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2021年2月

2021年2月28日 (日)

令和2年度第1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議

くもりのち晴れ

 市HPに1月21日に開催された令和2年度江田島市1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議の配布資料及び会議の要点録が掲載されました。(→こちら

 有識者会議の会議録は、各種団体からの視点での意見はとても参考になります。ぜひ、一度、ご覧ください。(→要点録

1st-comprehensive-strategy11st-comprehensive-strategy2 左は1期総合戦略数値目標の進捗状況(目標指標・KPI)から抜粋されたものです。目標数値に対しての実績が表記されています。

※KPI=重要業績評価指標、Key Performance Indicatorの略。

 いま第2期人口ビジョン・総合戦略(案)のパブリックコメントが実施(令和3年2月10日~3月3日)されています。(→参考)地方創生に向けた令和3年度~令和6年度(4年間)の市の方向性が示されます。

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2021年2月27日 (土)

えたじまんチャンネル2021

くもり

 コロナウイルス感染症による閉塞感が何となくあるなか、江田島市の特産品を案内するYoutubeチャンネルがあります。

 その名も『えたじまんチャンネル』。島のグルメ巡りと題して6回シリーズの番組があります。特産品の生産者に密着したレポと生産者から消費者へのPRという仕立て。最後に“ふるさと納税”の案内で締めくくられています。(参考:ふるさとチョイス江田島市

【ぶらり、島グルメ】島の仙人が巡る!
熟成さつまいも篇
うまみ凝縮オイスター篇
極上いりこ篇
江田島すっぽん篇
完全天日干しうどん篇
ポーク&チキン江田島篇

 

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2021年2月26日 (金)

R3年2月定例会(2日目)

 令和3年第1回定例会(2月定例会)の2日目は令和2元年度補正予算の審議後、市長による令和3年度に向けた施政方針演説、そして令和3年度当初予算案が上程されました。
 当初予算については全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、3常任委員会の所管分を各分科会に分割付託。明日から予算審査のため3月14日まで休会となります。

 予算審査においては全議員(18名)で構成する予算審査特別委員会を設置し、各常任委員会の所管事項別に3分科会に分割して審査する予定です。

※3日目以降の日程については,3月11日開催の議会運営委員会終了後に掲載する予定です。

【予算審査のスケジュール】※いずれも9時から
 文教厚生分科会:3月1日、3月2日
 総務分科会  :3月3日、3月4日
 文教厚生分科会:3月5日、3月8日

○議案(11件)

番 号 案 件 名
議案第29号 令和2年度江田島市一般会計補正予算(第8号)
議案第30号 令和2年度江田島市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)
議案第31号 令和2年度江田島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第32号 令和2年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算(第5号)
議案第33号 令和2年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計補正予算(第2号)
議案第34号 令和2年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)
議案第35号 令和2年度江田島市港湾管理特別会計補正予算(第1号
議案第36号 令和2年度江田島市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)
議案第37号 令和2年度江田島市宿泊施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第38号 令和2年度江田島市水道事業会計補正予算(第4号)
議案第39号 令和2年度江田島市下水道事業会計補正予算(第4号)

 補正予算については、年度末に近づいてきたのでこれまでの実績を踏まえた決算見込みによる減額、入札残等(当初見込みよりも入札額が低かった。大柿市民センター設計委託▲5300万円、GIGAスクールによる無線LAN環境整備委託料▲3457万円)による不用額のため減額、また、令和2年度は新型コロナウイルス感染症のため、行事・事業等の中止や縮小等(SEA TO SUMMIT、オータムフェスタ、プール一般開放等)もあり、軒並み減額補正になっています。

議案第29号
実績による決算見込み、事業の繰り越し等を含め6億8659万2千円を減額し、総額186億2100万5千円。賛成多数で可決。

議案第30号
7363万7千円増額の総額37億15856万6千円。賛成多数で可決。

議案第31号
2281万2千円減額の総額4億8094万9千円。賛成多数で可決。

議案第32号
1億5181万円3千円減額の総額34億9316万1千円。賛成多数で可決。

議案第33号
416万4千円減額の総額1841万4千円。賛成多数で可決。

議案第34号
繰越金確定と貸付元金収入により300万円増額の総額1440万円。 賛成多数で可決。

議案第35号
新型コロナウイルスによる航路事業者等の支援により、桟橋使用料等の免除により使用料の1580万5千円減、これにより一般会計から1580万5千円を繰り入れる。予算額は4460万円で変更なし。賛成多数で可決。

2020年1011県の港湾施設減免制度、延長へ

議案第36号
県の事業遅れにより、小用地区の水産加工場用地整備工事費1286万4千円を翌年度への繰り越し(繰越明許費)とする。賛成多数で可決。

議案第37号
能美海上ロッジの解体工事を令和3年度に延期することで1億108万8千円減額の総額2041万2千円とする。賛成多数で可決。

2020年12月 5日 能美海上ロッジの解体について

○市長施政方針

 施政方針では、令和3年度予算案について次のように述べられました。詳細については市長施政方針(→PDF)をご覧ください。

(抜粋)

 新型感染症の蔓延により、社会情勢は、数か月単位で目まぐるしく変化しており、市政においては、その時々の情勢に応じた必要な施策を、スピード感を持って展開していくことが求められている。

 令和3年度予算におていは、当初予算のみならず、必要に応じて補正予算を編成し、この国難ともいうべき非常事態に、柔軟かつしっかりと対応していく必要がある。

 このため、今回の予算は、決意の意味を込め、『暮らしと経済を守り抜く予算』と名付けました。

○令和3年度各会計予算(案)(12件)

番 号 案 件 名
議案第1号 令和3年度江田島市一般会計予算
議案第2号 令和3年度江田島市国民健康保険特別会計予算
議案第3号 令和3年度江田島市後期高齢者医療特別会計予算
議案第4号 令和3年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計予算
議案第5号 令和3年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計予算
議案第6号 令和3年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
議案第7号 令和3年度江田島市港湾管理特別会計予算
議案第8号 令和3年度江田島市地域開発事業特別会計予算
議案第9号 令和3年度江田島市宿泊施設事業特別会計予算
議案第10号 令和3年度江田島市交通船事業特別会計予算
議案第11号 令和3年度江田島市水道事業会計予算
議案第12号 令和3年度江田島市下水道事業会計予算

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2021年2月25日 (木)

R3年2月定例会(1日目)

晴れのちくもり

 本日から令和3年第1回定例会(2月定例会)が始まりました。同意1件、議案16件が審議され、賛成多数で可決されました。

■初日の内容

○同意(1件)

番 号 案 件 名
同意第1号 教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて

任期満了に伴う教育委員1名について、新たに任命する委員の同意を求められ、賛成多数で可決されました。委員の任期は4年です。

○議案(16件)

番 号 案 件 名
議案第13号 江田島市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例案について
議案第14号 江田島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について
議案第15号 江田島市乳幼児等医療費支給条例の一部を改正する条例案について
議案第16号 江田島市重度心身障害者利用費支給条例の一部を改正する条例案について
議案第17号 江田島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第18号 江田島市指定地域密着型予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第19号 江田島市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第20号 江田島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第21号 江田島市産品加工センター設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第22号 江田島市水産業振興施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第23号 江田島市漁港施設等設置及び管理条例及び江田島市漁港管理条例の一部を改正する条例案について
議案第24号 江田島市体育施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第25号 江田島市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第26号 市有財産の処分について
議案第27号 公の施設の指定管理者の指定について
議案第28号 市道の路線廃止について

議案第13号 江田島市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例案について
 選挙人が候補者の政見等を知る機会を拡充するため、公職選挙法第172条の2に基づいた選挙公報の発行に基づいて条例を整備。今秋の市議会議員選挙が初めて適用される選挙の予定。

 「議員発議」での条例化を目指し、議会改革推進特別委員会で議論すべき事項として提案し、取り上げることになりましたが、残念ながら議論することもなく、委員会を閉じました。

2019年 4 4統一地方選挙2019~選挙公報

2020年 816選挙公報の導入@三原市

議案第14号 江田島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について
 広島県に納付する事業費納付金の確定等に伴い、国民健康保険税の税率改正及び軽減判定所得基準の見直し。改正により一人当たり3116円の減額になります。

議案第15号 江田島市乳幼児等医療費支給条例の一部を改正する条例案について
 子育て世代支援策として、現行制度を拡充(→参考資料)。これまで小学6年生までを対象としていた入院費の一部支給制度を中学3年生まで拡大するもの。(令和3年度予算案に計上)

 乳幼児等医療費の総額は2900万円。このたびの年齢引き上げによる増額分は100万円(年間件数を10件と想定)。

議案第21号 江田島市産品加工センター設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
 竹炭工房おおがきの廃止に関する条例改正。旧大柿町時代に『放置林化している竹』を資源として活用するとともに高齢者の『仕事の場』として竹炭を生産することでリサイクル(再生)し、特産品開発や新たな産業育成および所得向上・雇用の増大を図るため平成11年(1999)に設置。

 設置当初は大柿町高齢者事業団へ管理運営を委託し、現在は(公財)江田島市シルバー人材センターが指定管理(管理料2038千円/年額)しているが、施設老朽化と担い手不足により、指定管理期間が終わる今年度末で廃止することを市が決定し、このたび改正条例案が提出された。

 施設のある土地(約1000㎡)は民間から借りており(年額396千円)、こちらは今年度いっぱいで返却。施設の解体時期は現在のところ未定であり、新たな担い手(民間事業者)が見つかれば譲渡する予定。

議案第25条 江田島市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案について
 下水道施設である大須浄化センターを廃止し、切串浄化センターに統合する。統合によるコスト削減は維持管理費として年額450万円。老朽化した設備を更新する必要がなくなるので更新費2億円が不要になる。

 尚、大須浄化センターの建物は改修して、老朽化した地域の消防屯所の代替施設として活用される予定。(参考→大須公園

議案第26号 市有財産の処分について
 旧秋月小学校跡地を校舎の解体費分(5170万円)を減額してオーシャンポイント(株)に2071万円で売却。跡地はカキ加工工場になる。

