国勢調査2020年の速報値と海上交通
くもりのち晴れ
5月19日の中国新聞から。令和2年度(2020)国勢調査の速報値が掲載されていました。
5年に1度の国勢調査ですが、広島市は120万1,281人と前回調査(2015)に比べ7247人増で初めて120万人を超えました。
江田島市は2,402人減(▲9.9%)の2万1937人で減少傾向に歯止めがかかっていません。減少率では安芸太田町(▲11.2%)、大崎上島町(▲10.4%)、神石高原町(10.4%)、安芸高田市(▲10.3%)に続いてワースト5です。
【過去の国勢調査における人口】※2000年以前は旧4町の合算。
1995年 | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 | 2020年 |
平成7 | 平成12 | 平成17 | 平成22 | 平成27 | 令和2 |
3万4,866人 | 3万2,278人 | 2万9,939人 | 2万7,031人 | 2万4,339人 | 2万1,937人 |
▲2,391人 | ▲2,588人 | ▲2,339人 | ▲2,908人 | ▲2,692人 | ▲2,402人 |
※広島県の国勢調査に関するHP→こちら
※1920(大正9)~2015年(平成27)の県内国勢調査人口→こちら
人口減少が最も大きな課題となっている江田島市です。年々、海上交通や陸上交通を利用する人が減る中で、採算が厳しくなってきている公共交通といえます。
市所有船で運航している中町・高田/広島航路は『公設民営化』により2年間は黒字を確保していましたが、燃油の高騰と利用者減でコロナ以前から赤字経営となっています。(→R2モニタリング)
今後、船舶の更新をすることになりますが、これまでの人口減による利用者減が続くことによる負担がどうなるかを見据え、検討していかなければならない。
また、他航路においても新型コロナ禍の影響もあってコロナ前よりも20%程度の利用者減となって厳しい状況にあります。(→江田島市航路維持支援金)将来的に海上交通をどう考えていくかも公共交通協議会や議会(現在は交通問題調査特別委員会がある)、そして市民の皆さんと共有することが大切です。
少し古い資料ですが、平成27年度(2015)第3回公共交通協議会の『各種調査結果と江田島市の公共交通の課題について(資料1)』は参考になります。(→こちら)
2021年 3月20日 運賃負担感に行政の支援
2021年 4月17日 市所有船の更新について(R3.4.17)
2021年 4月22日 市所有船の更新について(R3.4.22)
2021年 4月25日 市所有船の更新について(R3.4.25)
(追記)
5月19日、広島県の新型コロナウイルス感染者は222人(うち広島市152人)が確認されました。(→NHK)通勤・通学・通院等で広島市との往来をされる江田島市民も多くいらっしゃいます。また、広島市から通勤・通学で江田島市に来られている方もいらっしゃいます。一人ひとりができる予防対策をしていくことが大切です。
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