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2020年12月

2020年12月31日 (木)

水道広域連携について(R2.12.31)

晴れ一時小雪

 時折、小雪がちらつく大晦日。いよいよ2020年(令和2)もあと数時間になりました。

20201230_water-yomiuri  左は12月30日の読売新聞から。総務省は来年度、市町村による上下水道や公共施設の運営を支援するため、公認会計士や経営コンサルタントら、「経営のプロ」を派遣する取り組みを始めるという記事です。

 施設の老朽化や人材不足に悩む小規模な市町村など約500か所に送り込む計画になっており、公共インフラ(社会基盤)の経営改善を後押しすることになっています。

 広島県では、県内市町の水道事業を統合する「県内1水道構想」を2017年(平成29)9月に市町担当者に提案しました。2025年度までに約5割の市町で水道事業損益が赤字化するとした試算をもとに協議を進めました。

 2020年(令和2)1月、県は組織統合の目標を2022年度(令和4)とする方針を固め、地方自治法が定める一部事務組合である企業団の設立を採用することを決めました。

 江田島市は県内で最も高い水道料金であり、一番安い大竹市の約3.3倍であり、統合により料金の値下げを期待しました。

 しかしながら、広域連携を進めていくにあたり、市町及び県とで企業団を設立し、各市町の水道事業を企業団が引き継ぐが、市町間で料金格差があることを踏まえて、当面(令和5~14年度の10年間)、市町ごとに区分経理し、市町・県別料金で運営することを決定。

20201130-etajima_water2  令和15年度(2023)以降、一つの事業に統合し、最適な水道システムを構築し、将来的には、実績と将来の経営見通しを検証したうえで、会計の一本化と料金の統一化を検討することとした。

 江田島市企業局は水道広域連携について、明確な参加表明をしていませんが、令和5年(2023)の事業開始までに企業団の設立準備にかかる費用3億3531万6千円のうち、江田島市の負担額は406万2千円で、令和3年度分は108万7千円。

20201130-etajima_water  この負担額は広島市(坂町、府中町を含む)と福山市を除く19市町が準備協議会へ参加することとを仮定した場合の負担額であり、直近で呉市、尾道市が不参加を表明しているため増額する見込み。

 広報えたじま1月号と併せて、「水道の広域連携」についてのチラシが入っていました。2年3か月後の令和5年度からスタートする予定ですが、今後もホームページや広報えたじまで、随時、進捗状況をお知らせする予定です。

2020年 1月21日 県の水道事業統合のゆくえ2020 その1
2020年 1月23日 県の水道事業統合のゆくえ2020 その2
2020年 2月26日 日鉄日新製鋼 呉製鉄所閉鎖問題 その4~県水道
2020年 3月17日 水道広域連携について2020
2020年 6月25日 広島市、県水道広域化に不参加方針
2020年12月14日 県工業用水事業、赤字試算と水道広域連携
2020年12月25日 水道事業の統合、三次市 参加、尾道市 不参加
2020年12月26日 水道事業の統合、府中市 参加へ

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2020年12月30日 (水)

新型コロナウイルス感染症患者の発生(5~8例目)

くもり時々雨
Covid19_etajima-20201230 江田島市新型コロナウイルス対策本部からの情報では、12月30日(水)本市で新たに4名の新型コロナウィルス感染症患者が確認されました。

 現在、広島県が患者の行動歴や濃厚接触者を把握するための調査をしています。感染された方の一日も早い回復を祈っています。

 Covid19_etajima-no4 尚、昨日確認された4例目の方は大阪府感染者の濃厚接触者・県外往来なしということです。(→県HPから
 年末年始にかけて人の移動が想定されますが、自分にできる感染予防対策に心がけましょう。

 

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R2年12月定例会 観光振興について(質疑応答)

くもり時々雨

 午後から厳しい寒さになりました。12月定例会で「観光振興について」質問しました。質問の背景や要旨については、以前、ブログでご案内していますが(→こちら)、議会だより原稿を作成するにあたり、録音・録画から市長答弁及び再質問の要約をまとめました。

 詳細については議会の録画中継でご覧いただければと思います。(→録画中継

1.質問要旨

観光振興について

 第2次総合計画で総観光客数100万人を目標に設定し、観光振興計画では、観光客数・観光消費額の増加を目的として本市のめざす将来像を設定し、その実現のための基本方針と具体的施策について示している。

 市長は2期目に重視する施策として観光振興を挙げているが次の点について問う。(中国新聞→11月3日

1.市長の目指す観光戦略について

2.新ホテルおよび指定管理施設(宿泊施設)への支援について

3.岸根における開発可能性について(→参考

4.地域振興施設(道の駅)整備について

5.観光協会の在り方と支援策について

2.市長答弁及び再質問

(1) 市長の目指す観光戦略について

【市長】私の目指す観光戦略につきましては,「江田島市観光振興計画」での基本理念としております,「本市への来訪のきっかけをつくり,観光を「産業」として育成すること」でございます。

 これにより,新たな雇用を生み,江田島ファンや観光の担い手を増やすことを一体的な観光推進体制として進めてまいります。

 その進め方といたしましては,施策体系を「一体的な観光推進体制づくり」「来訪のきっかけづくり」「観光関連産業づくり」そして「担い手・縁づくり」に分類し,この4つの施策体系により観光振興のエンジンを回転させることで,交流人口100万人を目指すものであります。

【胡子】観光振興計画の4つの施策体系によって、観光を産業として育成することで、仕事の創出をつくり、総合計画にある総観光客数100万人を目指し、観光消費額を増やし経済効果を上げる。そのためには観光振興計画を着実に実行していくことと理解しました。

観光振興計画の数値目標

  現状地(H27) 中間値(H31) 目標値(R6)
総観光客数 54万人 69万人 100万人
観光消費額 7.7億円 13.1億円 29.0億円
一人当たり観光消費額 1,426円/人 1,900円/人 2,900円/人

(2)新ホテル及び指定管理施設(宿泊施設)への支援について

【市長】来年7月に開業予定の新ホテル「江田島荘」は,「江田島市観光振興計画」の重点項目として掲げております「観光拠点の整備」の「魅力的な宿泊・温泉施設整備プロジェクト」として位置づけ,取り組んでまいりました。

 また,「サンビーチおきみ(ウミノス)」は,海と島の観光・交流ゾーンにおける観光・交流拠点として位置付けております。

 宿泊者の増加は,「総観光客数」及び「観光消費額」の増加にもつながります。

 来訪者を宿泊につなげるため,まずは,来訪のきっかけづくりとして,観光戦略チーム「一歩」の取組の中で,テレビなどのローカルメディ

アを活用した情報発信のほか,牡蠣殻の釉薬などを使った江田島焼き体験や,シーカヤック体験など本市ならではの体験プログラムを充実させているところでございます。

 今後も「一歩」による取組のほか,体験型修学旅行における地域おこし協力隊によるシュノーケリング体験など,体験プログラムの造成やプログラム提供体制の整備などを進めてまいります。

 さらに,新ホテル「江田島荘」,「サンビーチおきみ(ウミノス スパ アンド リゾート)」を訪れていただくきっかけを作り,事業者との連携を図りながら,体験と宿泊を合わせたプログラムづくりや情報発信により,来訪者・宿泊者の増加に寄与できるように支援してまいります。

【胡子】新ホテルの支援ですが、市の説明では令和3年までに9億1373万3千円です。(それ以外に)温泉施設の維持管理には20年でいくらか。

【産業部長】維持管理業務、3年ごとに交換する揚湯ポンプ(7回)、温泉井戸の浚渫(2回)、その他経費を含め、維持管理費は20年間で1億1600万円の試算となっています。

【胡子】企業立地条例条例の奨励金総額はどの程度を想定しているか。

【産業部長】総額で1億3350万円になります。

※内訳:建築施工費(18億円見込み)の5年間の固定資産税免除が12600万円(2520万円/年)。ただし、過疎法の3年免除もある。
 新規雇用奨励金は正規職員ひとり50万円。15人と聞いており750万円。(パート含め50人)

奨励金の種別 奨 励 内 容
企業立地奨励金 新増設した産業施設等に係る固定資産税相当額を5年間,100%助成(限度額なし)
新規雇用奨励金 新増設した産業施設等に勤務する新規の常勤社員(市内居住)を雇用した場合,1人当たり50万円を助成(限度額2,500万円,1回のみ)
※当該産業施設等の操業を開始した日から1年経過後の最初の11日時点で6月以上市内に住所を有する者に限る

【胡子】指定管理施設(サンビーチおきみ)は令和3年度までが期間。どのような位置付けか、宿泊施設としてどう期待しているか。

【産業部長】市も内装や機械設備を改修した。観光交流拠点、海と島の観光交流ゾーン内に位置付けている。宿泊者を呼び込む施設となっているので、指定期間中は情報発信等の連携を取りながら宿泊者の増加に努めてまいりたい。

 財政事情もあるので、令和4年3月でいったん切れるが、次に指定管理する場合、総合的な指定管理料や期間を慎重な協議をすすめてまいりたい。大切な施設には変わりない。

【胡子】江田島市の西海岸に位置し、とても夕日が美しく、宮島とも目と鼻の先という立地条件にある。(いまコロナ禍で観光事業は厳しい状況にあるが、コロナ後を見据えた戦略を練る必要がある。)宮島からの観光客誘致(導線を作る)を含め、旧サンビーおきみに過去にあったような桟橋の設置は考えられないか。

【産業部長】現在は簡易的な桟橋です。クルーザーを付ける桟橋なら億単位の費用がかかる。例えば半額国が持っても市の持ち出しがあります。正直、市民の皆さまの同意がどこまで得られるか自信がありません。畑漁港には立派な桟橋があるのでご理解いただきたい。

【胡子】新ホテルには20年間で10億を超える支援をする。海上からの誘客には一定程度の投資は必要であり、国や県に働きかけながら検討していただきたい。

参考:新ホテル補助金5億円を含む支援→能美海上ロッジの解体について

(3)岸根における開発可能性について

【市長】岸根の岬一帯の開発につきましては,平成30年度に開発可能性調査の受託事業者を選定し,令和元年7月に調査結果の報告を受けました。

 調査結果の内容につきましては,令和元年11月26日開催の市議会全員協議会で申し上げたとおり,岸根の岬に,世界水準の高級かつ個性的な宿泊施設,いわゆるSLHを建設し,周辺環境の素晴らしさを国内外にプロモーションすることで,江田島市のブランドイメージを高めようとするものでございました。

