水道事業の統合、三次市 参加、尾道市 不参加
晴れ 12月22日の中国新聞から。広島県が県内1水道を目指す取り組みについて、三次市は統合に参加する方針を議会全員協議会で説明したという記事です。
県内では世羅町に続いて2番目の参加表明です。広島市と福山市は統合以外の連携を進める方向であり、また、先日は呉市も統合以外の連携を選び単独経営を続ける判断をしています。
今日(12/25)の中国新聞では尾道市上下水道局が統合に参加しないと県に文書で回答したという記事が掲載されていました。
記事によると、2007年度(平成19)以降、2014年度(平成26)を除き黒字経営が続いており、内部留保が24億3000万円と堅調な財務体質であることから、単独経営の維持に努めるとのこと。
人口減少や施設老朽化など将来的な課題については、当面、単独経営の近隣自治体との連携(福山市など)や備後圏域連携協議会(三原市・尾道市・福山市・府中市・世羅町・神石高原町・笠岡市・井原市の6市2町)の枠組みで考えるということになります。
福山市と尾道市が不参加ということで、尾道の隣に位置する三原市の動向が気になります。(参考→2020.1.14中国新聞三原市局の記者コラム)
今年11月1日現在の広島県の人口は273万9470人(参考→推計値)。不参加表明している自治体の人口は206万9679人であり、実に75.5%になりました。
広島県 | 広島市 | 府中町 | 坂町 | 呉市 | 福山市 | 尾道市 |
2,739,470 | 1,198,356 | 51,026 | 12,655 | 213,198 | 459,821 | 134,623 |
江田島市企業局は11月30日の全員協議会で、広島県が進める水道広域連携について説明がありましたが、参加するかどうかはまだはっきり示していません。
尾道市や呉市の動きを見ていくと、江田島市は近隣の中核市である呉市(→こちら)と水道事業に関して連携することを模索すべきなのかもしれません。
2020年 1月23日 県の水道事業統合のゆくえ2020 その2
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