 尚、新耐震である校舎の資産価値は950万円。

2021年 211旧秋月小学校跡地に水産加工会社の進出決定

議案第27号 公の施設の指定管理者の指定について
 指定期間が令和3331日に期限がくる109施設(公の施設)についての指定管理者を指定。期間は令和341日~令和8331日までの5年間。

 令和29月に施行された指定管理者モニタリングマニュアル(→市HP)で定めるモニタリング実施施設7施設。

 江田島市シルバーワークプラザについては、(公財)江田島市シルバー人材センターへ無償譲渡してはどうかと提案しました。

(理由)
■旧江田島町時代に、(社団)江田島町シルバー人材センターの要望に応えて国から補助金を受けて建設したこと。(専用に建設)
■合併後、(公財)江田島市シルバー人材センター以外は利用していないこと。
■行財政経営計画を実施するにあたり、行政財産をスリム化し維持管理コストを縮減する必要があること。令和2年度からの5年間の財源不足は307500万円。(→財政見通し

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2021年2月24日 (水)

行政の生活航路及び利用者支援@三原市

晴れ
2021222ship_sagijima_mihara 2月22日の中国新聞から。過疎化とコロナ禍による乗客減少により窮地に陥っている佐木島と三原市を結ぶ生活航路(→フェリー高速艇)の利用者への支援に関する記事です。

 三原市は大幅値上げされる高速船の運賃助成の検討を始めたが、事業者としては将来的に更なる値上げ若しくは撤退もあり得るとしています。

 尚、航路事業者への赤字については県の生活航路対策として三原市も一部補助をしています。

 江田島市と広島市・呉市を結ぶ航路もコロナ禍による乗客減で厳しい状況にあり、市が独自の支援として令和2年3月分から行っています。(第5回全員協議会→江田島市航路維持支援金

※秋月~呉航路は令和2年11月から長期運休。(→こちら

 一方、三高航路は広島県の生活航路対策事業(→参考過去ブログ)として県50%、残りを江田島市と広島市が乗客の割合に応じて赤字補填分を補助しています。(ただし、補助対象外経費あり)

 かつて、市が直営していた中町・高田~宇品航路は、燃料高騰や乗客減により、西能美航路の再編でフェリー航路を廃止し、そして再々編で高速船を『公設民営化』という手法で乗り切ることになりました。

2011年2月21日 H22第5回公共交通協議会~市営フェリー廃止へ
2014年3月27日 西能美航路の再々編方針決定

H2710r29-ship  平成27年10月から公設民営化された高速船も3年目以降、経常赤字が続いており、令和2年10月から減便と通勤定期の値上げ、回数券の値引き率を上げること(→参考資料)で対処する方向性を示しましたが、コロナ禍で追い打ちをかけられている状況です。

2015年1月23日 市営航路の指定管理、候補者決定
2017年1月11日 中町/宇品航路のモニタリング評価結果の公表(1年目)

 佐木島と同様、江田島市も人口減少が進んでおり、生活航路維持のために、近い将来、大きな決断を迫られることが予測されます。

 市所有の高速船も更新時期が来ています。(→参考資料)どのような船型にするか検討段階に入っていますが、一方で、民間航路をどう支援していくかも課題として残ります。

 尚、江田島市では平成29(2017)年度から定住促進通学費支援事業として市内外居住の通学定期代(1/3)を補助する制度があります。当初は3年間の実証実験でしたが、来年度予算案にも計上され5年目に入ります。

2016年12月 9日 市外に通う高校生への通学費補助制度
2017年 2月25日 H29年度予算案(その2)~教育・文化
2017年 3月23日 平成29年4月「学割パス」スタート

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2021年2月23日 (火)

広島県予算、デジタル化による産業振興2021

晴れ
2021223-greenfarm_okimi  2月23日の中国新聞から。広島県の令和3年予算案に関する特集『点検2021 広島県予算(下)』記事です。

  記事の出だしは江田島市でトマトを生産する農業法人グリーンファーム沖美が取り上げられています。最適な成育環境(温度、湿度管理)を見極めるにはデジタル技術はとても重要なファクターであることがわかります。

✡️広島県の中山間地域振興条例(→第2条)では、島嶼部も「中山間地域」と指定されています。つまり江田島市も入ります。

(参考)2020年4月事業構想 広島県・湯﨑知事 DXに注力、デジタル化で先を行く

 広島県では令和1年度(2019)から『ひろしま型スマート農業推進事業』を展開しています。ねらいとしては、中山間地域に対応した『ひろしま型スマート農業技術』を確立するとともに、これらを活用した経営モデルを構築し、普及させることにより、生産性の高い農業の実現を図る。

(参考)ひろしまラボ スマート農業

 デジタル技術は農業分野だけでなく、カキ養殖業等の水産業(→参考)、デジタル系企業の誘致(→参考江田島市の事例)など産業全般にとって欠かせないツールになっています。

令和3年度広島県 農林水産局予算から抜粋(→R3年広島こちら

  内  容 予 算
ひろしま型スマート農業技術の開発及び普及
【新規】

○現地実証試験の実施 ・普及可能性の高い技術テーマを選定し,実証試験を実施 ・農業経営体と連携し,技術導入に向けた課題を抽出

コンソーシアムによる技術の検討 ・民間企業や専門家等とコンソーシアムを組織 ・実証試験で抽出された課題を解決し,中山間地域に対応したスマート農業技術に改良 ・改良した技術の普及に向け,経営モデルを検討

コンソーシアム:互いに力を合わせて目的を達しようとする人の集まり

1億円

カキ養殖におけるデジタル技術の活用【新規】


○データ収集のためのシステム整備  
・水温センサーや餌料センサーの漁場への設置   
・汎用クラウドを利用したデータの蓄積 
・かき生産者の携帯端末からデータの入出力が可能となるアプリの開発
クラウド:ソフトウェアやデータ等を,ネットワークを通じて利用者に提供する方式

データ活用の実証  
・幼生調査の効率化に向けた幼生検知技術の導入  
・水温データを活用したへい死防止対策の実施
・収穫適期の予測による,身入りの良いかきの安定生

2000万円

 

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2021年2月22日 (月)

イノシシ110番に感謝

晴れ

152318907_741268830115130_81467283060877 昨夜、自宅付近のハコワナにアナグマが入ったという連絡を受けました。

 近くには子どもさんが定期的にくる施設もあるということで、親から聞いた市外に住む息子さんが心配して私に連絡してきました。

 昨夜のうちに、ハコワナを設置している土地所有者さんともお話しして、『イノシシ110番』に連絡することになりました。担当者の方には、早速、午前中に対応して頂いて感謝しています。

2020年11月15日 アナグマ捕獲とフェスティバル江田島2020

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2021年2月21日 (日)

広島県の中小事業者向け緊急支援策

晴れ
2021220-hiroshima-pref 2月20日の中国新聞から。県は新型コロナウイルスの集中対策で影響を受けた中小企業向けの緊急支援策について、令和2年度一般会計補正予算案に盛り込んだという記事。

 この支援策は対象として、①飲食店の取引先の支援と②市町が事業者に独自支援策をする場合に市町に補助金を出す二本立てになっています。

広島県による『頑張る中小事業者応援事業』

  内 容
①事業者への支援 【対象者】
県内の飲食店と直接取引がある県内の中小企業
【製造】食材、飲料、割りばし、おしぼりなど
【サービス】清掃、クリーニング、ごみ廃棄など

【支援額】1事業者あたり30万円

【要件】
①令和2年12月~令和3年2月のいずれかの月の売上が前年同月比30%以上減少していること。
②中小企業基本法で定義する県内の中小企業(個人事業主含む)であること


②市町に対する補助

支援先の想定:旅行会社、ホテル、旅館、お土産店、バス会社、タクシー会社、観光施設、衣服店、雑貨店など

○外出機会の削減要請等による影響を受けた中小企業者に対して、市町が単独で支援する場合、県が事業費の一部を補助する。

【要件】
要件を満たす県内中小事業者に対し、外出機会の削減要請等による影響を踏まえ、市町が支援するもの(令和3年3月~6月の間に事業開始)
①令和2年12月~令和3年2月のいずれかの月の売上が対前年同月比30%以上減少していること。
②中小企業基本法で定期する県内の中小企業(個人事業主)であること。

※県の他事業(「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力支援事業」、「頑張る飲食事業者応援事業」及び上の「県内飲食店と取引がある県内中小事業者への支援」)の対象事業者を除く。

【補助率】
市町の事業者支援の1/2(上限:1事業者15万円)

20210218_182544  江田島市が新型コロナウイルス感染症関係の支援事業として2月補正予算案に計上する産業部関係は左の通りです。

①農林漁業者経営支援事業
②宿泊施設支援事業
③プレミアム付き商品券事業
④広島県頑張る飲食事業者応援事業

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2021年2月20日 (土)

令和3年度の予算発表

晴れ

2021etajima_buget 昨日、市長が来年度予算案について記者会見を行いました。左は今日の中国新聞から。一般会計予算は昨年度比11.7%減の139億7000万円です。

 主な新規事業が記事に掲載されていますが、随時、ブログでもご案内出来ればと思っています。(参考資料→こちら

 市長のコメントとして、「市の人口規模では130億円台が妥当。身の丈に合った予算にした」とあります。

 昨年12月定例会の酒永議員の一般質問で予算規模についての質問がありましたが、市長コメントの通りの予算規模が適正であると考えます。

Q.江田島市の適正な予算規模は。

A.標準財政規模は決算カードベースで91億8000万円。事務事業による国・県からの補助金・負担金及び市債を勘案すると持続可能な行政経営には120~130億円の予算規模が適正と考える。

Etajima_city_bujet20052021  左の表は合併直後の平成17(2005)年度から令和3年度の一般会計当初予算額のグラフです。

 平成17年度は合併直後ということで、旧4町の継続案件なども含めて様々な事業があったため、186億円という数字です。また、令和元年度は平成30年豪雨災害による復旧事業があったため過去2番目に多い172億8500万円でした。