 他方,持続的な収益性は確保できるものの,施設と周辺環境の整備に,約12億円を試算しており,そのうち市の負担として6億円相当の支援を求めるものでございました。

 このため,国,県からの各種支援制度を模索したものの財源の確保には至らず,新型コロナウイルス感染症の影響もあり,現時点では,事業化の目途は立っていないのが現状であります。

 このたびの開発可能性調査により,岸根の魅力と可能性を確認することができましたので,今後,民間事業者から自主財源による事業提案がございましたら,積極的に協力してまいります。

【胡子】市の考え方はわかりました。岸根開発の調査は有益的なものだと考える。調査報告書は市の所有物です。コロナ後になると思うが、将来、民間資本で花が咲くことを願っています。

(4)地域振興施設(道の駅)について

【市長】私が目指す地域振興施設とは,「本市の新鮮で実り豊かな農水産物や加工品などの販売促進,魅力発信,そして交流の場」となる施設です。
 この事業は,呉農業協同組合と江田島市漁業振興協議会,江田島市商工会,江田島市観光協会などで構成する「江田島市6次産業化・地産地消推進協議会」のメンバーの皆様の御協力のもと,整備を進めてまいります。

 江田島市版の地域振興施設は,財政的な面を考慮して,当初から大規模な施設にするのではなく,小さく生んで大きく育てたいと考えております。

 この施設は,農業・水産業に携わる方や6次産業化として市内の観光・体験に取り組む方のかかわりによって,徐々に大きな施設へと発展し,しごとの場の創出や,健康寿命の延伸にもつながっていくことを期待をいたしております。

【胡子】市長のご答弁では、①休憩機能、②情報発信基地、③地域連携機能を備える、国土交通省に登録をする「道の駅」でないことはよくわかりました。

(参考)2020年7月28日 道の駅構想について

 12月8日 市6次産業化・地産地消推進協議会 地域振興施設準備部会が開催されたたということである。これは平成29年度に呉農業協同組合、漁業振興協議会、商工会、観光協会、女性連合会、食育専門委員会をはじめとする6次産業化と地産地消にかかわる団体及び金融機関、県、市で構成される協議会のなかの分科会ということでよいか。

【産業部長】発端は協議会ですが、今回は実際にやる場所を絞り、規模も小さく生んで大きく育てる。実際に役割分担を振り分けてやろうと分科会を設置した。呉農業協同組合、江田島市漁業振興協議会、江田島市商工会、江田島市観光協会、そして江田島市の5団体で分科会を開いた。

【胡子】市民の関心事はどこにできるのかということだがこの点はどうか。

【産業部長】4か所を調査したが、今回1か所に絞ったが相手があることなので場所についてはお答えできない。

【胡子】江田島市内では、ふるさと交流プラザさくら、能美里の駅、ウエストバザール、鷲部地区の一次産品を売る場所がある。競合しかねないが、地域との協力・合意が必要と思うが。

【産業部長】現時点での地域振興施設の構成員は呉農業協同組合、漁業振興協議会、商工会、観光協会を考えており、それぞれのネットワークによって商品を集荷する。現在ある施設は構成員(4団体)が直接かかわっている施設はないのでそれぞれが特色を持ってやっていらっしゃる。新たな特色を持った施設になる。

【胡子】平成22年の江田島ふるさと市場では不協和音もあったと聞く。共存共栄をしっかり検討していただきたい。江田島市の漁獲高は県内50%を占める。ブランド化について分科会で意見はあるか。

【産業部長】水産業のブランド化について、例えば6次化も取り組みたいとあり、市も支援する。

江田島ふるさと市場(第3回県政知事懇談→P14から事例発表

 平成21年(2009)に建設業協会が主体となって、海生交流都市開発協議会を設立し、国土交通省の建設業と地域の元気回復助成事業に「江田島フィールドミュージアムづくり」で応募し、選定されました。

 江田島市の陸の玄関である大君小学校付近で仮称「江田島ふるさと市場」を開設し。テント15張の出店者とともに平成22年(2010)320日にオープンし、920日までの半年間に42100人の来場者があったとの報告もある。

 販売品目は、地元の特産品、農産物、魚介類を主としており、まさに、これから目指そうとする『地域振興施設(道の駅)整備』の先駆けである。

【胡子】観光消費額を上げるにしても商品の内製化はキーになる。商品開発への市の支援は。

【産業部長】6次産業化と地産地消は有効で、併せてブランド化も考える。

(5)観光協会の在り方と支援策について

【市長】観光協会につきましては,観光戦略チーム「一歩」の観光振興の推進役,市内観光関連事業者等との連携及び観光客への情報発信などを担う任意団体となっております。

 なお,将来的には,観光振興・交流促進のため,「稼ぐ力」を引き出す経営力を磨き,江田島市の強みを活かした企画・営業・プロモーションを行うことができるよう,一般社団法人化を目指しております。

 本市としましては,観光協会の一般社団法人化に向けて,引き続き,積極的に支援をしてまいります。

【胡子】市役所に観光協会が入った経緯および事務局体制は。

【産業部長】観光戦略チーム「一歩」の一員として交流観光課との連携強化のため今年7月から市役所2階に来ていただいている。ふるさと交流館では従来通りの観光案内と物販、市役所では事務作業を行う体制となっています。

【胡子】財政支援団体だが、平成28年の会員数は203名だったが、いまはどうか。

【産業部長】個人56、法人93の149です。

【胡子】市としては一般社団法人化を支援するとあるが、設立目標は。

【産業部長】平成30年6月の理事会で提案された。令和3年4月1日の社団法人化を目指して定款の整備をしている。

【胡子】将来的に、観光振興・交流促進のため、『稼ぐ力』を引き出す経営力を磨き、江田島市の強みを活かした企画・営業・プロモーションをすることができるよう一般社団法人化を目指すということは、いわゆる「地域商社」としての機能も備えることを期待しているのか。

【産業部長】地域商社というものはよくわからないが、とりあえず自立していただける方向性を模索している。

地域商社

 地域の多くの関係者を巻き込み、農産物などの地域の資源をブランド化し、生産・加工から販売まで一貫してプロデュースし、地域内外に販売する組織のこと。広島県内では安芸太田町の一般社団法人地域商社あきおおた(→HP)がある。

(参考)過去ブログ→2017418日 地域商社で島おこし

【胡子】収入源は補助金、指定管理料、物販収入だが、厳しい状況と思うが、必要な団体であると理解している。そのために一般社団法人化したあとの「ひと・もの・かね」の支援をどう考えるか。

【産業部長】「かね」の部分では指定管理料を減額して自立していただく方向性を考えている。「もの」では、ふるさと交流館は場所がわかりにくいが、地域振興施設ができれば、そこに入っていただければわかりやすく利用しやすいのではないか。「ひと」は永遠のテーマであり、お金をかけて人を呼べばいい人が来るかもしれないが、江田島市の中で、「一歩」を通じて皆さんと協議を進めていくうえで人材の磨き上げ、素晴らしい人材が(市内)にいると考える。

【胡子】入湯税の嵩上げで地域振興の財源として考えられないか。

【市民生活部長】新ホテルができて直ぐ上げることは考えていないが、今後、ひとつの観光振興の財源として、どういう形がいいのか考えていきたい。

入湯税

 地方税法で入湯客11日について150円を標準としている。釧路では、2015年から入湯税の嵩上げを行い、2018年には別府市でも入湯税の嵩上げの条例が市議会で承認されている。

 能美海上ロッジ、シーサイド温泉のうみがあった時代の入湯税の税収は、参考値として、合併直後の平成17年度が7123千円、平成27年度が5526850円。

【胡子】江田島市も厳しい状況であり、財源をどう確保するかがポイントになる。江田島市は観光産業を広げていくことによって仕事を作っていく、雇用を増やし、経済効果を広げていくことを展開している。エンジンを回すのは観光協会であり、いかに自立させるか、いかに支援してエンジンを回していただくか整理が必要で財源確保のために入湯税について言及しました。

 観光協会は観光振興を推進するエンジンであってほしい。市、商工会、そして宿泊・飲食・土産物・観光施設・体験事業者などの観光関連団体事業者との強力な連携が必要が必要であり、将来的には各種団体と地域DMOを組織し、江田島市内の観光マネジメントとマーケティングを行う必要があると考えるが市はどう考えるか。

【産業部長】DMOについては勉強不足ですが、観光を回していくエンジンとして観光協会や一歩で協力いただきながら盛り上がりを作っているのでしっかり頑張って、DMOに繋がればと考えている。

【参考】地域DMO(Destination Management/Marketing Organization)

○庄原市の事例
 2019年8月 8日 庄原版DMO設立に向けた検討会発足

○三次市の事例
 地域再生計画オール三次観光まちづくり推進計画
 一般社団法人みよし観光まちづくり機構組織令和2年度事業計画

【追記】議会だより

202012general_question_tourism 202012gq_new-hotel  令和3年2月発行の議会だより。右は新ホテルへの補助金、周辺整備(能美海上ロッジ解体費用)の予算額を一覧にしたもの。

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2020年12月29日 (火)

新型コロナウイルス感染症患者の発生(4例目)

晴れのち雨

Covid19-etajima-20201229 江田島市新型コロナウイルス対策本部からの情報では、12月29日(火)本市での4例目となる感染症患者が確認されました。感染された方の一日も早い回復を祈っています。

 年末年始にかけて人の移動が想定されますが、自分にできる感染予防対策に心がけましょう。(→12月26日 県知事のコメント

感染防止対策の徹底のお願い

〇「他の感染拡大地域への往来に注意」
 感染が拡大している地域への往来は慎重に判断する。
〇「親しき仲にもマスクあり」
 感染事例からは、マスクを外すシーンが共通してみらる。
〇「休む勇気・休ませる配慮」
 医療機関・高齢者施設、職場でのクラスター発生の阻止。
〇「あなたの早期受診がみんなを守る」
 発症から判明までの日数が短ければ拡大しない可能性が高い。

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2020年12月28日 (月)

一般質問から見る行財政について

晴れ

 官公庁は今日が仕事納めでした。12月定例会で酒永議員の一般質問『令和3年度予算編成について』における再質問で執行部からの答弁で気になることや数字をメモ書きしたことを記しておきます。詳細な質疑については録画中継(→こちら)をご覧いただければと思います。

