近づくことを願っています。

江田島市の『オリーブの島構想』(オリーブ関連ブログのまとめ→こちら

2009年(H21)10月24日 オリーブで島おこし
2010年(H22) 2月21日 江田島市オリーブ構想
2010年(H22)12月17日 オリーブ振興等について(産建委)
2011年(H23) 6月10日 江田島オリーブ 始動!
2011年(H23)11月 2日 江田島産オリーブ油、スタート!
2012年(H24) 2月16日 江田島産オリーブオイル誕生!
2012年(H24) 8月28日 踏み込んだ説明を
2012年(H24)11月11日 連日の江田島オリーブ特集
2013年(H25) 2月 4日 江田島オリーブへの道~市広報に経緯と計画
2013年(H25) 3月 6日 For You, For Me, Olive Island ETAJIMA

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2021年9月16日 (木)

旧・沖美臨海教育場、売却へ

くもり

2021914okimi_rinkaijo  左は、先日、議員説明資料として配布されたものです。このたび『旧・沖美臨海教育場』を公募売却(最低価格654万円)することを決め、一般競争入札について広報えたじま10月号で案内します。

 『旧・沖美臨海教育場』は、もともと、広島大学附属小学校臨海教育場として、夏場に附属小学生(主として5年生)が臨海学校として利用されていました。(参考ブログ→こちら

Img012  広島大学が1965年(昭和40)に開設した沖美臨海教育場ですが、施設老朽化により2012年(平成24)7月下旬に閉鎖。その後、地元自治体である江田島市に売却の打診がある。

【参考】平成 25 事業年度に係る業務の実績に関する報告書(→関係ページ全体

 当時を振り返れば、広島大学附属小学校の同窓会『とよあし会』が購入し、附属小児童の臨海学校として引き続き利用することを検討したが、任意団体であった為、大学法人から施設取得が出来なかった。そのため、一旦、江田島市が購入するというシナリオを描いた。

 これは当時の政治判断(正副市長)ですが、江田島市としても附属小が引き続き利用して欲しい(広島大学との関係性維持)という思いもあったが、施設取得の正当な理由(対議会・市民)が必要でした。

 そのため、『さとうみ科学館(大柿自然環境体験学習交流館)』の野外活動拠点(サテライト施設)として利用することを理由付けとして購入(654万円)することを決定し、議会の議決を求めました。(当時は財政状況を鑑み、購入に消極的な議員も複数いました。)

 基本的には、さとうみ科学館のサテライト施設として、地域の特性を活かした「特色ある教育」を推進することが事業内容。事業推進体制としては、市役所関係部局、教育・研究機関、各種地域の団体の代表等で構成する推進協議会を発足させ、一方で、広島大学附属小学校の臨海学校(3年生・5年生)の時には利用して頂きました。

(参考)2013年2月 6日 平成25年第1回全員協議会 その2

 2015年(平成27)に広島大学附属小学校同窓会『とよあし会』が一般財団法人化したことに伴い、同法人の要請もあり、建物を無償譲渡し、土地は無償貸与。条件としては以下の通り。

①譲与後の現有施設等の整備・維持・管理については「とよあし会」が自己の負担において適正に行うものとする。

②江田島市内の小中学校の行う事業及び里海学習事業等に対し、無償かつ優先的な利用を許可するものとする。

③土地(建物占有部分)については無償貸付とする。尚、江田島市は土地所有者として裏山の危険木の処理等を行う。

(参考)2015年521 H275回全員協議会

 その後、2020年(令和2)9月、『一般財団法人とよあし会』が解散(→参考)し、任意団体に移行するにあたり、協定に基づく運営が困難になったことから契約解除の申し出があり、江田島市としても、近年の利用状況から、今後の適切な運営及び維持管理が困難と判断し、建物及び土地に関する契約の解除を了解しました。

 江田島市としては普通財産として管理し、『江田島市未利用財産の利活用方針』に基づき、公共的な活用が見込めない場合は民間事業者への貸付・売却を検討することを議会に報告がありました。

(参考)2020年729 R2年第7回全員協議会

 このたび公共的な活用が見込めないとの判断のもと、売却することを決定し、広く公募することになったということです。

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2021年9月15日 (水)