Balance-outlook20202029  左は江田島市行財政経営計画(第3次財政計画+第4次行財政改革実施計画)に示す今後の江田島市の収支見通し。

 令和2年から令和6年までの5ヵ年計画の期間に30億7500万円の財源不足という見通しになっています。今後、事務事業総点検により、事業の「必要性」、「有効性」、「効率性」の視点から抜本的な見直しを令和3年度に実施する予定です。(コスト削減)一方で、補助制度の見直し、使用料・手数料の見直し、未利用財産の売却の推進により歳入増も検討します。

 歳出カット・歳入増により、重要施策の推進や新たな課題に対するために使える財源を5年間で10億円捻出することを目標にしています。

Financial-adjustment-fund20212 左は合併直後からの財政調整基金(下の囲み記事をご参照)の推移です。合併後3度目の決算であった平成18年度は5億3千万円であった基金も平成29年度には59億5千万円まで積み増されました。

 その後、公共施設の整備や平成30年豪雨災害もあり、毎年度、取り崩しており、令和2年度末には36億5千万円、令和3年度末には31億2800万円になる見込みです。

 財政調整基金とは、経済事情の変動等による減収、災害により生じる予期せぬ支出・減収を埋めるときや、緊急性の高い大規模な建設事業の経費等に充てることとしており、年度間の財源不足に備えるため、決算剰余金※1などを積み立て、財源が不足する年度に活用する目的の基金です。

 一般的に、財政調整基金は、財政再生基準を目安として、都道府県の場合は標準財政規模※25%、市町村の場合は20%程度を目安とすることが奨められている。江田島市の財政調整基金の適正規模は、平成30年度においては、標準財政規模は約91億7千万円であり、その20%の183千万円程度ということであり、残高55億4000万円は十分といえます。

※1決算剰余金
 決算において、収入済額が支出済額を上回った場合の差額。

※2標準財政規模
 地方公共団体が、合理的かつ妥当な水準で行政を行うための標準的な一般財源の規模で、全国一律の算出方法に基づき、毎年度、普通交付税の算定時に算出されます。

 参考までに、左は江田島Hyujun_zaiseikibo_zaicho2020市における各年度の標準財政規模とその20%の金額および財政調整基金残高です。平成23年度以降は標準財政規模の20%を超える残高となっています。

 

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2021年2月19日 (金)

2021年度、大柿高校の選抜(Ⅱ)等の最終志望状況

くもり

 広島県教育委員会によると、令和3年度広島県公立高等学校入学者選抜の選抜(II)〔一般入試〕及び帰国生徒及び外国人生徒等の特別入学に関する選抜について、2月15日(月)から入学願書の提出を受け付け、昨日2月18日(木)正午に締め切られました。

2021218oogaki_hs 左は県教委発表の資料(→こちら)から抜粋。“島”で唯一の高校、大柿高校の一般入試(選抜Ⅱ)の志望状況ですが、定員28に対し志願者26の0.93倍になったそうです。

 すでに実施されている選抜(Ⅰ)は定員12に対し、志望者21の1.75倍で、12名の合格者です。(→2021.1.27選抜(Ⅰ)

2021219oogaki_hs_foreign-student 昨年から日本の中学校を卒業する(した)外国籍の志望者を含む帰国生徒等の特別入学に関する選抜(全日制)制度が導入され、入学定員外で各校2名の枠があります。県教委の資料によると、大柿高校では定員2に対し志願者2名になっています。

2019年11月25日 公立高校、令和2年度入試に帰国生徒等の特別制度
2019年12月18日 公立高校入試、外国籍生徒に特別枠

 現時点の状況を勘案すると、選抜(Ⅰ)、(Ⅱ)、特別選抜を合わせ、40人の入学予定者になるのではないかと思います。

R251-number-of-students_oogaki_hs  左は大柿高校の令和2年度学校要覧(→こちら)からの抜粋。令和2年5月1日現在の在校生は98人。うち3年生が24人です。令和3年度の新入生を迎えると、久しぶりに在校生が100人を超えることになるのではないでしょうか。

 平成26(2014)年2月に広島県教育委員会が”小規模校(1学年1学級)への方向性”を示し(→過去ブログ)、生徒数80人未満が2年連続になると統廃合の対象という状況下、学校・生徒の頑張り、地域の応援、行政の支援によって”存続の危機”を脱しました。

【参考】新聞記事
H29. 4. 8 大柿高33人入学 存続に光
H30. 4.28 瀬戸田・大柿高 再編検討へ
H30. 7.14 19年度80人以上で存続(瀬戸田・大柿高再編)
H31. 3.22 大柿高 存続濃厚に
H31. 3.28 県立高の再編・統廃合の方向性は
H31. 4.10 存続大柿高校で入学式(生徒数8年ぶり90人超す)
R 1. 5. 9 大柿高校 再編議論から脱出

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2021年2月18日 (木)

R3年第2回全員協議会

晴れのちくもり

 午前の議会運営委員会に続いて、午後は全員協議会に出席しました。執行部から9項目について説明がありました。

(1) 令和3年度当初予算案の概要について
2021218-r3_initial-budget  令和3年度当初予算案の概要について説明がありました。明日(2月19日)15時、市長による予算案の記者発表があります。それまで公にすることができませんので、明日以降、ブログに予算案について記述したいと思います。

(2) 江田島市行財政経営計画の策定について
 第2次江田島市総合計画(→こちら)の目指す「まちづくり」の実現のために、『第3次江田島市財政計画』および『第4次江田島市行財政改革実施計画』を一体化し、『江田島市行財政経営計画』を策定したことの報告。
 詳細な説明は3常任委員会(総務、文教厚生、産業建設)で別にするということでした。

(参考)2021年1月25日 R2年度行財政改革審議会

(3) 江田島市第2期人口ビジョン・総合戦略について
 令和3年1月21日に開催した『まち・ひと・しごと創生有識者会議』において、江田島市第2期人口ビジョン・総合戦略案について議論がなされ、第2期人口ビジョン・総合戦略(案)に大きな異論がなく、パブリックコメントの手続きに進むことの了承を得たこと、および2期(案)の概略説明がありました。(参考→第2期人口ビジョン・総合戦略(案)のパブリックコメント募集

(4) 中町/宇品航路に係る指定管理者のモニタリングについて(参考→市HP
2021218-etajima_ship  毎年行っているモニタリングについての説明。新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、令和1年10月~令和2年9月までの決算は経常赤字5677万円。

 これで3期連続の赤字となりました。市営船を無償貸与し、5年間の指定管理制度を活用しての運航を民間会社(瀬戸内シーライン)にお願いしていますが、5年間の累積損は3425万円。

 往復3便の減便や通勤定期代の値上げ(2000円/月)で令和2年10月から新たな5年の契約(→選考結果)となっていますが、新型コロナウイルス感染症という想定外の原因により今後の運航採算も厳しい状況が続いています。

(参考)
江田島市モニタリングマニュアル(令和2年9月)
2019年12月19日 中町/宇品航路の指定管理者募集について
2019年12月24日 中町/宇品航路の指定管理者募集について(その2)
2020年 6月17日 R2年6月定例会(2日目)

(5) 新型コロナウイルス感染症への対応について(その6)
2021218support_covid19  令和2年3月7日に広島県で1例目の感染症患者が確認されたことにより、江田島市において『新型コロナウイルス感染症対策本部』を設置し、感染症拡大防止に取り組んでいます。
 江田島市での感染者は令和2年4月6日に1例目を確認したのち、本日現在で10例が確認されています。

 江田島市のこれまでの支援策と国の支援による一般会計2月補正予算で取り組む施策について説明がありました。左上写真は産業部担当の2月補正予算による支援策概要です。

(6) 江田島市国土強靭化地域計画について
 平成25年12月に成立・施行された『国土強靭化基本法』に基づき、国が平成26年6月に『国土強靭化基本計画』を策定し、広島県が平成28年3月に『広島県強靭化基本計画』を策定しました。

 このたびは江田島市において、発災前における施策を対象とし、あらゆるリスクを見据え、いかなる事態が発生しようとも最悪の事態に陥ることを回避できるよう地域特性を考慮し、行政機能や地域社会経済など地域全体としての強靭化に関する指針としての計画(案)を策定したことの報告。

 計画期間を第2次総合計画の見直し年度と合わせた令和3年度から令和6年度までの4年間とし、令和3年2月15日から令和3年3月8日までの期間、パブリックコメントを実施します。(→市HP

(7) 大柿市民センター新築工事について
2021218oogaki_civic-center  建設後40年以上経過している大柿市民センター(旧・大柿公民館)について老朽化及び旧耐震構造のため、『公共施設のあり方に関する基本方針』に基づいて現施設を解体し、新たな施設を建設することの説明。

 現在、2階建て及び付属の体育館がありますが、新施設は鉄筋コンクリート造の平屋建てで体育館はありません。予算額は6億1640万円で令和3年度から令和4年度の2か年で予算計上します。完成予定は令和4年10月頃を見込んでいます。

(8) 工場立地法の緑地面積率等の緩和について
2021218factory-location_local-rule  市内外企業の新規立地を促進するため、事業者が取得した敷地を最大限活用できるように、工場立地法における特定工場の緑地面積及び環境敷地面積の割合の規制を緩和するもの。

 ご存じの通り、都市部と異なり、江田島市は緑が多くあります。平成24年(2012)4月から条例によって国の基準に変えて適用すべき市準則を定めることができます。

 令和3年2月にパブリックコメントを実施(約1か月の期間)し、令和3年6月の定例会に江田島市工場立地法地域準則条例(案)を提出する予定。
 このたび旧秋月小学校の跡地を購入した企業(→参考)にとっても、敷地内の緑地面積を低減することで、土地の有効活用(最大限の面積で最適な工場レイアウト)を図ることができます。

(9) 下水道使用料の見直しについて
2021218-swer_-balance-outlook2021  平成23年(2011)8月に下水道使用料を値上げしました。人口減少に伴う使用料収入の減少、施設老朽化による維持管理費の増加により、下水道使用料の収入だけでは経費を賄えず、一般会計から繰入金で補っている状況で、繰入金も年々増加しています。