.成果を意識した事業見直しでは、事務事業総点検の評価シート/点検シートあれば示してほしい。

.予算要求書の様式変更については総務常任委若しくは全員協議会で説明したい。

 尚、行財政改革実施計画と財政計画を一本化し『行財政経営計画』を策定することはすでにブログで紹介しています。

 2020年1210行財政改革実施計画と財政計画を一本化し『行財政経営計画』

.実質単年度収支及び経常収支比率について。

.下表のとおり。

  実質単年度収支 経常収支比率
平成29年度 ▲5829万円 94.8%
平成30年度 ▲4億3230万円 96.6%
令和元年度 ▲9億6500万円 98.3%

.経常経費の推移について。

A.合併直前の平成17年度及び昨年度(令和元年度)については以下の通り。4つの項目(人件費、公債費、扶助費、補助費)を詳細に分析する必要がある。

  平成17年度 令和元年度 増減
人件費 41億8000万円 31億2800万円 ▲10億5200万円
公債費 25億6300万円 19億2700万円 ▲6憶3600万円
扶助費 15億2400万円 16億1100万円 8400万円
補助費 10億2300万円 16億9800万円 6億7500万円
経常経費の総額 92億9000万円 83億6400万円 ▲9億2600万円


Q.江田島市の適正な予算規模は。

A.標準財政規模は決算カードベースで91億8000万円。事務事業による国・県からの補助金・負担金及び市債を勘案すると持続可能な行政経営には120~130億円の予算規模が適正と考える。

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2020年12月27日 (日)

子育て世代包括支援センター周辺整備工事に係る公募型プロポーザル

くもりのち雨 

 江田島市のHPに子育て世代包括支援センター周辺整備工事に係る公募型プロポーザルの実施について情報が公開されました。(→こちら

 当初予算での説明によると、次のことが目的(ねらい)・内容です。(→こちら
・子育て世代包括支援センターの南側に芝生を敷いて遊具を備えた広場などを整備し、快適で健やかな子育て環境の構築をめざす。
・子育て世代から、安心して遊ばせる場所(公園など)づくりを求める声に応えるもの。

 このたび仕様書(→こちら)や公募型プロポーザル実施要項(→こちら)を見ると、①子育て広場整備②駐車場整備③農園等整備の設計整備が盛り込まれており、事業費は3049万7500円(消費税込み)です。当初予算時の1000万円からの増額となっています。

 江田島市の子育て環境の充実に向けた事業です。文教厚生常任委員会の11月委員会で子育て包括支援センターと認定こども園えたじまを視察しましたが、利用する市民の住所地に偏りがあり、施設から一番遠い沖美町在住の利用者が少ないという課題をどう克服するか。

(参考)
 子育て世代包括支援センターと認定こども園えたじまがある場所は旧・江田島小学校跡地であり、国から用地を取得して建設しました。購入前に中国財務局(国)へ説明した計画(第117回国有財産中国地方審議会議事録利用計画図 )とは少し違った整備になっています。当初利用計画では学童・市民農園も整備することになっていました。(→H29年度予算案(その4)~福祉・保健

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2020年12月26日 (土)

水道事業の統合、府中市 参加へ

晴れ
20201226fuchu_water 12月26日の中国新聞から。府中市は広島県が進めている『県内1水道』構想に参加することを発表しました。検討した結果、コスト縮減による水道料金の安定化や水道事業の人材不足のリスク解消につながると判断したことによります。

 府中市を含め4市町が参加することを表明していますが、広島市・福山市・尾道市などが統合以外の連携を進める意向を県に伝えています。

 また、呉市も現在黒字であり、当面黒字基調ということ、そして統合した場合の災害時対応に懸念があるという理由で不参加の方針を決定しています。(→こちら
 江田島市は現在のところ、水道広域連携に参加するかどうかはまだはっきり示していませんが、今年度中には結論を出さなければなりません。

2020年 1月23日 県の水道事業統合のゆくえ2020 その2
2020年1225水道事業の統合、三次市 参加、尾道市 不参加

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2020年12月25日 (金)

水道事業の統合、三次市 参加、尾道市 不参加

晴れ
20201222misyoshi_water 12月22日の中国新聞から。広島県が県内1水道を目指す取り組みについて、三次市は統合に参加する方針を議会全員協議会で説明したという記事です。

 県内では世羅町に続いて2番目の参加表明です。広島市と福山市は統合以外の連携を進める方向であり、また、先日は呉市も統合以外の連携を選び単独経営を続ける判断をしています。

20201225onomichi_water  今日(12/25)の中国新聞では尾道市上下水道局が統合に参加しないと県に文書で回答したという記事が掲載されていました。

 記事によると、2007年度(平成19)以降、2014年度(平成26)を除き黒字経営が続いており、内部留保が24億3000万円と堅調な財務体質であることから、単独経営の維持に努めるとのこと。

 人口減少や施設老朽化など将来的な課題については、当面、単独経営の近隣自治体との連携(福山市など)や備後圏域連携協議会(三原市・尾道市・福山市・府中市・世羅町・神石高原町・笠岡市・井原市の6市2町)の枠組みで考えるということになります。

 福山市と尾道市が不参加ということで、尾道の隣に位置する三原市の動向が気になります。(参考→2020.1.14中国新聞三原市局の記者コラム

 今年11月1日現在の広島県の人口は273万9470人(参考→推計値)。不参加表明している自治体の人口は206万9679人であり、実に75.5%になりました。

広島県 広島市 府中町 坂町 呉市 福山市 尾道市
2,739,470 1,198,356 51,026 12,655 213,198 459,821 134,623

 江田島市企業局は11月30日の全員協議会で、広島県が進める水道広域連携について説明がありましたが、参加するかどうかはまだはっきり示していません。

 尾道市や呉市の動きを見ていくと、江田島市は近隣の中核市である呉市(→こちら)と水道事業に関して連携することを模索すべきなのかもしれません。 

2020年 1月23日 県の水道事業統合のゆくえ2020 その2

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2020年12月24日 (木)

R2年12月定例会(3日目)

 本日は12月定例会の最終日でした。昨日に続いて、2議員が一般質問をしました。後日(1週間くらいのち)、インターネットで録画中継が配信されますのでご興味のある方は議会HPをご覧ください。(→こちら

 一般質問のあと議員発議として2件が全会一致で可決され、江田島市議会の意見書として国や県に提出することになります。すべての議事日程を終え、12月定例会は閉会しました。

順 番 質 問 者 質 問 事 項
1 胡子 雅信 観光振興について
2 上本 一男 大黒神島の活用について

 採択された意見書は以下の通りです。

提出先 意見書
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
総務大臣
厚生労働大臣
全ての医療機関への緊急財政措置を求める意見書(新型コロナウイルス感染症拡大による)
広島県知事 子どもの医療費助成制度の拡充を求める意見書

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2020年12月23日 (水)

R2年12月定例会(2日目)

晴れ

 本日は12月定例会の2日目が開催され、6議員が一般質問をしました。後日(1週間くらいのち)、インターネットで録画中継が配信されますのでご興味のある方は議会HPをご覧ください。(→こちら

順 番 質 問 者 質 問 事 項
岡野 数正 明岳市政二期目の取組について
イノシシ対策の強化について
消防団の消防・防災力の確保について
2 熊倉 正造 登山観光客と林道の整備・防災
3 長坂 実子 観光振興計画について
4 登地 靖徳 砲台山について
5 酒永 光志 令和3年度予算編成方針について
海事産業発展への首長の会について
6 平川 博之 新型コロナウイルスの取組・対応について
防災・減災について

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2020年12月22日 (火)

令和2年度江田島市カキ祭、中止へ

晴れ

 今日の中国新聞にも記事が掲載されていましたが、令和3年2月7日(日)に予定していた江田島市カキ祭ですが、昨日、実行委員会(市、観光協会などで組織)が中止を決定し、市HPで公開されました。(→こちら

 例年、たくさんの市内外の皆さんが楽しみにしているカキ祭(参考→2020.2.2)ですが、第3波といわれる新型コロナウイルス感染症が広島県内で拡大しているなかでは致し方ないことだと思います。一日も早い収束を願うばかりです。

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2020年12月21日 (月)

第2期広島広域都市圏発展ビジョン(素案)に対する意見募集

晴れ

 2016年(平成)3月30日に「200万人広島都市圏構想」の実現を目指して、広島市を中心として山口県の2市(岩国・柳井)5町(周防大島、和木、上関、田布施、平生)を含めた24市町で広島広域都市圏(→構成団体の地図)を形成し、広島広域都市圏発展ビジョンのもと具体的施策に取り組んでいます。

 江田島市は広域都市圏の構成員で、広島市と連携中枢都市圏形成に係る連携協約(→こちら)を結んでいます。それ以外に2014年(平成26)に広島市とは海生交流協定も締結しています。(→協定書

 広島広域都市圏発展ビジョンの取組期間は2016年度(平成28年度)から2020年度(令和2年度)までの5年間であり、現在は次の5年間、2021年度(令和3年度)から2025年度(令和7年度)までを期間とした第2期広島広域都市圏発展ビジョンを策定中であり、このたび【素案】に対しての意見募集が始まりました。

募集期間:令和2年12月21日(月)から令和3年1月8日(金)まで(必着)

 期間は短いのですが、素案に対するご意見がありましたら、提出してみてください。

応募方法についての広島市HP→こちら
第2期広島広域都市圏発展ビジョン(素案)→こちら

【参考:過去ブログ】
2016年 4 1広島市と呉市との連携
2017年1017呉市との連携協約締結

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2020年12月20日 (日)

柚子を頂きました

晴れ

 今週に入って本格的な冬の寒さの日々が続いています。明日は二十四節気のひとつ、『冬至』です。一年のうちで最も昼の時間が短い一日です。お昼過ぎ、親戚が無農薬の『柚子』を持ってきてくれました。感謝です。

 新型コロナウイルス感染症ですが、本日も広島県内で93人の感染者が確認されたとのニュースです。(→こちら)県内でも広島市の感染者数が激増しています。12月18日には、人口10万人当たりの新型コロナウイルスの新規感染者数が、全国20の政令指定都市で最多となったとする集計結果(12月9日~15日の1週間)が明らかになりました。

