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2020年11月19日 (木)

牡蠣生産量の推移2020

晴れのちくもり
Oyster-top-4-h16h30 左表は海面漁業生産統計調査(→こちら)のデータをもとに作成した広島県内の主要カキ生産地の平成19年(2007)から平成30年(2018)までの収穫量です。

 江田島市はこの12年間で平成19年と平成29年の2回、全国1位の生産量に輝きました。その他の年も呉市と僅差で2位という状況です。

 意外と知られていないのが政令指定都市の広島市が全国3位の生産地であるということです。よくクイズを出すと宮島と答える方がいますが、廿日市市は全国4位の生産地です。

Oyster-etajima-share-h19h30 左表は江田島市、広島県、全国の生産量と江田島市の県内・国内シェアの変遷を纏めたものです。広島県は全国1位のカキ生産地で有名であり、約50~65%のシェアを占めています。そのうち江田島市のシェアは約15%ということになります。

 全国トップ4の呉市、江田島市、広島市、廿日市市はいずれも広島湾に面しており、太田川水系等からの豊富なミネラルによりカキの餌となるプランクトンが多く、海が穏やかで島や岬に囲まれている広島湾だからこそと言えます。(海上保安庁→HPイカダ情報PDF

 県内に約1万2,000台ある牡蠣イカダの75%の約9,000台が広島湾の中心に位置する江田島市の海域にあるといわれています。これから寒くなるにつれてカキも成長していきます。

 今年は新型コロナウイルス感染症により漁業も厳しい年とな.10.っていますが、速やかな収束を祈っています。

【牡蠣についての過去ブログ】
牡蠣採苗が不調(H26.10.4)
牡蠣採苗、順調に(H27.8.8)

全国2位、江田島市の『かき』(H27.10.2)
江田島市は牡蠣の生産地として1位?(H27.12.21)
牡蠣、幼生採取のメカニズムを探れ(H28.9.3)
「第2期江田島市水産振興ビジョン(案)」に対するパブコメ結果(H29.5.17)
広島県、牡蠣採苗の安定化にむけて(H30.1.23)
江田島湾で牡蠣養殖のAI実証実験(H31.2.6)

江田島市、カキ生産量 全国1位に返り咲く2019(R1.5.11)
江田島湾で牡蠣養殖lのAI実証実験 その2(R1.9.21)
児童、牡蠣養殖の最先端を学ぶ(R2.7.13)
かき生育不良、深刻(R2.1.31)
牡蠣水揚げ解禁日2020(R2.8.14)

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