市所有船の更新について(R3.4.17)
雨のち晴れ
左は令和1年12月17日開催の第11回全員協議会で配布された『中町/宇品航路の船舶の更新について』の資料です。(→説明資料)
概略をまとめると下記の通りとなります。
中町/宇品航路の船舶の更新について (R1年第11回全員協議会) (一財)地域公共交通総合研究所に船舶更新の必要性の判定について委託し、結果、現在所有する3隻のうち、2隻の更新を推奨する報告を受けた。 現状及び今後の推移をみると更新が望ましい船舶のサイズは以下の通り。 【ニュー千鳥】(H5年建造)→124総トン双胴船高速旅客船(定員150名) 【ロイヤル千鳥】(H5年建造)→65総トン双胴船高速旅客船(定員99名) 【スーパー千鳥】(H9年建造)当面は継続使用 建造費は1隻4~5億円(税込)と見込まれ、財源は過疎債(50%)、企業債(50%)を考えている。 尚、船舶の更新は多額の経費が必要となるため、財政状況や次期指定管理者との協議を踏まえつつ、船舶の仕様や更新時期について検討する。 |
令和3年度がスタートしました。市が現在所有する高速船は、建造されてから、”ニュー千鳥”、”ロイヤル千鳥”は28年、”スーパー千鳥”は24年が経過しています。
『中町/宇品航路の船舶の更新について』によると、いよいよ船舶更新計画をスタートするタイミングに入りました。
これから船舶更新についてブログで少しずつ書きながら、課題などについて整理していきたいと思います。
参考までに、平成20年度に議会側に配布された『江田島市交通船事業の平成11年度以降の変遷及び今後の計画』に基づいて記します。
年月日 | 変遷と計画 | 備 考 |
H 9.3.19 | フェリー運賃改定(大人470円 車両5m未満2390円) | 消費税変更による |
H 9.8. 1 | 高速艇運賃改定(大人740円) | 1050円から値下げ |
H11.5.22 | 『ロイヤル千鳥』(高速艇)を広島・今治航路より購入 | |
H11.6.9 | 『第6千鳥』(高速艇)を河菜海運㈱へ売却 | |
H12.7.31 | 『第8千鳥』(高速艇)を㈱ファーストエンタープライズへ売却 | |
H13.1.10 | 運航ダイヤ一部改正(高速艇所要時間を中町~宇品間25分から27分へ)(フェリーダイヤを1日13便往復から12便往復へ減便・最終便の時間を変更) 減便により人員(船員)を削減(H13年度1人・H14年度2人削減し、20人体制とする) |
|
H14.4.1 | 高速艇運賃改定(740円から870円に17.6%アップ) | 運航収入確保 |
H16.11.1 | 合併により江田島市企業局交通船事業となる | |
H17.2.1 | 『ドリームのうみ』(フェリー)就航(本瓦造船所㈱で建造) | |
H18.6.1 | 運賃改定及びフェリーダイヤ一部改正(フェリー大人470円から590円に25.5%アップ・車両5m未満2390円から2600円に8.8%アップ、高速艇大人870円から930円に6.9%アップ) | 運航収入確保 |
H19.2.1 | フェリーダイヤ一部改正(1日12往復のうち10便を高田港止めとする)(運行距離短縮による燃料削減及び運行時間短縮による人件費の削減) | 運航経費削減 |
H20.7.1 | フェリー及び高速艇ダイヤ一部改正(減速運航による燃料削減) | 運航経費削減 |
H20.9予定 | 『プリンセスのうみ』(フェリー)を売却予定 | 運航経費削減 |
H20.10.1予定 H20 その他予定 |
運航ダイヤ改正(フェリーを12往復から6往復へ、高速艇を22往復から20往復へ減便。昼間便を減速航行。 減便により人員(船員)を削減(5人削減し15人体制とする) 小型高速艇の導入 |
運航経費削減 |
H21年度以降 | 運賃の改定 『ロイヤル千鳥』(高速艇)エンジン換装 |
運航収入確保 運航経費削減 |
参考までに、平成25年12月に開催した交通問題調査特別委員会のブログ記事をご覧ください。
2013年12月10日 第1回交通問題調査特別委員会
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