 江田島市では12月5日に3例目が確認され、その後の確認例はありません。しかし、広島市とは通勤・通学・通院や買い物客など生活に密接しており、予断が許されない状況であることには変わりません。ひとり一人ができる感染予防をしていくことが大切です。
 今年も残すところあと10日となりましたが、新型コロナウイルスの早期収束を願うばかりです。

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2020年12月19日 (土)

令和3年江田島市消防出初式、中止へ

くもり一時雨

 先日、成人式の延期について書きました。来年の消防出初式ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、中止することが決定したと市HP(→こちら)で公開されました。

 当初は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、一般参加を取りやめ、人数を制限して農村環境改善センター(わくわくセンター)で式典のみ行う予定でした。

 11月以降、全国的に感染が拡大しており、広島県の状況は特に厳しい状況にあります。一日も早いコロナ禍の収束を祈っています。

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2020年12月18日 (金)

R2年12月定例会の一般質問~観光振興について

晴れ
20201218-noumi-lodge_chugoku-np 左は12月18日の中国新聞から。能美海上ロッジの解体についての記事が掲載されていました。

 すでにブログで掲載しておりますが、11月30日に開催された第10回全員協議会で執行部から能美海上ロッジの解体について報告がありました。

 当初は上部を取り壊し、1階デッキを残して新たな活用を含め検討していましたが、耐震補強工事に加え、安全対策や経年劣化による維持管理コストが見込まれ、また、海上施設であることから活用策が限られるうえ、新たな海域占用許可が必要になるため、全て取り壊す方針が決定しました。

2020年12月 5日 能美海上ロッジの解体について

 市長は2期目に重視する施策のひとつに観光振興を挙げています。(→こちら)いまは新型コロナウイルス感染症が拡大して観光は厳しい状況ですが、来年7月には新ホテルがオープンすることもあり、afterコロナに向けての準備もしなければなりません。

 今年度には魅力発信プロジェクト事業として観光客増加(広島県民対象)に向け、テレビや他の媒体を活用したメディアミックス(複数のメディアを組み合わせること)により、江田島市の情報を発信し、拡散していきます。

2020年11月 3日 魅力発信プロジェクト事業、プロポーザルの結果

 このたびの12月定例会一般質問では観光についての質問者が複数います。(→R2.12.16議運)私もその一人であり、次のことについて質問する予定です。


観光振興について

 第2次総合計画で総観光客数100万人を目標に設定し、観光振興計画では、観光客数・観光消費額の増加を目的として本市のめざす将来像を設定し、その実現のための基本方針と具体的施策について示している。

 市長は2期目に重視する施策として観光振興を挙げているが次の点について問う。

1.市長の目指す観光戦略について

2.新ホテルおよび指定管理施設(宿泊施設)への支援について

3.岸根における開発可能性について(→参考

4.地域振興施設(道の駅)整備について

5.観光協会の在り方と支援策について

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2020年12月17日 (木)

江田島市成人式、延期へ

晴れ

 新型コロナウイルスの感染拡大にともない、広島県内では成人式を延期する市町のニュースが舞い込んでいます。(→備後エリア広島市東広島市

 延期する場合、ゴールデンウィークとお盆の二手に分かれているようです。

 江田島市においても、昨日、延期することを決定したことが市HPで公開されました。(→HP

 当初は令和3年1月10日に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大していることを踏まえ延期することになりました。

 延期後の日程は令和3年8月15日(日)を予定しており、対象者には改めて通知することになっています。

 いま感染症は右肩上がりに拡大し第3波といわれていますが、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束を祈っています。

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2020年12月16日 (水)

議会運営員会(R2.12.16)

晴れ

 今週から一段と寒くなっていますが、本日も冷たい風が吹く一日でした。午前中の議会広報特別委員会に続き、午後から議会運営委員会に出席しました。本日の議題は以下の通りです。

(1) 一般質問の取扱いについて
 昨日の定例会初日の市長所信表明を受けての一般質問という形式になります。協議した結果、通告者8名から12項目の質問の取扱いを確認しました。

定例会2日目(12月23日)

順 番 質 問 者 質 問 事 項
岡野 数正 明岳市政二期目の取組について
イノシシ対策の強化について
消防団の消防・防災力の確保について
2 熊倉 正造 登山観光客と林道の整備・防災
3 長坂 実子 観光振興計画について
4 登地 靖徳 砲台山について
5 酒永 光志 令和3年度予算編成方針について
海事産業発展への首長の会について
6 平川 博之 新型コロナウイルスの取組・対応について
防災・減災について

定例会3日目(12月24日)

順 番 質 問 者 質 問 事 項
1 胡子 雅信 観光振興について
2 上本 一男 大黒神島の活用について

(2) 江田島市議会議員会条例の改正について
 来年の改選から議員定数が2減の16人になることに伴い、委員会条例の改正をする必要があります。9月29日議運(→こちら)、10月20日議運(→こちら)で資料を配布しておりますが、本日は常任委員会の数について協議しました。
 議員定数減に伴い、委員間で現在3常任委員会を2つにする案(委員8名ずつ)が大半を占めました。一方、これまで特別委員会設置で審議している予算・決算の常任委員会化については、今後議論していくことになります。

(参考)議員定数16以下の県内市議会における常任委員会の状況

大竹市議会(16) 竹原市議会(14) 安芸高田市議会(16)
総務文教常任委員会(8) 総務文教常任委員会(7) 総務文教常任委員会(8)
生活環境常任委員会(8) 民生産業常任委員会(7) 産業厚生常任委員会(8)
予算・決算は特別委員会 予算・決算は特別委員会 予算決算常任委員会(15)

※( )内は定数
※安芸高田市議会は令和211月15日執行の市議会議員選挙で定数が2減の16人となる。(任期は令和2年12月1日~)予算決算常任委員会は議長を除く15人の議員で構成。

 私見としては、現在の3常任委員会(総務、文教厚生、産業建設)のうち、文教と厚生を分離し、総務文教と産業厚生の2つにしてはどうかと考えます。また、2月定例会で当初予算を審議するために設置する予算審査特別委員会、9月定例会で決算を審査をするために設置する決算審査特別委員会がありますが、安芸高田市議会のように常任委員会化することが

2020年 9 1定数削減による常任委員会及び委員会付託について

(3) 市民懇談会について
 本年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により中止となった市民懇談会(かつての議会報告会を名称変更 参考→議会運営委員会R2.4.9)についてですが、来年度の開催は現状の推移を見守るとし、来年3月末までに開催するかの判断をすることが確認されました。

(4) 議員研修について
 一昨年から講師を招いての研修をしています(→平成30年度令和1年度)。本年度の研修は来年1月末に開催する予定であり、内容について全議員にアンケートをとって決めることが確認されました。

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議会広報特委(R2.12.16)

晴れ

 午前中は議会広報特別委員会に出席しました。令和3年2月1日発行の議会だより第65号の第1回編集会議として以下のことを協議しました。

(1)議会だより第65号の編集日程案
 このたび12月定例会が市長選後の所信表明があり、一般質問が2日目以降(12月23日、24日)となったことに伴い、年末年始を含めて編集期間がタイトなため、編集会議を通常の5回から4回に変更することを確認しました。

(2)議会だより第65号の頁割・担当について
 第65号は12月定例会、臨時会(→10月11月)および決算認定が予定されています。午後から開催される議会運営委員会で一般質問について確認されますが、8名が予定されています。
 「市民の声」については、市内中学校の4生徒(4中学校1校1名ずつ)にお願いしています。

(3)議会だよりの記事編集に関する申し合わせ事項の改正について
 定例会・臨時会の概要文(前文)について、前々号までは「~された」、「~が行われた」としていたものを「~した」、「~を行った」と主体的な表記とすることを申し合わせ事項に追加することを確認しました。

従来 第63号(令和2年8月1日発行) 変更 第64号(令和2年11月1日発行)
 令和2年第3回市議会定例会は6月16日に召集され、6月23日までの8日間の会期で開かれました  令和2年第5回江田島市議会定例会を9月9日(水)から15日(火)までの7日間の会期で開催しました

(4)その他
 新型コロナウイルス感染症の影響で今年はイベント・催し物が軒並み中止・延期されたことにより掲載する写真をどうするか毎号の悩みです。委員から、今回はミカン狩りやカキ打ちの風景はどうかという意見も出ています。「まちかどフォトスケッチ」では、市民の皆さんからも広く写真を募集しています。

 令和3年5月1日発行予定の第66号ですが、「市民の声」は令和3年1月18日に予定されている議会アドベンチャー(参考→令和元年度)に参加する児童にお願いする予定ですが、新型コロナウイルス感染症の状況によってはどうなるかわかりません。そのため次々号も含め、100歳体操をされている団体にお願いしてはどうかとの意見があり、確認されました。

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2020年12月15日 (火)

R2年12月定例会(1日目)

晴れ時々くもり

 今週に入って寒さが厳しくなってきました。今日から12月定例会が開会しました。(傍聴者:マスコミ1、市民2)

 このたびは市長選後初めて開催される定例会であり、明岳市長の2期目に向けた所信表明がありました。その後、選挙1件、同意1件、諮問3件、議案11件が上程されました。

 選挙管理委員及び補充員の選挙については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により決定しました。公平委員会の委員は賛成多数で同意され、また、人権擁護委員の推薦、議案11件について賛成多数で可決され初日の審議はすべて終了しました。

 なお、定例会2日目は12月23日(水)10時から開会です。

【初日の議事日程】

*諸般の報告、会議録署名議員の指名、会期日程決定のあと市長所信表明(→PDF)がありました。

番 号 案 件 名
選挙第 2号 選挙管理委員及び補充員の選挙について
同意第13号 公平委員会の委員の選任につき同意を求めることについて
諮問第 6号 人権擁護委員候補者の推薦について
諮問第 7号 人権擁護委員候補者の推薦について
同意第 8号 人権擁護委員候補者の推薦について
議案第90号 江田島市分担金等の督促及び遅延金徴収条例等の一部を改正する条例案について
議案第91号 江田島市認定こども園条例の一部を改正する条例案について
議案第92号 江田島市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第93号 江田島市火災予防条例の一部を改正する条例案について
議案第94号 令和2年度江田島市一般会計補正予算案(第6号)
議案第100号 令和2年度江田島市一般会計補正予算案(第7号)
議案第95号 令和2年度江田島市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第96号 令和2年度江田島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第97号 令和2年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算案(第4号)
議案第98号 令和2年度江田島市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第99号 令和2年度江田島市下水道事業会計補正予算(第3号)