【参考】過去の下水道料金見直し
2010年10月13日 下水道使用料の見直し
2011年 2月10日 下水道使用料の見直し(その2)

2021218-sewer-price-increase  令和元年(2019)12月に値上げについて上下水道審議会に諮問し、1年で4回の審議を行った結果、令和3年(2021)1月15日、『汚水処理費を100%回収』かつ『赤字補填のための一般会計繰入金の70%回収』を目標とした使用料の値上げを実施すべきとの答申がありました。

 2021218-swer-price-icrease_schedule 改定時期は令和3年10月からで平均改定率は22.6%(値上げ)。2つの目標を維持していくためには、現時点では、令和7年(2025)に20%の値上げが必要であり、令和10年以降には更に値上げが必要であるとのシミュレーション結果になっています。(最大の理由は人口減少による使用料収入の減少。)

汚水処理費回収率
汚水処理費用を下水道使用料収入で賄うための費用割合

使用料収入÷汚水処理費

赤字補填繰入金回収率
一般会計から下水道会計へ赤字補填のために繰入している金額を下水道使用料収入で賄うための割合

使用料収入÷(使用料収入+赤字補填繰入金)

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議会運営委員会(R3.2.18)2月定例会の日程

晴れのちくもり

 午前中は議会運営委員会が開催され、2月定例会の日程を確認しました。
 総務部長から2月定例会に上程される議案等(同意1件、議案39件)の説明がありました。
 尚、現在調整中のもので、会期中に新たに4件(条例改正案2件、その他1件、補正予算1件)が追加されることの説明もありました。

会期: 令和3年2月25日(木)~3月17日(金)(21日間)

■初日の内容予定

会議名 日時 内容
令和3年第1回定例会(初日) 令和3年2月25日 午前10時開会

1開会

2諸般の報告

3会議録署名議員の指名

4会期の決定

5議案審議等

○同意(1件)

番 号 案 件 名
同意第1号 教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて

○議案(16件)

番 号 案 件 名
議案第13号 江田島市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例案について
議案第14号 江田島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について
議案第15号 江田島市乳幼児等医療費支給条例の一部を改正する条例案について
議案第16号 江田島市重度心身障害者利用費支給条例の一部を改正する条例案について
議案第17号 江田島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第18号 江田島市指定地域密着型予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第19号 江田島市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第20号 江田島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第21号 江田島市産品加工センター設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第22号 江田島市水産業振興施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第23号 江田島市漁港施設等設置及び管理条例及び江田島市漁港管理条例の一部を改正する条例案について
議案第24号 江田島市体育施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第25号 江田島市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第26号 市有財産の処分について
議案第27号 公の施設の指定管理者のしてについて
議案第28号 市道の路線廃止について

■2日目の内容(予定)

会議名 日時 内容
令和3年第1回定例会(2日目) 令和3年2月26日 午前10時開会

1開会

2議案審議(令和2年度補正予算)

3市長施政方針

4議案審議(令和3年度当初予算)

○議案(11件)

番 号 案 件 名
議案第29号 令和2年度江田島市一般会計補正予算(第8号)
議案第30号 令和2年度江田島市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)
議案第31号 令和2年度江田島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第32号 令和2年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算(第5号)
議案第33号 令和2年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計補正予算(第2号)
議案第34号 令和2年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)
議案第35号 令和2年度江田島市港湾管理特別会計補正予算(第1号
議案第36号 令和2年度江田島市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)
議案第37号 令和2年度江田島市宿泊施設事業特別会計補正予算(第1号)
議案第38号 令和2年度江田島市水道事業会計補正予算(第4号)
議案第39号 令和2年度江田島市下水道事業会計補正予算(第4号)

○市長施政方針

○令和3年度各会計予算(案)(12件)

番 号 案 件 名
議案第1号 令和3年度江田島市一般会計予算
議案第2号 令和3年度江田島市国民健康保険特別会計予算
議案第3号 令和3年度江田島市後期高齢者医療特別会計予算
議案第4号 令和3年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計予算
議案第5号 令和3年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計予算
議案第6号 令和3年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
議案第7号 令和3年度江田島市港湾管理特別会計予算
議案第8号 令和3年度江田島市地域開発事業特別会計予算
議案第9号 令和3年度江田島市宿泊施設事業特別会計予算
議案第10号 令和3年度江田島市交通船事業特別会計予算
議案第11号 令和3年度江田島市水道事業会計予算
議案第12号 令和3年度江田島市下水道事業会計予算

※予算審査においては全議員(18名)で構成する予算審査特別委員会を設置し、各常任委員会の所管事項別に3分科会に分割して審査する予定です。
 文教厚生分科会:3月1日、3月2日
 総務分科会  :3月3日、3月4日
 文教厚生分科会:3月5日、3月8日

※3日目以降の日程については,3月11日開催の議会運営委員会終了後に掲載する予定です。

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2021年2月17日 (水)

子育て世代包括支援センター周辺整備工事に係る公募型プロポーザルの実施結果

晴れのちくもり一時小雪

 寒波による寒い一日になり、夕方には小雪がちらついていました。強い冬型の気圧配置は明日(2/18)にかけて続く見込みです。

2021217kosodate_houkatsu_shien_center_sh  江田島市のHPに子育て世代包括支援センター周辺整備工事に係る公募型プロポーザルの実施結果について情報公開されました。(→こちら

 プロポーザルの仕様書(→こちら)や公募型プロポーザル実施要項(→こちら)では、①子育て広場整備②駐車場整備③農園等整備の設計整備が盛り込まれており、事業費は3049万7500円(消費税込み)です。当初予算時の1000万円からの増額となっています。(参考→当初予算説明

受託予定者(最優秀提案者) 株式会社カジオカL.A
評価点(100点満点) 63.4点
参加者 参加表明書提出者 1者
技術提案書提出者 1者

 受託予定者(株式会社カジオカL.A)のHP(→こちら)をみると、“明日の地球を支える世代に意義のあるランドスケープを提供したい”という思いでさまざまな施設・公園などの施工実績があることがわかります。

 平成28年度(2016)に国有財産の払下げを受けて、当初計画よりは若干異なりますが、保育施設、子育て支援施設、広場・農園等の整備がようやく完了することになります。江田島市内の子育て世代が安心して子ども達を遊ばせる素晴らしいものとなることに期待しています。

(参考)
 子育て世代包括支援センターと認定こども園えたじまがある場所は旧・江田島小学校跡地であり、国から用地を取得して建設しました。購入前に中国財務局(国)へ説明した計画(第117回国有財産中国地方審議会議事録利用計画図 )とは少し違った整備になっています。当初利用計画では学童・市民農園も整備することになっていました。(→H29年度予算案(その4)~福祉・保健

2020年11月 5日 R2年11月文教厚生常任委員会
2020年12月27日 子育て世代包括支援センター周辺整備工事に係る公募型プロポーザル 

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2021年2月16日 (火)

R3年2月1日の江田島市人口

晴れ
 
 江田島市の令和3年2月1日現在の人口は前月比22人増の2万2378人(うち外国人市民766人、3.42%)。

 日本人市民は前月比18人の減少、外国人市民は前月比40人の増加でした。(市HP住民基本台帳→エクセルPDF

 4町ごとの外国人比率は、江田島町2.71%、能美町3.40%、沖美町8.44%、大柿町2.04%。沖美町では100人に8人以上が外国人市民という割合です。

  男性 女性 合計
住民基本台帳人口 日本人 10,540 11,072 21,612
外国人 500 266 766
人口合計 11,040 11,338 22,378
人口前月比 日本人 ▲7 ▲11 ▲18
外国人 29 11 40
合計 22 0 22

20212polulation  左は令和2年3月~令和3年2月の1年間の人口増減を表したもので439人の減少です。外国人市民は水産業など江田島市の産業を支えており、カキ生産がピークを迎えるシーズンに増加する傾向があります。令和2年(1月~12月)では684人~800人/月で平均は746人。

R2-vital-statistics-etajima  左は令和2年1月~令和2年12月の一年間における社会増減、自然増減を日本人、外国人、日本人と外国人で月ごとにまとめたものです。外国人は1年間で91人減少していますが、上の表のとおり1月、2月のカキ生産が忙しくなると増えます。

 参考までに、平成24年から令和2年の9年間で、外国人市民の月平均人数は下表のとおり。

H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31/R1 R2
464 519 563 583 698 744 727 723 746

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2021年2月15日 (月)

移住・定住ポータルサイト“hodohodo”

くもり時々晴れ

Hodohodo2021  江田島市HPで移住・定住ポータルサイト「hodohodo」が開設されたことを知りました。(市HP→こちら

 このサイト(→hodohodo)では、移住者のインタビューを始め、空き家バンク物件紹介ページ移住相談を予約するためのフォームなどを備えています。

hodohodo
★リンク先をクリックすると、初めにアニメーションがあり、少し時間がかかります。
しごと→こちら
くらし→こちら
すまい→こちら
お役立ち情報→こちら
移住者のインタビュー→こちら
空き家バンク物件紹介ページ→こちら
移住相談を予約するためのフォーム→こちら

 ご利用いただく対象者は江田島市への移住を検討中の方、または地方移住に関心のある方になりますが、住んでいる私たちにとっても参考になるサイトになっています。

Hodohodo2021_3-clauses  サイトの名前、「hodohodo」は「ほどほど」。サイトにも掲載されていますが、江田島市を表現するにはもってこいの形容詞です。左は『移住の心得3箇条』。

ほどほど田舎、ほどほど便利な江田島市

    島だけど、コンビニもスーパーも「ほどほど」にあります。

    島だけど、陸路でアクセス可能、船の便も「ほどほど」にあります。

    島だけど、意外に大きく、生活するのに「ほどほど」の面積です。

    島だけど、人口約22,000人の「ほどほど」な密度です。

 既にブログでも紹介していますが、江田島市域ではどこでも“光回線”が利用可能であり、また、広島市や呉市といった都市部に近く、自然豊かな『島』という魅力があります。

 2014年 2月13日 いよいよ光回線スタートへ

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、地域への移住が注目され、また、“仕事スタイル”がテレワーク・リモートワークへと移り始めています。この時期だからこそ、このたびのポータルサイト開設はタイミングが良いと思います。