音戸の渡船、廃業の意向

雨のちくもり

 台風14号の影響もあり、秋雨前線による雨模様のスタートでした。今後、週末にかけて日本に向かってくる予報であり、注視しなければなりません。

2021915ondo_tosen  9月15日の中国新聞。日本一短い定期航路として知られる「音戸の渡船」が廃業の意向を示したという記事です。

 市の生活航路として、事業者に2005年以降、呉市は年間240万から400万円を補助して赤字の半額を補いながら支援してきたが、このたび老朽化した船舶の損傷等もあり、事業者側は苦渋の選択をしたようです。

 江戸時代から続くといわれている渡船ですが、時代の流れ(架橋、人口減少、車社会)そして新型コロナウイルス感染症による利用者減という伏線も重なりました。

 江田島市において、広島市や呉市を結ぶ海上交通は市民にとって生命線。人口減少で乗降客が減少する厳しい状況にある中、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、航路運営における環境は益々厳しくなっています。

 改選後の議会においても海上交通の維持は避けて通れない状況が続きます。どう対処すべきかもしっかり議論することが重要課題のひとつです。

(参考)R3年6月定例会(1日目)一般質問

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2021年9月14日 (火)

R3年9月定例会(最終日)

雨のちくもり

 午前中は9月定例会の最終日(3日目)に出席しました。

 休会中の決算審査特別委員会で取りまとめた委員長報告がなされ、令和2年度の12会計について個別に採決。賛成多数で認定(可決)されました。

【参考】決算審査特別委員会報告書

 その後、改選後の議会から適用される議会会議規則及び委員会条例の改正案、議員発議の意見書案(コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書)が賛成多数により可決。9月定例会の全日程を終えて、閉会しました。

 任期最後の定例会が終わり、これから9月26日告示の市議会議員選挙に向けて江田島市内も動きが活発になります。

 尚、10月末までの任期のうちに、議会広報特別委員会が開催され、9月定例会の原稿編集を行う予定です。

番 号 案 件 名
議案第61号 令和2年度江田島市一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第62号 令和2年度江田島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第63号 令和2年度江田島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第64号 令和2年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第65号 令和2年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第66号 令和2年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第67号 令和2年度江田島市港湾管理特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第68号 令和2年度江田島市地域開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第69号 令和2年度江田島市宿泊施設特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第70号 令和2年度江田島市交通船事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第71号 令和2年度江田島市水道事業会計余剰金の処分及び決算の認定について
議案第72号 令和2年度江田島市下水道事業会計決算の認定について
発議第2号 江田島市議会会議規則の一部を改正する規則(案)の提出について
発議第3号 江田島市議会委員会条例の一部を改正する条例(案)について
発議第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)の提出について

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2021年9月13日 (月)

カブトガニが江田島市の未来を応援

くもり
2021910kabutogani 9月10日の中国新聞。これまで江田島湾(Y字型のVの付け根)で確認されていたカブトガニですが、Y字の左側(外海)で確認されたという記事です。

 記事にある“さとうみ科学館”。私の母校である深江小学校が、旧大柿町時代に2002(平成14)年3月に廃校。その後の“廃校利活用”として、立ち上げたのが“さとうみ科学館”。

 合併後も江田島市の理科教育を支援する機関として、また、広島県内の“さとうみ学習”の拠点として活動しています。

 市として、“リニューアル構想”を検討しておりますが、“単独市”としては、財政的に厳しい現状にあります。

 私も応援していますが、議会としては消極的な意見が多数を占めている状況が続いています。この数年間、提案してきたことですが、このたびの決算審査においも、“もっと知ってもらうこと”を積極的にすることを提言。

 参考までに、2020年(令和2)3月30日開催の第4回全員協議会で教育委員会から説明がなされた計画は以下の通りです。(→こちら

(3)さとうみ科学館リニューアル整備基本計画について
昨年度(令和元年度)から検討している整備計画ですが、基本計画について説明がありました。
【敷地】   能美海上ロッジ駐車場跡地(1521㎡)
【施設規模】 鉄筋コンクリート造3回建(延べ床面積2183.5㎡)
【概略事業費】13億4千万円
【工程計画】 基本設計から工事完了までを4年