【主な議案の内容等】

■選挙第2
 選挙または(議長)指名推薦を諮ったところ、指名推薦に決しました。4名の選挙管理委員及び4名の補充員が指名推薦されました。委員及び補充員とも4町で各1名の構成。(本来は議会の議員が選挙で委員を選びますが、実務的には、議長推薦で決まることが多い。)

市区町村の選挙管理委員会

【主な職務】
 市区町村の議会の議員および長の選挙に関する事務を管理し、すべての選挙について投開票を行い、選挙人名簿の作成・管理を担当する。指定都市の区の選挙管理委員会は、市区町村選挙管理委員会の職務の多くの部分を担当する。

【組織】
 委員数は4人、任期は4年。委員は、選挙権を持っている人で、人格が高潔、政治および選挙に公正な識見を持つ人のうちから、議会の議員による選挙で選ばれる。委員長は、委員の中から互選される。

■議案第90
 地方税法の一部改正に伴い、関係条例において、所定の規定の整理を行う。

■議案第91
 切串保育園及び三高保育園を認定こども園とするため、所定の規定の整備を行う。

 2020年12 9令和3年度に切串・三高保育園が認定こども園へ

■議案第92
 平成30年7月豪雨災害により被災した三高上水場における前処理施設の設置に伴い、水道法に基づく事業計画の変更を行う必要が生じたため、所定の規定の整備を行う。

 人口はすでに3万人を切って久しいが、企業局の説明では、水道法によると「給水量の増」となると届け出が必要ということでこの度の改正になりました。(参考:令和元年9月 水道事業等の認可等の手引き

  改正前 改正後
給水人口 41,630人 22,205人
1日最大給水量 17,500㎥ 10,066㎥
1日一人当たり最大給水量 420.36リットル 453.32リットル

■議案第93
 省令の一部改正による改正。
・電気自動車などを充電するための急速充電設備の全出力の上限が50kwから200kwまで拡大され、これに関係する基準の細目が改正されたため。
・急速充電設備(50kw以下のものを除く)について、消防長または消防署への設置の届け出を要する規定を追加。

■第94
 歳入歳出それぞれ1809000円を増額し、総額19292161千円。

【歳入】
 国庫支出金、繰入金の減額、県支出金、財産収入(切串中学校跡地他)、寄付金、繰越金、諸収入、市債の増額を計上。

【歳出】
 公共施設整備(大柿市民センター等)や売却(旧切串中学校跡地他)に伴う関連経費、農業施設災害復旧費、道路のり面改修工事、令和元年度事業の清算に伴う返還金の増額などを計上。

■第100
 菅内閣総理大臣が124日(金)の記者会見において、ひとり親家庭の支援として「予備費の使用を決定し、所得が低い世帯は1世帯5万円、更に2人目以降の子どもについては3万円ずつの支給を年内目途に行う」ことを表明し、1211日(金)に閣議決定されたことを受けて、追加補正予算案として上程されました。事務費も含めて予算額15436千円を増額補正し、一般会計予算総額は193億759万7千円。

【支給内容】

(1)ひとり親世帯臨時特別給付金(基本給付の再支給)【国費分】
○対象者:既にひとり親世帯臨時交付金特別給付金を受給している方等
    (令和26月分児童扶養手当受給者等)
○金 額:1世帯5万円、第2子以降3万円
○対象予定者数:180世帯、第2子以降113

(2)ひとり親世帯臨時特別支援金【市費分】
○対象者:令和27月以降の新規児童扶養手当受給者等で、(1)の対象とならない方(市内居住に限る。)
○金 額:1世帯5万円、第2子以降3万円
○対象予定者:10世帯、第2子以降10

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2020年12月14日 (月)

県工業用水事業、赤字試算と水道広域連携

晴れ時々くもり

20201210hiroshima_water_nsc_kure  12月11日の中国新聞から。日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区(以下、日鉄呉、旧日新製鋼・呉製鉄所)が予定通り2023年(令和5)9月末に閉鎖された場合、太田川東部第1期工業用水道事業(県内5社に給水)は2022年度までは黒字見通しだが、日鉄呉が閉鎖され、料金を変更しなければ2023年度から赤字に転落するという。

 県企業局によると、機械的な試算ということだが、料金変更がなければ、53億9700万円の資金は2027年に底をつき、資金ショートする見込み。

2020年226日鉄日新製鋼 呉製鉄所閉鎖問題 その4~県水道

 現在、広島県では県が県内水道事業統合について時期を2022年度(令和4)とする方針で、本年度中に江田島市も賛同の可否を判断することになっています。

 人口減少にともなう水道料金収入の減少と老朽化した施設更新費の増加を考えると水道広域連携の枠組みに入ることが江田島市民にとってはベストと考えています。

20201212kure_water  左は12月12日の中国新聞から。呉市上下水道局が県内1水道に不参加の方針を決めたというもの。現在黒字であり、当面黒字基調ということ、そして統合した場合の災害時対応に懸念があるという理由です。

 すでに広島市(坂町、府中町を含む)と福山市が単独経営でも安定的に事業運営を確保できるなどの理由から企業団への参加をしないことを表明しています。

*府中町と坂町は広島市が水道供給しています。

 今年11月1日現在の広島県の人口は273万9470人(参考→推計値)。不参加表明している自治体の人口は193万5056人であり、実に70.6%です。

広島県 広島市 府中町 坂町 呉市 福山市
2,739,470 1,198,356 51,026 12,655 213,198 459,821

2020年317水道広域連携について2020

 11月30日の全員協議会で水道広域連携について説明(広島市、府中町、坂町、福山市の不参加は織り込み済み)を受けたばかりですが、このたびの県工業用水事業の将来的予測や”呉市の判断”にともない前提条件が変更にならないか気になります。

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2020年12月13日 (日)

年末の掃除@船台2020

くもり
20201212fukae-gyokou  昨日は地元漁協の皆さんと漁船の船底掃除や修理に使う『引き上げ船台』の周辺の掃除をしました。(→facebook)ペットボトルやプラスチックパイプが流れ着いています。意外と、タバコのフィルターも目につきます。

 かつてはビール缶やジュース空き缶、ビンも多くありましたが、いまではプラスチック製品が目立ちます。

 防波堤では釣りを楽しむ人たちがいました。何を狙っているのか聞いてみると『青物(アジ、サバ、ハマチ』とのこと。昨年は漁港近くで回遊していたそうです。チヌ(クロダイ)を狙っている釣り人もいました。

 12月に入って、広島県内も新型コロナウイルス感染症が広がっています。一人ひとりができる対策をしていきましょう。

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2020年12月12日 (土)

R2年12月1日の江田島市人口

晴れ

 江田島市の12月1日現在の人口は前月比48人減の2万2396人(うち外国人市民684人、3.05%)。日本人市民は前月比33人の減少、外国人市民は前月比15人の減少でした。(市HP地区別人口→エクセルPDF
 4町ごとの外国人比率は、江田島町2.39%、能美町2.96%、沖美町8.29%、大柿町1.58%。

  男性 女性 合計
住民基本台帳人口 日本人 10,592 11,120 21,712
外国人 436 248 684
人口合計 11,028 11,368 22,396
人口前月比 日本人 ▲14 ▲19 ▲33
外国人 ▲15 0 ▲7
合計 ▲29 ▲19 ▲48

Etajima-pulation2020_page0001  左は令和2年(2020)の1月から12月の人口(日本人、外国人)を纏めたものです。外国人市民の数ですが、今年3月に初めて800人台となり、比率も3.51%になりました。

 その後は新型コロナウイルス感染症拡大による影響により684人まで減少しています。水産業など江田島市の産業を支えていただいており、これからピークを迎えるカキ養殖業にとっても少なからず影響が出るのではないだろうか。

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2020年12月11日 (金)

令和3年度にファミリーサポートセンター開設

晴れ時々くもり
2021-family-support 左は12月6日の中国新聞から。11月30日に開催された第10回全員協議会で執行部からファミリーサポートセンター開設について説明がありました。

 地域において育児の援助を依頼したい人(依頼会員)および育児の援助をサポートしたい人(サポート会員)を会員として組織化し、会員相互の育児に関する援助を支援することで安心して子育てができる環境を整備するもの。

2021family-support2  左は全員協議会の説明資料から。担当課(子育て支援課)の説明によると、これから要綱を取りまとめるということです。

 市が県に事業届をしますが、基本的に預けたい方とサポートしたい方のマッチングであり、最終的には当人同士が契約を結ぶというもの。仕組みとしては空き家バンク制度に似ています。(予算説明書→参考

 来年度(2021)の開設に向けて令和2年度はサポート会員になるための受講費テキスト代・旅費を補助しています。市の説明では7人が補助を活用して受講しているそうです。

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2020年12月10日 (木)

行財政改革実施計画と財政計画を一本化し『行財政経営計画』へ

くもり

 先日の文教厚生常任委員会終了後、総務部(総務課・財政課)から財政関連についての説明と意見交換が行われました。

 通常であれば全員協議会で説明するところ、質疑項目も多岐にわたり、また、多くの議員からの意見を求めたいとのことで、常任委員会単位(6人)の少人数での説明会となりました。(→2020.12.8文教厚生常任委

 当初の策定スケジュールでは本年6月の予定(→こちら)でしたが11月に変更(→こちら)した『第4次行財政改革実施計画』。このたびの説明会では、本年度策定予定の『第3次財政計画』と一本化して『行財政経営計画』(案)とし、”行政運営”から”行政経営”の視点で計画を策定したいという中間報告でした。(→説明資料

2020年7月14日 第4次行財政改革実施計画について(R2.7.14)

~計画の趣旨~(資料から抜粋)

「第2次江田島市総合計画」の目指すまちづくりの実現のために、「第3次江田島市財政計画」及び「第4次江田島市行財政改革実施計画」を一本化し、「江田島市行財政経営計画(案)」として策定します。

取組のスタートとして、これまでのまちづくりと財政運営を学びます
 職員全体で財政の状況を共有し、予算規模適正化の取組を進めます。

○行財政改革を推進する「事務事業総点検」を行います。
 職員の意識改革を図るとともに、「選択と集中」を進めます。

○行財政改革の推進を通じて、「次期(第3次)総合計画」策定を目標年度として、将来のまちづくりに対する自覚と誇りをもって、行政経営を実現できる職員を育成し、いつまでも続く「恵み多き島」えたじまを実現します。

