クレアライン、4車線化への動き
晴れ
8月19日の中国新聞から。呉市、広島市、廿日市市、江田島市、熊野町、坂町の4市2町が広島呉道路(クレアライン)の早期4車線化に向けて8月18日に広島呉道路建設促進期成同盟会を設立し、会長として選ばれた呉市長がネクスコ西日本中国支社長に要望書を手交したという記事。
まだ記憶に新しいことですが、平成30年(2018)7月豪雨災害でクレアラインの一部区間が崩落し(→参考)、84日間にわたって通行止めが続きました。
当時を思い起こすとJR呉線も不通となり、広島~呉の通勤・通学等に多大な影響を与えました。(参考→JR呉線の再開時期)
広島からは呉港まで船で通勤する人、また、呉からは広島行の船を利用したり、江田島・小用港を経由する通勤・通学者で混雑していました。呉港~広島港ではフェリー・スーパージェットで移動するビジネスマンも多くいたことを思い出します。(→2018.7.11西日本豪雨による交通と水への打撃)
呉市を取り巻く幹線道路が寸断され、生活に関する物流も麻痺し、海上自衛隊の輸送艦「しもきた」が、ガソリン、軽油を輸送するためタンクローリーを宇品港から呉基地まで輸送したり、民間企業が小型フェリーを利用して食料品等を積載したトラックを呉港まで輸送していました。(左写真)
このたび4車線化の早期実現を要望する区間は、呉インターチェンジから坂北インターチェンジまでの対面通行区間12.2kmで、実現すれば広島呉道路の全線が4車線になります。(参考:呉市HP公開資料の抜粋、全部)
期成同盟会は災害に強い道路ネットワークと広域的な観光振興のためには早期の4車線化が必要だとし、会長の呉市長は、『産業面、観光面で大きな効果が期待される。呉だけじゃなくて江田島も熊野も広島都市圏全体で大きな効果がある。』とのコメントを発しています。
先日も書きましたが、呉市との連携強化により広島湾岸エリアの活性化に繋がります。(→2020.8.18半島地域の連携を考える)
尚、国は昨年3月に広島呉道路の4車線化を決定していますが完成時期は未定です。事業費は730億円の見込みで、現在、現地調査や設計が行われています。(参考→日経ニュース)
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