 財源確保が重要課題であるため、令和2年度も引き続き、整備手法及び財源等の情報収集や整備効果を高める運営手法等を学ぶための先進地視察を行う。

(参考)議会の動き
R1年12月文教厚生常任委員会
R2年 1月文教厚生常任委員会
R2年 2月文教厚生常任委員会

 令和2年度主要施策の成果に関する報告では、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の分科会に参加し(3回)、制度を活用するための推進体制や企業への効果的なプレゼンテーションに関数する情報収集を行った。

 国や県などが消極的な見解であったとしても、世界で注目を集めると、税金に頼らず、クラウドファンディング等の民間支援もあることを申し添えました。それだけの価値はあると思います。

【参考】カブトガニについて
2012年914江田島湾にカブトガニ幼生
2016年1026カブトガニ孵化と廃校舎利用
2019年617江田島湾のカブトガニ【参考】リニューアルについて
2018年213【まとめ】摸擬議会 in 江田島2018
2018年3 9めざせ、牡蠣ミュージアム@さとうみ科学館
2019年12 5R112月文教厚生常任委員会
2020年1 9R21月文教厚生常任委員会
2020年2 5R22月文教厚生常任委員会
2020年330R2年第4回全員協議会

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2021年9月12日 (日)

国政と市議選のゆくえ

くもり

 菅総理の総裁選不出馬により、世の中、自民党総裁選(告示9/17、投開票)のテレビ・新聞では、連日連夜、このニュースが流れています。

【参考】
NHK政治マガジン→【詳しくわかる】自民党総裁選2021(2021.9.10)

 現在の国会の勢力図(政党)では、新たな自民党総裁が臨時国会により首班指名され、第100代首相となります。
 ただ、衆議院の任期が令和3年10月21日までであり、10月下旬若しくは11月初旬に第49回衆議院議員総選挙が行われる予定です。(→東洋経済オンライン

 選挙後、政党勢力図がどうなるか分かりませんが、自民党総裁選で『選挙の顔』になりえる人、という意見があるのは、総選挙を睨んでのものです。

 さて、江田島市では9月26日告示、10月3日投開票の日程で、市議会議員一般選挙が予定されています。
 新聞報道等では20人(現12、元1、新7)が準備をしており、地域別では江田島町5、能美町2、沖美町2、大柿町11となっています。市議選では地域外での支援を広げていくことは難しいと言われており、大柿町(現7、元1、新3)では大混戦が想定されます。

H17h29-turnout   今年11月には合併して丸17年が経過します。これまでの市議選を振り返ると、投票率が毎回減少しております。
 選挙権が18歳以上と年齢を引き下げて行われた前回市議選(H29)ですが、全体の投票率は70%を割り込む結果になりました。

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2021年9月11日 (土)

居住実態による被選挙権の有無

くもり

 全国の自治体における議員選挙。近年、『居住実態がない』として『当選無効』を選挙管理委員会に審査の申立てをする事例が散見されます。

 特にマスコミに騒がれているのは、2021年1月の戸田市議選で当選した『スーパークレイジー君』こと西本誠氏。

 戸田市選挙管理委員会(→朝日新聞)、埼玉県選挙管理委員会(→朝日新聞)で『居住実態がないとして当選無効』との決定に対し、取り消しを求めて東京高等裁判所に提訴しています。(日テレNEWS24→Yahooサイト

(参考)市町村選挙管理委員会の決定等
 埼玉県戸田市議会→こちら  神奈川県清川村議会→こちら  兵庫県猪名川町議会→こちら  

(参考)
東洋経済オンライン記事→地方議員に3カ月の居住実態が必要となる意味
毎日新聞→「居住実態」の決め手は

 公職選挙法では、地方自治体の議会議員になりたい場合、その自治体に最低3箇月は住んでいることが条件になっています。

公職選挙法
(選挙権)
第九条
2 日本国民たる年齢満十八年以上の者で引き続き三箇月以上市町村の区域内に住所を有する者は、その属する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権を有する。

(被選挙権)
第十条 日本国民は、左の各号の区分に従い、それぞれ当該議員又は長の被選挙権を有する。
五 市町村の議会の議員についてはその選挙権を有する者で年齢満二十五年以上のもの
2 前項各号の年齢は、選挙の期日により算定する。