なぜ、一本化するのか。これには2つの理由があります。

(1)有利な財源措置が令和6年度で終了

202012yosan_zaigen_suii ①合併後16年が経過し、17年目を迎えている。国からの合併市への財政支援である普通交付税の合併特例加算が令和1年(2019)に終了したこと。

参考:H24年第6回全員協議会合併特例加算の図

②2度の延長があった合併特例債の発行期限を令和6年度に迎えること。

合併特例債は新市建設計画に基づいて行う事業について起債が可能です。(→参考①参考②

(2)“行政運営”から“行政経営”へ

 令和7年度から有利な財源措置(②合併特例債)が無くなることで、厳しい財政運営を強いられることが予想される。これを乗り切るために、更なる行財政改革を推し進め、限られた資源(人、物、金)を活用して効率的な行政運営を行うことで最小の経費(投資)で最大の成果(効果)を上げる組織づくりを構築する。

202012gyouzaiseikeiei_plan  (1)、(2)の視点から導き出されたこととして、市の最上位計画である総合計画の事業を実施するには、行財政改革による経費圧縮に基づいた財政運営を行う必要があり、「財政計画」と「行財政改革実施計画」がリンクしないと意味がないということで、2つの計画を一本化し、「行財政経営計画(案)」とする。

 さらに、行財政経営計画(案)の計画期間は令和2年度(2020)~令和6年度(2024)といことになりますが、この5年間で、江田島市という“まち”を経営するという意識を全職員はもとより、議会や市民のオール江田島で共有することも重要なポイントになります。

 令和6年度(2024)には、令和7年度(2025)~令和16年度(2034)までの10年を期間とする第3次総合計画を策定することになります。持続可能な江田島市であるために、財政運営の在り方や“まち”の方向性はどうあるべきか等、令和5年度(2023)までに導き出す必要があります。

 現時点で、行財政経営計画(案)の出来上がり具合は8~9割で、、このたびの議員との意見交換を踏まえ年明けには素案が纏まるということです。

 行財政改革の推進については、令和2年度~令和6年度(2020~2024)の5年間で、職員の意識改革及び人材育成など、行政組織内の改革の強化を図る予定。

 第4次行財政改革大綱に掲げた「基本方針」及び「取組項目」に基づき、27の実行項目に取り組む。

基本方針① 健全で持続可能な財政運営 基本方針② 効果的・効率的な行政運営 基本方針③ 職員の意識改革と人材育成の推進
◆事業評価に基づく事務事業の選択と集中
事務事業総点検の実施
2 予算編成プロセスの改善
3 成果志向による施策・事業の構築
4 PDCAサイクルによる施策・事業の推進
◆事務の適正化に見合った組織体制づくり
13ミッションに基づく組織の構築
14組織マネジメントの機能強化
◆質の高い行政サービスを提供できる人材の育成
23多様な行政課題に対応できる人材の確保
24人事評価と職員研修を活用した人材育成
25常時実践の中での意識改革(OJT)
◆行政経営の視点による事務改善の実施
15業務プロセスの見直し
16内部統制体制の整備
◆予算規模の適正化と歳入確保による財政規模の強化
5 財政運営目標の設定
6 補助制度の見直し
7 使用料・手数料の見直し
8 未利用財産の売却の推進
9 民間事業者の活力を生かすことを目的とした先行投資
◆多様な主体によるまちづくりの推進
17地域コミュニティの強化
18民間事業者との連携
◆市民ニーズに対応した組織の強化
26身近で利用しやすい行政サービスの推進
◆公共施設の再編整備
19「公共施設等総合管理計画」等に基づく全庁的なマネジメントの実施
◆特別会計・企業会計等の経営健全化
10水道事業の広域連携の推進
11下水道事務経営戦略に基づく取組の推進
12外郭団体等の適正運営の推進
◆アウトソーシング及び次世代行政サービスの導入
20アウトソーシングの推進
21指定管理者制度の適切な運用
22デジタル化の推進
◆ワーク・ライフ・バランスの推進
27働きやすい職場づくりの推進

 行財政改革の推進に当たっては基本方針①健全で持続可能な財政運営にある「事業評価に基づく事務事業の選択と集中」の取組項目、『事務事業総点検の実施』による各事業の評価がポイントになります。

 第2(平成22年度~平成26年度)及び第3(平成27年度~令和元年度)の行財政改革実施計画では事務事業評価の評価シート(→こちら)を公開するまでには至りませんでした。

 これまで何度も議会の予算・決算審査にあたって付属資料として提示することを求めましたが市役所内部の資料止まりでした。官民問わず、内部チェックは往々にして評価が甘くなりがちです。公表することで市民の皆さんからも様々な意見が提案され、『目からうろこ』のように行財政改革の一助になったのではないだろうか。(行財政改革審議会の委員も配布されていません。)

 現在策定中の行財政経営計画における『事務事業総点検の実施』のプロセスですが、限られた財源の中で効率的・効果的な政策を実行する財源確保という極めて重要な要素であり、そのための人材育成・確保に注力してほしい。

2018-estimate_plulation_etajima_20201210214601  左は国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」を参考にした江田島市の人口推移と推計のグラフです。

 日経ビジネス(2020.11.30 No.2068)の記事にあったのですが、平成7年(1995)と平成27年(2015年)の20年間の人口を比較して3割以上減った自治体は163あり、うち33は合併を経ても3割以上人口が減っている。江田島市は減少率で32位の30.2%減です。

※合併直後の平成16年(2004)12月の人口は30,980人であり、16年後の令和2年(2020)12月の人口は22,396人(→参考)で合併してからの減少率は27.7%。

 毎年500人余りの人口が減少しており、合併して20年後の2024年まであと4年です。いまの減少傾向では約2000人減少することになり、20,444人と仮定すれば減少率は34.0%になります。

 20年後の2040年の人口は、社人研の推計では現在より7,884人少ない12,560人(高齢化率46.2%)と予測されます。人口減少に伴う”まちづくり”をどう展開していくか、様々な観点からのアイデアだしが求められます。

 いまから20年後の将来人口を視野に入れた“未来の島づくり”をどう描くか、『次期(第3次)総合計画』(令和6年度策定見込み)のプロジェクトチームを組織し、市民の皆さんを交えた検討会を準備してもよいのではないか。

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2020年12月 9日 (水)

令和3年度に切串・三高保育園が認定こども園へ

晴れ時々くもり

 11月30日に開催された第10回全員協議会で執行部から保育園の認定こども園への移行について説明がありました。

2021-nintei_kodomoen_kirikushi_mitaka  左は12月3日の中国新聞から。江田島市では、『子ども子育て支援事業計画』に基づいて保育園施設の統合を含めた施設整備とすすめ、また、一時保育延長保育など保育サービスの充実を図っています。
 しかし、計画では、1号認定者(3歳以上で保育の必要がない子ども)が地区内の保育施設を利用できないなどの課題がありました。

 令和2年11月1日現在で、切串地区の1号認定者は鷲部地区にある『認定こども園えたじま』に通っています。この場合、保護者の送り迎えの負担があること、そして、切串地区の子どもは卒園後に切串小学校に入学します。

 同じ切串地区に住んでいても切串保育園の園児と小学校でようやく一緒になります。このような状況を改善することも移行理由のひとつです。

【移行施設及び名称】

令和2年度まで 令和3年度から
切串保育園 認定こども園きりくし
三高保育園 認定こども園みたか

 令和1年度から認定こども園では、各園において独自色のある幼児教育や保育を取り組むことで、入園先の選択肢を広げるとともに、市内保育施設全体の幼児教育の水準を高めていくことにしています。

 『認定こども園きりくし』、『認定こども園みたか』がどのような特色のある施設になるのか楽しみです。このたびの保育園から認定こども園への移行により、江田島市内の5保育施設はすべて認定こども園になります。

参考:他の3つの認定こども園の特色

認定こども園えたじま 恵まれた自然に親しむ保育
 広島県の「ひろしま自然保育」の認定を受け、自然体験活動を取り入れた保育を提供する。「自然の海」、「さとうみ科学館」、「青少年交流の家」等を活用し、海の生き物や海の仕組みを学び、“えたじまの海”を想う気持ちを育む。
認定こども園のうみ 豊かな心を育む保育
 地域との交流を深め、ふるさとを感じられる心の保育に取り組む。家庭菜園をはじめ、琴・太鼓などの伝統文化に触れ、食物を慈しむ心、食の大切さを感じられる心を身につけるとともに、地域への感謝の心を育む。
認定こども園おおがき 元気いっぱい健康な身体をつくる保育
 大柿高校、江田島市スポーツ推進委員協議会、江田島eスポーツクラブ等と連携し、子どもの体力づくりを進め、就学後の基礎体力づくりに繋げる。

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2020年12月 8日 (火)

R2年12月文教厚生常任委員会と行財政関連レク

2020128himawari_club_etajima   午後から文教厚生常任委員会の12月委員会に出席しました。このたびは能美町高田にある障害者就労継続支援A型事業所の現地視察でした。

2020128himawari_club_etahima2  新型コロナウイルス感染症対策もあり、事業所の外で就労が一部見えるところで簡単な説明を事業者からお聞きし、隣にある高田交流プラザで質疑応答及び意見交換をしました。

 この施設が開所されたことについて簡単にまとめると、障害者団体等からの要望があった就労継続支援A型事業所の誘致と旧高田保育園施設の利活用を検討した結果、平成29年(2017)6月に江田島市がプロポーザル方式で募集をして1事業者の申し込みがあり、審査の結果、ゴールズ株式会社が事業者に決定しました。

【参考】
2014.3.26 雨の一日(高田保育園の卒園式と閉園式)
2017.8.13 遊休施設を雇用の場へ

 江田島市からはプロポーザルで次の条件を提示しています。

補助金の交付  プロポーザルの要綱に基づき、設備投資費用3000万円の補助金を交付。なお、補助限度額は3000万円(補助率3/4)
対象物件  旧高田保育園とし、10年間無償貸与。なお、貸付期間は、平成29年(2017)8月31日から令和9年(2027)8月30日まで。

