広島県予算、デジタル化による産業振興2021
晴れ 2月23日の中国新聞から。広島県の令和3年予算案に関する特集『点検2021 広島県予算(下)』記事です。
記事の出だしは江田島市でトマトを生産する農業法人グリーンファーム沖美が取り上げられています。最適な成育環境(温度、湿度管理)を見極めるにはデジタル技術はとても重要なファクターであることがわかります。
✡️広島県の中山間地域振興条例(→第2条)では、島嶼部も「中山間地域」と指定されています。つまり江田島市も入ります。
(参考)2020年4月事業構想 広島県・湯﨑知事 DXに注力、デジタル化で先を行く
広島県では令和1年度(2019)から『ひろしま型スマート農業推進事業』を展開しています。ねらいとしては、中山間地域に対応した『ひろしま型スマート農業技術』を確立するとともに、これらを活用した経営モデルを構築し、普及させることにより、生産性の高い農業の実現を図る。
(参考)ひろしまラボ スマート農業
デジタル技術は農業分野だけでなく、カキ養殖業等の水産業(→参考)、デジタル系企業の誘致(→参考、江田島市の事例)など産業全般にとって欠かせないツールになっています。
令和3年度広島県 農林水産局予算から抜粋(→R3年広島こちら)
内 容 | 予 算 | |
ひろしま型スマート農業技術の開発及び普及 【新規】 |
○現地実証試験の実施 ・普及可能性の高い技術テーマを選定し,実証試験を実施 ・農業経営体と連携し,技術導入に向けた課題を抽出 ○コンソーシアムによる技術の検討 ・民間企業や専門家等とコンソーシアムを組織 ・実証試験で抽出された課題を解決し,中山間地域に対応したスマート農業技術に改良 ・改良した技術の普及に向け,経営モデルを検討 ※コンソーシアム:互いに力を合わせて目的を達しようとする人の集まり |
1億円 |
カキ養殖におけるデジタル技術の活用【新規】 |
○データ収集のためのシステム整備 ・水温センサーや餌料センサーの漁場への設置 ・汎用クラウドを利用したデータの蓄積 ・かき生産者の携帯端末からデータの入出力が可能となるアプリの開発 ※クラウド:ソフトウェアやデータ等を,ネットワークを通じて利用者に提供する方式 ○データ活用の実証 |
2000万円 |
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