 それでは選挙権及び被選挙権の基準となる『引き続き3箇月以上』の期間は、どの時点で引き続き3箇月以上経過しているとみなされるのか。

 この点については、選挙期日を基準として算定されることとされており、この場合の3箇月の期間計算については、民法の規定により、住所を有するに至った日の翌日から起算し、3箇月目の応当日の前日に3箇月に達することになります。(参考HP→民法が定める期間計算の方法

 このたび江田島市議選を例にとると、選挙期日の令和3年10月3日を基準とし、令和3年7月3日から算定されることになると思います。

 尚、これまでの事例からみると、形式的に住民票を当該自治体に3箇月以上置くことではなく、その自治体内で実質的に生活をしているかどうか、で判断されます。この観点からいくと、選挙期日を基準として3箇月以上前から住民票を置いていても、『生活実態』がなければ、当選無効の決定が下されることになります。

(参考)埼玉県議会一般質問→地方自治体の議員となる資格について(H24年6月)

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2021年9月10日 (金)

R3年9月の江田島市人口

晴れのちくもり

 江田島市の令和3年9月1日現在の人口は前月比5人増の2万1959人(うち外国人市民639人、2.91%)。

 日本人市民は前月比14人の増(社会増45人、自然減31人)外国人市民は前月比9人の減少(転入8人、転出18人)でした。(市HP住民基本台帳→エクセルPDF

 外国人市民の比率は今年8月には、2019年(令和1)10月以来3%を割り、9月は2.91%。在留期間の期限がある技能実習生が半数以上を占める外国人市民。(→2019年江田島市統計書から抜粋)新型コロナウイルス感染症の影響により、入国制限があることも理由の一つです。

 10月以降、牡蠣養殖業の繁忙期を迎えることになります。水産業を支えていただいている外国人市民ですが、担い手不足という厳しい状況があります。

 水産業だけでなく畜産業(江田島市では江田島ポーク&チキン)、農業など1次産業が提供している生産物のお客様は飲食業界やホテル業界の大口顧客です。また、島の飲食店も新型コロナウイルス感染症の影響による売上減、島を支える海上交通も軒並み厳しい状況が続いています。

 ”BUY ETAJIMA"。江田島市民が”仲間”を支えていきましょう!

 江田島市の”未来”のため、みんなで応援することが大切です。様々な要因(大概、物流コストや企業規模)により割高感のある江田島市の事業者提供プライス(価格)ですが、”外貨(市外から稼いだお金や国から受けた交付金)”を市内に還流することこそ大切です。回り回って江田島市の活力になります。

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2021年9月 9日 (木)

広島の緊急事態宣言、9月30日まで延長へ

晴れ

 広島県では8月27日から3度目の緊急事態宣言下にありますが、政府は9月30日まで期間を延長する方針を決定しました。(→NHK

202191112hiroshia-pref  県は9月7日に感染を確実に抑え込むため、休日の昼間の人出の更なる削減に向けて、大規模商業施設等に対し、土・日の休業を要請しました。(→県HP

 今週末の911日(土)と12日(日)が対象でしたが、緊急事態が9月30日まで延長となったので、9月いっぱいの土・日・祝日も対象になる可能性があります。(左上の写真参考)

要請期間:令和3911日(土曜日)、12日(日曜日)

対象施設:10,000平方メートルを超える、商業施設、遊技施設、遊興施設、サービス業(百貨店、ショッピングセンター、パチンコ店、スーパー銭湯 等)

要請内容:
・生活必需物資の小売関係及び生活必需サービスを営む店舗を除いて休業
・ただし、10,000平方メートルを超えない範囲で営業する場合は、生活必需物資の小売関係及び生活必需サービスを営む店舗に限らない

 尚、県としては、大規模施設等に対する要請及び協力金制度を用意しています。(→こちら

202198-covid19_nhk 左はNHKサイトでの広島県の新規感染者数の推移を現したグラフです。(→こちら)第5波のピークは脱したように思われますが、まだまだ予断は許されない状況です。

 1人ひとりが出来る感染予防対策が大切であり、ワクチン接種済といえども油断は禁物です。

(参考)
2021sepcovid19-etajima  江田島市では、8月に40人の新規感染者が確認されました。(→こちら)9月に入って9/9現在で左写真の通り、20歳代が6人確認されています。

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2021年9月 8日 (水)

R3.9.1現在の選挙人名簿登録者数

くもり時々雨
202191number-of-electors 左は江田島市選挙管理委員会が発表している令和3年9月1日選挙人名簿登録者数です。(→R3.9.1選挙人名簿定時登録者数市HP) 