 平成29年10月1日から就労継続支援A型事業所 ひまわりくらぶ江田島(参考→H29年度就労支援活動収支報告)として、事業所定員20名(施設外利用の場合は40名まで利用可能)で事業開始されています。
 現在は江田島市内の19名が利用し、通勤には送迎バスが用意されており、また、支援する職員7名もすべて江田島市民ということで雇用の場の創出にも寄与しています。

 事業内容としては、広島県産果汁を原料としたシャーベットの製造(ブランド名:せとうちシャーベット)、食肉加工(せとうちハム)や県内食品企業のOEM(Original Equipment Manufacture、相手先(委託先)ブランド名製造)を受託し食品の製造をしています。新ホテルのリネン事業にも今後関わることを検討しているということでした。

 利用されなくなった公共施設の利活用を考える行政、就労先を得た利用者、事業者の3者だけでなく、地域の方々にとっても素晴らしい事例であり、今後も継続して発展されることを願っています。

 文教厚生常任委員会の終了後、総務部(総務課・財政課)から財政関連についての説明と意見交換が行われました。詳細については別に記しますが、本年度に策定予定の『第3次財政計画』及び『第4次行財政改革実施計画』を一本化して『行財政経営計画』(案)とし、”行政運営”から”行政経営”の視点で計画を策定する。

2020年7月14日 第4次行財政改革実施計画について(R2.7.14)

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議会運営委員会(R2.12.8)

晴れ時々くもり

 午前中は議会運営委員会に出席しました。主な協議内容は12月定例会の運営についてです。まず総務部長から上程される議案等の説明がありました。執行部側からは選挙1件、同意1件、諮問3件、議案10件を予定しています。

 その後、会期日程、意見書の採択の可否について協議しました。意見書については各種団体等から提出されたものを江田島市議会として国や県に提出すべき案件かどうかを協議します。(参考→請願と意見書について

 尚、このたびは市長選挙後初めて開催される定例会であり、初日には市長が2期目に向けた所信表明をします。それを受けて各議員からの一般質問ということになりますので、議案審議後の2日目以降に一般質問が予定されています。

会 期:令和2年12月15日(火)~12月25日(金)(11日間)
初 日:12月15日(議案など)
2日目:12月23日(一般質問)
3日目:12月24日(一般質問・発議)

【初日の議事日程】

*諸般の報告、会議録署名議員の指名、会期日程決定のあと市長所信表明があります。

番 号 案 件 名
選挙第 2号 選挙管理委員及び補充員の選挙について
同意第13号 公平委員会の委員の選任につき同意を求めることについて
諮問第 6号 人権擁護委員候補者の推薦について
諮問第 7号 人権擁護委員候補者の推薦について
同意第 8号 人権擁護委員候補者の推薦について
議案第90号 江田島市分担金等の督促及び遅延金徴収条例等の一部を改正する条例案について
議案第91号 江田島市認定こども園条例の一部を改正する条例案について
議案第92号 江田島市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第93号 江田島市火災予防条例の一部を改正する条例案について
議案第94号 令和2年度江田島市一般会計補正予算案(第6号)
議案第95号 令和2年度江田島市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第96号 令和2年度江田島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第97号 令和2年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算案(第4号)
議案第98号 令和2年度江田島市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第99号 令和2年度江田島市下水道事業会計補正予算(第3号)

議員発議することを採択された意見書は以下の通りです。

依頼者(団体) 題  名
広島県保険医協会 全ての医療機関への緊急財政措置を求める意見書(新型コロナウイルス感染症拡大による)
「軍事費を削って、暮らしと福祉・教育の充実を」国民大運動広島県実行委員会 子どもの医療費助成制度の拡充を求める意見書

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2020年12月 7日 (月)

新型コロナウイルス感染症患者の発生(3例目)

晴れのちくもり

2020127covid19_etajima 広島県によると、江田島市において12月5日に3例目の新型コロナウイルス感染症患者が確認されたことがわかりました。感染された方の一日も早い回復を祈っています。(→県HPの資料

 9月に2例目(→こちら)が確認されたときにも申し上げましたが、正確な情報に基づいた冷静な行動と、感染された方やそのご家族、さらにはその対応に当たっている医療従事者の皆様に対する偏見や誹謗中傷などは、厳に慎むことをお願いします。

2020126hiroshima-pref-covid19 11月の3連休(21~23日)以降、全国的に感染者数が増加しており、広島県内も昨日(12/6)は一日の確認数としては最多の60人が感染し、累計1085人(患者数271人)となりました。

 市民の皆さんも不安になっていると思いますが、ひとり一人ができる感染予防の徹底に心がけましょう。

2020.12.7 11:35受信
江田島市防災情報メールからの転記
【江田島市新型コロナウイルス対策本部】
 12月5日(土)本市での3例目となる新型コロナウイルス感染症患者が確認されました。現在のところ、濃厚接触者の感染は確認されていません。市民の皆様には、正確な情報に基づいた冷静な行動と、感染された方やそのご家族、さらにはその対応に当たっていただいております医療従事者の皆様に対します偏見や誹謗中傷などは、厳に慎んでいただくようお願いします。またつぎのことに注意して、感染防止対策の徹底をお願いします。
〇「他の感染拡大地域への往来に注意」
 感染が拡大している地域への往来は慎重に判断する。
〇「親しき仲にもマスクあり」
 感染事例からは、マスクを外すシーンが共通してみらる。
〇「休む勇気・休ませる配慮」
 医療機関・高齢者施設、職場でのクラスター発生の阻止。
〇「あなたの早期受診がみんなを守る」
 発症から判明までの日数が短ければ拡大しない可能性が高い。

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2020年12月 6日 (日)

海岸ごみ清掃&みかん狩り・ミニコンサート2020

晴れ
2020126-beach-cleaning-nagase 気持ちよく晴れた12月最初の日曜日。先日ご案内しました海岸ごみ清掃&みかん狩り・ミニコンサートに行ってきました。広島湾さとうみネットワーク(一社)広島湾地域資源ネットワークのコラボ企画です。

 新型コロナウイルス感染症対策として、受付での体温測定、マスク着用を心がけ、最小限での開催となりました。

 朝9時から長瀬海岸で広島市内、江田島市内のボランティアの皆さんで海岸清掃です。約1時間ですがボランティア用ごみ袋が約20袋になりました。同じ時間帯に江田島カヌークラブの皆さんも清掃活動をされていました。

*広島湾さとうみネットワークさんの投稿→こちら

 小さな活動かもしれませんが、このような活動の輪が広がることに期待したいですね。昨日も別の団体が入鹿海岸で清掃活動し、流木やプラスチックパイプを活用したクリスマスツリーを作ったそうです。(→フウドプロジェクト

2020126orange_kawanishi 2020126hanasaka_jijibaba  海岸清掃後には川西農園さんのミカン狩り。広島市内からも多くの皆さんがミカン狩りとミニコンサートに来られていました。
 江田島市内だけでなく、広島市内でも活動する『花咲かじじばば』さんのギターとオカリナの音楽で楽しいひとときを過ごしました。(ミニコンサートの様子→こちら

(追記)新型コロナウイルス感染症
 広島県の発表によると江田島市在住者1名が確認されたということです。これで3例目となります。(→こちら

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2020年12月 5日 (土)

能美海上ロッジの解体について

晴れ

 11月30日に開催された第10回全員協議会で執行部から能美海上ロッジの解体について報告がありました。

 当初は上部を取り壊し、1階デッキを残して新たな活用を含め検討していましたが、耐震補強工事に加え、安全対策や経年劣化による維持管理コストが見込まれ、また、海上施設であることから活用策が限られるうえ、新たな海域占用許可が必要になるため、全て取り壊す方針が決定しました。

 工事については、関係漁協から牡蠣の採苗シーズン(6月~8月)での工事は必ず避けてほしいこと、また、㈱レーサムから新ホテルオープンと重なることはマイナス要因になるため、開業後数か月の解体工事は避けてほしいとの要請があり、2ヵ年度で解体するスケジュールになっています。

【解体工事概要】

工 期 令和3年度下期~令和4年度(カキの種付期6~8月を除く)
工 法 汚濁防止膜を常設し、アスベスト除去を行ったあと、上部は重機による通常解体、下部は海域への影響を考慮したワイヤーソーによるブロック解体、基礎部は潮待ちによる解体とする。
工事費 概算2億5000万円程度

【今後のスケジュール】
 令和3年(2021) 7月 新ホテル開業
         11月 解体工事入札
         12月 契約同意議案提出
 令和4年(2022) 1月 解体工事着手
 令和5年(2023) 3月 解体工事完了

 執行部からの説明後に、議員からの質問として新ホテル周辺の整備についてこれまでどれだけ費用がかかっているのか、また、これからどれだけかかるのかとの質問に対し、後日、下記の回答がありました。

★新ホテル周辺関連事業費一覧(平成29年度~令和3年度)
 令和2年12月2日現在

年 度 事 業 名 事業費 内     容
H29年度 土地購入費 3667万円 新ホテル整備事業のため進入路側用地購入
物件補償費 137万円 事業用地購入に伴う果樹補償
R1年度 シーサイド温泉のうみ解体工事 3896万円 未活用施設のため解体
R2年度 新ホテル整備事業補助金 5億円 新ホテル整備に係る補助金上限額(R3年度繰越)
長瀬駐車場進入路工事 788万円 駐車場進入路付替部分
長瀬駐車場整備工事 7613万円 駐車場整備に係る工事(新ホテル・温泉・海水浴場併用)
R3年度 旧能美海上ロッジ解体工事 2億5070万円 海に影響の少ない工法による解体(R4年度継続工事)
新ホテル等整備事業用地周辺整備工事 200万円 新ホテル整備に伴う周辺工事費
合  計 9億1373万円  

 新ホテル建設に関する公募要項には、上限5億円の補助金措置以外にも支援策が盛り込まれています。温泉水の使用料を宿泊施設開業日から20年は無償とし、また、企業立地奨励条例に基づく企業立地奨励金及び新規雇用奨励金を交付することになっています。

Hot-spring-facility-maintenance-fee  温泉源に係る温泉井戸及び揚湯ポンプは江田島市が所有管理することになっており、揚湯管の洗浄、揚湯ポンプの定期交換及び修全は江田島市が実施することになっています。