 2020年 8月24日 新しい生活様式~リモートワーク2020
 2020年11月25日 バレット社、サテライトオフィスは2021年1月末開設

 江田島市という”恵み多き、宝の島”の可能性をさらにPRすることによって、”新たな人の動き”が島に流れ込むことに期待したい。

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2021年2月14日 (日)

可燃ごみ指定袋を考える

晴れのちくもり

H246kouhou_gomi  左は広報えたじま平成24(2012)6月号からの抜粋です。江田島市が合併する前の旧町時代にも町指定の『可燃ごみ指定袋』はありましたが、合併して”江田島市指定袋”へと移行しました。

20208kouhou_gomi  今年度(令和2)、ビニール袋入り(個別包装方式)からロール方式に変わり、Sサイズ(20ℓ)、Mサイズ(30ℓ)の容量は変わりませんが、Lサイズの容量が60ℓから40ℓになりました。

 市の担当者に聞くと、これまで中国からの輸入品でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、年度当初は輸入することができず、急遽、日本製になったということです。

 60ℓから40ℓに変更した理由ですが、ロール方式の場合、生産する機械のスペックにより『幅』が決まっている(短い)ので容量を60ℓにすると必然的に『長さ』が長くなるのでゴミを詰め込んだら持ち運びが難しくなる(身長の低い方だと引きずってしまう)ため40ℓに仕様変更したそうです。

 市民の方からは、ロール方式になって1枚1枚切り取ることが難しい(切り取りにくい)、これまでLサイズ(60ℓ)1枚だったのが、新Lサイズ(40ℓ)2枚を使うようになった、また、Lサイズのダウンサイジングにより1枚当たりの値段が上がったなど「不評」の声が市役所にも入ってきているそうです。

 Lサイズ10枚入りの値段は160円(一枚16円)には変わりませんが、容量が3分の2になったことで1ℓ当たりの値段が1.5倍になりました。(60ℓのときは0.27円/ℓ、40ℓのときは0.4円/ℓ)

 そこで県内自治体の可燃ごみ指定袋の値段について調べてみました。インターネットで検索すると広島県HPの『平成30年度一般廃棄物の状況』というページに辿り着きました。(→こちら

 2018-price-comparison_garbage-bag ここに『生活系ごみの有料化・指定袋化の実施状況 』という項目(→PDFファイル)』があり、広島県内の市町における状況を知ることができ、『可燃ごみ』に特化した表をまとめてみました。

 自治体によって、10ℓ~80ℓと様々なサイズがあります。表を見ると、江田島市の指定袋が最も安いことがわかりました。市の担当部局に聞いてみると、現在の販売価格は江田島市が購入している原価よりも安いという。

 つまり、市は原価割れで市民に提供しているということになります。指定ごみ袋を販売するお店に納品する業務も委託しており年間542万円(令和元年度)かけています。

★広島市、福山市、尾道市など有料指定ごみ袋のない自治体もあります。(平成31年4月1日現在)

Etajima_combustible-waste  左は決算審査の参考資料として配布される「主要施策の成果に関する報告書」をもとに可燃ごみについてまとめたものです。現在、江田島市は呉市に可燃ごみ焼却処分及び焼却最終処分業務を委託しています。

Kure_combustible-waste-processing-flow  左は呉市一般廃棄物処理基本計画(平成29年3月→こちら)から抜粋したものです。可燃ごみも焼却した後には灰になります。こちらの最終処分(埋立)にもコストはかかります。

 令和元年度の呉市への委託料は、焼却処分業務1億3502万7948円、最終処分業務1295万5068円で委託料合計1億4798万3016円。(呉市最終処分場:エコグロー二ブくれ→運営会社施工会社

【コラム】江田島市の清掃費

 令和元年度で4億8196万円かかっています。(一人当たり約2万1千円の負担)
 うち職員人件費4693万円。資源ごみも含めた家庭一般廃棄物収集運搬事業費(可燃ごみ処分費含む)は2億3994万円。ごみステーションから回収し、呉市の”クリーンセンターくれ”に搬入するまでのリレーセンターの管理運営事業費は5536万円。
 一般家庭や事業所から排出された粗大ごみ(可燃・不燃)の処理施設であり、びん、缶、ペットボトル、蛍光灯、乾電池、小型家電、発泡スチロール等の再利用のため分別処理する環境センター(→参考)の管理運営事業費は9979万円。

 江田島市と呉市の可燃ごみの指定袋(1枚当たり)の値段を比較すると下記のとおりです。

  10ℓ 20ℓ 30ℓ 40ℓ 45ℓ
江田島市 6円 11円 16円
呉市 10円 20円 30円 40円 45円

 呉市に処理を委託しているのであれば、呉市の指定袋を利用することはできないだろうか。人口でいうと江田島市の約9.5倍の呉市が年間発注する袋の一枚当たりの仕入れ単価は江田島市よりも安いのではないだろうか。(調達コストの低減)こんなことを考えてしまいます。

 ただ、呉市の指定袋を利用するとしたら、市民への販売価格は統一しないと呉市の理解は得られないだろう。一方、同じ値段にすると江田島市民の理解が得られるか。いずれにしてもハードルが高い。

 尚、呉市への可燃ごみ処理委託料は可燃ごみ1kg当たり20円前後です。令和元年度では委託料÷搬入量で19.5円/kg。これは市の税金で払っており、行政サービスのコスト削減のためには『ごみの減量化』は急務です。

 ごみを多く出す人が相応に負担するという受益者負担の考えも必要なのではないだろうか。

 令和2年度から令和6年度までの5か年で”行政運営”から”行政経営”の視点で『行財政経営計画』(→参考)を進めていくには市民の協力が必須です。

 『ごみの減量化』だけでなく、指定袋を県内市町並みに値上げすることも検討するべきではないか。一つの事例として、廿日市市が挙げられます。

2021126hatsukaichi_gomi  左は126日の中国新聞から。廿日市市では令和2年度から可燃ごみの指定ごみ袋を刷新し、販売価格に1ℓ当たり1円の手数料を加えて有料化をスタートし、可燃ごみが減少したという記事。(参考→西広島タイムス廿日市市の説明パンフレット

 料金設定は呉市と同じであり、45ℓ袋は145円で1枚約30円の値上げになった。加えて再生可能なごみを選別し、ごみ量の削減を促す狙いがあり、結果として資源ごみ(再利用可能)が増加し、可燃ごみが減少したというもの。

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2021年2月13日 (土)

第2期人口ビジョン・総合戦略(案)のパブリックコメント募集

くもり
Public-comment_2nd-comprehensive-strateg 第2期人口ビジョン及び総合戦略(案)が取りまとめられ、令和3年2月10日(水)から令和3年3月3日(水)の期間で意見募集がスタートしています。(→市HP

 第2次総合計画(平成27年度~令和6年度)を踏まえ、『持続可能なまち』であるための戦略及び人口ビジョンです。多くの皆様にご覧になっていただき、ご意見が出ることに期待しています。

第2期人口ビジョン及び総合戦略(案)の概要

 江田島市の人口は約22,000人で,戦後から一貫して減少傾向にあり,特に若い年代の人口割合が少なく,令和27年(2045年)には10,774人に減少するとの推計も示されています。

 この人口減少に対して,第1期人口ビジョン・総合戦略(平成27年度~令和2年度)で取り組んできた課題を踏まえ,新たに第2期人口ビジョン・総合戦略(案)(令和3年度~令和6年度)を取りまとめました。

 第2期総合戦略では,重点ターゲット層を「若年層」「子育て世代」とし,4基本目標14プロジェクト68重点取組項目を掲げ,市民ワークショップで出されたアイデアをもとに施策に反映したものもあります。

基本目標1
地域で暮らすためのしごとをつくる。(雇用の創出など)

基本目標2
人の流れをつくり、縁を有する人を増やす。(定住・移住など人口増加策)

基本目標3
子どもが生まれ、育つ環境をつくる。(少子化対策など)

基本目標4
元気に暮らす続けるまちをつくる。(健康寿命延伸など)

【参考】
 当初の江田島市総合戦略(平成27年10月)は、本来、令和元年度までの計画でした。昨年度(令和元)、次期総合戦略の策定にあたって市民ワークショップを2回開催し、丁寧な議論を重ねてきましたが、市民の声を反映させてより実効性のある戦略にするために、更なる議論の時間が必要ということで、計画期間を1年延長しました。(→市HP

2019年 5月22日 第2次総合戦略をどう描くか
2019年 9月29日 第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2019年12月 2日 第2回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2020年12月 3日 令和2年度第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS

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2021年2月12日 (金)

水道広域連携への参画について@江田島市

くもりのち晴れ

 2月10日に開催された令和3年第1回全員協議会で、企業局から議会に対して昨年11月30日開催の全員協議会後の状況説明がなされました。

 現在は県工水(工業用水、浄化前の水)を海底導水管で前早世浄水場で受け入れ、浄水してから江田島市内に配水しています。

2021210etajima-water_before-plan  県が示す水道広域連携推進方針(令和2年6月)では、江田島市の5浄水場(前早世、鹿川、切串、奥小路、大原)を休廃止し、呉市宮原浄水場で浄水された県用水(浄化した飲み水)を県海底管を通じて江田島市へ送水することになっています。

20192061etajima-water  市企業局としては、工業用水から県用水への変更は、ほとんどの地域を県用水で賄うことになり、県用水の依存度が非常に高くなる(約89%)ことから、危機管理や事業経営の面から影響が大きく懸念されると判断し、県に対して以下のことを要望した。

★現在は、江田島市が所有する工業用水を天応から前早世浄水場に引く海底管と県が所有する県宮原浄水場からの用水用の県海底管がある。前早世浄水場を休廃止すると、用水用の海底管1本となり事故等が発生し用水が送り込まれなくなると江田島市内の広範囲で断水となる。

【江田島市の要望】

(1)県用水管のループ化・二重化
 江田島市への送水ルートや海底管のバイバス管を整備すること。

(2)緊急時における可搬式浄水処理装置の配備
 送水ルートが寸断した際、飲料水を製造する装置を江田島市へ常時配備すること。

★江田島市では平成18年(2006)送水管トンネル崩落事故(→新聞記事)、平成30年(2018)7月豪雨災害に伴う送水管への土砂流入(→新聞記事)による2回の長期断水を経験しており、水道水のバックアップ機能はとても重要なポイントです。

 尚、県は2回の送水管トンネル事故があったため、太田川からの送水ルートのバックアップ機能として、二期トンネルを整備しており、令和4年度(2022)完成する予定です。(→新聞記事

2021210etajima-water_after-plan  令和3年1月に広島県から新たな海底管の二重化など危機管理リスクに大幅な軽減となる回答を得られたため、江田島市としては令和5年度(2023)からの県内広域連携を目指す企業団設立準会組織へ参画することとし、令和3年度当初予算に関連費用を計上する。

【変更点】

(1)4浄水場(鹿川・切串・奥小路・大原)は休廃止。前早世浄水場は、県海底管の二重化の整備完了までは従来どおり使用する。

(2)県海底管を新規に整備(海底管の二重化=2本目を整備)

(3)江田島市内に可搬式浄水処理装置を1機配備。

 企業局から説明のあと、質疑応答がなされました。

Q.1 呉市から江田島市への県海底管の二重化はいつになるのか?