 前回(R3.6.1)の1万9,496人から263人減の1万9,233人です。4年前の市議選(H29.10.1)の当日有権者数は2万890人であり、1,657人減少しています。

H17h29-turnout  左は平成17年から平成29年までの市議選の有権者数及び投票率等をまとめた表です。(参考:過去の市議選結果→H17H21H25H29

 合併直後の平成17年は小選挙区制(旧4町を選挙区とする)、その後は全市域を選挙区とした平成21年、平成25年、平成29年と投票率が下がっているのが現実です。投票率の向上が課題となっています。

 9/26告示、10/3投開票の江田島市議選(定数16)ですが、報道によると告示1か月前(8/26)の状況で、現職12、元職1、新人7が準備を進めています。(うち女性が現職1、新人2)旧町別の内訳では、江田島町5、能美町2、沖美町2、大柿町11。人口から見ても大柿町が大激戦になる見込みです。

 尚、市民有志が4年前ぶりに、投票率向上のため、『みらい江田島~選挙で元気100プロジェクト』というFacebookページが活動し始めています。立候補予定者の後援会リーフレットなどを随時、公開しています。(→こちら

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2021年9月 7日 (火)

R3決算特委-文教厚生分科会(2日目)

くもり時々雨

 決算審査特別委員会の文教厚生分科会(2日目)に出席しました。

 本日は教育委員会の所管事務に係る令和2年度一般会計の決算審査で、教育委員会からの説明を受けて質疑応答がなされました。

 質疑終了後、文教厚生分科会の所管する令和2年度一般会計・特別会計の決算の認定について採決を取り、賛成多数で可決(認定)され、最後に個別意見(要望事項)を取りまとめました。

 分科会終了後、改めて文教厚生常任委員会を開催し、令和3年度の活動報告(→前回委員会)の最終確認をしました。この報告書を議長に提出します。これで約2年間の文教厚生常任委員会として実質的に活動が終了しました。

 令和元年10月からの文教厚生常任委員会では、外国人市民に対する行政サービス・児童生徒の教育等について予算・決算で審議する項目が多く取り上げられたという点において画期的なことでした。

 江田島市の産業を支えていただいている外国人市民は在留資格として、定住・永住、技能実習等と多様ですが、日本人と同様の行政サービスを享受できる環境を整えることが大切であり、また、多文化共生社会の実現に向けて、引き続き、行政・議会・市民が協力していくことが求められます。

(参考)
2018年12月16日 江田島市国際交流協会設立と第16回日本語クラブ
2021年 1月10日 安芸高田市の多文化共生~広報誌編

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2021年9月 6日 (月)

R3決算特委-文教厚生分科会(1日目)

晴れ

 決算審査特別委員会の文教厚生分科会(1日目)に出席しました。

 午前は市民生活部、午後は福祉保健部の所管事務に係る令和2年度一般会計及び特別会計の決算審査で、執行部からの説明を受けて質疑応答がなされました。

 昨日も書いたように決算の審査はとても重要であり、税金が適切に使われたのか、その事業の効果はどうか。こういった検証をすることによって次年度予算編成がなさます。

 限られた予算の中で効果のある事業展開をすることが『市民益』に繋がります。効果がない事業については廃止や予算減額、若しくは手法の再構築を検討しなければなりません。(参考→PDCAサイクル

 明日は教育委員会所管事務について審査し、その後、分科会所属議員で決算を認定するかの賛否を諮り、個別意見を取りまとめることになります。

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2021年9月 5日 (日)

明日から決算特委・文教厚生分科会(R3.9.5)

晴れのちくもり

 明日からの決算審査特別委員会(文教厚生分科会)に向けて令和2年度決算を読み込み、また、質疑を取りまとめた1週間でした。

 国会もそうですが予算委員会が花形と思いがちです。しかし、本来は予算よりも決算の審査が重要です。税金が適切に使われたのか、その事業の効果はどうか。こういった検証によって次年度予算編成がなさます。限られた予算の中で効果のある事業展開をすることが『市民益』に繋がります。

 任期最後の決算審査ですが、将来の島づくりへの提言も含め、文教厚生分科会として実りある質疑にしたいと思っています。

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2021年9月 4日 (土)

