津島織物製造を再訪(R3.1.11)
晴れ時々くもり この3連休は全国的に冷え込み、山間部では大雪で車が立ち往生するニュースもでていました。
今朝は近くの池(元たんぼ)にも氷が張っており、厚さは2センチを超え、夕方でもこんな状態でした。
さて、今日は約6年ぶりに津島織物製造さんを訪問しました。明治の時代、綿織物が盛んであった能美島。かつては襖(ふすま)も作っていたという。時代とともに廃業する生産者、そして製品も変わりました。
戦後、昭和23年頃には、紙の布、「紙布(しふ)」へと製品は変遷し、昭和40年代にはアメリカにも輸出していました。
化学繊維など、安価なクロスもでてきて壁紙として利用されていた紙布も衰退し、いまでは全国で2工場になったといいます。
紙布の材料である「紙糸」の製造者も全国で2社になったそうです。(こよりから糸に→こちら)
湿気の多い日本、古くは江戸時代に着物の材料として使われていた紙と布を織って作った織物「紙布」は、吸湿性が良く、丈夫な自然素材であり、現在は住宅の壁紙としての需要があります。
シックハウスが問題になっているいまでは健康需要により見直されています。
伝統工芸である「紙布」、江田島市となっても島の特産品として、次代に繋がるものへと変化し続けていくことに期待しています。
2014年12月 7日 伝統の品
2019年10月26日 いまでは日本で2ヵ所の紙布製造所(R1.10)
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