A.1 まだわからない。(令和5年の企業団設立以降か?)

Q.2 県への正式な参加表明はいつか。

A.2 今日の議会説明を経て(最終の検討して)令和3年3月中になります。

 私はQ.2のあと次の要旨を伝えさせていただきました。

 現在、『統合以外の連携』を表明した広島市(坂町、府中町に配水)、福山市、呉市、尾道市、大竹市の人口は広島県の約75%(令和3年1月1日の人口)であり、また、日本製鉄瀬戸内製鉄所の呉が廃止になったら県の太田川東部第1期工業用水道事業 は2027年には資金ショートするという新聞報道(→こちら)もあり、財政的に不透明である。

自 治 体 人 口 割 合
広島県 2,792,009人 100.0%
広島市 1,198,224人 42.9%
府中町 5,1075人 1.8%
坂町 1,2661人 0.5%
福山市 459,741人 16.5%
呉市 212,554人 7.6%
尾道市 130,264人 4.7%
大竹市 26,462人 0.9%
不参加の市町(合計) 2,090,981人 74.9%

 この状況で企業団の水道事業運営は不透明なところもあるが、合併後、江田島市の水道事業に従事する職員は合併時28人であったものが今は13人となっており、人員(技術系)の確保が厳しい状況である。また、老朽化施設更新にも多大な費用がかかり、広域化に参画することによって江田島市の費用負担が減少することを考慮すると企業団に参加することには賛成。

 呉市宮原浄水場からの用水を受けるということもあり、呉市との独自の連携も検討してください。また、企業団がスタートした時、水道事業に従事する方々には江田島市の地域事情にも精通していただけるようお願いしたい。

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2021年2月11日 (木)

旧秋月小学校跡地に水産加工会社の進出決定

晴れのちくもり

2021211-oceanpoint_akizuki  2月11日の中国新聞から。昨日のR3年第1回全員協議会(→こちら)で議会への説明がありました。

 旧秋月小学校跡地を水産加工品卸会社、オーシャンポイント(株)(福山市松永町)が購入し、校舎及び消防屯所を解体したあと水産加工製品製造工場を建設することになります。(投資額約25億円)

 広島湾が日本一のカキ生産地域(→参考)であり、自治体では近隣の呉市が1位、江田島市が2位という立地(原料となるカキの調達(物流)コストの軽減)、安価な敷地というのが決め手になったと推測します。

 尚、敷地内にある体育館(→公共施設白書抜粋)は災害時の避難場所に指定されているので残されます。
 これまで何度か公募していた旧秋月小学校跡地利活用ですが、『未利用財産の売却』及び『雇用創出の場づくり』という目的が達成されました。

2017年 8月13日 遊休施設を雇用の場へ
2017年 8月17日 しごとの場創出事業~旧・秋月小グラウンド
2019年 4月10日 旧・秋月小学校の利活用を求め仕切り直し
2020年10月29日 旧秋月小学校跡地にも明るい兆し2020

 参考までに、旧小中学校跡地(校舎)の売却では、2件の実績があります。

1)旧津久茂小学校跡地
 平成25年(2013)に旧津久茂小学校跡地を売却し、地元医療福祉機関が購入し地域密着型サービス事業の施設建設をした事例があります。(→H25年6月定例会(2日目公募型プロポーザル募集要項

2)旧切串中学校跡地
 令和2年(2020)に広成建設(株)に校舎込みで売却し、同社が研修センターを開設するというもの。(→R2年第5回全員協議会R2.8.25R2年第8回全協資料

 オーシャンポイント(株)は旧秋月小学校跡地をカキの加工工場とするそうで、同社の『江田島Oyster Factory』計画によると工場は以下の概要です。

 工場には見学者のコースがあり、また、バーベキュー(BBQ)広場を設置するということで新たな観光スポットになりそうです。江田島Oyster Factoryは、元気・楽しい・面白いを実現する『工場らしくない工場』を目指す。

【工場の概要】

敷地面積  11,178.63㎡
構造・規模  S造2階建て
延床面積  4,227㎡(1階3,581.5㎡ 2階645.5㎡(予定)
製造設備  トンネルフリーザー(1台) スパイラスフリーザー(2台)
生産能力  冷凍カキIQF2,000トン、カキフライ1,200トン(年間)
付帯設備  見学通路、オイスターBBQ広場
新規採用  65名(予定)
売上目標  年間35億円(2年目以降)
稼働時期  2023年1月(予定)
設 計  (株)鈴木工務店一級建築士事務所

 昨日全員協議会で、担当部署(政策推進課)からは、売買価格については、『不動産鑑定評価額(更地価額)-建物等解体費用』により決定したとの報告がありました。

(1)鑑定評価額

売却範囲 地目 ㎡単価 面積 更地価額
旧秋月小学校敷地 宅地 7,450円 8,506.22㎡ 63,372,000円
秋月消防屯所敷地 宅地 7,450円 1,022.79㎡ 7,620,000円
西側保全用地(農地) 畑など 861円 1,649.62㎡ 1,421,000円
11,178.63㎡ A:72,413,000円

(2)建物等解体費

 旧秋月小学校・消防屯所及び外構等解体工事に係る見積徴取価格
B: 51,700,000円

 このたびの契約では購入者が解体します。江田島市が解体するとしたらどの程度かとの質問に対し、担当者からは7135万円になるとの回答がありました。
 根拠として示されたのが、市が発注した旧飛渡瀬小学校解体が約4700万円であったこと、この解体費から㎡単価を出し、旧秋月小学校の面積で計算すると約5400万円。アスベストが一部使用されているため、処分費を足し込むと7135万円になる。(民間が発注したほうが安い)

(3)売却価格

 A:土地更地価格(72,413,000円)- B:解体費用(51,700,000円)
=20,710,000円(非課税)

(4)今後のスケジュール

令和3年 2月 2/10報道機関へのプレスリリース
2/17売買(仮)契約の締結
財産処分にかかる議会提案(2月定例会)
令和3年 3月 代金受納後に所有権移転
令和3年 4月 校舎解体工事着手(予定)
令和3年12月 オーシャンポイント(株)新工場建設着手(予定)
令和5年 1月 オーシャンポイント(株)新工場操業開始(予定)

 このたびの件では、耐震化(新耐震)されている旧校舎を壊すこと(旧秋月小学校→公共施設白書抜粋)、そして資産価値があるのに解体工事費を割り引いた土地売却はどうなの?という疑問の声もありました。

 一般的には、資産価値のある建物がある場合は、建物込みの売買契約を結び、建物の除去については買主の勝手ということになるでしょう。一時、校舎ごとの売却(→2019年4月)の公募をしたが成就しなかった経緯もあります。このたびは新たな工場を建設し、65人余の新規従業者を予定するということを考慮したとう『力学』がはたらいたのではないか。

 尚、本件の場合は企業立地奨励条例(→市HP)の対象となり、市の支援としては下表があります。

奨励金の種別 奨 励 内 容
企業立地奨励金 新増設した産業施設等に係る固定資産税相当額を5年間,100%助成(限度額なし)
新規雇用奨励金 新増設した産業施設等に勤務する新規の常勤社員(市内居住)を雇用した場合,1人当たり50万円を助成(限度額2,500万円,1回のみ)
※当該産業施設等の操業を開始した日から1年経過後の最初の11日時点で6月以上市内に住所を有する者に限る
施設整備奨励金 新増設した産業施設等に投下した固定資産(土地を除く)の固定資産税評価額の5/100を助成(限度額500万円,1回のみ)
土地取得奨励金 新増設した産業施設等の事業の用に供する購入した土地の固定資産税評価額の5/100を助成(限度額1,000万円,1回のみ)
※事業の用に供する土地の面積が1,000㎡以上
※取得した日から起算して3年を経過した日までに操業を開始

【参考】新たな水産工場建設
20201230kanokawa_factory 左は昨年末に撮ったもので、能美町鹿川地区での水産加工場建設の写真。
 カキ養殖業者さんから、地元事業者等が新たな水産加工場を建設しているという情報をいただき、早速、現場へ行きました。市の未利用財産(老朽市営住宅の解体跡地)を購入して工場建設しています。

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2021年2月10日 (水)

R3年第1回全員協議会

晴れ

 午後から令和3年に入って初めての全員協議会が開催され、以下の議題について執行部から説明の後、議員からの質疑に対して答弁がなされました。個別案件についての詳細は別に記します。

(1)市の選挙における選挙公報の発行について
 選挙に立候補した候補者の政見(政治を行う上での意見)等を選挙人に周知するため、その情報を記載した公報を公費で発行。令和3年4月1日以降の市議選、市長選に適用される条例と秋に予定される市議選分の予算を2月定例会で上程する予定。

