『県内1水道』、不参加は6団体
晴れ時々くもり 4月20日の中国新聞から。2016年(平成28)から検討していた『広島県内1水道』構想(→2016.10.19中国新聞、過去ブログ)ですが、広島県が4月19日にまとめた21自治体の参加意向によると、広島市、呉市、尾道市、福山市、大竹市、海田町の5市1町(6)が不参加、江田島市を含む9市6町(15)が参加の意向であることが分かりました。
※広島県は23市町ですが、坂町、府中町は広島市から供給を受けているので水道事業者は21団体。
江田島市では、2月12日の議会全員協議会で議会への説明がありました。このとき参加の意向理由が示されています。(参考→水道広域連携への参画について@江田島市)
県の水道広域化に『統合以外の連携』を表明している広島市(坂町・府中町に水道水を供給)、福山市、呉市、尾道市、大竹市、海田町の人口は広島県の約76%になります。(令和3年3月1日現在)
自 治 体 | 人 口 | 割 合 |
広島県 | 2,788,633人 | 100.0% |
広島市 | 1,197,498人 | 42.9% |
府中町 | 5,1090人 | 1.8% |
坂町 | 1,2605人 | 0.5% |
福山市 | 459,250人 | 16.5% |
呉市 | 211,885人 | 7.6% |
尾道市 | 129,958人 | 4.7% |
大竹市 | 26,437人 | 0.9% |
海田町 | 29,786人 | 1.1% |
不参加の市町(合計) | 2,118,509人 | 75.9% |
以前にも書きましたが、この状況で企業団の水道事業運営は不透明なところもあるが、合併後、江田島市の水道事業に従事する職員は合併時28人であったものが今は13人となっており、人員(技術系)の確保が厳しい状況である。
また、老朽化施設更新にも多大な費用がかかり、広域化に参画することによって江田島市の費用負担が減少することを考慮すると企業団に参加することには賛成。
呉市宮原浄水場からの用水を受けるということもあり、呉市との独自の連携も検討するべきであり、また、企業団がスタートした時、水道事業に従事する方々には江田島市の地域事情にも精通していただけるようお願いしたい。
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