 令和元年5月の文書質問(→こちらP9)に対し、令和元年~令和20年度の20年間の概算経費は8660万円を想定しているとの回答がありました。

 一方、企業立地奨励条例(→市HP)に基づく交付額としては、次のようになります。補助金、奨励金や諸々の経費を積み上げていくと、能美海上ロッジに替わる新ホテル誘致に対する江田島市の投資は10億円を超えることになります。(20年間で均すと年間5000万円余りの投資額)

奨励金の種別 奨 励 内 容
企業立地奨励金 新増設した産業施設等に係る固定資産税相当額を5年間,100%助成(限度額なし)
新規雇用奨励金 新増設した産業施設等に勤務する新規の常勤社員(市内居住)を雇用した場合,1人当たり50万円を助成(限度額2,500万円,1回のみ)
※当該産業施設等の操業を開始した日から1年経過後の最初の11日時点で6月以上市内に住所を有する者に限る

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2020年12月 4日 (金)

市町村別から付きカキの生産量(H16-H30)

晴れのちくもり

Oyster-top20-in-japan 左表は海面漁業生産統計調査(→こちら)のデータをもとに平成16(2004)年から平成30(2018)年の15年間における『から付きカキ生産量』の全国市町村トップ20をまとめたものです。

 平成23(2011)年3月11日に発生した東日本大震災により東北の産地は一時減少しましたが、近年は復活していることが分かります。一時、広島県内の牡蠣養殖業者が宮城県の産地に支援に行ったことを思い出します。

(参考)
 朝日新聞デジタル
 フリーアナウンサーのブログ
 Cnet Japan
 NHKアーカイブ

 これまで江田島市は呉市に次いで全国2位、そして平成29年には11年ぶりに日本一に返り咲いたという記事を書いていました。

 このたび表を作成して驚いたことは、平成21(2011)年の数字です。ご覧のように宮城県石巻市が1位となっており、江田島市は3位になっています。

Oyster-2009  それでは何故、呉市が平成20(2008)からカキ生産量10年連続1位(参考→その1その2 )といっていたのか、ということになりますが、左表をご覧ください。

 平成21年の「から付き」と「むき身」別の生産量です。おそらく生産量の基準として、当時は「むき身」を対象としていたのでないかという推測です。

 海面漁業生産統計調査を見ても平成24(2012)年から「むき身」の生産量の統計はありません。いまは「から付きカキ」を生産量の基準としていると考えます。

★参考HP→広島市水産振興センター

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2020年12月 3日 (木)

令和2年度第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS

晴れ時々くもり

 12月1日に令和2年度第1回「まち・ひと・しごと創生」市民ワークショップ(以下、市民WS)が開始されたことが市HPで公開されました。(→こちら

 江田島市総合戦略は「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、平成27年(2015)10月に江田島市における人口の現状と将来の展望をまとめた江田島市人口ビジョンと同時に策定され、5か年(平成27年度~令和1年度)の目標や施策の基本的方向・具体的な施策をまとめました。

 令和1年度(2019)までの期間であったため、昨年度、「第2次総合戦略」を取りまとめる予定で2回の市民WSを開催しました。

2019年 9月29日 第1回「まち・ひと・しごと創生」市民WS
2019年12月 2日 第2回「まち・ひと・しごと創生」市民WS

 本来であれば令和1年度に策定する予定でしたが、市民の声を反映させてより実効性のある戦略にするため、議論の時間が必要であることから第1次総合戦略の計画期間を1年延長し、市民ニーズを確認し、令和2年度(2020)に第2次総合戦略を取りまとめることになりました。(→市HP

 令和2年度に策定することになりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響だと思いますが、新年度になって9か月たってからの第1回の市民WSが開催されました。

 今回はこれまでの市民WSで出された意見を担当課で検討し、次期総合戦略(案)として取りまとめたものを示し、市民及び市担当職員から成る「しごと」、「子育て環境」、「健康寿命延伸」及び「定住促進」のチームごとにワークを行い、市職員が個々の重点取組項目を報告し、これに対する市民の意見を求めたそうです。

 今後の流れとしては、市民WSでの意見を参考にし、内部会議、有識者会議(参考→H30年第6回会議)、パブリックコメント等の手続を経て次期総合戦略が策定されます。

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2020年12月 2日 (水)

江田島市消防のNet119緊急通報システム

 江田島市のFacebook(→こちら)で知り、市HP(→こちら)を見ての投稿記事です。江田島市消防本部のNet119緊急通報システムについては、11月初旬、耳が聞こえにくい方からから聞いておりました。

 手話サークルの仲間の配慮で、消防職員さんがタブレットに登録していただいたということです。手話サークルの方、消防職員さんに感謝です。

 11月27日は手話相談員(市社会福祉課)の協力により説明会が開催され、登録者数が16人になったそうです。

 私も耳の不自由な方がいらっしゃったら、このシステムについて紹介させていただこうと思います。

Net119緊急通報システムとは
聴覚や言語に障害があり,音声による119番通報が困難な方を対象にして,スマートフォンやタブレットなどから,選択項目をタップし,文字を入力することで119番通報ができるシステムです。

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江田島市の目的別総観光客について2020

晴れ

Tourists-by-purpose2019 今回は広島県の統計資料(→こちら)をもとに作成した平成16年(2004)から令和1年(2019)までの目的別総観光客数について纏めてみました。

 統計でサイクリングの項目が入ったのは平成24年(2012)ですがサイクリングブームにのって堅調に推移しています。

 一方、温泉、海水浴・釣・潮干狩りといったところが平成16年(2004)の合併時からすると減少しています。温泉については、能美海上ロッジ・シーサード温泉のうみが閉鎖したことに伴うもので新ホテルが来年7月オープンしたら回復することに期待したい。

 海水浴・釣・潮干狩りは平成17年(2005)の7万9000人をピークに減少し令和1年(2019)には1万8000人まで落ち込んでいます。かつては潮干狩りで賑わっていましたが、現在、観光潮干狩りは休止中です。一時、市内漁協組合が市の補助金を活用してアサリの育成実証試験(調査事業委託事事業)を行っていますが、ビジネスに結びつくまでには至っていません。

2012年 5月14日 アサリ復活への挑戦
2012年10月20日 江田島を満喫
2013年 4月30日 アサリ復活に期待したい

 表の下にある海軍兵学校(海上自衛隊第1術科学校)ですが、呉の大和ミュージアムが平成17年(2005)にオープンして、海上自衛隊繋がりで数字は伸びたものの、その後は下降線を辿っています。呉市と観光分野で連携していますがマーケティングも必要です。

 余談になりますが、以前、人工芝グランドの整備を提唱したことがあります。江田島市総合運動公園のトラック内を人工芝化し、少年サッカーチームをターゲットに交流人口増加を目的とするものです。市長も1期目の公約(→こちら)に新たな人工芝グランドの整備を掲げていましたが、いまのところ実現化には至っていません。

2015年 6月19日 【私案】総合運動公園の人工芝化~財源編
2015年 6月20日 【私案】総合運動公園の人工芝化~施設編
2015年 7月 4日 サッカー交流 1日目
2015年 7月 5日 サッカー交流 2日目
2016年 6月26日 H28年・天然芝と人工芝の可能性
2017年12月 9日 H29年12月定例会一般質問の内容

【観光についての過去ブログ】
2020年1112江田島市の観光客について2020
2020年1116江田島市の観光入込客について

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報告(R2.12.2)

晴れ

 本日、東京地裁で開かれた克行氏の公判で検察側の証人として証言しました。明日の新聞各紙で取り上げられると思います。

 私の出処進退については、何らかの法的処分がはっきりした段階で結論を出したいと考えています。

2020年11月19日 令和1年収支報告書について

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2020年12月 1日 (火)

フウドの新たなチャレンジ

晴れ
201129fuudo 11月29日の中国新聞にシェアオフィス『フウド』についての記事が掲載されていました。地域おこし協力隊1期生の後藤峻さんが設立した一般社団法人フウドが新たな試みにチャレンジです。

 『フウド』はもともと沖美町時代に就業改善センターとして建設された公共施設。利用されなくなったセンターを平成29年(2017)に改修し、シェアオフィスにしたものです。

2017年7 7江田島市の西海岸にシェア・オフィス
2017年1018公共施設のリノーベーション~フウド(風海土)プロジェクト

 コワーキングスペースとして、昼間は島内外の利用者、夜は“ナイトフウド”を企画し島内の利用者の開拓をこれまでしてきました。移住希望者の相談窓口になったり、また、さまざまなイベントにも利用されています。広島県が進めるサテライトオフィス「チャレンジ・里山ワーク拡大事業」にも参画しています。

【サテライトオフィス関連過去ブログ】
2017年10月31日 サテライトオフィスの可能性
2018年 2月17日 中山間地域への地方オフィス誘致~県H30年度予算案
2018年 3月 8日 H30予算委(総務分科会)その2
2018年 4月18日 企業お試しサテライトオフィス事業
2018年11月 9日 江田島市サテライトオフィスお試しツアー
2018年11月27日 H30年第11全員協議会と議運(H30.11.27)
2019年 3月 6日 H31予算委(産業建設分科会)
2019年10月23日 サテライトオフィス誘致促進事業(R1.10)

【イベント関連過去ブログ】
2017年1224国際交流@フウド
2019年 323江田島市地域おこし協力隊第1期生卒業式
2019年 5月25日 五感で味わうイノシシ料理付トークライブ(facebook)
2020年 1253回フウド蚤の市
2020年 223コドモフウド主催イベント2020

 新型コロナウイルス禍で『新しい生活様式』が浸透し、テレワークも普及しているなかで、非日常的な『瀬戸内の島』で仕事をし、休みには自然豊かな江田島を満喫してもらおうと都市部の企業を中心に利用していただくという新たな試み。

2020年824新しい生活様式~リモートワーク2020

 江田島市をもっと知ってもらい、江田島市を応援していただける『関係人口』の増加を図ることも狙いのひとつ。先日取り上げましたが、来年(2021)1月末には、能美市民センターに東京の企業、バレットグループ社がサテライトオフィスを開設します。(→こちら

 政令指定都市広島市に近いという立地と自然豊かな環境、そして情報インフラ基盤が整っている強みを生かして『恵み多き、宝の島、えたじま』を盛り上げていきましょう。

【情報インフラ関連過去ブログ】
2012年10月24日 情報通信基盤整備事業のアンケート
2013年 2月 5日 平成25年第1回全員協議会 その1
2014年 2月13日 いよいよ光回線スタートへ

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