 尚、現在のところ選挙公報の発行を制度化していないのは広島県内14市のうち江田島市のみ。議会改革推進特別委員会で議員発議を含めて検討をすることになっていましたが、具体的な議論もなく特別委員会は廃止されました。(→2019.5.17第2回議会改革推進特別委員会

2019年 4月 4日 統一地方選挙2019~選挙公報
2020年 8月16日 選挙公報の導入@三原市

(2)江田島市指定ごみ袋に係る入札談合について(→こちら
 令和3年1月19日に判明した江田島市指定ごみ袋に係る入札談合が判明して以後の市の対応について説明。談合されたとされる4社に対し、ヒアリングを行った後、指名除外要綱に基づき24か月間(2年間)指名除外とした。(→市HP

 尚、談合と認定された2か年度(平成30年度、令和元年度)の入札で契約した業者に対し、契約約款に基づき、契約相手方(広島県薬業株式会社)に対し、契約額の10%にあたる325万2953円を賠償金として請求し、同社から納付された。

(3)令和3年度国民健康保険税の税率改正について
 平成30年度に県単位化(広域化)した国民健康保険ですが、令和5年度までの保険料激変緩和措置期間中における税率改正について2月定例会に提案。

(4)新型コロナウイルスワクチンの接種体制について
 先日の文教厚生常任委員会(→こちら)での説明からの変更点を含めての説明。江田島市は管内の医療機関(15機関)と調整を行い、『個別接種方式』で実施する。

 接種対象者(16歳以上)は20,549人であるが、想定接種率は70%と推測し、接種予定者14.385人(うち高齢者6897人)。
 接種券、接種交付、受付、スケジュール等については、広報えたじま3月号からシリーズ(特集)により周知するとともに各種団体(自治会、老人クラブ等)に行う。

(5)乳幼児等医療費支給制度の拡充について
2021210-childrens-medical-support  子育て世代支援策として、現行制度を拡充。これまで小学6年生までを対象としていた入院費の一部支給制度を中学3年生まで拡大するもの。(令和3年度予算案に計上)

 これによる市の財政負担額は100万円(年間件数を10件と想定)一方、通院の支援は現行通り小学6年生まで。通院費支援まで拡充するとしたら市の負担額は1000万円であるということで今回は見送られた。

(6)旧秋月小学校跡地の売却について
2021210akizuki_ocean-point1 2021210akizuki_ocean-point2  旧秋月小学校跡地等について、オーシャンポイント(株)に2071万円(非課税)で売却することが纏まったとの報告がありました。(2月定例会に財産処分を提案)
 売却された学校施設等にはカキ加工工場を建設し、新規採用を65人と見込み、令和5年1月に稼働する予定。

 これまで何度か公募していた旧秋月小学校跡地利活用ですが、『未利用財産の売却』及び『雇用創出の場づくり』という目的が達成されました。

2017年 8月13日 遊休施設を雇用の場へ
2017年 8月17日 しごとの場創出事業~旧・秋月小グラウンド
2019年 4月10日 旧・秋月小学校の利活用を求め仕切り直し
2020年10月29日 旧秋月小学校跡地にも明るい兆し2020

(7)竹炭工房おおがきの廃止について
 旧大柿町時代に『放置林化している竹』を資源として活用するとともに高齢者の『仕事の場』として竹炭を生産することでリサイクル(再生)し、特産品開発や新たな産業育成および所得向上・雇用の増大を図るため平成11年(1999)に設置されました。

 設置当初は大柿町高齢者事業団へ管理運営を委託し、現在は(公財)江田島市シルバー人材センターが指定管理(管理料203万8千円/年額)しているが、施設老朽化と担い手不足により、指定管理期間が終わる今年度末で廃止することを市が決定。2月定例会に改正条例案を提出する予定。

 尚、施設を解体し借地を返却する予定であるが、民間事業者への譲渡することも含めて検討する。

(参考)大柿町時代の建設費

竹炭窯上屋建設工事 11,119,000円
竹炭・燻煙窯築窯工事 5,682,300円
管理棟(作業棟)工事 1,660,000円
合   計 18,461,300円

(8)放置艇解消に向けた取組について
 プレジャーボートの放置艇解消に向けた取組を広島県と連携して進めていくことの状況及び今後の予定について報告がありました。
 県と同様にプレジャーボートの係留保管に係る使用料及び使用期間、漁港施設の占有機関移管する関係条例の改正を2月定例会に提出。

(9)江田島大原プールの廃止について
 公共施設の在り方に関する基本方針に基づき、市内プール6施設のうち、江田島町宮ノ原地区にある大原プールを廃止するもの。敷地については国(財務局)のものであり、来年度(令和3)に解体する予定。更地になった借地を返却するかどうかは今後の課題。

(10)水道広域連携への参画について
 県が進める水道広域連携について、昨年11月30日の全員協議会以後の経過説明があった。江田島市として“統合による連携”(企業団参加)についての正式な賛同の可否(県への通知)は3月中に行うとの回答がありました。

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2021年2月 9日 (火)

水道事業の統合、安芸高田市 参加へ

晴れ
202129akitakada_water 2月9日の中国新聞から。広島県の県内市町の水道事業を統合する「県内1水道構想」ですが、安芸高田市は県が主導する企業団の準備協議会に参加することを決めた。

 理由としては、統合によって施設の再編整備をすすめることで更新費用が縮減でき、将来的な水道料金の値上げ幅を抑えられるというもの。
県の案では、市内29カ所の浄水場を段階的に3カ所に集約し、国の交付金収入なども踏まえ、40年間で約62億円のコスト減になると試算している。

 尚、江田島市企業局は水道広域化の特集を広報えたじま(6月7月8月)で掲載し、年末にはチラシで令和3年度予算に準備行議会の負担金を計上する予定であることの広報活動をしておりますが、最終的な決定まではしておりません。

 現在、県の水道広域化に『統合以外の連携』を表明しているのは広島市(坂町・府中町に水道水供給)、福山市、呉市、尾道市、大竹市。この地域の人口は広島県の約75%になります。(令和3年1月1日現在)

自 治 体 人 口 割 合
広島県 2,792,009人 100.0%
広島市 1,198,224人 42.9%
府中町 5,1075人 1.8%
坂町 1,2661人 0.5%
福山市 459,741人 16.5%
呉市 212,554人 7.6%
尾道市 130,264人 4.7%
大竹市 26,462人 0.9%
不参加の市町(合計) 2,090,981人 74.9%

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魅力発信プロジェクト事業が始まる

晴れ

 Facebook等でテレビの江田島市特集やテレビ取材などを発信するみなさんが増えてきました。いよいよ魅力発信プロジェクトがメディア媒体を通して具現化しました。

 8月臨時会で議決された補正予算に盛り込まれた『魅力発信プロジェクト事業』は、観光客増加(広島県民対象)に向け、テレビや他の媒体を活用したメディアミックス(複数のメディアを組み合わせること)により、江田島市の情報を発信し、拡散していくもので、予算額は1070万円(業務委託費は1000万円以内)です。

 公募型プロポーザル方式により、4社が応募した結果、業務の実施に関する優先交渉権者として株式会社中国四国博報堂に決定しました。

2020年 7月30日 R2年8月補正予算案 新型コロナウィルス感染症関連事業(産業部)②
2020年10 2魅力発信プロジェクト事業、公募型プロポーザル募集
2020年11 3魅力発信プロジェクト事業、プロポーザルの結果

202128214tss_etajima-week 新広島テレビ(TSS)のHP(→こちらPDF化)によると、2月8日(月)~14日(日)の一週間を「ひろしまの遊び島 えたじまWeek」と題し、レギュラー番組や特別番組で江田島市を特集するそうです。  

202128214-etajima-week_city-hp  左は市HPの掲載記事からですが、市もTSSとの連携について公開しています。(→こちら)インターネットによる情報発信も行ています。(➡『ひろしまの遊びしま、えたじま』

 市が魅了発信プロジェクトを委託している期間は契約締結日から令和3年3月31日までということになっており、今後、テレビ、ラジオその他メディアで江田島市がフォーカスされます。

 With /Afterコロナに向けた近距離観光マイクロツーリズム)をターゲットに江田島市の魅力を発信します。週末には近隣からお子様連れ家族が、「江田島に行こう!」と遊んでいただける”島磨き”が大切です。

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2021年2月 8日 (月)

県水道広域化と江田島市水道事業

晴れ

Hiroshima-water-cooperation-and-integrat  広島県が進める県内市町の水道事業を統合する「県内1水道構想」(水道広域化)では「統合による連携」か「統合以外による連携」の判断を今年度中(令和3年3月末)までにしなければなりません。左は”統合による連携”のメリットを示すものです。

Before-integration_etajimawater Integration-_etajima-water  左が太田川エリアの現在の状況であり、右が県が考える”統合による連携”における江田島市域を含む再整備案です。

 再整備案によると江田島市にある5浄水場(前早世浄水場等)と県営宮原浄水場を旧廃止し、呉市宮原浄水場に集約することになっています。(広島県の水道広域連携進め方について→R2年1月PDF

※呉市が”統合以外による連携”を選択したなかでどうなるのか気になるところ。(→新聞記事

【参考】江田島市では「広報えたじま」で水道広域化の特集を組んでおり、昨年12月にはチラシも配布されています。
 広報えたじま 2020年6月号
 広報えたじま 2020年7月号
 広報えたじま 2020年8月号
 2020年12月 チラシ

 昭和37年(1962)に江田島町、能美町、沖美町、大柿町が江能上水道組合を設立し、その後、江能水道企業団、江能広域事務組合と名称が変更され、平成16年(2004)11月に江能4町が合併したことにより江田島市企業局として水道事業が運営されています。

 江田島市企業局が発足してからの水道事業決算書の損益計算書(H17~R1)の数値を纏めてみました。(→こちら

※平成26年度に公営企業会計制度の大きな改正があり、『長期前受金』制度が定められました。非常に複雑ですが、会計上の利益(キャッシュの出し入れはない)として、『長期前受金戻入』相当額だけ、単純に増えることになりました。