大柿高校生徒、空き家リノベーションで地域貢献へ

くもり時々晴れ

202194-ogaki_hs  左は9/4の中国新聞から。大柿高校の2年生が総合学習の一環として、地域の協力のもと『空き家の有効活用』について取り組んでいるという記事です。

 一時、統廃合の危機にあった大柿高校ですが、学校関係者(教職員、在校生、卒業生、保護者等)、地域の方々、行政、議会が一丸となって支援したことにより、生徒も年々増加しています。

※議会の意見書については、私がシナリオを描いて議会で取りまとめました。→意見書

 そして、さらに自分たちの住んでいる『恵み多き宝の島、えたじま』の地域課題に取り組んでいる生徒の皆さんの頑張りに感謝しています。

R2-support-ogaki_hs 参考までに、左は令和2年度の江田島市が支援している事業です。
 “高校のない島”に未来はありません。来る10月改選では、“島の宝”である大柿高校の存続に力を入れる方がいらっしゃるか、こちらも判断材料になるのではないでしょうか。

(参考)大柿高校に関するブログ一覧→こちら

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2021年9月 3日 (金)

くじ引きによる正副議長選ほか

雨のちくもり

 昨日からの雨ですが、時折、雷を伴う激しい時間帯もありました
 さて、昨日の大竹市議会ですが、正副議長選があり、議長選、副議長選ともに「くじ引き」で決まったという出来事がありました。

 議会の人事における選挙は、得票数が同数の場合、地方自治法第118条第1項で準用している公職選挙法第95条第2項により、くじで当選人を決定することになっています。

 くじ引きの手順ですが、くじを引く順番を決める「予備くじ」があり、それから「本くじ」を引くことになります。

 江田島市議会においても平成29年の改選による第5期議会の初議会において、議長選で「くじ引き」になったことがあります。

2017年11 8幕開け~恵み多き宝の島

 本年10月3日投開票の市議選後の第6期議会。新聞報道等では、現職12、元職1、新人7が準備をされているといいます。
 また、地域別では、江田島5、能美2、沖美2、大柿11になっており、改選後の議会勢力図も大きく変わる可能性もあります。

 いずれにしても、第6期議会の任期は令和3年11月1日~令和7年10月31日までの4年間。人口減少が進む中で、行財政経営計画(R2~R6)では30億7,200万円の財源不足という見通しがあり、また、令和7年から10年間の江田島市の最上位計画である第3次総合計画を策定するという大切な期間であり、議会の在り方が試されるときです。

2021年7 8文教厚生常任委員会(R3.7.8)~行財政経営計画

 来る選挙においては、候補者が江田島市の将来ビジョンをどう有権者に訴えるのか、また、そのためにはどう活動するかを示していただくことが大切です。
 もちろん現職においてはこの4年間の活動実績をどうアピールするか、こちらも有権者の参考になるのではないでしょうか。

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菅総理、総裁選不出馬

雨のちくもり

 時折、雷が鳴り、激しい雨が降る午前中でした。
 お昼前に突然のニュースが駆け巡る。菅総理が午前に開かれた自民党臨時役員会で総裁選(9/17告示、9/29投開票)に立候補しないことが明らかになりました。(→NHK

 8月末から総裁選、衆院選に絡んで様々な動きがありました。今日は党役員人事等の話になるとの前触れでしたが、まさかの不出馬ということでした。

 今後、自民党の次期総裁選を巡ってマスコミ報道が苛烈を極めると思います。報道や番組の中で与党(自民党・公明党)や野党(立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党、社民党、れいわ新選組など)の国会議員によるコメントや議論を見る場面が多くなります。国民にとって、次期衆院選での判断材料のひとつになるのではないでしょうか。

 新型コロナウイルスの第5波がまだまだ続き、経済の不透明感など国民が疲弊している状況を打開するリーダーを望むとともに、国政においては与野党が一致団結して速やかな対策を取ってほしい。これが私たち国民の願いです。

(参考)2020年9月16日 菅内閣、発足へ

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2021年9月 2日 (木)

新型コロナウイルスワクチン接種 Vol.7


Koho202109_covid19 広報えたじま9月号から。8月17日現在の新型コロナウイルスワクチン接種状況についてです。65歳以上の高齢者(10,289人)の2回目接種者は8,796人で接種率は85.48%。

