« R2年度第1回民生委員推薦会 | トップページ | 江能准看護学院、令和4年3月末に閉校へ »

2020年11月 5日 (木)

R2年11月文教厚生常任委員会

晴れ

 午前中は文教厚生常任委員会の11月委員会に出席しました。このたびは子育てに関する施設の現地視察でした。執行部(担当部署)からの施設説明、施設を見学した後に質疑応答がなされました。

(1) 現地視察

ア にこにこハウス(子育て世代包括支援センター

 平成20年に開設された子育て支援センター(旧江南保育園→こちら)を現在地に新築移転し、昨年度に名称を子育て世代包括支援支援センターに変更しました。

 妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行うことを目的に、保健師・家庭相談員・子育て支援員を配置し、専門性を生かした子育てワンストップサービス拠点として開設しています。

 事業内容としては下記の通りですが、毎日、50~60人の親子連れが訪れ、「にこ♡にこひろば」を利用されています。

事業内容
1.妊婦や乳幼児の検診・助成・相談事業
2.保育園・認定こども園の入園相談、児童館の運営
3.交流の場の提供や子育てイベント
4.児童虐待対応・ひとり親家庭の自立支援

イ 認定こども園えたじま
 平成30年4月に4施設(江田島保育園、宮ノ原保育園、飛渡瀬保育園、認定こども園こよう)が統合し、新たに認定こども園えたじまとして新設されました。江田島市で最も大規模な保育施設となっています。(参考:H28保育施設の再編整備案

2020115sunahama  令和元年度から江田島市の3つの認定こども園がそれぞれ特色のある保育を実施しています。(下表を参照)

 左写真のとおり、園の近くに砂浜があることもあって、さとうみ科学館の協力も得ながら、海に関わる体験活動や出前講座を実施し、また、国立江田島青少年交流の家もご協力いただいて『恵まれた自然に親しむ保育』を実施しています。

江田島市の特色ある保育事業
 3つの認定こども園(えたじま、おおがき、のうみ)でそれぞれ特色ある園を目指し、子ども達が学びの楽しさを感じられる幼児教育にチャレンジし、生涯の基盤となる人間性を育む教育環境づくりに取り組む。

①認定こども園えたじま~恵まれた自然に親しむ保育
 広島県の「ひろしま自然保育」の認定を受け、自然体験活動を取り入れた保育を提供する。「自然の海」、「さとうみ科学館」、「青少年交流の家」等を活用し、海の生き物や海の仕組みを学び、“えたじまの海”を想う気持ちを育む。

②認定こども園おおがき~元気いっぱい健康な身体をつくる保育
 大柿高校、江田島市スポーツ推進委員協議会、江田島eスポーツクラブ等と連携し、子どもの体力づくりを進め、就学後の基礎体力づくりに繋げる。

③認定こども園のうみ~豊かな心を育む保育
 地域との交流を深め、ふるさとを感じられる心の保育に取り組む。家庭菜園をはじめ、琴・太鼓などの伝統文化に触れ、食物を慈しむ心、食の大切さを感じられる心を身につけるとともに、地域への感謝の心を育む。

(2)質疑応答および気づきについて
 2施設を見学した後、子育て包括支援センター会議室に戻り、担当部署との質疑応答や委員からの気づきについて発言がありました。(メモ書きをもとに記します。)

ア 子育て世代包括支援センター

Qにこ♡にこ広場の利用者は50~60人/日であるが、市外からの利用者は。

A昨年度は1万1191人の利用者のうち、市外からは延べ391人(3.49%)です。里帰り出産で利用される方もいます。

2020115kodomoen_etajima Q一部アスファルト舗装をしているが、施設の近くは砂利です。天気の悪い日に子どもを抱いて、物をもってる利用者にとっては大変。(アスファルト舗装してはどうか。)

A当初計画で海側を芝生、遊具広場やアスファルト舗装を検討していたが、全体的な見直しを検討しているところです。(利用者の要望ではありません。)

(参考)
 子育て世代包括支援センターと認定こども園えたじまがある場所は旧・江田島小学校跡地であり、国から用地を取得して建設しました。購入前に中国財務局(国)へ説明した計画(第117回国有財産中国地方審議会議事録利用計画図 )とは少し違った整備になっています。当初利用計画では学童・市民農園も整備することになっていました。(→H29年度予算案(その4)~福祉・保健

Q虐待相談などについて。

A情報(市民、警察、保育園等から)が入った場合は保護者との面談。

Q発達障害などについてのアドバイスは。

A年間約10回、“のびのび発達相談”をか開催している。

その他・・・ひとり親家庭の自立支援について

イ 認定こども園えたじま

Q発達障害などの対応は。

A保育士は研修を受けている。

その他・・・学童農園について

 子育て世代包括支援センターは立地により、利用する市民の住所地に偏りがあり、施設から一番遠い沖美町在住の利用者が少ない。支援員に聴くと大柿町に住む市民も場所が江田島町江南から江田島町中央に移転したことによって少なくなったとのことでした。

R1kssan_kobetuiken_kosodateshien  令和元年度決算に関する決算審査特別委員会報告書で、『平成31年度の予算審査の個別意見(要望事項)として、「センターを基幹拠点としてサービスを提供することに加え,サテライト機能の充実を図られたい」と意見しており、サービスの機会均等のためにも、サテライト機能の充実に注力されたい。』と個別意見(要望事項)を付しています。

|

« R2年度第1回民生委員推薦会 | トップページ | 江能准看護学院、令和4年3月末に閉校へ »

江田島市議会」カテゴリの記事

公共施設(建設・統廃合など)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« R2年度第1回民生委員推薦会 | トップページ | 江能准看護学院、令和4年3月末に閉校へ »