【参考資料】
総務省資料鳥取県水道会計制度変更による影響の分析静岡市の減価償却と長期前受金戻入に関する資料

 人口減少により、給水収益は平成17年度に8億4501万円であったのもが令和元年度には6億5363万円と1億9138万円の減、減少率は22.3%。今後も人口減少により給水収益(給水量)は減るものと思われます。

 老朽施設更新費用も増加が見込まれます。特に、広島県からの原水を江田島市に引き込む海底導水管が老朽化しており、更新には12億円の費用が掛かると言われています。(参考→H30年予算委(産業建設分科会)その2

 企業局の説明では、江田島市の水道事業が単独であれば、国交付金5億円、江田島市負担7億円ですが、水道広域化となった場合は、国交付金6億4000万円、江田島市負担5億6000万円と市の負担額が1億4000万円減ると試算されています。
 将来を見据えると「県内1水道構想」に参加することが理にかなっているということになります。

 しかしながら、広島県の「県内1水道構想」について広島市(坂町、府中町を含む)、福山市、呉市、尾道市、大竹市が不参加(統合以外の連携含む)を表明しており、実際のところ、統合後の企業団がどのように水道事業を運営していくのか不透明であり、このことを見極めることが大切です。

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2021年2月 7日 (日)

2020年度第13回えたじま日本語クラブ

晴れ

 午後から高田交流プラザで開催されている第13回えたじま日本語クラブに行ってきました。
 フィリピン3(こども)、日本6が参加したクラブ活動でした。小学校高学年の参加者は日本語検定N3の問題集をボランティアスタッフと一緒にチャレンジです。(→日本語クラブ
 低学年と未就学の子ども達はボランティアスタッフと一緒にお絵かき、カルタなどをして『ひらがな』になじんでいました。

 同時刻に宮ノ原交流プラザでも日本語クラブが開催されており、フィリピン2、中国1、アメリカ2、日本6の参加者で楽しく時間を過ごしたようです。(→日本語クラブ

※午前は三高会館でも開催されました。(→日本語クラブ

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2021年2月 6日 (土)

法制審、土地の相続登記義務化の要綱案まとめる

晴れ
202123mandatory-land-registration 2月3日の中国新聞から。所有者不明土地問題の解消策を議論していた法制審議会の部会が民法や不動産登記法の改正要綱案をまとめたという記事。

 平成29年(2017)に読んだ『人口減少時代の土地問題』(→著者インタビュー記事)では、国土交通省が2014年に行なったサンプル調査で、登記情報が50年以上前のままの土地が19.8%にのぼったという結果があります。全国の私有地の約2割がすでに所有者の把握が難しくなっています。

※2017年10月27日の中国新聞(→こちら)では、増田寛也・元総務相ら民間有識者でつくる研究会が発表した所有者不明地に関する記事が掲載されました。2016年時点で所有者不明地は九州を上回る約410万ヘクタールと推計。

 登記情報が長期間、そのままにしている原因は、日本の登記制度が任意であるということ。所有者が亡くなっても相続人が移転登記をしない場合があり、特に田舎の土地・建物は資産価値が低く、相続人も登記費用を支払いたくないという心理が働きます。これが所有者不明化問題に発展し、自治体の固定資産税徴収への影響がでています。

 このたびの改正要綱案では、「土地の相続登記義務化」を原則とし、一定の要件を満たせば、相続した土地の所有権を手放すこともできるとしています。
 法制審議会は2月10日に法務大臣に答申し、政府は今国会に関連法案を提出し、成立を目指す。

法制審議会部会 要綱案のポイント

土地の相続登記を義務化3年以内に登記しなければ10万円以下の過料を科す。

相続した土地の所有権を一定要件下で手放せる制度を新設

③住民基本台帳ネットワークに照会し、土地の名義人情報を把握。

遺産分割の期限を10年とし、経過後は法定相続割合に従う

⑤相続人が不明な場合の財産管理制度を、財産全体でなく土地に特化して使えるよう見直す。

【参考過去グログ】
2017年1218所有者不明土地、実に2割という実態
2017年1222固定資産税に関する相続人代表者指定届
2018年 12所有者不明土地への対策

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2021年2月 5日 (金)

元幼稚園施設を活用したホテル@江田島町

晴れのちくもり

 昨年8月に新聞(→こちら)で紹介された旧江田島幼稚園の園舎を活用した宿泊施設がいよいよ3月にオープンするそうです。市から約2400万円で土地と建物を取得し、1982年に完成した旧園舎の面影を残しつつ、内部の教室や遊戯室を改装するもの。

 改修、運営を手掛けるのは三興建設(江田島町)です。角増議員がFaceookで外装を映した写真を紹介しています。(→こちら

 宿泊施設の名称は「ホテルご安航」ということです。現在、スタッフを募集(→参考)しているとのことで、江田島市にとって観光振興に一役買い、また、雇用の創出という意味でも素晴らしいことです。

Koho201904_p14_p15  参考までに、左は広報えたじま平成314月号から。三興建設社長が代表理事を務めるNPO法人古鷹フレンドシップクラブが津久茂に国際信号のUW旗を設置しました。UWの意味は、「ご安航をお祈りいたします」です。

※ UW旗とは船の信号旗で、旗の組み合わせによって、入港時「ようこそ歓迎」、出港時「ご安航を祈る」などを表します。(→参考

 尚、昨年8月の新聞報道では、10~40平方メートルの洋室20室を設け、宿泊料は1人1泊5千円台からを予定。改修費用は約2億円を見込むとうことでした。

旧江田島幼稚園の関係ブログ
2012年 3月18日 閉校式と閉園式
2020年 8月15日 旧幼稚園を活用した新たな宿泊施設

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2021年2月 4日 (木)

海上交通におけるMaaS実証実験スタート@江田島市

くもり一時雨のち晴れ

 ブログで11月に紹介した「せとうちプロムナード事業」(→2020.11.13)を12月定例会の一般質問(観光振興について)で触れました。当時の担当部長答弁では、新型コロナウイルスの影響で遅れているというものであったと記憶しています。

 昨日、ネット情報で、MaaSの実証実験として、乗り放題タクシーと海上タクシーの組合せ、海事観光の促進や新しい移動のあり方について、2月1日~2月14日の期間で行われることを知りました。(ネットニュース→トラベルボイス

 実証期間、島民・観光客の新しい移動手段確保を目指し、乗り放題タクシーと海上タクシーを連携させた実証実験をするというもの。事前登録者を対象に、広島湾域でオンライン予約の海上タクシーと江田島市内で期間限定のタクシー乗り放題を利用できるようにする。

 この実証実験で、江田島市の観光振興にとって良い風が吹くことに期待しています。

MaaS= Mobility as a Service)→国土交通政策研究所

 ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念。

 利用者はスマートフォンのアプリを用いて、交通手段やルートを検索、利用し、運賃等の決済を行う例が多い。

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2021年2月 3日 (水)

総合戦略の目標値変更

晴れ

 まち・ひと・しごと創生法(H26法律第136号→概要)により平成27年10月に『江田島市人口ビジョン』と『江田島市総合戦略』が策定され、毎年PDCAサイクルを回しながら目標設定に向けて施策を展開しています。

 当初の江田島市総合戦略(平成27年10月)は、本来、令和元年度までの計画でした。昨年度(令和元)、次期総合戦略の策定にあたって市民ワークショップを2回開催し、丁寧な議論を重ねてきましたが、市民の声を反映させてより実効性のある戦略にするために、更なる議論の時間が必要ということで、計画期間を1年延長しました。(→市HP

2019年 5月22日 第2次総合戦略をどう描くか
2019年 9月29日 第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2019年12月 2日 第2回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2020年12月 3日 令和2年度第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS

 この1年延長に伴い、令和元年度の実績値を踏まえて進捗状況を検証し,次のとおり目標値の一部を変更したことが市HP(→こちら)に掲載されました。

項   目 変 更 前 変 更 後
オリーブ栽培の面積 35.0ha 29.9ha
市道の延長整備 延べ1,037m 延べ1,200m
図書館の利用登録者数人口比率 58% 61%
住民主体の介護予防教室 75教室 80教室
まちづくり協議会の設置数 20協議会 21協議会

 

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2021年2月 2日 (火)

軽自動車の消防車、江田島分団へ

晴れ
2021130light-fire-engine 1月30日の中国新聞から。日本損害保険協会が、江田島市に軽消防車1台(4人乗り、四輪駆動、約570万円)を寄贈した記事が掲載されていました。

 江田島市は地域によって狭い道(+坂道)が多く、消防車両が入りにくい場所もあり、1分1秒を競う消防活動として大変ありがたいことです。

 このたびの軽消防車は江田島町の北部にある大須地区・幸ノ浦を管轄する第1方面隊大幸分団に配備されるそうです。

(参考)
軽救急車では、現在、2台所有し、通常の高機能救急車が入れない地域で活躍しています。(→2013 軽救急車導入

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2021年2月 1日 (月)

江田島市発着の船舶、Wi-Fiサービスがスタート

くもりのち雨

202121setouchi_sealinie_wifi  左は瀬戸内シーラインのHP(→こちら)から抜粋したものです。2月1日から同社の運行する航路船舶に広島フリーWi-Fiのアクセスポイントを設置したという嬉しいニュースです。

 これまでグループ会社(瀬戸内海汽船)の広島・呉~松山航路に配船されているスーパージェット(2隻)、フェリー(シーパセオ1・2)には設置されていました。

  このたびは江田島市と呉市・広島市を結ぶ航路の船にも設置されるということです。瀬戸内シーラインが運航する船が寄港する小用港、中町港、三高港にはすでに広島フリーWi-Fiのアクセスポイント(→こちら)があり、これで切れ目なく(シームレス)利用できるようになり、通勤・通学客やビジネス・観光客にとっても利便性が向上します。

H312-general-question_vessel_wifi  平成31年2月定例会で、『観光振興と公共交通について』一般質問しました。このとき公共交通(バス・船舶)の利便性向上に絡めて江田島市発着の船舶にW-iFi(公衆無線LAN)の導入について提言させていただきました。

(参考)
H31年2月定例会会議録抜粋→こちら(6枚目から)
2016年12月28日 Wi-Fiステーション整備について

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