三原港発のフェリー、幕を閉じる
くもりのち晴れ 5月1日の中国新聞から。三原港と重井港(尾道市因島)を結ぶフェリーが4月30日をもって運航を終え、1965年(昭和40)8月に始まってより約56年の歴史に幕を閉じたという記事です。
2月22日には、過疎化とコロナ禍による乗客減少により窮地に陥っている佐木島と三原市を結ぶ生活航路の利用者への支援に関する記事が掲載されました。(→こちら)
2021年2月24日 行政の生活航路及び利用者支援@三原市
このたびのフェリー(三原港~鷺港(佐木島)~重井港)廃止に伴う佐木島へは5月1日から須波港(三原市)と沢港(尾道市瀬戸田町)を結ぶフェリーが寄港することで、車やフェリーを輸送する。
※佐木島の鷺港に寄港する高速船は運航を継続。(→こちら)
人口減少による利用者減もありますが、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者減が追い打ちをかけた形になりました。
江田島市と広島市・呉市を結ぶ航路もコロナ禍により利用者が減っており、秋月/呉航路は長期の運休に追い込まれています。(→2020.10.14秋月~呉航路、11月から長期運休へ)
市としては運航会社に対し、乗降客数が前年同月比で20%程度の減少が続いているため、令和2年3月から『江田島市航路維持支援金』(→公共交通協議会資料)を交付していますが、コロナ禍がいつ終息するか不透明であり、今後の利用客増加の見通しが立たない状況です。
(参考)江田島市航路維持支援金抜粋
【対象者】 ア 江田島市を発着する定期航路を運航していること イ 対象期間において乗降客数が前年同月比10%減少している月があること ウ 令和2年4月1日現在の便数及び運賃を維持していること(ダイヤ改正が新型コロナウイルス感染症を原因としていないものは維持しているとみなす。 ※三高/広島(フェリー)は既存の補助制度で対応するため対象外。 【交付額】 |
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