 一方、12歳~64歳は対象者10,860人に対し、2回目接種者は1,983人で接種率は18.25%となっています。

 全体としての2回目接種率は51.0%です。8月末時点では上の数値より接種率は上がっていると思いますが、広報記事にある通り、まだワクチン接種を受けていない方も接種を希望されている方の相談を担当課(保険医療課 ☎0823-43-1639)が受け付けていますので、市が管理するワクチンもまだあるということになります。

 市民の皆様も、お近くの方や知り合いの方でまだ接種されていない方にもお声かけしていただければと思います。また、ワクチンの広域接種(広島県内に住民票がある方)についても受け付けておりますので、市外にお住いのお子様にも声掛けしてみてはいかがでしょうか。

2021年729広島県、ワクチン接種広域化の動き

2021824covid19-vaccine_20210902185601 左は8月27日の中国新聞から。8/24時点の県内23市町の接種状況についての表です。江田島市の高齢者の2回接種率は県内で18番目、全体(医療従事者を除く)の2回目接種率は8番目となっています。

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2021年9月 1日 (水)

R3年9月定例会(2日目)

くもり

 9月定例会2日目は日程第13(議案第60号 令和3年度江田島市下水道事業会計補正予算(第1号))の採決で12時を回り、いったん、暫時休憩に入りました。

 残り12議案ということで次の日程は午後からと思っていましたが、12議案は令和2年度各会計決算の認定であり、一括上程することから昼休みを取ることなく再開されました。

 市長から12議案(令和2年度12会計の決算認定)が一括上程され、決算について代表監査委員の監査報告がなされました。その後、議長・監査委員(上松議員)を除く16議員からなる決算審査特別委員会を設置し、休会中の継続審査をすることで本日の日程はすべて審議され休会となりました。

※予算審査特別委員会および決算審査特別委員会の正副委員長は議長が指名しますが、慣例として委員長には副議長が、副委員長には総務常任委員長が就任することになります。

 決算審査特別委員会は3つの分科会に分割付託し、以下のスケジュールで審査することになります。

産業建設分科会 9月2日、3日
文教厚生分科会 9月6日、7日
総務分科会   9月8日、9日

 定例会2日目も自宅での健康観察期間のため欠席し、自宅にて議会中継を傍聴しました。来週の決算審査特別委員会・文教厚生分科会には出席する予定です。

 本日上程された報告3件、議案22件(条例2件、契約1件、財産取得1件、補正6件、令和2年度決算認定12件)は以下の通りです。

番 号 案 件 名
報告第8号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第9号 令和2年度江田島市一般会予算の継続費清算に関する報告について
報告第10号 令和2年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率に関する報告について
議案第51号 江田島市水産業振興施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第52号 江田島市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例案について
議案第53号 大柿市民センター新築工事(建築)請負契約の締結について
議案第54号 財産の取得について
議案第55号 令和3年度江田島市一般会計補正予算(第4号)
議案第56号 令和3年度江田島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第57号 令和3年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算(第1号)
議案第58号 令和3年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計補正予算(第1号)
議案第59号 令和3年度江田島市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第60号 令和3年度江田島市下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第61号 令和2年度江田島市一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第62号 令和2年度江田島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第63号 令和2年度江田島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第64号 令和2年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第65号 令和2年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第66号 令和2年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第67号 令和2年度江田島市港湾管理特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第68号 令和2年度江田島市地域開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第69号 令和2年度江田島市宿泊施設特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第70号 令和2年度江田島市交通船事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第71号 令和2年度江田島市水道事業会計余剰金の処分及び決算の認定について
議案第72号 令和2年度江田島市下水道事業会計決算の認定について

【主な議案等】

報告第8
 建物損傷事故報告。市有地の草刈り作業により、草刈機が石を跳ね、隣接する民家の窓ガラスを損傷させた。損害賠償額9,500円。

報告第9号 認定こども園のうみ新築事業

 全体計画 71,125万円
 実績     58,8385.200
 比較   12,2864,800

報告第10号 令和2年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率に関する報告

 下表のとおり、健全化判断比率・資金不足比率とも早期健全化基準に達していないので、健全な状態であることがわかります。

Gyouzaisei_keiei_plan-zaigenbusoku2021  しかしながら、行財政経営計画(R2~R6)の5か年で30億7200万円の財源不足が見込まれる中、今後とも慎重な舵取りが求められます。(→過去ブログ

