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2020年10月16日 (金)

ガバメント・クラウドファンディング@呉市

晴れのちくもり

 以前、自治体が行うクラウドファンディング(八尾市HP→ガバメント・クラウドファンディング)についてブログで取り上げたことがあります。(→2017.8.31ふるさと納税とクラウドファンディング

 お隣の呉市では、平成30年度から「呉であれば何かチャレンジできる」という創業機運の醸成を図り、地域経済の活性化を担う起業家を一人でも多く輩出するために、「起業家支援プロジェクト」を実施しています。(→呉市HPひろしま創業サポートセンター事例:無人運営型コワーキングスペース『ブシツ』

 ビジネスコンテストで選ばれた事業について、必要な資金について呉市がクラウドファンディング型ふるさと納税を募集し、集まった金額を事業者(申請者)に交付しています。

20201014kure_crowdfunding-support  また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内の事業者のクラウドファンディングを活用した事業継続に向けた取組も応援しています。応援の内容としては以下の2点です。(→呉市HP募集要項

1 クラウドファンディング利用手数料に対する「補助金」
2 クラウドファンディングで調達した金額に連動した「奨励金」

 2017(平成29)年3月から11月まで広島県が中山間地域の活性化を図るために展開された『ひろしま さとやま未来博2017のココロザシ応援プロジェクト』の「地域&高校共催の第一弾企画」として開催した『柿高フェスタ2017』。

 私も一市民(当時は議員ではありませんでした)として、県立大柿高校を盛り上げたいという思いでその年の5月に志を同じくする仲間と『柿高フェスタ2017実行委員会』を立ち上げ、毎月1~2回の打ち合わせをしていきました。

 市や県の補助金も頂きましたが、少し足りないところをクラウドファンディングに挑戦しました。(→プロジェクトページ)委員会で担当することになり、運営事業者と何回か電話会議を重ねながら、ページ構成を練り、また、返礼品を提供する企業と交渉し、何とか立ち上げました。

 初めてのことであり、ドキドキしながら、また、支援していただけるだろうかと不安に陥ったこともありました。しかしながら、ふたを開けると多くの皆様のご支援により資金調達することが出来ました。ただ、利用手数料(集まったお金の20%程度、50万円集まると10万円の手数料)や返礼品代金(送料含む)もあり、募集金額の半分くらいが実際に手元に入りました。

 クラウドファンディングでは運営会社への手数料が利用者にとって負担となり、また、寄付者もふるさと納税のような控除額がないので返礼品の内容で判断することもあります。

 ふるさと納税を活用したガバメント・クラウドファンディングでは、利用手数料を行政が負担し、また、寄付者も2,000円を引いた額の税の控除(還付)というメリットもあり、利用者と寄付者の双方にとってより良い環境になります。

 江田島市が利用するふるさと納税を掲載するポータルサイト「ふるさとチョイス」(→江田島市のコーナー)でも自治体による特定プロジェクトのクラウドファンディングが掲載されています。(→こちら

 いま江田島市内では市民のみなさんが日々様々な活動をしています。起業したいという市民の背中を押すこと、そして、地域の活性化に繋がるという点で、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで応援する仕組を是非とも作ってほしい。若しくは、ふるさと納税制度を活用しないとしても運営事業者への利用手数料額の補助金制度も検討してはどうだろうか。(参考→藤枝市HP各自治体の助成制度

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