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2020年11月 6日 (金)

江能准看護学院、令和4年3月末に閉校へ

晴れ時々くもり

2020116-enou_school-of-nursing 11月6日の中国新聞から。江能准看護学院(運営:一般社団法人 江能医師連合会)が2021(令和3)年度の入学生募集を停止し、2022年(令和4)3月末で閉校を予定しているという記事です。

 同HP(→こちら)によると、10月5日付けで『本学院の事情により、2021年度(令和3年度)の入学生の募集を中止することを決定いたしましたので、お知らせいたします。』と掲載されています。

 1969年(昭和44)に能美町中町に設立された江能準看護学院(現在、定員は1学年25人で2学年の計50人)ですが、生徒数の減少や2022(令和4)年度から看護教育の新カリキュラム実施に向けた教員の増員や設備投資等の諸課題がこのたびの決断要因とあります。

 これまで約900人の卒業生を送り出し、地域医療機関や福祉施設の担い手として地域医療を支えて頂きました。大柿町内だけでも6つの病院・医院があったと思います。

 私の記憶では、小学生の頃は、同級生のお母さんが学院に通って地元の医療機関で看護師として働いていたことが思い出されます。子育てに一区切りついたママさんが准看護学校で学び、地域医療機関で働くという時代だったのでしょう。その当時(昭和50年代)の准看護学校は旧飛渡瀬中学校校舎を利用していたと記憶しています。

【参考】
 Wikipedia 大柿中学校
 江田島って・・・どんなとこ?(飛渡瀬中学校跡の碑)

 10年近く前(若しくはそれ以上前からかもしれませんが)から、男性も看護師を目指して同学院で学ばれるようになってきました。市内の医療機関等でも男性看護師をよく見かけるようになりました。

 実際、私の同級生も同学院を卒業して医療機関で働いています。島嶼部としては医療機関の多い江能地区にとって、看護師育成を担う大切な教育機関であったと思います。

 時代の流れとはいえ、少し寂しい思いもします。学院が無くなって、将来的に地域医療機関や福祉施設の働き手が不足して困ることがないことを祈ります。

江能準看護学院の沿革(HPより抜粋
昭和44 3月  江能准看護学院を広島県佐伯郡能美町大字中町2279番地に
       設立 修業年限2年、定員各学年20
昭和44 3月 江能准看護学院を准看護婦養成施設として知事指定
平成46 2月 社団法人江能医師連合会設立総会
昭和46 3月 社団法人江能医師連合会設立許可
昭和46 9月 安芸郡江田島町字中合30262番地に移転
昭和4610月 江能准看護学院を各種学校として認可
昭和52 9月 佐伯郡大柿町字飛渡瀬4027番地の2に移転
平成 211月 安芸郡江田島町字ツヅラ5109番地に新校舎建設移転
平成 3 3月 定員50(各学年25)となる
平成 6 2月 安芸郡江田島町秋月二丁目482
        (
住居表示に関する法律による地番変更)
平成1611月 江田島市江田島町秋月二丁目482
        (
市町村合併による所在地表示の変更)
平成243月 社団法人江能医師連合会から一般社団法人江能医師連合会
       として移行認可

 

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