【健全化判断比率】(参考→総務省資料用語説明説明資料

  令和2年度 令和元年度 早期健全化基準 財政再生基準
実質赤字比率 赤字額なし 赤字額なし 11.25~15% 20%
連結実質赤字比率 赤字額なし 赤字額なし 16.25~20% 30%
実質公債費比率 6.8% 6.2% 25% 35%
将来負担比率 25.9% 23.4% 350%

【資金不足比率】※経営健全化基準20%
全公営企業会計で資金不足なし(令和元年度も同じ)

議案第52
 6月定例会で下水道使用料の料金改定(値上げ)に伴う条例改正(→参考)をしたが、農業集落排水施設についての使用料について条例改正していなかったため、このたび上程される。

 1か月あたりの基本料金 660円→725
 超過排出量に応じて定めた超過料金を増額
 施行期日:令和3101

20216gesuido_neage  左は議会だより第67号から抜粋。令和3年6月定例会で下水道料金値上げに関する条例改正がなされました。質疑応答では、人口減少による収支悪化の改善策についても触れています。

議案第53号 
 大柿市民センター新築工事(建築)請負契約
 契約金額   42,724万円(うち消費税3,884万円)
 契約の相手方 古澤建設工業株式会社
 工期     議会の議決を得た日の翌日から令和4831日まで

議案第54
 江田島消防署能美出張所に配置している消防ポンプ自動車の老朽化(18年経過)による車両の更新。

 消防ポンプ自動車 1
 契約金額     3,5057,000円(うち消費税3187,000円)
 契約の相手方   株式会社三葉ポンプ

議案第55
 歳入歳出それぞれ8.8664,000円を追加して、総額14373828千円とする。

 歳入:国庫支出金、県支出金、寄付金等の増額を計上。
 支出:人事異動に伴う人件費の組替えのほか、新型コロナウイルス感染症予防接種事業、災害復旧事業などの増額を計上。

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R3年9月定例会(1日目)

晴れ

 今日から9月定例会が始まりました。平成29年11月からの第5期議会の任期で最後の定例会です。(→市長開会あいさつ)このたびは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般の傍聴は中止となっています。(※マスコミは対象となっていません。)

 本日は4人が以下の内容で一般質問がありました。後日、録画中継が配信される予定になっています。

番 号 質 問 者 質 問 事 項
熊倉 正造 「広報えたじま」について
岡野 数正 通学路の交通安全対策について
GIGAスクール構想の取組について
酒永 光志 西日本豪雨災害の木下川の災害復旧について
重長 英司 高齢者世帯の住宅用火災警報器設置の状況について
大柿高校の安定化について

 任期最後の一般質問(53回目)を予定しておりましたが、所轄保健所の判断により濃厚接触者と認定され、PCR検査の結果は陰性でしたが、自宅での健康観察期間のため欠席し、自宅にて議会中継を傍聴しました。

(参考)これまでの一般質問した項目→こちら

 欠席により通告の効力を失いましたが(会議規則第51条第4項)、予定していた質問事項及び要旨は以下の通りです。

質 問 事 項 質 問 要 旨

1.災害発生時及び復旧時の情報発信について

 8月11日に江田島市はテレビ新広島と「災害に係る情報発信等に関する協定」を締結したが、災害発生時及び復旧時の情報発信についてどう対応するか。(→参考
 また、防災行政無線、インターネット、メール等が利用できない状況を想定した臨時災害放送局について検討できないか。

2.将来の陸路確保について

 昭和4810月に開通してより48年が経過する早瀬大橋だが、将来的な陸路確保について、早瀬大橋に替わる架橋構想をどう考えているか。(→参考
 また、広島湾架橋構想及び津久茂架橋(→江能倉橋島地域半島振興計画抜粋)についての取組状況を問う。
3.三高中学校の統合について  平成216月の学校統合検討委員会第2次答申では、能美中学校舎の建て替えを機に統合するとされ、平成259月に能美中学校舎が完成して8年が経過している。これまで地元協議を重ねているが、今後の方向性はどうか。(→参考
 また、耐震化の方針を変更して今日までに至るがこの状況をどう考えるか。

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